142 / 226
第三章 希望を抱いて
タイムリミット
しおりを挟む
ジャスミス大鉱山に戻ってきた諒太。まさかここで再び採掘をする日が来ようとは考えもしていないことであった。
現金がないために諒太はギルドカードを提示し、入山料の1500ナールを支払う。
「土竜叩きの採掘効果(大)だけが頼りだ……」
マトックはレンタルせず、諒太は土竜叩きを担いで鉱山へと入っていく。入山料1500ナールを支払ったため、残りはちょうど三万ナールだ。それは利子を支払う意味合いしかなかったけれど、奴隷落ちを避けるには零時までにギルドカードへと入金しておかねばならない。
「親はもう出かけたんだ。夕飯は露店で買ったパンだけですまそう」
採掘途中にログアウトしたり、転移したりすると買い取りが半額になってしまう。だからこそギリギリまでダンジョンに籠もるつもりだ。両親は空港へと向かったことだし、ログアウトする必要はなかった。
「これで貯めなきゃいけないのは三万ナール。ソラの報酬を当てにしすぎるのは良くない。俺自身が最大の運を発揮するっきゃねぇ……」
諒太は最下層へと進む。道中の雑魚はまるで相手にならなかった。熟練度の低い打撃であったけれど、何の問題もない。
ボス部屋の大扉前。夏美が話していたポイントである。アダマンタイトの確率はともかくとして、ミスリルの採掘に適しているらしい。
「よっしゃ! いくぞ!」
諒太は採掘と心に念じる。するとスキル的に身体が反応。嫌がらせかと思うほど、ゆっくりとしたモーションにて土竜叩きが振り下ろされている。
諒太は言葉を失っていた。なぜなら飛び散った岩の中に白銀の鉱石が転がっていたからだ。それは期待したミスリル鉱石に他ならない。
「マジか!? 採掘効果(大)いけるんじゃね!?」
幸先の良いスタートに諒太は張り切っていた。けれど、そのあとは鉄鉱石ばかりが手に入る。持ちきれなくなった鉄鉱石を捨て、ミスリルとアダマンタイトのみを掘り当てようとしていた。
四時間が経過している。ダンジョンを徒歩にて戻ることを考えれば、そろそろ限界であった。
現状、ミスリルは合計五個。鉄鉱石はアイテムボックスに入るだけを入手していたけれど、鉄鉱石の買い取り価格は鉱山価格でも10ナールにしかならないのだ。金策にて鉄鉱石はゴミ同然といえた。
「今、戻っても意味はない。だったら掘り続けるしかねぇ……」
戻ったとして足りないのは明白。ならば掘り続けるしかない。半値になったとしてアダマンタイトは二万五千の買い取りである。一時間を採掘に費やし、リバレーションにて冒険者ギルドへ飛び込むことこそが正解だと思う。
「半値の一般買い取り価格だとして、アダマンタイトを一つ掘り当てたら、現状でも27500ナールになる。一時間あればミスリルも一つは出るだろうし」
捕らぬタヌキのとはいうけれど、諒太のはまさにそれであった。アダマンタイトは夏美ですら三個しか手に入れた経験がないものだ。それを一時間で掘り当て、尚且つミスリルまで採掘しようだなんて虫のいい話である。
だが、諒太は本気だった。既にアダマンタイトを手に入れるしか奴隷回避の方法はない。アダマンタイトさえ手に入れば、諒太にはまだ望みがあるはずだ。
このあとも諒太は懸命に採掘を続けた。零時まであと五分。もう幾ばくも時間がない。零時までに査定をしてもらって、ギルドカードにプールしなくてはならないというのに。
この一時間でミスリルは一個手に入れていたけれど、諒太が望むアダマンタイトはまだ一つもなかった。
「採掘!」
最後まで足掻いてやろうと思う。諒太は勇者であり、諦めても良い立場ではない。最後の一分になろうとも採掘を続けなければならなかった。
「頼む!」
次の瞬間、振り下ろされた土竜叩きがキーンと甲高い音を上げた。
これは今までにない反応である。通常であれば鈍い音が響くだけだが、この度は硬い何かを叩いたかのような手応えがあった。
