幼馴染み(♀)がプレイするMMORPGはどうしてか異世界に影響を与えている

坂森大我

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最終章 勇者として

決戦②

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 予想し得ない形で討伐イベントが始まっていた。どうにも混乱していたプレイヤーたちだが、タルトの声に冷静さを取り戻している。
 倒すしかないのだと。最終ボスであるルイナーからは逃げられないのだから。

「皆の者、しばらくは様子見だ! 我らが確認してから作戦開始となる!」
 タルトが全員に呼びかけていた。事前に公表された映像と明らかに異なるルイナー。何かしらの強化が図られたのだと疑わない。

「タルトさん、どうしよう!?」
「うむ、まずは攻撃を受けてみる。基礎攻撃の威力によって、強さを見極めるしかない。近付くぞ!」
 勇敢にもタルトは突撃を指示。かといって攻撃を仕掛けるのではなく、防御スキルを実行するだけのよう。
「俺が行く! 防御力は俺が一番高いはずだ!」
 諒太が前に出た。終末の鎧を手に入れた諒太は前衛で一番の防御力を得ているだろうと。

「リョウちん、早速と精霊石使わないでね?」
「勇者リョウ、頼んだ!」
 二人も異論はないようで、諒太を先頭にして三騎のワイバーンがルイナーへと突っ込んで行く。
 諒太が近付くや、ルイナーは巨大な腕を振り回す。

「金剛の盾!!」
 タイミングはかなり遅い。しかし、使用しないよりはマシだろうと。
「ぐっ!?」
 まともに受けてみると、やはり重い一撃であった。その威力は超大土竜を彷彿とさせている。

 ところが、諒太は頷いている。正直に叩き落とされるまで覚悟していたのだ。現状はワイバーンに乗ったままであり、押し込まれた感じはなかった。通常攻撃であれば、金剛の盾を使わずとも何とかなるかもしれない。

「最大レベルではないと思う。でも防御力が300以上ないと無理だ。それ以下であれば、盾スキルが必須だろう」
 諒太自身の防御力は400である。防御力300で受けたとして瀕死になる可能性があった。盾スキルとの併用でないと一撃で殺されるだろう。

「聞いたか、皆の者! 作戦変更だ。防御力300以下であれば、無闇に近付くな。隙を見つけたとして、迂闊に突っ込むと死に戻ることになる。弱くとも弓やボーガンを装備! あと尻尾の振り回しには注意しろ!」
 タルトがプレイヤーたちに新たな指示を出す。防御力300以上という条件は廃プレイヤー以外を排除している。更には両手剣などのプレイヤーには不可能な条件であった。

「魔道士部隊は予定通り! 撃ちまくってやれ!」
 こうなると遠距離攻撃にて削っていくしかない。空へと上がった大半のプレイヤーは蚊帳の外である。けれども、死に戻りを示唆されては従うしかなかった。

「よっしゃ、行こう!」
 夏美が斬りかかった。と同時にタルトもまた戦闘に参加している。
 大半のプレイヤーが参加できなくなった今、彼らが削っていくしか手がないのだ。

「アブソリュートアイスキャノン!!」
 彩葉が二人に合わせてSランク魔法を撃ち放つ。巻き込む恐れがないのであるからと、お構いなしに。

「俺もアシッドストーム!!」
 マヌカハニー戦闘狂旗団の攻撃に、プレイヤーたちも魔法を撃ち始める。また弓術に変更したプレイヤーたちもルイナーに向かって攻撃を始めていた。

 序盤は割と上手く対応できている。接近しているのが猛者ばかりなのだ。簡単に叩き落とされるプレイヤーは遠距離攻撃に徹し、ルイナーに襲いかかっていた。

「ディバインパニッシャァァ!!」
 諒太は諒太で、近接と魔法の二段構え。態勢を立て直す間に魔法を撃ち込むようにしている。

「金剛の盾!!」
「ナイス、タルトさん!」
 徐々にタルトは持ち味を発揮している。彼がヘイトを集め、防御。その隙に勇者ナツがカウンター攻撃を繰り出す。コンビネーションは相変わらずだ。

 一時間が過ぎた今も被害は最小限である。しかしながら、それは序盤であったからだ。これより先は単純な攻撃以外を繰り出すはずで、範囲攻撃においては多くのプレイヤーが死に戻ってしまうだろう。

「マズいな……」
 ふとタルトが呟いた。それはパーティー内チャットであり、その他大勢のプレイヤーには届いていない。

「どうした? 何か気になることでも?」
 諒太が問いを返す。彼自身、全体として上手く戦えていると思っている。だからこそ、タルトが何に反応しているのか分からない。

「いや、イベント時間だ。あと二時間しかない。前衛プレイヤーは非常によくやっておる。しかし、大多数が遠距離に変更となった結果、ダメージを与えられていないのだ」
 勇者二人の神聖力ダメージは十分だろうとタルト。恐らくは一般ダメージが不足し、強攻撃を繰り出すまでに至っていないと分析している。

