126 / 226
第三章 希望を抱いて
事後報告
しおりを挟む 水竜は水中を移動して、かつて知ったる崖の下の洞窟にたどり着いた。
『水泡』に包まれたリーンと共に水中から上がり、奥にある部屋へ向かうまでに、水竜は姿を変え、包まれていたリーンの『水泡』も消え、フールシアの腕の中にいた。
そのまま奥にある、高さの低い巨大なベットの上に降ろされる。
「…。」
「さっきのは誰だ」
ルークの事だ。
いつも一人でいるから…。
誰かが側にいることなんて無かったから、フールシアは訪ねて来るのだろう。
何て答えればいい…。
リーンはうつ向きながら、答えた。
「今、一緒に旅をしている仲間だ」
本当の事だ…。
「そんな顔をして、ただの仲間なのか?」
フールシアに顎を持たれ、上を向かされ視線が合う。
どんな顔をしているかなんて、わからない…。
「まあ、いい…。おいおい聞かせてもらう…」
そう言って『魔力の交合』をするために、フールシアは口付けてきた。
自分でもわからない存在位置を、答えられる訳がない…。
『魔力の交合』の後の戯れが、気だるかった。
ルークの叫び声と姿が、脳裏に焼き付いたまま消えてくれない…。
リーンはフールシアのされるがままに、身体を明け渡していた。
「…気乗りしないみたいだな。…少し趣向を変えよう」
フールシアが珍しくそんなことを言って、洞窟の外に向かって、『水泡』を放った。
別段何が起こるわけでもなく、フールシアは背後からリーンを穿ち突き上げる。
「んっっ…あっ…あっ…」
フールシアはリーンの首筋に口付け、耳元で囁く。
「何か別の事を考えているな…」
「…。」
「ココにいる間は俺を見ろ…」
そう言って両胸の突起をきつく摘ままれた。
「あああっっ…」
なぜか分からないが、涙が溢れてきた。
何で!どうして!
もうどうしたら良いのかわからない…。
フールシアに背後から抱えられ、楔を打ち込まれ、上下に動かせれ、動くたびリーンの髪が揺れ、声が上がる。
「あっ…あっ…あんっ…んんんっ…」
考えることに疲れたリーンの思考は止まっていた。
フールシアが突然動きを止め、右手をリーンの前方に掲げる。
「『移動』」
そんな風に聞こえたかと思ったら、リーンの目の前にルークがいた。
「「!?」」
何が起こったのか、驚いているルークとリーンを見て、フールシアはニヤリと笑う。
「リーン。お前の可愛いところを見せてやれ」
そう言って、フールシアはリーンの両ひざ裏を掴み、左右に開いた。
リーンは我に返り、蜜を溢しながら勃ち上がっているモノを両手で隠し、涙を溢した。
「嫌っ!見ないで!」
こんな姿をルークには見られたくなかった。
欲情して、身体を繋げて、男を欲しがっている姿なんて見せてくなかった。
悲しくて、涙が止まらない…。
ルークは固まったまま、じっとリーンを見ている。
「…抱かせてないのか?」
二人の様子を見ていたフールシアが、不思議そうに笑う。
「…そんな…関係じゃ…ない…って…」
ルークの視線に曝されながら、恥ずかしくて、しどろもどろで答える。
「ふ~ん」
フールシアは納得しかねない感じで、ルークを見る。
「リーンが苦しそうだから、お前が慰めてやれ」
「ちょっと!何を言って!」
何を言い出すんだ!
この状況で、どう慰めるって!
ルークは顔を赤くして、操られたかのようにリーンに近付いて来て、顔を近づけてきた。
「ちょっとルーク!んっ…っ…」
ルークに口付けられ、口内に舌が侵入してきて、絡まり合う。
角度を変えられながら口内を蹂躙される。
「んっ…っ…んっ…つっ…んっっ…」
…気持ちがいい…思考が…溶ける…。
唇が離され、唾液が糸を作り、身体の力が抜け、背後のフールシアにもたれ掛かってしまう。
そう、まだ、フールシアは身体の中で固さを保ったまま…。
ルークはリーンが両手で隠している股間に顔を近付け、その隙間から見える濡れた茎に舌を這わす。
「あああっっ…!」
何度もイって敏感になっているソレは蜜を溢す。
「…ダメ…ルークが…ああっ…そんなことを…はぁ…んんっ…ダメ…」
そう言いながらも、リーンのモノはビクビクと震え、蜜を溢し、快楽から逃げようと腰が揺れ、中のフールシアを締め付ける。
外からと中からの刺激にリーンの身体が揺れだし、ルークにリーンの手が隠しているモノから、手を退けられた。
ルークの目の前に曝された、濡れて勃ち上がるモノに熱い視線を向けられ、身体が火照ってくる。
「…あっ…」
視観され、トロリと蜜が流れて、それをルークが舌で舐め取っていく。
「あああぁぁ…!」
ルークが前を咥え、舌先で刺激され、フールシアが後ろから突き上げてくる。
「あああっっ…あっ…あああっっ…あっ…あっ…あああっ…!」
