幼馴染み(♀)がプレイするMMORPGはどうしてか異世界に影響を与えている

坂森大我

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第二章 悪夢の果てに

異変

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 帰宅した諒太は早速とクレセントムーンを準備している。夏美の話が心に引っかかっているけれど、勇者業を休むなんて許されない。

 いつものように石造りの陰気な部屋へと転移し、諒太はアクラスフィア王城をあとにしていく。
「あれ……?」
 何だか様子がおかしい。純白に輝いていた立派な王城がくすんで見える。また王城から見下ろす城下町も何やら活気が失われているように感じた。

 諒太は王城を出て騎士団の詰め所がある大広場へと到着。しかし、騎士団に行くことも冒険者ギルドへ向かうこともなく、呆然と立ち尽くしてしまう。
「何が……どうなったんだ……?」
 広場にあったはずの銅像がなくなっていた。騎士団長コロンと勇者ナツの銅像が消失していたのだ。加えて初めてログインした日に見た石碑がその場所に建っている。

「これは改変なのか……?」
 少なからず覚悟していた諒太だけど、目に見えて変化するとは思いもしないこと。夏美がスバウメシア聖王国へと移籍した事実しか残らないものと考えていたというのに。
「ひょっとして大賢者ベノンの石碑……?」
 確かに大賢者ベノンの石碑があった場所だ。しかし、ベノンは改変された歴史の中に消えていったはず。彼が残した功績も名声も現在には残っていない。

【裏切りの碑】

 近付くとベノンの石碑ではないと分かる。だが、読むのを躊躇う内容であるのは明らかだ。
 裏切りに当たるものが多く存在するとは思えないし、昨日の今日で改変されるとすれば原因は一つしかなかった。

【アクラスフィア王国は徹底抗戦の決意をここに残す】

 冒頭から不穏な話である。徹底抗戦とはルイナーに対しての言葉ではないだろう。まず間違いなく大陸内での戦いであるはずだ。

【窮地にあっても戦うのみ。我らは偉大なる人族である。決して滅びゆく種族ではない】

 どうやら諒太が感じた活気のなさや、くすんで見えた王城は目の錯覚などではないらしい。内容から推し量るにアクラスフィア王国自体が衰退していたからだろう。

【怒りのままに剣を取れ。裏切りには制裁を。スバウメシアに寝返った罪人ナツの首を必ず持ち帰るのだ。エルフ共に我らの力を知らしめてやれ】

 やはり予想通りであった。裏切り者とは勇者ナツに他ならない。移籍後の三百年で何が起きたのかは不明であるけれど、石碑によると勇者ナツは裏切り者と呼ばれるだけでなく罪人とされている。

 石碑にはまだ続きがあった。既に夏美を罪人とし制裁を加える旨を記していたというのに、裏切りと題した碑文にはまだ書き記す内容があるらしい。
 続きを読む諒太は絶句してしまう。夏美の扱いまでは想定できたけれど、次に記された内容は正直にまるで予想できないものであった。

【罪人ラリアットを許してはならない――――】

 どうしてなのかと眉根を寄せる。ラリアットとは阿藤が使用するキャラクター名だったはず。移籍したのは勇者ナツだけであったというのに、なぜかラリアットまで罪人と呼ばれている。

「ラリアットもまたスバウメシアに移籍するのか……?」
 昨日の段階では引き下がった阿藤だが、今日になって考え改めた可能性。罪人との話にはそんな未来が予想できた。

【聖騎士ラリアットはあろうことかガナンデルへと亡命した。罪人ナツがスバウメシアへと去った直後だというのに、ラリアットは責務を全うすることなくガナンデルへと寝返ったのだ】

 続きを読むことで納得できた。騎士団に居づらくなったのは夏美だけではない。阿藤もまた騎士団での活動が苦痛になったはず。夏美がフレンドたちに移籍の理由を話した可能性は否定できないのだから。

【二国が対立した今、我らは団結し国を守らねばならない。脅威におののくことなく、勇敢に立ち向かうしかない。王国民よ立ち上がれ。三国大戦に勝利するため。恒久の平穏である大陸統治に向け剣を取るのだ】

 国民を鼓舞するような内容が続く。それは王国民の戦意高揚を促すものであった。
 石碑から読み取れる現状は限られているが、一定の推測を済ませるのに十分な内容でもある。

