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記録ノ10 ロサンゼルスの落とし物
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1年生の秋、全学年参加の学校行事(遠足ではない)で学校から徒歩圏内の広い公園に行った。
この公園は学校生活においては年に1~2回ほど校外学習や行事で訪れる。それ以外でも個人的に時々遊びに行くので慣れた場所だ。
昼はその公園で仲のいいクラスメイト達と集まって弁当。
僕がその時に使っていたレジャーシートはいろんなポケモンの絵がぎっしり描かれたもの。雑誌の付録でついてきたやつで、僕の一番のお気に入りだ。
お気に入りのレジャーシートで友達と一緒に食べる弁当はやっぱり格別だ。
行事も何のトラブルもなく平和的に終わってめでたしめでたし…と思われた。しかし…
当の一件は帰宅後、自分の家に遊びに来た友達と一緒にゲームをしてた時のこと。
家のチャイムが鳴り、また誰かクラスメイトが来たのかと思い、インターホン前に駆けつけると画面に映ってたのは明らかに自分より年上の見覚えのない少年。
身長が足りずインターホンにギリギリ手が届かなかった僕に変わって母が応答すると、彼はこう答えた。
「リョーマくんの落とし物なんですけれども…」
玄関に出てみると、彼は僕が今日使ったレジャーシートを持っていた。
帰宅後、カバンの整理とかもこの日はしてなかったので僕は落としたことに気づかなかった。
僕自身は彼に見覚えはなかった。だが彼は僕の名前も(一応シートに名前書いてあったけど)家の場所も知っていた。
怖え~!となりそうだが、僕は当時4年生ぐらいの子にちょっとしたちょっかいをかけられていた(そこまで壮絶なものではなく遊び感覚だが僕の気に障った。このことは後々話すとしよう)ので、彼らを通じて僕のことを知ったのだろうと推測した。(実際、彼らは僕と登校ルートが近い)
とにかくこちらが気付かなかった落とし物を拾ってくれた彼には感謝だ。
その数日後、登校中に僕とすれ違った上級生の彼は自分の友達に僕のことを紹介していた。僕に謎のニックネームをつけて…
「こいつはロサンゼルス、こないだオレがこいつの忘れたレジャーシートを届けてやって以来の中でな…」
なぜロサンゼルスというニックネームをつけられたか、なぜアメリカの都市の名前からとったかは永遠の謎である…
この公園は学校生活においては年に1~2回ほど校外学習や行事で訪れる。それ以外でも個人的に時々遊びに行くので慣れた場所だ。
昼はその公園で仲のいいクラスメイト達と集まって弁当。
僕がその時に使っていたレジャーシートはいろんなポケモンの絵がぎっしり描かれたもの。雑誌の付録でついてきたやつで、僕の一番のお気に入りだ。
お気に入りのレジャーシートで友達と一緒に食べる弁当はやっぱり格別だ。
行事も何のトラブルもなく平和的に終わってめでたしめでたし…と思われた。しかし…
当の一件は帰宅後、自分の家に遊びに来た友達と一緒にゲームをしてた時のこと。
家のチャイムが鳴り、また誰かクラスメイトが来たのかと思い、インターホン前に駆けつけると画面に映ってたのは明らかに自分より年上の見覚えのない少年。
身長が足りずインターホンにギリギリ手が届かなかった僕に変わって母が応答すると、彼はこう答えた。
「リョーマくんの落とし物なんですけれども…」
玄関に出てみると、彼は僕が今日使ったレジャーシートを持っていた。
帰宅後、カバンの整理とかもこの日はしてなかったので僕は落としたことに気づかなかった。
僕自身は彼に見覚えはなかった。だが彼は僕の名前も(一応シートに名前書いてあったけど)家の場所も知っていた。
怖え~!となりそうだが、僕は当時4年生ぐらいの子にちょっとしたちょっかいをかけられていた(そこまで壮絶なものではなく遊び感覚だが僕の気に障った。このことは後々話すとしよう)ので、彼らを通じて僕のことを知ったのだろうと推測した。(実際、彼らは僕と登校ルートが近い)
とにかくこちらが気付かなかった落とし物を拾ってくれた彼には感謝だ。
その数日後、登校中に僕とすれ違った上級生の彼は自分の友達に僕のことを紹介していた。僕に謎のニックネームをつけて…
「こいつはロサンゼルス、こないだオレがこいつの忘れたレジャーシートを届けてやって以来の中でな…」
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