…もう、快楽に身を委ねるしかなかった。
『水泡』に包まれたリーンと共に水中から上がり、奥にある部屋へ向かうまでに、水竜は姿を変え、包まれていたリーンの『水泡』も消え、フールシアの腕の中にいた。
そのまま奥にある、高さの低い巨大なベットの上に降ろされる。
「…。」
「さっきのは誰だ」
ルークの事だ。
いつも一人でいるから…。
誰かが側にいることなんて無かったから、フールシアは訪ねて来るのだろう。
何て答えればいい…。
リーンはうつ向きながら、答えた。
「今、一緒に旅をしている仲間だ」
本当の事だ…。
「そんな顔をして、ただの仲間なのか?」
フールシアに顎を持たれ、上を向かされ視線が合う。
どんな顔をしているかなんて、わからない…。
「まあ、いい…。おいおい聞かせてもらう…」
そう言って『魔力の交合』をするために、フールシアは口付けてきた。
自分でもわからない存在位置を、答えられる訳がない…。
『魔力の交合』の後の戯れが、気だるかった。
ルークの叫び声と姿が、脳裏に焼き付いたまま消えてくれない…。
リーンはフールシアのされるがままに、身体を明け渡していた。
「…気乗りしないみたいだな。…少し趣向を変えよう」
フールシアが珍しくそんなことを言って、洞窟の外に向かって、『水泡』を放った。
別段何が起こるわけでもなく、フールシアは背後からリーンを穿ち突き上げる。
「んっっ…あっ…あっ…」
フールシアはリーンの首筋に口付け、耳元で囁く。
「何か別の事を考えているな…」
「…。」
「ココにいる間は俺を見ろ…」
そう言って両胸の突起をきつく摘ままれた。
「あああっっ…」
なぜか分からないが、涙が溢れてきた。
何で!どうして!
もうどうしたら良いのかわからない…。
フールシアに背後から抱えられ、楔を打ち込まれ、上下に動かせれ、動くたびリーンの髪が揺れ、声が上がる。
「あっ…あっ…あんっ…んんんっ…」
考えることに疲れたリーンの思考は止まっていた。
フールシアが突然動きを止め、右手をリーンの前方に掲げる。
「『移動』」
そんな風に聞こえたかと思ったら、リーンの目の前にルークがいた。
「「!?」」
何が起こったのか、驚いているルークとリーンを見て、フールシアはニヤリと笑う。
「リーン。お前の可愛いところを見せてやれ」
そう言って、フールシアはリーンの両ひざ裏を掴み、左右に開いた。
リーンは我に返り、蜜を溢しながら勃ち上がっているモノを両手で隠し、涙を溢した。
「嫌っ!見ないで!」
こんな姿をルークには見られたくなかった。
欲情して、身体を繋げて、男を欲しがっている姿なんて見せてくなかった。
悲しくて、涙が止まらない…。
ルークは固まったまま、じっとリーンを見ている。
「…抱かせてないのか?」
二人の様子を見ていたフールシアが、不思議そうに笑う。
「…そんな…関係じゃ…ない…って…」
ルークの視線に曝されながら、恥ずかしくて、しどろもどろで答える。
「ふ~ん」
フールシアは納得しかねない感じで、ルークを見る。
「リーンが苦しそうだから、お前が慰めてやれ」
「ちょっと!何を言って!」
何を言い出すんだ!
この状況で、どう慰めるって!
ルークは顔を赤くして、操られたかのようにリーンに近付いて来て、顔を近づけてきた。
「ちょっとルーク!んっ…っ…」
ルークに口付けられ、口内に舌が侵入してきて、絡まり合う。
角度を変えられながら口内を蹂躙される。
「んっ…っ…んっ…つっ…んっっ…」
…気持ちがいい…思考が…溶ける…。
唇が離され、唾液が糸を作り、身体の力が抜け、背後のフールシアにもたれ掛かってしまう。
そう、まだ、フールシアは身体の中で固さを保ったまま…。
ルークはリーンが両手で隠している股間に顔を近付け、その隙間から見える濡れた茎に舌を這わす。
「あああっっ…!」
何度もイって敏感になっているソレは蜜を溢す。
「…ダメ…ルークが…ああっ…そんなことを…はぁ…んんっ…ダメ…」
そう言いながらも、リーンのモノはビクビクと震え、蜜を溢し、快楽から逃げようと腰が揺れ、中のフールシアを締め付ける。
外からと中からの刺激にリーンの身体が揺れだし、ルークにリーンの手が隠しているモノから、手を退けられた。
ルークの目の前に曝された、濡れて勃ち上がるモノに熱い視線を向けられ、身体が火照ってくる。
「…あっ…」
視観され、トロリと蜜が流れて、それをルークが舌で舐め取っていく。
「あああぁぁ…!」
ルークが前を咥え、舌先で刺激され、フールシアが後ろから突き上げてくる。
「あああっっ…あっ…あああっっ…あっ…あっ…あああっ…!」
…もう、快楽に身を委ねるしかなかった。
0
お気に入りに追加
59
あなたにおすすめの小説