「マジか……」
足下には黒光りする鉱石が転がっている。色は似ていたけれど、仄かに煌めく鉱石が鉄鉱石であるはずがない。
恐る恐る拾い上げてみると、それは諒太が待ち望んだものであった……。
【アダマンタイト鉱石】
ゴクリと息を呑むも、諒太は透かさずリバレーションを唱える。あと四分で入金してもらわねば意味はないのだと。
ギルドの裏手へと転移し、直ぐさま駆け込んでいく。
即座にカウンターへと鉱石を並べ、怒鳴るように諒太は言った。
「これを買い取って、早く入金してくれ! もう時間がない!」
「は、はい!」
アーシェが奥の部屋へと入っていく。あとまだ二分ある。鉱石の査定は価格が決まっているのだ。従って諒太は間に合うと考えていた。
「マ、マスター?」
気付けば隣にソラがいた。彼女は依頼をこなしたあと諒太を待っていたらしい。
「ソラはどれだけプールしてくれたんだ!?」
彼女の肩を掴み、諒太が聞く。ソラが十分な金額を貯めてくれていたのなら、恐らくは大丈夫だろうと。
「1800ナールです……」
諒太は眉根を寄せる。確かそれくらいあれば利子には足りるはず。
「えっと、アダマンタイトが25000。ミスリルが六個で3000。残りが30000ナールだから……」
諒太は指を折りながら数えている。利子として支払う金額に届いているのかどうかと。
「あと二百ナール足りない……」
こうなると鉄鉱石の買い取りにかけるしかない。鉄鉱石は半額で5ナール。しかし、四十個あれば利子を払い終えることができる。
あと一分というところで、アーシェが戻ってきた。
諒太は割と緊張していたけれど、アーシェは笑顔である。その表情から利子の返済分に届いていたのだと分かった。
「リョウ君、お疲れさま! わたしは本当に心配してたんだよ?」
今となっては笑い話だ。安堵するアーシェに諒太はようやく第一関門を突破したのだと実感が湧いていた。
「本当にヤバかった……。明日からは元本も返すつもりで頑張るよ」
「余裕を持って返済してよね? とりあえずご褒美として、素敵なレストランでの食事を……。ご、ご馳走しちゃおうかな……って?」
割と勇気を要したのだろう。アーシェの目は泳いでいる。またフレアに釘を刺されていた諒太は二つ返事で答えるべきかどうかを考え込んでしまう。
諒太が返答に困っていると、不意にギルドの扉が勢いよく開かれた。
何事かと振り返る諒太。すると物々しい鎧を身を纏った衛兵らしき男たちが入り口から入ってくる。だが、兵にしては種族がバラバラで、彼らのパーティーは人族にドワーフ、エルフという変わったものだ。また彼らは真っ直ぐに受付カウンターへと向かっていた。
あまりの勢いに諒太は道を空けるようにカウンター脇へと移動。しかし、彼らは真似たかのように諒太の方へと向かう。
明らかに目が合った。どうやら彼らは諒太に用事があるらしい。
「えっと……、何かご用ですか?」
恐る恐る尋ねてみる。面識などなかったから、小首を傾げながら。
「君がリョウだな?」
頷く諒太に先頭に立つ男が手を差し出す。何だかよく分からないが、諒太は握手かと思い、その手を取ろうとする。
このあと思いもしない話を聞かされてしまう。諒太は想定外の話を聞かされていた。
「君を借金奴隷として拘束する――――」
思わず目が点になってしまう。諒太は間に合ったはず。だから困惑するだけで、何の返答もできないままだ。
必要な残高はあと三万ナールだった。鉄鉱石を含めなければ、残りはあと200ナールであったはず。また鉄鉱石の買い取りを含めた金額はアーシェが入金してくれており、その彼女が笑顔なのだ。だから、間違いなく利子分には足りていただろうし、諒太の入金額は三万ナール以上あったはずだ。
「リョウ君は利子分をプールしています! 残金は十万ナールあるはずです! ちゃんと調べてください!」
