幼馴染み(♀)がプレイするMMORPGはどうしてか異世界に影響を与えている

坂森大我

文字の大きさ
上 下
45 / 226
第二章 悪夢の果てに

三百年後のスバウメシア聖王国へ

しおりを挟む
 帰宅中に決定した勇者ナツの召喚。諒太としては避けたかったことであるが、夏美の機嫌を戻すには同意するしか手がなかった。

「今後はお前もフルフェイスヘルメットを装備しろよ?」
「ははん、リョウちん焼いてんだ?」
「馬鹿か? 面倒ごとを避けるためだ……」
 雑談を交わしつつ二人は夏美のクレセントムーンを梱包し、諒太の家へと向かう。実をいうと夏美が水無月家に来るのはこれが初めてである。

「おばさんたち元気にしてる?」
「そりゃあもう。息子が異世界で頑張ってるのにも気付かんくらい仕事してるよ」
「そっかぁ。三年経っても変わんないものもあるんだね……」
 少しばかり感傷的になる夏美。恐らく変わったのは二人だけであろう。一般的に思春期と呼ばれる年頃の二人。夏美の言葉には自然と成長していく自分たちの姿が重ねられているはずだ。

「ここが俺んちだ。何とナツの家よりも新しい!」
「ちょっとだけじゃん! 全然変わんないよ! あたしんちは綺麗に使ってるし!」
 家の築年数ですらマウントの取り合いである。変わったようで変わっていないと感じてしまうのは二人の共通認識であろう。
 夏美を部屋へと案内する。やはり少しばかり緊張してしまう。幼馴染みではあったけれど、自分の部屋を持ってから夏美は初めて招く女性である。

「おお広い! でもテレビはあたしの圧勝だね!」
「クソッ……。自慢するなら召喚してやらんぞ?」
「嘘だって! 実に可愛いテレビだ。ちっこくて!」
 本気で放置してやろうかと考えてしまう。既に機嫌も直ったようだし、連れて行く意味合いはなくなったも同然である。

「早く早く! 時間がないんだから!」
 さりとて夏美とゲームをすると考えれば悪くない話であった。この状況は三年前と同じなのだ。放課後にあった至福の時間。まるで騒がしかったあの夏のよう。

「とりあえず夏美はベッドに横になれ。身体が消えるから座ったままじゃ本体が落下して壊れるかもしれん」
「ええ? それじゃあ制服にリョウちんの匂いがつくじゃん?」
「うるせぇ。身体に染み込ませて帰りやがれ……」
 ひと笑いしたあと、諒太もベッドに横になった。シングルベッドでは流石に狭い。落下を恐れた諒太は夏美の身体を壁際に押す。

「まさかリョウちん、発情しちゃった!?」
「馬鹿いうな。真ん中に寝るんじゃねぇよ……」
 何だか久しぶりである。昔はよく二人で並んで昼寝をした。意図せず諒太は昔の記憶を思い出している。

「ふむ、この鼻につく臭さも懐かしい」
「鼻につく言うな……」
 まずは諒太がログインし、アクラスフィア王国史の巻末にある召喚の祝詞を読み上げていく。
 瞬時に石造りの薄暗い部屋に召喚陣が光を放つ。また祝詞が進むたびにその輝きは目映さを増している。よもや失敗するはずもなかったけれど、諒太は鼓動を早めていた。手順通りに祝詞を唱え、前回と変わらず召喚陣が反応していたというのに。

 真っ白な光が部屋中に満ちた。だが、それは徐々に薄くなっていく。また輝きが失われる代わりとして人影が浮かび上がる。それは三百年前の偉人。勇者ナツの姿に他ならない。

 再び目にする白銀に輝く立派な鎧。美しい紋様があしらわれた長剣。装備に不似合いな容姿をした勇者がまたもこの地に降り立っていた。
 ようやく諒太は気付く。鼓動の高鳴りは心配していたのではなく、ただ興奮していたのだと。勇者ナツの召喚を彼自身が待ち望んでいたことを。

「うげぇ、気持ち悪い……」

 諒太の感動を台無しにする第一声。少しばかり格好いい台詞を口にしてくれたならば、感動もひとしおであったはずなのに。
「そのうち慣れる。それでどこへ行く? 危ない場所は駄目だぞ?」
 本日はレベリングを休むことにする。夏美の気が晴れつつ、危険が伴わない冒険をするつもりだ。今は根を詰めてやるような窮地ではないのだから。

「リョウちんに希望はある?」
 問いを返された諒太はふと思い出していた。そういえば、まだ未踏の地があるってことを。
「ガナンデル皇国……」
 スバウメシア聖王国と敵対するドワーフの国。エルフの王女殿下と仲良くしている都合上、ガナンデル皇国に行くのを躊躇っていた。だから夏美のリバレーションにて連れて行ってもらえたのなら、誰にも気付かれずに移動できるはず。

「いいけど、ガナンデル皇国は通行証を持っていないと逮捕されるよ?」
「通行証? 誰でも行けるってわけじゃないのか?」
 おかしな話である。既にプレイヤーも多く在籍しているはず。移動に許可がいるなんて考えたこともなかった。

