104 / 504
記録ノ104 リョーマと鉄人兵団~飲むなよドリンクたち~
しおりを挟む
春休み、僕はソラくんに誘われ、友達と4人でドラえもん映画に行くことに。
去年はなんやかんやで中止になったのである意味リベンジだ。
上映前、ポップコーンは割り勘でSサイズをひとつ買って皆でシェア、ドリンクは各自自前でで一人分購入することに。
自分はパンフレットも自前で購入しようとしたがソラくんに「そんなん買ったって仕方ない」とゴリ押し猛反対されて結局買わず。「別にオレ一人のためにオレが自分の金で買うんだからお前らが金出すわけじゃないんだからいいじゃん。」ってところもあったが。強く押されると前に出られないのが自分の弱さだ。
予告が始まる前のまだ場内が明るいタイミング、僕は家から持ってきたコロコロの付録の小冊子を暇つぶしに読んでおり、皆にも貸して回し読みをしていた。
予告が始まる前に「緊急地震速報」に関する告知が流れた。「上映中に市内で大きな揺れがあった場合、上映を中断して速報を伝えます。建物は丈夫なため大きな被害の心配はないので落ち着いて係員の指示に従って行動してください」というもの。まだ東日本大震災から日がたっておらず、道内でも余震に警戒していた時期であり、「対応が早いな」と思いつつも、「どうか上映中に地震がおきませんように」とも願っていた。
ポップコーンはSサイズを4人で分けるとなると当然分け前は少ない。家でポップコーンを食べる感覚でついつい手が出ちゃって「食いすぎ」とのお怒りの声があって僕の手はストップ。結局ポップコーンは予告の途中か本編始まってすぐあたりのタイミングで空になった。
ほぼ同じタイミングで、僕は口を拭くために出していたポケットティッシュを座席の下に落としてしまった。
座席から降りて探そうとしたが、このスキに3人の誰かが自分の飲み物に勝手に口付けるかもしれない。そのことを懸念した僕は3人に「お前らオレのドリンクに口付けんじゃねーぞ!」と強く注意。
ソラくんは「誰もオマエのなんか飲まねーよ!」と返したのでとりあえずは一安心…?
その後、十数秒ぐらい探してティッシュは無事発見。
この年の映画は「新・のび太と鉄人兵団」。
もちろん映画は最高に面白かったが、僕以外の3人はは映画のシーンにちょくちょく小声でツッコミを入れていた(内容に不満があったわけでなく、変なシーンとかに突っ込んだだけ)
この映画のエンディングは、前半に登場したのび太の金魚が印象的に使われているが、これには僕が真っ先に「なんでちょろっとしか出てないオマエ(金魚)が主役同然に目立ってんだよ!」と突っ込んでしまった。
その後ソラくんは「もっと目立ってないのは金魚鉢の中の海藻w」とさらなるツッコミを入れた。
もちろん、映画は神映画でしたよ。
映画の後はマックでお食事。やっぱり子供同士で出かけると食事はマックに落ち着く。安いし美味いしみんな好きだし。
皆はとっとと食べて電車乗って下記のゲーセンに行きたかった模様。食べるのが遅かった僕はソラくんに「とっとと食え!」と散々せかされた。結局シェイクをちょっと飲み残して店を去ることとなった…(ちゃんと飲み残しのとこに捨てました)まだ飲み切ってないのに…
このことがトラウマになって、自分は急いでないときでも早く食べようとして無理に口の中に突っ込んだりするようになる癖がしばらく続いた。
その後、電車で近所の駅に着いた後は、近所のゲーセンでゲームの時間。
僕はイナズマイレブンのイナップのゲームを1~2回ぐらいやっただけで、後は3人がゲームをやってる様子をただただ見ていた。
そして帰り道、僕はソラくんから衝撃の一言を聞かされる。
「オマエ、Hくんと関節キッスしてるぞ。」
…いやな予感はしていた。僕がティッシュを探していたあの時、さんざん3人に注意したあの時、アイツらならやりかねない。そう思ってたらやっぱりやりやがった!