声を荒らげたのはアーシェである。彼女自身が入金手続きをしたのだ。だからこそ拘束される筋合いがないことを理解していた。
ところが、諒太は知らされてしまう。アーシェの勘違いを。自らの説明不足について。
「リョウ君は先ほど29990ナールも入金したのですよ!?」
アーシェの声に唖然とする諒太。確かにギルドを出る前は28500ナールが足りない金額であった。けれど、入山料に1500ナールをギルドカードで支払ったのだ。故に残りは三万となり、諒太は三万ナールを入金しなければ、プールされた金額が十万に届かない。
アーシェに説明していなかった諒太。彼女の話に奴隷落ちの理由を知る。
諒太は鉄鉱石二つ分という、たった10ナールに泣かされることになった……。
現金がないために諒太はギルドカードを提示し、入山料の1500ナールを支払う。
「土竜叩きの採掘効果(大)だけが頼りだ……」
マトックはレンタルせず、諒太は土竜叩きを担いで鉱山へと入っていく。入山料1500ナールを支払ったため、残りはちょうど三万ナールだ。それは利子を支払う意味合いしかなかったけれど、奴隷落ちを避けるには零時までにギルドカードへと入金しておかねばならない。
「親はもう出かけたんだ。夕飯は露店で買ったパンだけですまそう」
採掘途中にログアウトしたり、転移したりすると買い取りが半額になってしまう。だからこそギリギリまでダンジョンに籠もるつもりだ。両親は空港へと向かったことだし、ログアウトする必要はなかった。
「これで貯めなきゃいけないのは三万ナール。ソラの報酬を当てにしすぎるのは良くない。俺自身が最大の運を発揮するっきゃねぇ……」
諒太は最下層へと進む。道中の雑魚はまるで相手にならなかった。熟練度の低い打撃であったけれど、何の問題もない。
ボス部屋の大扉前。夏美が話していたポイントである。アダマンタイトの確率はともかくとして、ミスリルの採掘に適しているらしい。
「よっしゃ! いくぞ!」
諒太は採掘と心に念じる。するとスキル的に身体が反応。嫌がらせかと思うほど、ゆっくりとしたモーションにて土竜叩きが振り下ろされている。
諒太は言葉を失っていた。なぜなら飛び散った岩の中に白銀の鉱石が転がっていたからだ。それは期待したミスリル鉱石に他ならない。
「マジか!? 採掘効果(大)いけるんじゃね!?」
幸先の良いスタートに諒太は張り切っていた。けれど、そのあとは鉄鉱石ばかりが手に入る。持ちきれなくなった鉄鉱石を捨て、ミスリルとアダマンタイトのみを掘り当てようとしていた。
四時間が経過している。ダンジョンを徒歩にて戻ることを考えれば、そろそろ限界であった。
現状、ミスリルは合計五個。鉄鉱石はアイテムボックスに入るだけを入手していたけれど、鉄鉱石の買い取り価格は鉱山価格でも10ナールにしかならないのだ。金策にて鉄鉱石はゴミ同然といえた。
「今、戻っても意味はない。だったら掘り続けるしかねぇ……」
戻ったとして足りないのは明白。ならば掘り続けるしかない。半値になったとしてアダマンタイトは二万五千の買い取りである。一時間を採掘に費やし、リバレーションにて冒険者ギルドへ飛び込むことこそが正解だと思う。
「半値の一般買い取り価格だとして、アダマンタイトを一つ掘り当てたら、現状でも27500ナールになる。一時間あればミスリルも一つは出るだろうし」
捕らぬタヌキのとはいうけれど、諒太のはまさにそれであった。アダマンタイトは夏美ですら三個しか手に入れた経験がないものだ。それを一時間で掘り当て、尚且つミスリルまで採掘しようだなんて虫のいい話である。
だが、諒太は本気だった。既にアダマンタイトを手に入れるしか奴隷回避の方法はない。アダマンタイトさえ手に入れば、諒太にはまだ望みがあるはずだ。
