町内会は面白いか?

東海林会計

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第十五話 定時総会

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第十五話 定時総会

「おい、ハカセよ。四菱OBの爺どもへの根回しは大丈夫なのか?」
「ハハハ、任せておいてくれよ。バッチリだよ、バッチリ。ハハハハ」
「本当かよ、今一信用できねえなぁ」
「大丈夫だって。老人会の墨田さんも協力してくれたしさ。先月のゴタゴタで僕たちに負い目があるから、ほとんど僕の言いなりだよ、ハハハハ」
「…なんか墨田が可哀そうになってきたな。なあマサ?」
「そうか?俺はそうは思わんぞ」
「あはは、小西さんは相変わらず墨田さんに厳しいですねぇ」
「堀北部長、それだけ俺はあいつが嫌いなだけだ」
「うははは、俺だって嫌いだぞ。というか好きだという奴にお目にかかったことがないな」
「まあまあ、それくらいにして総会会場の最終確認しておきましょうか」
「…さすが浅井先生だ。どこかの町会長なんかより頼りになるな」
「うむ」
「じゃあ堀北さん、イスとテーブルの配置、氏名札の配置は?」
「オーケーですぅ」
「マイクとスピーカーは?……」
浅井・堀北ペアによる総会の会場チェックは順調だ。俺たち三人は議長と議事録署名人に推薦される人たちへ挨拶をして、定時総会の準備は終了した。総会をスムーズに自然な形で進めるため、想定問答集だけでなくヤラセの質問者まで設定している。墨田とハカセによる四菱OB対策も万全だ。たぶんこれで問題なく総会は終了するはずである。
 よし、総会開始三十分前だ。開場して受付を開始しよう。

 総会は予定通り順調に進み、今年度の活動報告・決算報告が無事終了して、あとは来年度の活動予定・予算案等の説明を残すのみというときに予想外の問題が発生した。この段階で新旧役員は席を交換して、形の上は新役員が来年度の説明を行うというときに、その新役員の中から手が挙がった。三十代の男性で若干神経質そうな雰囲気だ。
「議長、すいませんが新役員紹介の前にお話ししたいことがあるのですが、発言よろしいでしょうか?」
「質疑応答の時間ではないのですが…、今でないといけませんか?」
「はい。今だからこそ挙手いたしました」
会場は予想外の展開にざわつき始めた。議長は町会長のハカセに視線で了解をとった。
「では、発言を許可いたします」
「はい。来年度の十三班役員予定の小柳と申します。私と二十班の鹿島さん、それから二十四班の大野さんの三名ですが、四月から町会を脱会したいので来年度の役員を辞退します。その了解をいただきたい」
「………」
「……」
「…」
会場は一瞬で静まりかえった。議長は「おい、どうする?」という視線で町会長に問いかけている。俺の右隣は堀北総務広報部長で町会長のハカセはその右隣だ。マサは議長席の隣の書記席に座り、記録を取っている。

(おい、堀ちゃん、想定外の展開だな。どうすっか?)
(どうすっかじゃないですよう!メチャクチャじゃないですかあ!アタシ知りませんよう!)
(…たぶん大丈夫だよ、ハカセがなんとかすっから)

予想通り、このまさかの展開から一番初めに立ち直ったのはハカセだった。
「議長よろしいでしょうか。これから小柳さんのお話を伺いたいので、議長を介さず発言してもよろしいでしょうか?」
「分かりました。許可します」
「ありがとうございます。では小柳さん、確認させていただきます。次期役員予定のあなたと鹿島さんと大野さん、この三人さんが当町会を脱会するということですが、皆さんは今までそのことについて現役員へなんらかの方法で意思表示をされましたか?少なくても二月の役員選考会から本日までに二回か三回は顔合わせしているはずです。その間、町会長の私にはそのような報告はされてないのですが」
「ええ、どなたにもお話していません。私たち三人で相談して決めました。第一、報告する義務がありますか?ないですよね?私たちは四月から町会を脱会します。この意思表示は今日行っても問題はないと思いますが」
「問題はありますよ。皆さんの所属する班、ええと十三班・二十班・二十四班の班員さんたちもこのことは知らないのでしょう?あなた達三人の代わりの次期班長はどなたがやるのですか?」
「そんなことは知りませんよ。町会さんで決めればいいんじゃないですか?来年予定の人にでもやってもらえばいいんじゃないですか?」
「なんだ、その言い方は!無責任過ぎるぞ!」
「そうだ、そうだ!」
「ふざけるな!非常識だ!」
出席者から次々と小柳たちを非難する声が上がった。墨田も顔を真っ赤にして怒ってる。当然そうなるよな。