僕がティッシュを探すために席を外している間、ソラくん主導で「今ならばれないから飲んじゃいな」といって僕の隣に座ってたHくんが僕の飲み物を飲んでいたのだ。
僕は席に戻った後も「お前ら飲んでないよな!?」と疑ったものの3人とも飲んでないとしっから言っていたが、なんとなく怪しいと思った。こんなにきれいに終わるわけないと。やっぱり案の定であった。
こんなバカやってるうちに、僕たちはあっという間に最高学年に…
去年はなんやかんやで中止になったのである意味リベンジだ。
上映前、ポップコーンは割り勘でSサイズをひとつ買って皆でシェア、ドリンクは各自自前でで一人分購入することに。
自分はパンフレットも自前で購入しようとしたがソラくんに「そんなん買ったって仕方ない」とゴリ押し猛反対されて結局買わず。「別にオレ一人のためにオレが自分の金で買うんだからお前らが金出すわけじゃないんだからいいじゃん。」ってところもあったが。強く押されると前に出られないのが自分の弱さだ。
予告が始まる前のまだ場内が明るいタイミング、僕は家から持ってきたコロコロの付録の小冊子を暇つぶしに読んでおり、皆にも貸して回し読みをしていた。
予告が始まる前に「緊急地震速報」に関する告知が流れた。「上映中に市内で大きな揺れがあった場合、上映を中断して速報を伝えます。建物は丈夫なため大きな被害の心配はないので落ち着いて係員の指示に従って行動してください」というもの。まだ東日本大震災から日がたっておらず、道内でも余震に警戒していた時期であり、「対応が早いな」と思いつつも、「どうか上映中に地震がおきませんように」とも願っていた。
ポップコーンはSサイズを4人で分けるとなると当然分け前は少ない。家でポップコーンを食べる感覚でついつい手が出ちゃって「食いすぎ」とのお怒りの声があって僕の手はストップ。結局ポップコーンは予告の途中か本編始まってすぐあたりのタイミングで空になった。
ほぼ同じタイミングで、僕は口を拭くために出していたポケットティッシュを座席の下に落としてしまった。
座席から降りて探そうとしたが、このスキに3人の誰かが自分の飲み物に勝手に口付けるかもしれない。そのことを懸念した僕は3人に「お前らオレのドリンクに口付けんじゃねーぞ!」と強く注意。
ソラくんは「誰もオマエのなんか飲まねーよ!」と返したのでとりあえずは一安心…?
その後、十数秒ぐらい探してティッシュは無事発見。
この年の映画は「新・のび太と鉄人兵団」。
もちろん映画は最高に面白かったが、僕以外の3人はは映画のシーンにちょくちょく小声でツッコミを入れていた(内容に不満があったわけでなく、変なシーンとかに突っ込んだだけ)
この映画のエンディングは、前半に登場したのび太の金魚が印象的に使われているが、これには僕が真っ先に「なんでちょろっとしか出てないオマエ(金魚)が主役同然に目立ってんだよ!」と突っ込んでしまった。
その後ソラくんは「もっと目立ってないのは金魚鉢の中の海藻w」とさらなるツッコミを入れた。
もちろん、映画は神映画でしたよ。
映画の後はマックでお食事。やっぱり子供同士で出かけると食事はマックに落ち着く。安いし美味いしみんな好きだし。
皆はとっとと食べて電車乗って下記のゲーセンに行きたかった模様。食べるのが遅かった僕はソラくんに「とっとと食え!」と散々せかされた。結局シェイクをちょっと飲み残して店を去ることとなった…(ちゃんと飲み残しのとこに捨てました)まだ飲み切ってないのに…
このことがトラウマになって、自分は急いでないときでも早く食べようとして無理に口の中に突っ込んだりするようになる癖がしばらく続いた。
その後、電車で近所の駅に着いた後は、近所のゲーセンでゲームの時間。
僕はイナズマイレブンのイナップのゲームを1~2回ぐらいやっただけで、後は3人がゲームをやってる様子をただただ見ていた。
そして帰り道、僕はソラくんから衝撃の一言を聞かされる。
「オマエ、Hくんと関節キッスしてるぞ。」
…いやな予感はしていた。僕がティッシュを探していたあの時、さんざん3人に注意したあの時、アイツらならやりかねない。そう思ってたらやっぱりやりやがった!
僕がティッシュを探すために席を外している間、ソラくん主導で「今ならばれないから飲んじゃいな」といって僕の隣に座ってたHくんが僕の飲み物を飲んでいたのだ。
僕は席に戻った後も「お前ら飲んでないよな!?」と疑ったものの3人とも飲んでないとしっから言っていたが、なんとなく怪しいと思った。こんなにきれいに終わるわけないと。やっぱり案の定であった。
こんなバカやってるうちに、僕たちはあっという間に最高学年に…
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説

会社の上司の妻との禁断の関係に溺れた男の物語
六角
恋愛
日本の大都市で働くサラリーマンが、偶然出会った上司の妻に一目惚れしてしまう。彼女に強く引き寄せられるように、彼女との禁断の関係に溺れていく。しかし、会社に知られてしまい、別れを余儀なくされる。彼女との別れに苦しみ、彼女を忘れることができずにいる。彼女との関係は、運命的なものであり、彼女との愛は一生忘れることができない。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
【Vtuberさん向け】1人用フリー台本置き場《ネタ系/5分以内》
小熊井つん
大衆娯楽
Vtuberさん向けフリー台本置き場です
◆使用報告等不要ですのでどなたでもご自由にどうぞ
◆コメントで利用報告していただけた場合は聞きに行きます!
◆クレジット表記は任意です
※クレジット表記しない場合はフリー台本であることを明記してください
【ご利用にあたっての注意事項】
⭕️OK
・収益化済みのチャンネルまたは配信での使用
※ファンボックスや有料会員限定配信等『金銭の支払いをしないと視聴できないコンテンツ』での使用は不可
✖️禁止事項
・二次配布
・自作発言
・大幅なセリフ改変
・こちらの台本を使用したボイスデータの販売
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる