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おこぼれ話18 梅干し食べてリョーママン
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2年生の冬休み、僕は家族で定山渓のあるホテルに日帰り入浴に行くこととなった。
そのホテルは当時プールがリニューアルされたばかりで前々から行きたく、夏休みにいとこと泊まる計画もあったのだがその時は予約が取れず断念。今回日帰りの形だが念願のプールに入れるといったところだ。
車での移動中から、僕は超絶ノリノリ気分であった。
移動は決して短くないが、楽しみな気持ちに比べたら全然苦にならない。
だがカーブの多い山道に突入したとたん、僕の体調に異変が…
「やべえ…なんか吐きそう…母ちゃん袋ある…?…オエーッ!!」
ハイ、思いっきり酔いました。ぼくは2年生になったころかななぜだか急に山道やカーブに弱くなり、酔いやすくなってしまっていのだ。出かける前に酔い止めを飲んでいくことも多かったのだが、この日は飲み忘れてしまっていた…
だが目的地までもう少しのところまで来ていた。ここで引き返すわけにはいかない。ずっと楽しみにしてきたのだから。
吐いた直後、ちょうど通り道にあったコンビニへ。
そこで母は僕を救う救世主となるアイテムを買ってきてくれた。「梅干し」である。
少しでもすっきりすればと思って買ってきてくれたのだ。
だがこの時点で僕は梅干しを食べたことがほとんどなかった。というか酸っぱいものへの抵抗感が多少なりともあったのだ。
だが少しでも体調を回復させるためにと思い、僕は一粒口にした。
「ああ、酸味とさわやかさでだいぶ胃が楽になっていく…」
梅干しのおかげで、僕の体調は無事回復。車は再び目的地へと進んでいく。
そしてホテルに到着。それ以降は酔いがぶり返すことなく、念願のプール、そして温泉を堪能することができた。
ありがとう梅干し。君が僕を救ってくれたおかげで僕は酸っぱいものが好きになったよ。(今は超大好き。梅もおにぎりの具の中で5本の指に入るほど好き)
僕は冬休みの宿題の思い出の作文にこの時のことを書いた。もちろん梅干しのこともね。
そして3学期が始まって数日たってからM田先生がクラス全員分の作文を何日間かかけて朗読してくれてたのだが、僕の作文が読まれたときには梅干しのくだりでクラス中の大爆笑をかっさらってしまった。こっちの苦労も知らずに…あんときゃ大変だったんだぞ!と思いながらも僕は笑いながら受け入れていた。
そして読まれ終わった直後、あるクラスメイトから「リョーマってまるで”梅干し食べてスッパマンじゃねーか!」なんて言われたりもした。
ところでクラスメイトのリュウくんは筋金入りの梅好きなのだが、僕は彼が干し梅をうまそうに食べるたびに梅の何がいいんだがわからなかった。
だが上記のように今回の件で梅のすばらしさを身で感じた。
リュウくん、僕もあの日梅のすばらしさに気づくことができたよ。
あれから15年たった今では上記の通りすっかり梅好きになった僕であった。
そのホテルは当時プールがリニューアルされたばかりで前々から行きたく、夏休みにいとこと泊まる計画もあったのだがその時は予約が取れず断念。今回日帰りの形だが念願のプールに入れるといったところだ。
車での移動中から、僕は超絶ノリノリ気分であった。
移動は決して短くないが、楽しみな気持ちに比べたら全然苦にならない。
だがカーブの多い山道に突入したとたん、僕の体調に異変が…
「やべえ…なんか吐きそう…母ちゃん袋ある…?…オエーッ!!」
ハイ、思いっきり酔いました。ぼくは2年生になったころかななぜだか急に山道やカーブに弱くなり、酔いやすくなってしまっていのだ。出かける前に酔い止めを飲んでいくことも多かったのだが、この日は飲み忘れてしまっていた…
だが目的地までもう少しのところまで来ていた。ここで引き返すわけにはいかない。ずっと楽しみにしてきたのだから。
吐いた直後、ちょうど通り道にあったコンビニへ。
そこで母は僕を救う救世主となるアイテムを買ってきてくれた。「梅干し」である。
少しでもすっきりすればと思って買ってきてくれたのだ。
だがこの時点で僕は梅干しを食べたことがほとんどなかった。というか酸っぱいものへの抵抗感が多少なりともあったのだ。
だが少しでも体調を回復させるためにと思い、僕は一粒口にした。
「ああ、酸味とさわやかさでだいぶ胃が楽になっていく…」
梅干しのおかげで、僕の体調は無事回復。車は再び目的地へと進んでいく。
そしてホテルに到着。それ以降は酔いがぶり返すことなく、念願のプール、そして温泉を堪能することができた。
ありがとう梅干し。君が僕を救ってくれたおかげで僕は酸っぱいものが好きになったよ。(今は超大好き。梅もおにぎりの具の中で5本の指に入るほど好き)
僕は冬休みの宿題の思い出の作文にこの時のことを書いた。もちろん梅干しのこともね。
そして3学期が始まって数日たってからM田先生がクラス全員分の作文を何日間かかけて朗読してくれてたのだが、僕の作文が読まれたときには梅干しのくだりでクラス中の大爆笑をかっさらってしまった。こっちの苦労も知らずに…あんときゃ大変だったんだぞ!と思いながらも僕は笑いながら受け入れていた。
そして読まれ終わった直後、あるクラスメイトから「リョーマってまるで”梅干し食べてスッパマンじゃねーか!」なんて言われたりもした。
ところでクラスメイトのリュウくんは筋金入りの梅好きなのだが、僕は彼が干し梅をうまそうに食べるたびに梅の何がいいんだがわからなかった。
だが上記のように今回の件で梅のすばらしさを身で感じた。
リュウくん、僕もあの日梅のすばらしさに気づくことができたよ。
あれから15年たった今では上記の通りすっかり梅好きになった僕であった。
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