「人族は滅びようとしている……」
 元がNPCである王国民は恐らくゲーム内設定に縛られている。アクラスフィア王国はスタート地点であり、彼らのレベルキャップは50だ。従って戦争を起こしたとしてスバウメシア聖王国やガナンデル皇国に敵うはずもない。

「やはりナツのフレンドが移籍すると歴史に影響を与えるのか……」
 聖騎士ラリアットはサービス開始当初から夏美のフレンドだという。聖騎士は夏美が勇者となる前のジョブであり、騎士団における最上級ジョブである。やはり要職にあるプレイヤーの移籍は国家間に軋轢を生み出してしまう。

「騎士団に行ってみよう……」
 恐らく良からぬ未来が待っていることだろう。王国全体が衰退したようにも感じる城下の様子は楽観的な予想を許さない。まるで覚悟を決めろと訴えているかのようだ。

 騎士団本部の扉を開き、諒太は中へと入っていく。
「ああ、リョウか。ご苦労様……」
 フレアが受付にいた。どうしてか表情が冴えない。かといって国民を守る立場の彼女が落ち込む理由は容易に推し量れている。けれど、諒太は知らぬ振りをして話を聞き出さねばならない。

「元気がないようですけどどうしたのです? フレアさんらしくないですね?」
「そうか? 最近の私はいつもこんな感じだろう? 八方塞がりだよ……」
 本当に別人のようだ。フレアは勝算が少しもなかったルイナーにも挑むような烈女である。どのような窮地にあろうと泣き言など吐かないはずなのに。

「やはり異人種との戦いは間違いだったのだよ。劣等種である我々に勝機はない」
 続けられた話は石碑にあった内容と一致していた。現状のアクラスフィア王国は間違いなくスバウメシア聖王国とガナンデル皇国の両国と敵対しているはず。更には鬱々とした表情が思わしくない戦況を物語っている。

「現状はどうなっているのです? 俺はルイナーの封印を目指すだけで良いのでしょうか?」
「君が力を貸してくれるのなら助かる。セイクリッド世界を救うという君の信念は分かっているつもりだが、ここはアクラスフィア王国に加勢して欲しい」
 言ってフレアが語り出す。アクラスフィア王国がどのような状況に陥っているのか。改変されたセイクリッド世界がどのようになっているのかを。

「アクラスフィア王国は存亡の機に立たされている。事の発端は三百年前。スバウメシアに宣戦布告したことだ。勇者ナツがスバウメシアに寝返ったのが切っ掛けとなっている」
 愚かにもアクラスフィア王国側から仕掛けたらしい。ただし、それは想定内である。諒太は移籍前にセシリィ女王の考えを聞いていたし、彼女が侵略を好むようには思えなかったからだ。

「しかし、アクラスフィア王国の遠征は失敗に終わる。エルフによる強力な魔法攻撃に遭い部隊は壊滅してしまったのだ。それだけならまだ良かったのだが、王国はスバウメシア侵攻を諦めなかった。長年に亘り幾度となく攻め入ってしまう。ずっと防衛戦に徹していたエルフに勘違いをして……。取るに足りない相手だと見下されていたことに我々は気付けなかったのだ……」
 どうやら人族は攻め入ってこないエルフが恐れをなしているのだと勘違いしたらしい。ガナンデル皇国とも敵対するスバウメシア聖王国である。エルフたちの眼中に人族がなかったこと。人族は簡単な事実にさえ気付けなかったようだ。

「しかし、近年になってエルフも侵攻を始めた。流石に堪忍袋の緒が切れたのだろう。見せしめとして前線基地があった北東の街ドナウへと進軍し、エルフはドナウを占領してしまった……」
 結果は明らかだ。基礎値に勝るエルフが人族に負けるはずもない。スバウメシア軍は魔法兵団だけでなく、最強の前衛を手に入れたのだ。それにより人族が勝てる見込みはなくなったも同然である。

「それだけで終わらない。ドナウが占領されたと知るや、ガナンデル皇国も我が国への侵攻を始めたのだ。戦力を北東に固めていた王国は西より攻め込んだガナンデル皇国に手も足もでなかった。国境線で食い止めることは叶わず、我らは西の穀倉地帯グレハを完全占領され、今やダリア山脈の東側にまでガナンデルの前線基地が作られている」
 グレハは農作物を生産している穀倉地であるらしい。既に一体はガナンデル皇国に落ちたとのことで、最も西にある街ペナムは危機に晒されているようだ。

