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記録ノ47 「またかよー!」の当事者

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4年生の始業式、僕は誰が担任になるかドキドキしながらその発表の時を待っていた。
以前もお話しした通り、僕の通っていた小学校では奇数学年でしかクラス替えが行われない。
だから4年生のクラスメンバーは3年から引き続きだ。
なので偶数学年の新年度の楽しみは先生の発表ぐらいだ(クラス替えは楽しみでも不安でもあるけれどね)。先生は去年のS藤先生や6年生(このことは6年生編あたりで詳しく話すとしよう)のような例外を除き、毎年変わるのだから…
そしていよいよ運命の発表の時、発表は毎年始業式の最後に行われる。気になって気になって校長先生の話なんか正直頭に入ってなかった。

「4年2組、担任はM田先生です!」
…僕はこの瞬間、「またかよー!」って思ってしまった。
M田先生は僕の2年生の時の担任だ。旧2年2組メンバーにとっては新鮮だろうが、僕をはじめ旧2年1組メンバーは皆口をそろえて「またかよー!」って感じだった。
去年S藤先生に「またかよー!」と言ってた旧2-2メンバーを失礼ながら哀れみの目で見てしまっていたが、その1年後、まさか自分がその「またかよー!」の当事者になろうとは…すまんかった元2-2メンバーの諸君…

M田先生はユーモラスなところもあるが、集合時間に遅れたり、授業中にふざけたりした児童に「反省文」を書かせていた。他の先生はそんなことしなかったから児童たちの間では「反省文」がM田先生の代名詞のように語られ恐れられているところもあった。宿題の量も多く感じたし(これは僕がそう感じただけであろうが)。正直あまり好きなほうの先生ではなかった。かといって極端に嫌いなわけでもないが。
ちなみに僕は反省文を書かされたのは2年の時に1回だけだがある。反省文を書かされるメンバーはだいたい顔ぶれが決まっていた。

M田先生は教室に着いた後「反省文は皆が真面目にやってれば書かせません」と宣言した。
果たして僕は反省文を書かずに1年間を過ごせるのか?
こうして4年目の小学生生活が幕を開けた…
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