(た、大変なことになりましたよぅ!ど、どうしましょう?)
(大丈夫だって。ハカセは俺やマサと会話出来るくらい、ああ言えばこう言う君だ。詭弁なら任せとけ)
(でもこんな大騒ぎになっちゃってますよう)
(…しょうがねえなあ、議長も動揺しちまってるし…。うーん、一発怒鳴るか…)

「静粛に願います!会議中です!皆さん、お静かに…」
俺は声だけはデカイのでとりあえず静かになったようだ。議長もなんとか復帰したようだ。
「ご協力ありがとうございます。えー、議長の私から許可を取っているのは南田町会長だけですから、皆さん、ここはとりあえず町会長にお任せしましょう?」
「ありがとうございます。では小柳さん、何かあったのですか?立つ鳥跡を濁さずじゃないですけど、こういう脱会方法は社会常識としてもおかしいことはお分かりのはずだ。何か訴えたいようなことがあるから、この総会の場で問題提起なさったんでしょう?お話をお伺いしますので遠慮なくおっしゃって下さい」
「……皆さん方にしてみればおかしいとは思われないのかもしれませんが、今回初めて役員をやることになった私たちからみれば、この町内会活動って理不尽じゃないですか?よく考えてみて下さい。おかしいでしょ?」
「理不尽ですか…。具体的にはどんなことでしょうね?」
「そもそも役員になって拘束されてしまうことが多すぎますよ。現役をリタイアした方や専業主婦でもない限り、私たちのプライベートに相当な支障が出てしまいます。毎月の役員会一つとっても、うちのような共働き夫婦では休みを取らなければ出席出来ません。土曜の夜に休めない人だっているんです。その他にも町会費の集金、年間の各種行事、各役職の仕事、その他諸々、今の役員さんから説明されれば説明されるほど私たちには出来そうもありません。その旨、前任の班長さんに言っても『皆さんそうですから』って言われてしまえば、何も言えなくなってしまいます」
「なるほど……。他には何か?」
「この町会に転居してから三年経ちますが、うちは共働きですし子供もいません。休みもバラバラですから自宅には寝に帰ってくるようなもんなんです。ぶっちゃけこの町会が良くなろうと悪くなろうと私にはどうでもいい問題なんです。それなのに町会のために、一年間もこんな煩わしいことを仕事以外でやんなくちゃいけないのですか?しかも伺ったら報酬もないそうじゃないですか。おかしいですよ」
「小柳さん、ちなみに来年度の役職は?」
「総務広報部員です。鹿島さんと大野さんも」

(おい、堀ちゃん。どういうことだ?)
(あれっ?あれれ?)
(事前の役員選考会とか引継会で気づかなかったのかよ?)
(あれっ?)

ダメだ、こいつは。マサはどうした?…あ、あの野郎、目ぇそらしやがった。
「なるほど総務広報は全員が全ての行事に関わるようなお仕事ですからねえ」
「そうでしょう。同じ役員なのに業務量が人によって異なることもおかしいですよ。なんで私たち総務広報だけが貧乏くじをひかされるのですか?」
「でもこう言ったらなんですけど、総務広報さんよりしんどいお仕事の方もいらっしゃるんじゃないですか?たとえば会長や会計さんとか各部長さんとかね」
「それはそうでしょうけど…。私が言いたいのは個人差があるのはおかしいということですよ」
「でも全ての町会業務を平準化しろというのは無理な話ですよね」
「どうしてですか?ある程度は出来るんじゃないですか?やってみようともしないで…」
「うーん、たとえば今、田中さんが議長をやって下さってる。田中さんはお若いころから営業畑のお仕事で経験もあり、ここ数年は毎年この総会の議長を引き受けていただいています。田中さんにしてみればこの議長という仕事は平易なことだと思いますが、人前に出るのも苦手、人と話すのも苦手という人にしてみれば難易度が一気に高くなってしまいますよね?そんな能力や経験の個人差まで、どうやって推し量ることが出来るのですか?」
「それはそうかもしれないけれど…。でも、大切なプライベートを犠牲にしてまで協力しなくてはならないほど、私たちは町会に世話になってない!そんな義理はない!」
「うーん、町会の仕事は目に見えづらいかもしれませんが、この町で安心して住んでいくためにいろいろやってるんですよ。たとえば防犯灯の管理・維持とか消火器の点検整備とか、毎日の防犯パトロールやゴミ集積所の維持・管理、県や市からの広報物の周知・配布とかね。それを十何年かに一回一年間、みんなで公平に輪番でやっていく。それが班長さんだと思うんですけどね。ご理解いただけませんか?」
「…そんなのたいしたことじゃないと思いますけど。ともかくこれ以上話しても無駄じゃないですか。コホン、私も少しは調べたんですけどね。町会長さん、町内会活動って法的に強制出来ないですよね?町会に入らないと、この町に住めないとかの義務じゃないはずだ」
「おっしゃるとおりですね。現実にこの菱町には何世帯かの非町会員の方がいらっしゃいます」
「だったら私たちがこの町会を脱退するのも自由ですよね?」
「社会通念上問題のある脱会のやり方だとは思いますが、もう二十年も前に最高裁が下した判決までありますからね、自由でしょう」

