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記録ノ120 函館修学旅行騒動記~夜景と露天なしの夜~
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夕飯が終わった後、我々はバスに乗って夜の函館山へ。
夜の函館山といえばそう、夜景だ。日本三大夜景のひとつに数えられる北海道を代表する観光スポットだ。
山頂に向かうバスの車内。バスガイドさんによって山道を進む中で道中の夜景をきれいに見せるために車内の電気が消された。
その瞬間、車内からは女子を中心に「キャー!」という悲鳴が上がっていた。
中には数日前にTVで観た怖い話を思い出して余計恐怖が倍増したと言う子もいた。
だが僕は車内の電気が消えることは一切怖くなかった。その理由は後で説明するとしよう。
そんなこんなで山頂に到着。山頂にはTVアンテナがたっていて、それを観てテンション上がっていた子もいた。僕もその一人だ。
肝心の夜景ももちろん堪能した。そして函館の夜景にはカタカナで「ハート」と書かれているように見える部分があり、それを見つけると幸せになれると言われている。
僕も一生懸命目を皿にして探しまくったが、どこにも「ハート」は見つからなかった。
というか最初は図形のハートに見える部分があると思っていた。
結局ハートは見つからず、僕は函館山を後にした。(後に修学旅行の写真販売の時にようやく見つけた)
帰り道でもバスガイドさんが出発直後に「この後また車内を暗くするからね…」とホラー口調で予告し、バス車内の照明が消された。案の定、女子からの悲鳴が上がった。
ホテルに戻ったら入浴の時間。しかし僕は入浴がつらくて悔しくて仕方なかった。
なぜかって?それは1カ月ほど前、最初に修学旅行のしおりが渡された日にさかのぼる。
「え~函館山から戻った後に入浴の時間となりますがここで男子の皆さんに悲しいお知らせがございます。
男子の大浴場には露天風呂がございません!」
…その瞬間、全男子から「え~?」の声、全女子から「やった~!」の声が上がった。
このホテルの大浴場は日替わりで男女の浴場が入れ替わる形式で、片方が露天風呂あり、もう片方がなしなのだ。
そして不幸にも僕たちがとまる日は男子のほうが露天風呂なしというワケなのだ。
しかし入浴時間は予想したよりも楽しいものであった。
やっぱりホテルの風呂は広くて種類があって楽しい。さらに浴場の窓からは津軽海峡を見渡すことができ、その案内板も設置されていた。
津軽海峡…その単語を聞いただけで僕は函館に来たんだと実感した。北海道で最も本州に近い場所、函館に…
そして風呂上りはお楽しみのジュースタイム。僕は迷わずコーラだ。風呂上りは牛乳もいいけど炭酸も染みるぜ!
ちなみに寝る前だというのに缶コーヒーを飲んでいたK田くんという猛者もいた。先生からは「別に飲むのは自由だけど状況をわきまえて…」なんて言われていたが。その後彼は無事眠れたのだろうか?
まあコーラもカフェインは言ってるから僕も人のこと言えないけどさ!
入浴後の自由時間、僕は実はこっそり漫画を持ってきており、友達にも貸したりしてみんなで回し読んだ
もちろん先生が来たら慌てて座布団の下に隠した。何とかばれずセーフ。
そして就寝…しかし僕は暗い部屋で寝るのが怖かった。いつも家では豆電球をつけて寝ているからだ。
ではさっきバスの電気消すのは怖くなかったのに、なぜ部屋の電気を消すのは怖いのか?それはバスの場合、車内の電気は消せども、街頭の明かりはある。だから怖くない。だが部屋の場合一切の明かりはほとんどない。だから怖いのだ。
案の定、僕は眠れなかった。僕だけじゃない、ケイちゃんとアヤタくんもだ。
なんとか頑張って寝よう…そう思っているうちに僕はいつの間にか夢の中…
僕が眠った後も2人はまだ寝れなかったらしく、2人曰く先に寝ていたシュンくんとセイタくんが「遺跡の封印を解く暗号…」とか言う謎の寝言を言ってたらしい。
そんなこんなで夜も明けて、いよいよ2日目…そして札幌に帰る日だ。
次回、修学旅行編堂々完結!