「やっぱ、こいつは亜種なのか?」
「恐らく。三時間という制限があるのだ。一時間に亘り攻撃し続けて強攻撃すら放ってこないのは時間的危機が現実味を帯びている。勇者リョウ、ここは魔法攻撃に専念してくれ」
 タルトは諒太に魔法攻撃を願う。勇者である諒太の攻撃は神聖力ダメージに換算される可能性が高かったというのに。

「一般ダメージはどうする?」
「それも魔法攻撃にかかっている。我はこれより指示を出す。このまま経過すれば、汝がいう祝勝会以前の問題だ。時間切れとなるのは目に見えておる……」
 三分の一が経過した時点で気付くのは流石だと思った。諒太はまだ気にしていなかったのだ。時間切れだなんていう話は……。

「もう死に戻り云々の話は止めねばならん。此度の挑戦でクリアするというのなら……」
 諒太は頷いていた。次回以降となれば戦力が落ちているはず。先んじてクリアを目指すセイクリッドサーバーはそれを目指せないのだ。

「我はヘイトムーブへ移行する。それにより一般プレイヤーの攻撃を促進させよう」
「分かった。俺もフォローする。今回でケリを付けなければならない……」
 諒太もまた決意していた。夏美と自身がどれだけ与えようとも一般ダメージが入らないことには意味がない。サーバー全体のイベントなのだ。勇者だけが戦ったとしてクリアとなるはずもなかった。

「皆のもの! これより我がルイナーの攻撃を引き受ける。遠距離攻撃していた者たちはその隙に近接攻撃を繰り出せ! 勇者以外の攻撃が圧倒的に不足しておる! もはや死に戻りを気にする時間帯ではないのだ!」
 タルトの話に静まり返ったプレイヤーたちだが、一瞬のあと威勢の良い声を返している。
 この度のイベントは三時間制限。それを思い出したプレイヤーたちは死に戻る恐怖よりもクリアを優先事項としていた。

「ナツ、ついてこい!」
「リョウちん、どうするの!?」
 タルトと別れ、諒太と夏美は編隊を組む。一般とは別に勇者としてもまだまだダメージを累積しなくてはならないのだ。

「俺たちの攻撃が神聖力ダメージ以外に加算されるかどうかは分からない。でも、規定値にはまだまだ足りない。二人であったとして時間が足りるか分からないんだ」
 かつて諒太は敷嶋に聞いた。制限時間一杯まで勇者ナツがクリティカルヒットを繰り出したとして間に合うか分からないのだと。
 此度のルイナーは予定されていたものとは異なり、亜種である可能性が高い。与えすぎとなるくらいが適切な攻撃量だと思う。

「了解! あたしたちは神聖力ダメージを累積していくだけだね?」
「そういうことだ。最後の場面で俺たちのダメージが足りていないとか話にならん。勇者による神聖力ダメージは常に一般を超えて与えておくべきだ」

 一般プレイヤーの累積ダメージはどうすることもできない。諒太たちは与えられた役割を全うするだけであり、神聖力ダメージを累積していくだけだ。
 仕切り直しといったところで、突如としてルイナーが身体を大きく回転させた。
 上空から見ていた諒太は唖然と固まっている。それはようやく見せた強攻撃に違いないのだが、強いだけでなく広い判定を持つ範囲攻撃であったからだ。

 何騎ものワイバーンが落下していく。一斉攻撃を仕掛けたところだというのに、間が悪いとしか言いようがない。

「タルト!?」
「我は問題ない! しかし、皇国の部隊が半壊した。レベル100以下は根こそぎ死に戻ったはず……」
 突撃班の指揮を執っていたタルトは無事な様子だが、どうやらレベルの低いプレイヤーは軒並み一撃で死に戻ってしまったらしい。

「どうすんだ!? これから今のをずっと撃ってくんだぞ!?」
「うむ、想像以上に強い。正直にレベル100以下は近付くべきではない。治癒士を近づかせてエリアヒールを連発させるしかないな」
 尚も特攻作戦を継続するようだ。もう既に全員で生き残るとか言える状況ではない。明確に時間が足りない状況では流石のタルトも取捨選択ができたのだと思う。

