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第二章 悪夢の果てに
運命のアルカナ
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「今から行く。ナツのスキル習得を手伝ってやるよ」
『ええ!? できんの? そんなこと!?』
夏美は驚いているが、諒太は可能だと踏んでいる。席があるのなら入り込めるはず。出張データとしてなら何も問題はないはずだと。
通話を切り、諒太は急いで支度を済ませた。自転車に飛び乗り夏美の家を目指す。
セイクリッド世界とは異なる薄呆けた夕陽を背に全速力で自転車を走らせる。急ぐ理由は一つ。それは夏美の両親と顔を合わせたくなかったからだ。
あの蒸し返すような夏に会って以来、諒太は九重家の二人に会っていない。
だからこそ嫌だった。何を話せば良いのか分からないし、ともすれば謝罪されるかもしれない。今となっては大人たちの判断も理解できたけれど、あの頃に覚えた閉塞感は否定しようがなかった。もしも謝罪など口にされたのなら、諒太は感情を抑えきれるか分からない。よって会わぬ方がお互いのためだと思っている。
ノンストップで夏美の家に到着。直ぐさま諒太は自転車を置き、呼び鈴を鳴らす。
「早いね! どうぞどうぞ!」
夏美が鍵をかけている間に諒太は上がり込む。二階へと駆け上がり、早速とセッティングを始めている。
「リョウちん、本当にプレイできるの?」
「恐らく。まあ失敗してもプレイできないだけだ。試す価値はあるだろう?」
夏美のクレセントムーンがベッドに転がっている。諒太は何も考えずにその隣へ本体を置いたけれど、これはまたも良くない展開に発展するかもしれない。
「リョウちん、別に隣じゃなくても……。臭い匂いが布団に……」
「臭い言うな。ベッドにセッティングしたのは癖だ。セイクリッド世界へのログインは身体が消えてしまうからな」
「まあ良いけど。それでどうすんの?」
夏美は特に気にすることなく作戦を聞く。文句は諒太の体臭だけらしい。
「出張させるにはどうすればいい? その手順通りに行う。あとプレイヤーがいない場所で頼む。俺は一応勇者だし、ステータスを見られるとややこしくなってしまう」
「ケーブルが繋がってたら、メニューに召喚が追加されんの。接続はあたしが要請するからリョウちんは確認するだけだよ。場所はあたしの倉庫でいい?」
諒太は召喚陣を使ったけれど、普通の救援はメニュー画面から選ぶらしい。元々サブ的な要素である。特に難しい作業を要求されることはなさそうだ。
「んじゃ、始めようか。倉庫に入ってから呼ぶよ」
諒太は夏美の隣に寝転がる。以前と違って緊張はない。残念な幼馴染みとゲームをするだけだと自分に言いきかせている。
「リョウちん、準備できたよ!」
夏美が準備完了を告げたのだが、対する諒太は固まっている。
彼は面食らっていたのだ。しかし、それは反応がなかったからではなく、諒太のクレセントムーンにメニュー画面が表示されたからである。
「マジか……」
キャラメイクをした時以来だ。常に魔法陣が表示されるだけであり、稀にアップデートの通知がポップアップするだけ。そんな諒太のクレセントムーンが元に戻ったかのようになっていた。とはいえメニュー画面の背後には魔法陣が見える。恐らく諒太はこの状態でもセイクリッド世界に転移できるのだろう。
割と困惑していたのだが、画面に召喚メッセージが表示されるや躊躇いなく許可を出す。迷っていても仕方がない。夢にまで見た本物のアルカナを諒太はようやくプレイできるのだから。
しばらくして画面は夏美の倉庫らしき場所へと移った。確かにゲーム感がある。現実とは異なるファンタジー世界。遂に諒太はアルカナの世界へとログインを果たしていた。
「すげぇ……」
自然と声が漏れてしまう。ベッドに横たわる感覚が残っているのに、ゲームの世界をちゃんと感じ取れる。セイクリッド世界のリアルさには遠く及ばないけれど、これは紛れもなく五感を覚えるゲームに違いなかった。
「これがアルカナだよ。リョウちん、今もベッドにいるからね?」
言って夏美が諒太の手を握る。ゲーム外の出来事であるけれど、夏美の手を感じられていた。温かく小さな手が諒太の手に絡んでいる。
「馬鹿やめろ。早く離せ……」