このあとも諒太は懸命に採掘を続けた。零時まであと五分。もう幾ばくも時間がない。零時までに査定をしてもらって、ギルドカードにプールしなくてはならないというのに。
この一時間でミスリルは一個手に入れていたけれど、諒太が望むアダマンタイトはまだ一つもなかった。
「採掘!」
最後まで足掻いてやろうと思う。諒太は勇者であり、諦めても良い立場ではない。最後の一分になろうとも採掘を続けなければならなかった。
「頼む!」
次の瞬間、振り下ろされた土竜叩きがキーンと甲高い音を上げた。
これは今までにない反応である。通常であれば鈍い音が響くだけだが、この度は硬い何かを叩いたかのような手応えがあった。
「マジか……」
足下には黒光りする鉱石が転がっている。色は似ていたけれど、仄かに煌めく鉱石が鉄鉱石であるはずがない。
恐る恐る拾い上げてみると、それは諒太が待ち望んだものであった……。
【アダマンタイト鉱石】
ゴクリと息を呑むも、諒太は透かさずリバレーションを唱える。あと四分で入金してもらわねば意味はないのだと。
ギルドの裏手へと転移し、直ぐさま駆け込んでいく。
即座にカウンターへと鉱石を並べ、怒鳴るように諒太は言った。
「これを買い取って、早く入金してくれ! もう時間がない!」
「は、はい!」
アーシェが奥の部屋へと入っていく。あとまだ二分ある。鉱石の査定は価格が決まっているのだ。従って諒太は間に合うと考えていた。
「マ、マスター?」
気付けば隣にソラがいた。彼女は依頼をこなしたあと諒太を待っていたらしい。
「ソラはどれだけプールしてくれたんだ!?」
彼女の肩を掴み、諒太が聞く。ソラが十分な金額を貯めてくれていたのなら、恐らくは大丈夫だろうと。
「1800ナールです……」
諒太は眉根を寄せる。確かそれくらいあれば利子には足りるはず。
「えっと、アダマンタイトが25000。ミスリルが六個で3000。残りが30000ナールだから……」
諒太は指を折りながら数えている。利子として支払う金額に届いているのかどうかと。
「あと二百ナール足りない……」
こうなると鉄鉱石の買い取りにかけるしかない。鉄鉱石は半額で5ナール。しかし、四十個あれば利子を払い終えることができる。
あと一分というところで、アーシェが戻ってきた。
諒太は割と緊張していたけれど、アーシェは笑顔である。その表情から利子の返済分に届いていたのだと分かった。
「リョウ君、お疲れさま! わたしは本当に心配してたんだよ?」
今となっては笑い話だ。安堵するアーシェに諒太はようやく第一関門を突破したのだと実感が湧いていた。
「本当にヤバかった……。明日からは元本も返すつもりで頑張るよ」
「余裕を持って返済してよね? とりあえずご褒美として、素敵なレストランでの食事を……。ご、ご馳走しちゃおうかな……って?」
割と勇気を要したのだろう。アーシェの目は泳いでいる。またフレアに釘を刺されていた諒太は二つ返事で答えるべきかどうかを考え込んでしまう。
諒太が返答に困っていると、不意にギルドの扉が勢いよく開かれた。
何事かと振り返る諒太。すると物々しい鎧を身を纏った衛兵らしき男たちが入り口から入ってくる。だが、兵にしては種族がバラバラで、彼らのパーティーは人族にドワーフ、エルフという変わったものだ。また彼らは真っ直ぐに受付カウンターへと向かっていた。
あまりの勢いに諒太は道を空けるようにカウンター脇へと移動。しかし、彼らは真似たかのように諒太の方へと向かう。
明らかに目が合った。どうやら彼らは諒太に用事があるらしい。
「えっと……、何かご用ですか?」
恐る恐る尋ねてみる。面識などなかったから、小首を傾げながら。
「君がリョウだな?」
頷く諒太に先頭に立つ男が手を差し出す。何だかよく分からないが、諒太は握手かと思い、その手を取ろうとする。
このあと思いもしない話を聞かされてしまう。諒太は想定外の話を聞かされていた。