 諒太は考えていた。安全確実に討伐するはずが、ルイナーを倒すことすら覚束ない。この期に及んで出来ることはないのかと。

「おいリナンシー、お前デバフとかできるか?」
「無茶言うな、婿殿! アレはこの世の理に反した存在じゃぞ!?」
「できるのか、できないのかどっちだ!?」

 少しでも弱体化していく。諒太は戦闘員ではないリナンシーをも使うつもりだ。
「蔦の拘束はできんし、効くか分からん神力を撒くくらいじゃの。あとは魅了くらいしか妾はできん」
 リナンシーは既に加護によって魔力供給とステータス上昇を諒太に与えている。従って戦闘技能まで持ち合わせているはずもなかった。

「なら神力を撒け。あと魅了をかけ続けろ。敷嶋プロデューサーなら可能性の芽は摘まれていないはずだ……」
 魅了は行動不能を引き起こす。加えて若干のステータス低下が期待できた。しかし、行動不能確率は現実的ではなく、成功したとして基本はステータス低下だけである。

「期待するなよ? 妾は戦闘員ではないのだからな……」
 自信なさげなリナンシー。かといって、彼女の魅了は補助的なものである。諒太としても行動不能まで期待していなかった。

 また諒太は気付いている。他にもルイナーを弱体化させる術が残されていること。間違いなく耳にしたはず。それを確かに諒太は聞いたのだから。

『イフリート様の加護が宿る指輪の持ち主。その強大な火力で以て、ルイナーを弱体化させました……』

 それは前世界線にあった創作本の解説。現世界線の創作本においては記されていないことだ。しかし、諒太は焔のリングにある召喚を使えばルイナーを弱体化できると考えている。

「ナツ、お前は風のリングを持っているか?」
 歴史を変えようと思う。記憶によるとマヌカハニー戦闘狂旗団は悪魔公爵クロケルと戦ったはず。ならばサンセットヒルに封印された大精霊ジンを解き放った可能性がある。

「え? うん、持ってるけど……」
 やはり夏美は手に入れていた。焔のリングと対を成す風のリング。温存するような場面ではなく、ロークアットが話したように弱体化できるのなら諒太は召喚を実行すべきである。

「俺がイフリートを召喚するから、ナツはジンを召喚しろ。恐らくルイナーに対してデバフ効果がある……」
 確信はなかったけれど、勇者である二人にできることは限られている。だからこそ、少しでも一般プレイヤーの負担を減らしてあげるべきだ。

「いいけど、使ったことあんの?」
「いや、初めてだ。でも最終イベント前に解放された二つのダンジョンでドロップしたアイテム。ここで使うべきだと思わないか?」
 諒太の話に夏美は頷いている。確かに重要なアイテムであれば、直前のイベントで配布される可能性が高い。どのような効果があるのか少しも分からなかったけれど、夏美は風のリングを使うべきだと思う。

「で、どうやんの? 近付いた方がいい?」
 問題は効果範囲であった。諒太とて有効であることくらいしか分からないのだ。従って範囲外で使用するよりも接近して使うべきである。
「ナツ、俺が前に行く。一斉に使用するからな? たぶん召喚と念じるだけでいい」
 恐らくはテイムモンスターと同じ。使用に関して難しい取り決めがあるとは思えない。
 諒太を先頭にして二人はルイナー目掛けて高度を下げていく。眼下には今も特攻を仕掛ける聖王国軍と王国兵がいたけれど、この度のクエストにはプレイヤーキルが設定されていない。どのような攻撃が繰り出されたとして問題ないはずだ。

「いくぞ、ナツ!!」
 諒太が声を張る。目と鼻の先にまで迫った今であればと。
 了解と夏美が返事をし、二人共がリングを掲げた。

「「召喚っ!!」」

 このとき二人は特に何の問題も予想していない。二人の認識が根本的に間違っているなんて。

 召喚を念じたリングは瞬時に輝きを帯びる。やはり召喚に複雑な手順は必要なかった。輝きを放ったあと、空中に巨大な召喚陣を描いていたのだから。

「ちょ、リョウちん!?」
「マジかよ!?」
 二人して度肝を抜かれている。なぜなら召喚陣から映し出された影はルイナーほどの大きさがあったからだ。それも二体同時。赤い精霊王と青い精霊王の姿が徐々に浮かび上がっている。

 ところが、諒太はその大きさよりも、別の事柄に驚きを禁じ得ない。

『勇者リョウ、ようやく儂の出番が訪れたようだな……』

 心の中心に響く声。記憶にあるドスの利いた低い声である。言わずもがな諒太にはその声の主が誰であるのか分かった。

 夏美には聞こえていないのだと思う。これは全てセイクリッド世界から引き継がれたものであり、アルカナの設定にあるわけがない。精霊王の声は諒太の心にだけ届く。

『約束の時は来た。全ては神意のままに。儂は力の限りを其方へと授ける……』

 語り続ける声は戸惑う諒太に有無を言わせない。最後までに一方的に意志を押し付けている。

『今こそ、いつぞやの約束を果たそう――――』
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