「アハハ、恥ずかしがるでない!」
「うるせぇ……」
兎にも角にも諒太はログインできた。本当に妙な感覚である。いつもと異なる見え方をする景色や操作感覚が諒太を戸惑わせていた。
「それでどうする? 何と戦えばいいの?」
「お前は本当にお気楽でいいな? ログインできたことが不思議に思わんのか?」
「いやだってリョウちんができると言ったんだし。現実に呼べたんだからいいじゃん?」
その通りであるが、切り替えが早すぎると思う。諒太的にはまだ余韻に浸りたいところであったというのに。
「リョウちん、とりあえず外に出ようよ! この辺りにプレイヤーはいないからさ。少し前はグレートサンドワーム狩りで賑わってたけど、一日一回しか狩れないし、出現率も悪いから、みんな何処かに行っちゃったよ……」
そういえばグレートサンドワームは一日一回という縛りがあった。まるで人がいないという現状はエンカウント率の悪さに加え、下位プレイヤーがレベル100というグレートサンドワームを恐れた結果であろう。
諒太と夏美は揃って倉庫を出る。諒太にとって初めてのフィールドだ。けれど、見慣れた景色でもある。いつもの景色をゲーム的に作り上げたような感じだった。
「スキル習得なら強敵が良いのだけどな。俺はエンシェントドラゴンの尻尾を受けて習得したけど……」
「あれもう倒しちゃったしなぁ……」
エンシェントドラゴンは妖精の国へと入るイベントボスの一つだ。既に妖精女王に会った夏美は倒してしまっており、再エンカウントは不可能である。
人がいないところという条件が厳しく、二人は荒野に立ち尽くしていた。
だが、そのとき、
「うおっ!?」
地面が激しく揺れた。この感覚は知っているものだ。都合三回目となる激しい揺れの正体は夏美も理解していることだろう。
「リョウちん、ラッキーだよ!」
「ああ助かった。ここでなら問題ない……」
地面が割れ、現れたものが大木のように伸びていく。この様子も見慣れたものである。しかし、二人は現れた魔物の姿に唖然とさせられてしまう。
「クソッ……」
全身が黒光りした魔物は見紛うはずもなかった。それは先日戦ったばかりだ。セイクリッド世界にいた激レアモンスターに他ならない。
連続で戦う羽目になるだなんて。強大な魔物に二人はエンカウントしていた……。
『ええ!? できんの? そんなこと!?』
夏美は驚いているが、諒太は可能だと踏んでいる。席があるのなら入り込めるはず。出張データとしてなら何も問題はないはずだと。
通話を切り、諒太は急いで支度を済ませた。自転車に飛び乗り夏美の家を目指す。
セイクリッド世界とは異なる薄呆けた夕陽を背に全速力で自転車を走らせる。急ぐ理由は一つ。それは夏美の両親と顔を合わせたくなかったからだ。
あの蒸し返すような夏に会って以来、諒太は九重家の二人に会っていない。
だからこそ嫌だった。何を話せば良いのか分からないし、ともすれば謝罪されるかもしれない。今となっては大人たちの判断も理解できたけれど、あの頃に覚えた閉塞感は否定しようがなかった。もしも謝罪など口にされたのなら、諒太は感情を抑えきれるか分からない。よって会わぬ方がお互いのためだと思っている。
ノンストップで夏美の家に到着。直ぐさま諒太は自転車を置き、呼び鈴を鳴らす。
「早いね! どうぞどうぞ!」
夏美が鍵をかけている間に諒太は上がり込む。二階へと駆け上がり、早速とセッティングを始めている。
「リョウちん、本当にプレイできるの?」
「恐らく。まあ失敗してもプレイできないだけだ。試す価値はあるだろう?」
夏美のクレセントムーンがベッドに転がっている。諒太は何も考えずにその隣へ本体を置いたけれど、これはまたも良くない展開に発展するかもしれない。
「リョウちん、別に隣じゃなくても……。臭い匂いが布団に……」
「臭い言うな。ベッドにセッティングしたのは癖だ。セイクリッド世界へのログインは身体が消えてしまうからな」
「まあ良いけど。それでどうすんの?」
夏美は特に気にすることなく作戦を聞く。文句は諒太の体臭だけらしい。
「出張させるにはどうすればいい? その手順通りに行う。あとプレイヤーがいない場所で頼む。俺は一応勇者だし、ステータスを見られるとややこしくなってしまう」