(そうなんですかぁ?)
(あいつがそう言ってんだから、そうなんじゃないか?)
(知らないんですかぁ?)
(そんなの知ってる方がおかしいだろ?)
(そうですよねぇ、ああ良かったぁ。おバカなのはアタシだけかと思っちゃいましたよぅ)
(き、貴様ぁ…)

「だったら私たちは脱会します」
「そうですか。ちなみに脱会されると当町会からの回覧物は回らなくなりますし、当町会管理のゴミ集積所の利用も出来なくなりますがよろしいですか?」
「そう言われると思いましたよ。ふっ、調べたんです。回覧なんてなくても県や市の広報は新聞に挟まって配布されます。必要ならば市や県のホームページを閲覧すればいいことです。それにゴミ捨てに関しては町会が利用を制限できるのは、町会の土地及び町会が契約して借りている土地にある集積所だけのはずです。個人宅の土地内にある集積所は利用制限されても仕方ないですけど、このふるさと会館と町会倉庫の土地内の集積所、それから中央公園の集積所の三か所は市の土地でしょう?私たちが使用してもいいはずだ!」
「…ふるさと会館と町会倉庫は土地も建物も当町会の財産ですが?」
「…え、町内会が不動産登記なんか出来ないでしょう?」
「会計の東海林さん、説明してあげて」

(馬鹿たれ、俺に振りやがって!)
(頑張って下さぁい!)

「地方自治法に基づき地方公共団体の長の認可を受けて、菱町町会は法人格を取得しております。つまり不動産登記も出来ますから、事前に配布されたお手元の総会議案書の、えーっと十三ページには菱町町会固定資産目録が掲載されております。そこにふるさと会館と町会倉庫の土地・建物も明記してありますよ。『少しは調べた』んじゃなかったのですか?」

(出たぁ!余計な一言!さすがっ!)

―クスクス…。
会場からも失笑が漏れた。
「くっ、じゃあ中央公園はどうなんですか?あそこは流川市の土地ですよね?」
「市の土地ですね」
「じゃあ、あの集積所は使用してもいいはずだ。私たちも市税は納税してますからね」
「いいですけど、あのゴミ捨てゲージは使用しないで下さいね。あと粗大ゴミや資源ゴミも同じ場所には捨てないで下さい」
「な、なんでですか?」
「だってあのゲージ、うちの町会で買ったうちの町会の資産ですからね。市に許可をもらって設置したんです」
「…流川市で設置したんじゃないんですか?」
「違いますよ。町会費で買ったんです。修理・整備も町会費から捻出してますし、ご存知かとは思いますが管理清掃も町会員が輪番でやってます」
「じゃあゲージを使用しない資源ゴミとかを捨てられないのはなぜですか?」
「流川市が中央公園をゴミ集積所として許可しているのは『菱町町会員の便宜を図るため』という名目ですからね。町会員でない人が勝手に公園にゴミ持ち込んじゃダメですよ。それから指定場所じゃない区画に資源ゴミとか置いといても収集車は無視ですよ。収集しません。ゲージ外の家庭ゴミ・ビニールゴミも同じですからご注意を」
「じゃあ、さっき町会長が言ってた非町会員の人たちはどうしてるんですか?」
「集合住宅の方は大家さんや不動産屋さんが敷地内に個別のゴミ集積所を作って、それから市に届け出て入居者のゴミを収集してもらってます。個人の非町会員の方は、それぞれ自分のゴミを市のクリーンセンターまで車で運んでるみたいですね。なかには町会のゴミ集積所にチャッカリ捨ててる強者もいるみたいですけどねえ。でも小柳さんたちはルールを無視しないで下さいね。書記の小西さん、このこと議事録に明記しといて下さいよ」
「チッ、わーってるよ。ピンクマーカー引いて回覧にすっから」

(うわー、陰湿ですねぇ。引いちゃいますよぅ)

