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記録ノ134 悪夢も発熱も学年閉鎖もあるんだよ

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2月上旬のある日の金曜、僕は悪い夢を見た。
突然高熱が出て、翌日予定していた外出ができなくなるという夢だ。
実際この翌日の土曜に出かける予定があって前々から楽しみにしていたのだ。
この夢が現実のものとなってしまったらどうしようという気持ちで心の中がいっぱいいっぱいだった。
ましてやこの当時インフルエンザが流行中であった。

しかしその日はいたって元気であった。
授業は普通に受けていたし、休み時間も普通に過ごしたし、給食だってきちんと食べた。体調不良の気配は一切なかった。5時間目が始まるまでは。

この日の最後の授業である5時間目は僕の大嫌いな算数の授業だ。
授業が始まって5~10分経過したあたりで、なんだか顔が熱く感じ、体も倦怠感に襲われる。
「まさかあの夢が現実になったというのか…だが病は気からともいう。これは嫌いな算数が原因のストレス症かもしれない。」
出かけられなくなるのがイヤで風邪をひいたということを認めたくなかった僕は何とか頑張って授業を受けようとした。

しかしそれからさらに数分経過後、自分の体調は余計悪化し、体を起こすのも辛い状態に陥る。
僕は潔く保健室に行き、保健室の先生との相談の結果、帰りの会の前に早退し、病院に行くこととなった。
診断の結果、「インフルエンザ」だったことが判明。僕は数日間の自宅療養となった。
帰宅後、その日はずっと食欲もなく布団に入っていた。
ドラえもんもしんちゃんも布団から観ていた。
出かけられない悔しさもあったが、卒業を控えた時期でのインフルという悔しさもあってその日は布団で何度も泣きそうになった。

それから3日後の月曜。まだ体調は回復しきらずその日もほとんど布団に入っていた
その日の夕方、電話で学年中でインフルによる欠席者が続出したため、翌日からその週いっぱいの学年閉鎖になることが伝えられた。小学校生活2度目だ。
前回は大喜びだった学年閉鎖。しかし今回は自分がその原因のひとりとなったので喜ぶことはできない。
4年生の時に学年閉鎖を喜んでバチが当たったのか…と思った。
結局僕の体調が完全回復したのはそれから2~3日後の話であった…
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