「以来、我々は徴兵を繰り返している。だが、それは愚策であった。結果としてそれ以上の侵攻は食い止めたものの、我が国は多くの若者を失ったのだ。国力の低下は考えるまでもないだろう……」
 フレアは地図を見せてくれた。語られたように国境線はダリア山脈を越え、諒太が知るアクラスフィア王国領にまで達している。しかもガナンデル皇国とスバウメシア聖王国の両方に侵略された格好だ。

「開戦当時、我が国は三国一の兵力を誇っていた。しかし、それは数だけの話だ。兵数の差があまりなく兵の質が高いスバウメシアに宣戦布告など間違いだった。またガナンデル皇国に対しても甘く見すぎていたんだ。兵の数が三国一少ないガナンデル皇国ならば、スバウメシアと戦争を始めたとして静観してくれるだろうと思い違いをしていた。ガナンデル皇国は少数精鋭。兵の数が劣ってもスバウメシア聖王国と互角に戦えるほど兵の質は高い。愚かなことに王様は兵の数でしか戦局を見ていなかったのだよ……」
 全てのプレイヤーがアクラスフィア王国からスタートするのだ。プレイヤーが流れていく順番に兵力が減っていくのは自明の理である。

「今も我々が存続しているのはガナンデルとスバウメシアの仲が悪かったことに尽きる。三国大戦などでっち上げの嘘だ。最弱の我々を放置し、二国が大戦を始めただけ。しかし、もう長くはもたんだろう。一ヶ月前のことだ。斥候の一人が矢を放ちエルフ軍の部隊長を射抜いてしまった。せっかく放置されていたというのに、またもスバウメシアの逆鱗に触れてしまったのだ……」
 友好国であったスバウメシア聖王国に宣戦布告したのは愚策である。感情に任せての侵攻であったと思うが、力量差を加味することなく攻め入るなんて浅はかな考えだ。結果としてガナンデル皇国に隙を突かれるだなんて愚かとしか言いようがない。

「当時は今よりも優秀な騎士団員がいたはずでしょう?」
 ゲーム中のアクラスフィア王国には夏美の廃フレが多く存在していたはずだ。かといって諒太は彼らの子孫を見ていない。プレイヤーの血を引くと考えられるのはフレアが模擬戦で一度も勝ったことがないというレイブン近衛兵長くらいである。

「みんな大戦でやられてしまったよ……。それに亡命者も多かったと伝わっている……」
 勇者が移籍したというだけでこの有様である。また問題を大きくしたのは続出した亡命者であったのかもしれない。

「ひょっとしてガナンデル皇国への移籍キャンペーンか……?」
 夏美によると運営はガナンデル皇国への移籍キャンペーンを企画しているらしい。それがアクラスフィア王国に更なる追い打ちをかけたのかもしれない。

 フレアの表情には絶望感すら覚える。望むはずもない未来を予感しているようで、言葉の節々に溜め息が混じっていた。
「現在はスバウメシア聖王国軍が南下の兆しを見せている。北東の交易街【ウォーロック】まで侵略されてしまえばアクラスフィア王国の生命線は絶たれたといっても過言ではない」
 フレアによるとウォーロックが占領されると街道の二つが機能しなくなるらしく、鉱物や食材が国中に行き渡らなくなるという。

 やはり諒太は人族につくべきかもしれない。世話になったフレアや好意を示してくれたアーシェの存在。本を正せば人族の愚行が原因であったけれど、彼女たちを見捨てるわけにはならなかった。
「それでアーシェは元気にしてますか?」
 ふと諒太はアーシェの容体について思い出した。不死王の霊薬にて回復していたのは知っていたけれど、彼女はまだ自宅療養中であってギルドにも出勤していない。

「リョウ……何を言っている……?」

 久しぶりに聞くフレアの決まり文句。だが、問いを返された理由が分からない。諒太は一度も見舞いに行っていないのだ。だからこそ聞いただけだというのに。
 ここで諒太は愕然とさせられてしまう。
 世界情勢以上に予想外で望むはずもない話に……。

 夏美に移籍を勧めたことが完全な間違いであったという話を、諒太は突きつけられていた。

「アーシェは亡くなったじゃないか――――」
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