―クスクス…。
「そ、そんな…。じゃあ私たちはどうすればいいんですか?いちいち江戸川沿いのクリーンセンターなんて行けませんよ」
「小柳さんの言い方をお借りすればですね、そんなことは知りませんよ。三人さんで決めればいいんじゃないですか?あ、それにこんなことも少し調べれば分かることですよ?」

(げっ、ドン引きぃ!)
(うるさい)

「はははは、お前らあいかわらずだなあ。ガキの頃とちっとも変らん。はははは!」
「正志!雅彦!いいかげんにせんか!恥ずかしい奴らだよ、まったく!」
「ゲッ、くそ婆、来てたのかよ。帰れよ…」
吉田さんとおふくろと俺の発言に会場はドッと沸いてしまった。失笑どころではない。
「おい、南田町会長。笑ってないでなんとかしてくれよ、まったく…」
「ハハハハ、まあまあ。では話を戻しましょうか。小柳さん、町会を抜けるということはですね、今まで町会が代行していたことを自分たちでやらなくちゃいけないということなんですよ。顕著な例が今のゴミ出しの問題です。個人で対応するのは面倒でしょう?そういうことなんです。町会活動はメリット半分、デメリット半分なんですよ。地域社会の中で生活していくうえで面倒事はたくさんあります。その面倒事を代行しているのが町会です。ずうっとこの面倒事を自分だけで解決していくのは大変ですよね。だから皆さんで協力して、順番に一年だけその面倒事を背負い込む。残りの十何年かはその面倒事から解放される。そういうシステムなんじゃないですかね?そう考えれば町会を脱会しようなんて無謀だと思いませんか?」
「……はあ。…そう、そうですかね…」
「そうですよ。なにも急いで脱会することはないですよ。ともかく二、三か月でも役員やってみましょう。私も四月から町会顧問ですから、小柳さんたちの相談にものりますしお手伝いもします。ここにいる堀北総務広報部長もそうです。ね、堀北さん?」
「はっ、はい。も、もちろんですよぉ。どーんとお任せ下さぁい!」

(くくく、頑張れよ、堀北せんせえ)
(くそぅ、ですよ。ここで断るなんて出来ないですよぅ…)

「小柳さんたちが不安になってしまうのは無理ありません。なにしろ初めての町会活動ですからね。知らない人たちの中で何すればいいのか、何も出来ないんじゃないかとかね。でも大丈夫ですよ。私たちも去年の今頃は同じでした。正直、憂鬱でしたよ」

(嘘だな)
(嘘ですねぇ。この人だけはノリノリでしたよねぇ)

「たぶん小柳さんたちだけじゃなく、ここにいる新役員の方の半分は同じだと思います。でも私や堀北さんだけでなく、新会長さんや副会長さん、部長さんたちも協力してくれますよ。それに役員会も毎月必ず出席しなければならないわけではないんですよ。記録担当の小西さん、今年度の役員会出席率はどれくらいでしたか?」
「平均して約九十パーセント」
「つまり毎月、二人か三人は欠席してたということです」
「…そうなんですか?」
「ええ、やはりお仕事が忙しくて都合がつかない人はいますよ。欠席されても役員会の内容や配布物は、総務広報部長や町会長から別途連絡しますからご心配なく。行事の準備なんかも病気とかで全然手伝えなかった役員さんもいましたから」
―ぷっ…。

(墨田のことだな)
(他にもいましたよぅ、ノロの会計さんとか)
(……おい)

「ともかくとりあえず一緒に頑張りましょうよ。せっかくそうやって話し合えるお仲間も出来たじゃないですか。こんなことで周囲とガタガタ揉めて、普段の生活に支障が出るのも馬鹿らしいでしょ?」
「……そうですね。町会長さんがそこまでおっしゃって下さるんでしたら…。申し訳ございません。…つまらないことを申し上げました」
「いえいえ、お互い腹を割って話すことが出来たんです。良かったじゃないですか。ねえ、皆さん?」
―パチパチパチ
浅井さんが拍手をすると会場全体が拍手することとなった。

(…ダマされてる。お前らみんなハカセにダマされてるぞ!)
(いいじゃないですか、とりあえず治まりそうなんですから)

「ハハハハ、ありがとうございます。これで変なわだかまりも一切ないということでお願いしますね?」

(無理だろ?)
(無理っす!)

「では議長の田中さん、すみませんでした。総会を続けましょうか?」
「あ、はい。えーと、では来年度の行事・活動予定説明の前に新町会長から新役員紹介をしていただいて……」

 あれだけ変に盛り上がった後だけに、その後の総会は淡々と進行してほぼ予定終了時間に閉会となった。はぁ……。



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