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おこぼれ話53 リョーマ~!後ろ~!

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奇跡のダイヤモンドプレート入手から数週間後、あれからコロコロでもギガドラゴンの情報が解禁され、誰もがその姿と名前を知ることとなり、僕のみんなにギガドラゴンの存在とその姿を伝えるという役目(というかただの自慢)は終わった。
セイタくんにもしっかり拝ませ、僕は再びプレート集めの平和な日常へと戻っていった。
しかしそんな中発売されたペン問ファンブック2を読んでいると衝撃の記事が待っていた!

「ダイヤモンドよりレア!ジュースプレート!」
…プレートの裏面にはハンバーガーを持ったベッカムのイラストがロゴとともに描かれている。
だが、5弾の「眠るプリンセスベッカム」というプレートの一部の裏面にはハンバーガーではなく紙カップのジュースを持ったベッカムが描かれているものがまれに存在し、それは自分がやっとの思いでゲットしたあのダイヤモンドプレートよりレアだというのだ!
裏面なんてどれも同じと思っていたから気にしたことはなかった。それがメーカーの狙いなのだろう。だが眠るプリンセスベッカムはギガドラゴンより前に入手済みだ。僕は急いでファイルを開き、手持ちの眠るプリンセスベッカムのプレートの裏面を確認した。

「眠るプリンセスベッカムは…あった!裏面は…!ジュース持ってる!」
なんと僕はダイヤモンドプレートより前にそれ以上のレアのプレートを入手していたのだ!
もちろん翌日には学校で自慢しまくり、友達が家に来た時には見せびらかしまくりなのは言わずもかな。
それからというものの、僕はプレートの裏面を気にするようになったとさ…
ちなみに僕が入手したジュースプレートはこれを含めて計2枚。ダイヤモンドプレートも2枚持ってたが、こちらは片方は市販のセットで入手したヤツだったのに対し、ジュースプレートの2枚は自力で入手。あこがれのダイヤモンドプレートより多い数を自力で入手していたのだ!

…それにしても誰もが気にしないであろう裏面に仕掛けを仕込むとはメーカーもよく考えたものだ。
あの頃ペン問プレートで味わった好奇心が今の自分の創作活動の地となり肉となっているといっても過言ではない。
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