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おこぼれ話1 パソコンにも好き嫌いがあるの巻
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さて、前回お話しした通り今回から「こぼれ話」の時間とさせていただく。
そこそこ長くなるかもしれないがしばしお付き合い願いたい。
今回は1年生の1学期の終わりの話をしよう。
1学期の終わりのある日、先生はあるDVDを教室で流してくれた。
そのDVDは「1学期の様子」というタイトルで、その名の通り1学期の僕たちの様子をまとめたスライドショー形式のもので、1組・2組両方の生徒の写真が入っている。本来はこの数日後におこなわれる懇談会にて保護者向けに上映するものであるが、それに先駆け生徒たちに先行公開という形となった。
先生からは「このことはおうちの人にはナイショだよ」と言われたが口の軽い僕は帰宅後すぐにしゃべってしまった。母からも「言っていいの~?」なんて言われた。
DVDのオープニングは大塚愛の曲に合わせてチェック柄のように均一に並んだ生徒ひとりひとりの顔写真が入れ代わり立ち代わり表示されるというものだ。
自分の写真が出た瞬間は「おし!」と思わず心の中で叫ぶが、画面から消えると「あ~」となってしまった。
続いて入学式の様子に始まり授業や休み時間の様子などといった日常風景を映し、最後は多目的室での給食の様子を映すが、多目的室給食のパートでは僕たち1組の生徒ばかりが映ってたため冒頭で「1組ばかりですいません」とのテロップが流れ、クラス中の笑いを誘った。
DVDでは全体的に僕も結構映っていてうれしかった。
懇談会から数日後、今回のDVDを希望者全員に配布することがプリントにより伝えられる。
希望する家庭はプリントの記入欄にサインをし、生徒がデータの入ってないDVD-Rと一緒に渡し、先生がパソコンでそのDVDに映像を焼いて生徒に返却するという形式で配布が行われる。
僕の両親も欲しいということだったのでDVDを先生に渡した。
その数日後、DVDが生徒に渡される日。
先生がひとりひとり名前を呼ぶ形式で手渡した。
そして僕の名前が呼ばれ、DVDが返される…しかしここであることに気づく。
「アレ?渡したDVDこんなんだっけ?なんか違うような…」
その直後に先生から説明が…
「リョーマが渡してくれたDVDだけど、キミに給食の好き嫌いがあるように、パソコンにも好き嫌いがあるんだ。先生のパソコンはリョーマのDVDが好きじゃないみたいだったから先生の手持ちのDVDに入れることにしました。おうちの人にもメモを書いておいたから…」
…ちょっと余計なことも言われたが、どうやら僕が渡したDVD-Rが先生のパソコンに対応してなかったようだ。
DVDケースに入ってたメモにもその旨の保護者向けの説明が書かれていた。
それにしても「好き嫌い」とはうまく言い換えたものだ。この年代の子だと「対応してない」と言われるとピンとこない子も多いだろうからな…
僕はこの日、パソコンによって対応していないディスクや周辺機器が存在することを知った。
その夜、我が家でさっそくDVD鑑賞。
僕が登場すると一家で盛り上がり、「1組ばかりですいません」では一家で爆笑した。
家族団らんのきっかけとなる映像を作ってくれて先生方に感謝!
そこそこ長くなるかもしれないがしばしお付き合い願いたい。
今回は1年生の1学期の終わりの話をしよう。
1学期の終わりのある日、先生はあるDVDを教室で流してくれた。
そのDVDは「1学期の様子」というタイトルで、その名の通り1学期の僕たちの様子をまとめたスライドショー形式のもので、1組・2組両方の生徒の写真が入っている。本来はこの数日後におこなわれる懇談会にて保護者向けに上映するものであるが、それに先駆け生徒たちに先行公開という形となった。
先生からは「このことはおうちの人にはナイショだよ」と言われたが口の軽い僕は帰宅後すぐにしゃべってしまった。母からも「言っていいの~?」なんて言われた。
DVDのオープニングは大塚愛の曲に合わせてチェック柄のように均一に並んだ生徒ひとりひとりの顔写真が入れ代わり立ち代わり表示されるというものだ。
自分の写真が出た瞬間は「おし!」と思わず心の中で叫ぶが、画面から消えると「あ~」となってしまった。
続いて入学式の様子に始まり授業や休み時間の様子などといった日常風景を映し、最後は多目的室での給食の様子を映すが、多目的室給食のパートでは僕たち1組の生徒ばかりが映ってたため冒頭で「1組ばかりですいません」とのテロップが流れ、クラス中の笑いを誘った。
DVDでは全体的に僕も結構映っていてうれしかった。
懇談会から数日後、今回のDVDを希望者全員に配布することがプリントにより伝えられる。
希望する家庭はプリントの記入欄にサインをし、生徒がデータの入ってないDVD-Rと一緒に渡し、先生がパソコンでそのDVDに映像を焼いて生徒に返却するという形式で配布が行われる。
僕の両親も欲しいということだったのでDVDを先生に渡した。
その数日後、DVDが生徒に渡される日。
先生がひとりひとり名前を呼ぶ形式で手渡した。
そして僕の名前が呼ばれ、DVDが返される…しかしここであることに気づく。
「アレ?渡したDVDこんなんだっけ?なんか違うような…」
その直後に先生から説明が…
「リョーマが渡してくれたDVDだけど、キミに給食の好き嫌いがあるように、パソコンにも好き嫌いがあるんだ。先生のパソコンはリョーマのDVDが好きじゃないみたいだったから先生の手持ちのDVDに入れることにしました。おうちの人にもメモを書いておいたから…」
…ちょっと余計なことも言われたが、どうやら僕が渡したDVD-Rが先生のパソコンに対応してなかったようだ。
DVDケースに入ってたメモにもその旨の保護者向けの説明が書かれていた。
それにしても「好き嫌い」とはうまく言い換えたものだ。この年代の子だと「対応してない」と言われるとピンとこない子も多いだろうからな…
僕はこの日、パソコンによって対応していないディスクや周辺機器が存在することを知った。
その夜、我が家でさっそくDVD鑑賞。
僕が登場すると一家で盛り上がり、「1組ばかりですいません」では一家で爆笑した。
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