「ケーブルが繋がってたら、メニューに召喚が追加されんの。接続はあたしが要請するからリョウちんは確認するだけだよ。場所はあたしの倉庫でいい?」
諒太は召喚陣を使ったけれど、普通の救援はメニュー画面から選ぶらしい。元々サブ的な要素である。特に難しい作業を要求されることはなさそうだ。
「んじゃ、始めようか。倉庫に入ってから呼ぶよ」
諒太は夏美の隣に寝転がる。以前と違って緊張はない。残念な幼馴染みとゲームをするだけだと自分に言いきかせている。
「リョウちん、準備できたよ!」
夏美が準備完了を告げたのだが、対する諒太は固まっている。
彼は面食らっていたのだ。しかし、それは反応がなかったからではなく、諒太のクレセントムーンにメニュー画面が表示されたからである。
「マジか……」
キャラメイクをした時以来だ。常に魔法陣が表示されるだけであり、稀にアップデートの通知がポップアップするだけ。そんな諒太のクレセントムーンが元に戻ったかのようになっていた。とはいえメニュー画面の背後には魔法陣が見える。恐らく諒太はこの状態でもセイクリッド世界に転移できるのだろう。
割と困惑していたのだが、画面に召喚メッセージが表示されるや躊躇いなく許可を出す。迷っていても仕方がない。夢にまで見た本物のアルカナを諒太はようやくプレイできるのだから。
しばらくして画面は夏美の倉庫らしき場所へと移った。確かにゲーム感がある。現実とは異なるファンタジー世界。遂に諒太はアルカナの世界へとログインを果たしていた。
「すげぇ……」
自然と声が漏れてしまう。ベッドに横たわる感覚が残っているのに、ゲームの世界をちゃんと感じ取れる。セイクリッド世界のリアルさには遠く及ばないけれど、これは紛れもなく五感を覚えるゲームに違いなかった。
「これがアルカナだよ。リョウちん、今もベッドにいるからね?」
言って夏美が諒太の手を握る。ゲーム外の出来事であるけれど、夏美の手を感じられていた。温かく小さな手が諒太の手に絡んでいる。
「馬鹿やめろ。早く離せ……」
「アハハ、恥ずかしがるでない!」
「うるせぇ……」
兎にも角にも諒太はログインできた。本当に妙な感覚である。いつもと異なる見え方をする景色や操作感覚が諒太を戸惑わせていた。
「それでどうする? 何と戦えばいいの?」
「お前は本当にお気楽でいいな? ログインできたことが不思議に思わんのか?」
「いやだってリョウちんができると言ったんだし。現実に呼べたんだからいいじゃん?」
その通りであるが、切り替えが早すぎると思う。諒太的にはまだ余韻に浸りたいところであったというのに。
「リョウちん、とりあえず外に出ようよ! この辺りにプレイヤーはいないからさ。少し前はグレートサンドワーム狩りで賑わってたけど、一日一回しか狩れないし、出現率も悪いから、みんな何処かに行っちゃったよ……」
そういえばグレートサンドワームは一日一回という縛りがあった。まるで人がいないという現状はエンカウント率の悪さに加え、下位プレイヤーがレベル100というグレートサンドワームを恐れた結果であろう。
諒太と夏美は揃って倉庫を出る。諒太にとって初めてのフィールドだ。けれど、見慣れた景色でもある。いつもの景色をゲーム的に作り上げたような感じだった。
「スキル習得なら強敵が良いのだけどな。俺はエンシェントドラゴンの尻尾を受けて習得したけど……」
「あれもう倒しちゃったしなぁ……」
エンシェントドラゴンは妖精の国へと入るイベントボスの一つだ。既に妖精女王に会った夏美は倒してしまっており、再エンカウントは不可能である。
人がいないところという条件が厳しく、二人は荒野に立ち尽くしていた。
だが、そのとき、
「うおっ!?」
地面が激しく揺れた。この感覚は知っているものだ。都合三回目となる激しい揺れの正体は夏美も理解していることだろう。
「リョウちん、ラッキーだよ!」
「ああ助かった。ここでなら問題ない……」
地面が割れ、現れたものが大木のように伸びていく。この様子も見慣れたものである。しかし、二人は現れた魔物の姿に唖然とさせられてしまう。
「クソッ……」
全身が黒光りした魔物は見紛うはずもなかった。それは先日戦ったばかりだ。セイクリッド世界にいた激レアモンスターに他ならない。
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