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
HOT 1位!ファンタジー 3位! ありがとうございます!
父親が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
その他、多数投稿しています!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!

凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

家庭菜園物語
コンビニ
ファンタジー
お人好しで動物好きな最上 悠(さいじょう ゆう)は肉親であった祖父が亡くなり、最後の家族であり姉のような存在でもある黒猫の杏(あんず)も静かに息を引き取ろうとする中で、助けたいなら異世界に来てくれないかと、少し残念な神様に提案される。
その転移先で秋田犬の大福を助けたことで、能力を失いそのままスローライフをおくることとなってしまう。
異世界で新しい家族や友人を作り、本人としてはほのぼのと家庭菜園を営んでいるが、小さな畑が世界には大きな影響を与えることになっていく。

異世界でお取り寄せ生活
マーチ・メイ
ファンタジー
異世界の魔力不足を補うため、年に数人が魔法を貰い渡り人として渡っていく、そんな世界である日、日本で普通に働いていた橋沼桜が選ばれた。
突然のことに驚く桜だったが、魔法を貰えると知りすぐさま快諾。
貰った魔法は、昔食べて美味しかったチョコレートをまた食べたいがためのお取り寄せ魔法。
意気揚々と異世界へ旅立ち、そして桜の異世界生活が始まる。
貰った魔法を満喫しつつ、異世界で知り合った人達と緩く、のんびりと異世界生活を楽しんでいたら、取り寄せ魔法でとんでもないことが起こり……!?
そんな感じの話です。
のんびり緩い話が好きな人向け、恋愛要素は皆無です。
※小説家になろう、カクヨムでも同時掲載しております。

ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる