借りを返さないと気が済まないツンデレ猫獣人と、まさかまさかの姫初め

美雲は白猫を拾った。12月28日の夜のことだった。見るからに弱っている白猫を見捨てておけず、愛犬の待つ自宅に連れ帰り、甲斐甲斐しく看病をした。それがまさか、猫獣人だったとは!

とある事件の被害者である猫獣人--仙河織也は、命を助けてくれた美雲に「借りを返したい」と迫る。だが、美雲は断るばかり。
そして年が明けた1月1日、仙河家から織也を助けた礼にと、高級ホテルの宿泊(2泊3日)をプレゼントされた。その日の夜、美雲は仙河家の粋な計らいでドレスアップし、ホテル内のレストランで織也とディナーを共にした。意外な共通点があると知り、互いに惹かれ合う。

「本気で拒んでくれないと、このまま本当に触るけど……いいの?」

猫獣人のキスにとろけて、舌に翻弄され乱される、そんな姫初め。

※ムーンライトノベルズからの転載です。
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