「君を借金奴隷として拘束する――――」
思わず目が点になってしまう。諒太は間に合ったはず。だから困惑するだけで、何の返答もできないままだ。
必要な残高はあと三万ナールだった。鉄鉱石を含めなければ、残りはあと200ナールであったはず。また鉄鉱石の買い取りを含めた金額はアーシェが入金してくれており、その彼女が笑顔なのだ。だから、間違いなく利子分には足りていただろうし、諒太の入金額は三万ナール以上あったはずだ。
「リョウ君は利子分をプールしています! 残金は十万ナールあるはずです! ちゃんと調べてください!」
声を荒らげたのはアーシェである。彼女自身が入金手続きをしたのだ。だからこそ拘束される筋合いがないことを理解していた。
ところが、諒太は知らされてしまう。アーシェの勘違いを。自らの説明不足について。
「リョウ君は先ほど29990ナールも入金したのですよ!?」
アーシェの声に唖然とする諒太。確かにギルドを出る前は28500ナールが足りない金額であった。けれど、入山料に1500ナールをギルドカードで支払ったのだ。故に残りは三万となり、諒太は三万ナールを入金しなければ、プールされた金額が十万に届かない。
アーシェに説明していなかった諒太。彼女の話に奴隷落ちの理由を知る。
諒太は鉄鉱石二つ分という、たった10ナールに泣かされることになった……。
0
お気に入りに追加
59
あなたにおすすめの小説

凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。

異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

病弱少年が怪我した小鳥を偶然テイムして、冒険者ギルドの採取系クエストをやらせていたら、知らないうちにLV99になってました。
もう書かないって言ったよね?
ファンタジー
ベッドで寝たきりだった少年が、ある日、家の外で怪我している青い小鳥『ピーちゃん』を助けたことから二人の大冒険の日々が始まった。

聖女の力を隠して塩対応していたら追放されたので冒険者になろうと思います
登龍乃月
ファンタジー
「フィリア! お前のような卑怯な女はいらん! 即刻国から出てゆくがいい!」
「え? いいんですか?」
聖女候補の一人である私、フィリアは王国の皇太子の嫁候補の一人でもあった。
聖女となった者が皇太子の妻となる。
そんな話が持ち上がり、私が嫁兼聖女候補に入ったと知らされた時は絶望だった。
皇太子はデブだし臭いし歯磨きもしない見てくれ最悪のニキビ顔、性格は傲慢でわがまま厚顔無恥の最悪を極める、そのくせプライド高いナルシスト。
私の一番嫌いなタイプだった。
ある日聖女の力に目覚めてしまった私、しかし皇太子の嫁になるなんて死んでも嫌だったので一生懸命その力を隠し、皇太子から嫌われるよう塩対応を続けていた。
そんなある日、冤罪をかけられた私はなんと国外追放。
やった!
これで最悪な責務から解放された!
隣の国に流れ着いた私はたまたま出会った冒険者バルトにスカウトされ、冒険者として新たな人生のスタートを切る事になった。
そして真の聖女たるフィリアが消えたことにより、彼女が無自覚に張っていた退魔の結界が消え、皇太子や城に様々な災厄が降りかかっていくのであった。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
HOT 1位!ファンタジー 3位! ありがとうございます!
父親が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
その他、多数投稿しています!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる