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記録ノ108 1年生と遊ぼう
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6年生には1学期が始まって1~2カ月ぐらいの間課せられる使命がある。
以前もお話しした「1年生の世話」だ。
朝、日替わりで6年生数名が1年生の教室に赴き、名札をつけてあげたり、絵本や紙芝居の読み聞かせをしたりするのだ。
この時の我々に求められていたのは最高学年としての責任感、そして「お兄さん・お姉さんとしてのふるまい」だ。
しかし後者は自分にとっては難しい課題だった。
5年前、自分が1年生の時の幼小交流の際にもこれが求められていた。しかしその時は「お兄さんらしさとは何?」といった感じで常にボーっとしていたのだ。
それから5年。自分も成長とともにようやくそれを理解…はしきれていない。
ただ、「下級生の手本になる行動をする」。6年生になってそのことに気づくことはできた。それこそ「お兄さんらしさ」のひとつだろう。
そのために自分にできることは「1年生の前でハジかかない」。それが自分の出した答えだ。失敗をやらかせば「6年って大したことね~なw」みたいに6年生全体に悪評がついてしまう恐れがあると思ったからだ。
「恥ずかしいマネをしない」。それが「お兄さんらしさ」につながっていくと僕は考えていた。
「ハジをかかない」そのためには前に出ず仲間の補佐役に回ろう。
そう考えた僕は、仲間が間違えたときにサポートする役に回っていた。自分はこういう時に目立つ行動をすると失敗すると考えたからだ。
それでも、名札付けの時は1年生の座席表をしっかり見て、間違えずに名札をつけることができた。
1年生の宿題によくできましたのシールを貼る仕事もした。
期間中の自分のミスはゼロに終わり、「ハジをかかない」その目標は無事達成できた。
「お兄さんらしさ」とは「ハジをかかない」こと。自分なりの答えを見つけることができた1~2か月間であった。
一方で「年を重ねていけばやりたくなくても目下の人間の手本にならなければならない」社会の厳しさも垣間見た1~2か月間でもあった。
以前もお話しした「1年生の世話」だ。
朝、日替わりで6年生数名が1年生の教室に赴き、名札をつけてあげたり、絵本や紙芝居の読み聞かせをしたりするのだ。
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しかし後者は自分にとっては難しい課題だった。
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それから5年。自分も成長とともにようやくそれを理解…はしきれていない。
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