リョーマ伝～小学生編～

おこぼれ話17 雪の中の秘密基地

2年生の3学期、課外授業として公園で「雪の秘密基地」をつくることとなった。
わかりやすく言うと「かまくらのDX版」といったところか。かえってわかりにくかったら申し訳ない。

まずは雪を掘ったり固めたりして座れるようなスペースを作り、その後、ブルーシートの屋根を張る。
その後、内装を雪玉で飾り付けたりして班ごとにオリジナリティーあふれる秘密基地を作るのだ。
僕はインテリアとして「ゲームのコントローラーとカセット」を作った…
といってもそこらへんに転がっていた雪の破片の中からなんとなくコントローラーぽいのとカセットぽいのを見つけて基地内に並べただけだがｗ
正直言って、それ以外の作業では僕はいらない子だったとさ…

基地が完成した後はそのコントローラーとカセットを使ってエアゲーム…
他の班の子が来てもいじりまくりだった。
でも、ぼくも他の班の基地にお邪魔することもあった。
でも、正直ときめくようなものではなかった。
ある意味自分のコントローラーとカセットのゲームセットこそがときめくポイントだったのかもしれない。

そして基地が完成した後はM田先生がハイチュウをくれたのが嬉しかった。
学校生活の中で合法的にお菓子を食べられること自体貴重だからね…