夜の函館山といえばそう、夜景だ。日本三大夜景のひとつに数えられる北海道を代表する観光スポットだ。
山頂に向かうバスの車内。バスガイドさんによって山道を進む中で道中の夜景をきれいに見せるために車内の電気が消された。
その瞬間、車内からは女子を中心に「キャー!」という悲鳴が上がっていた。
中には数日前にTVで観た怖い話を思い出して余計恐怖が倍増したと言う子もいた。
だが僕は車内の電気が消えることは一切怖くなかった。その理由は後で説明するとしよう。
そんなこんなで山頂に到着。山頂にはTVアンテナがたっていて、それを観てテンション上がっていた子もいた。僕もその一人だ。
肝心の夜景ももちろん堪能した。そして函館の夜景にはカタカナで「ハート」と書かれているように見える部分があり、それを見つけると幸せになれると言われている。
僕も一生懸命目を皿にして探しまくったが、どこにも「ハート」は見つからなかった。
というか最初は図形のハートに見える部分があると思っていた。
結局ハートは見つからず、僕は函館山を後にした。(後に修学旅行の写真販売の時にようやく見つけた)
帰り道でもバスガイドさんが出発直後に「この後また車内を暗くするからね…」とホラー口調で予告し、バス車内の照明が消された。案の定、女子からの悲鳴が上がった。
ホテルに戻ったら入浴の時間。しかし僕は入浴がつらくて悔しくて仕方なかった。
なぜかって?それは1カ月ほど前、最初に修学旅行のしおりが渡された日にさかのぼる。
「え~函館山から戻った後に入浴の時間となりますがここで男子の皆さんに悲しいお知らせがございます。
男子の大浴場には露天風呂がございません!」
…その瞬間、全男子から「え~?」の声、全女子から「やった~!」の声が上がった。
このホテルの大浴場は日替わりで男女の浴場が入れ替わる形式で、片方が露天風呂あり、もう片方がなしなのだ。
そして不幸にも僕たちがとまる日は男子のほうが露天風呂なしというワケなのだ。
しかし入浴時間は予想したよりも楽しいものであった。
やっぱりホテルの風呂は広くて種類があって楽しい。さらに浴場の窓からは津軽海峡を見渡すことができ、その案内板も設置されていた。
津軽海峡…その単語を聞いただけで僕は函館に来たんだと実感した。北海道で最も本州に近い場所、函館に…
そして風呂上りはお楽しみのジュースタイム。僕は迷わずコーラだ。風呂上りは牛乳もいいけど炭酸も染みるぜ!
ちなみに寝る前だというのに缶コーヒーを飲んでいたK田くんという猛者もいた。先生からは「別に飲むのは自由だけど状況をわきまえて…」なんて言われていたが。その後彼は無事眠れたのだろうか?
まあコーラもカフェインは言ってるから僕も人のこと言えないけどさ!
入浴後の自由時間、僕は実はこっそり漫画を持ってきており、友達にも貸したりしてみんなで回し読んだ
もちろん先生が来たら慌てて座布団の下に隠した。何とかばれずセーフ。
そして就寝…しかし僕は暗い部屋で寝るのが怖かった。いつも家では豆電球をつけて寝ているからだ。
ではさっきバスの電気消すのは怖くなかったのに、なぜ部屋の電気を消すのは怖いのか?それはバスの場合、車内の電気は消せども、街頭の明かりはある。だから怖くない。だが部屋の場合一切の明かりはほとんどない。だから怖いのだ。
案の定、僕は眠れなかった。僕だけじゃない、ケイちゃんとアヤタくんもだ。
なんとか頑張って寝よう…そう思っているうちに僕はいつの間にか夢の中…
僕が眠った後も2人はまだ寝れなかったらしく、2人曰く先に寝ていたシュンくんとセイタくんが「遺跡の封印を解く暗号…」とか言う謎の寝言を言ってたらしい。
そんなこんなで夜も明けて、いよいよ2日目…そして札幌に帰る日だ。
次回、修学旅行編堂々完結!
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