「ガナンデル皇国は最後に解放されたエリアだからね。新規ユーザーが戦うには強すぎるんだよ。だから通行証がないと入れない」
 聞けば通行証は関所で発行されているらしい。レベル50から買えるらしいが、販売価格が百万ナールというとんでもない設定のようだ。購入は一度だけでいいらしいが、諒太の所持金では絶対に買えない値段である。

「借金するっていう方法もあるけど、利子を払わなきゃいけないし、借金するくらいならクエストを地道にこなした方がいいよ。通行証はギルドカード決済だから、クエスト報酬や戦利品の買い取りは全てプールしとかないとね。あとから入金すると手数料がいるからさ」
 少しずつダンジョンやエリアが増えたこと。古参プレイヤーは割の良いクエストもなく、レベリングや金策に苦労したらしい。

「ナツ、換金率が良いアイテムってなんだ?」
「それを聞いてどうするつもり? もしかして、あたしのアイテムに期待してるの?」
 夏美にアイテムをもらえたなら速攻で解決できる問題である。諒太はどうしてもガナンデル皇国に行ってみたくなっていた。

「お前なら高く売れるアイテムを持ってそうじゃないか?」
「戦闘系プレイヤーは概ね金欠なんだよ? レア装備は売りたくないし、不要アイテムの買い取りは二束三文だから。たまにイベントで配られる白金貨は一枚10万ナールだけど、戦闘系プレイヤーなら直ぐに使っちゃうね。最近はエクストラポーションが高騰してるし、あたしも慢性的に金欠なの。武器や防具の修繕費もかさんでる……」
 期待した夏美の財布だが、どうも脳筋戦士である夏美は回復手段に収入の大半を費やしているらしい。

「なるほどな。地道に稼ぐしかないってことか……」
「そゆこと! 通行証が買えたら連れて行ってあげるけどね。無許可で侵入して逮捕されちゃうのは嫌でしょ?」
 もう二度と悪落ちはしたくなかった。勇者補正を失ってしまうし、何より移動魔法が使えなくなるのは最低である。

「それでリョウちん、その首飾りって誓いのチョーカーじゃないの?」
 諒太はうっかりしていた。召喚前に誓いのチョーカーは外しておくべきであったと今さらながらに後悔している。以前の召喚は夜であったから気付かれなかったのかもしれない。
「それってアーシェちゃんにもらったの?」
「ああいや……」
 目を泳がす諒太に鋭い視線が突き刺さる。別にやましいことなどなかったけれど、適切な弁解ができるとは思えない。

「リョウちん、それって夫婦が持つやつだって知ってる? 誰にもらったのよ?」
「知らなかったんだって。遠隔通話の魔道具だと聞かされたから、普通に受け取ってしまっただけだ……」
 問い質す夏美に言い訳を始めるも時既に遅し。夏美はアーシェ以外の誰かに好意を示されていると気付いてしまう。

『リョウ様、今日もお疲れさまです!』

 不意に念話が届いた。それもこれ以上ない最悪のタイミングである。
 言わずもがな相手はロークアットだ。彼女は諒太に誓いのチョーカーを贈った当人であった。
「ナツ、スナイパーメッセージが届いた。少し待ってくれ……」
 咄嗟に念話を誤魔化す。誓いのチョーカーをもらった相手だとは言い出せない。
 加えてロークアットへの対応。どうしたものかと悩むも流石に無視はできなかった。ロークアットは諒太が世界に存在することを感じ取れるのだから。

『ロークアット、今日は戦う予定じゃないんだ』
『それでしたら是非、聖王国にいらしてください! お待ちしております!』
 諒太の用事も考えずにそんなことをいう。ロークアットのことだけは隠し通さねばならないというのに。何しろ諒太が好意を持たれているのは夏美のフレンドだったいちご大福の娘であるのだから。

『いやあ、ツレといるからまた今度な……』
『それでしたらお連れ様もご一緒に! 盛大に持て成しますから!』
 ロークアットはログインのたびに諒太を誘ってくる。とても有り難い話であるのだが、誓いのチョーカーが持つ意味を知ってしまった諒太は断り続けるしかない。

「ねぇ、リョウちんまだなの!?」
 念話に痺れを切らせた夏美が話に割り込む。これにより諒太は念話と現実の両面から催促を受ける羽目に。
「ああその、ナツ……」
 夏美とロークアットを会わせて良いものかどうか。諒太は思案していた。
 百歩譲ってロークアットとの関係がバレるのは仕方がない。しかし、母親であるセシリィ女王は勇者ナツを知っているのだ。諒太が勇者であると見抜いた彼女は夏美についても違和感を覚えるはず。それにより歴史が改変されてしまう可能性を諒太は危惧していた。

『リョウ様、わたくしは既に貴賓室で待機しております! 一週間もお会いしていないのです。どうかスバウメシアにお越しください……』
 確かに諒太は一週間もはぐらかしていた。移動魔法さえ見つかっていなければ言い訳もあったけれど、瞬時に移動できることを彼女は知っているのだ。

「おいナツ、お前はスバウメシアに行きたいか? 身分を隠すと誓えるなら連れて行ってやる……」
 諒太は決断していた。できる限り勇者ナツであることを隠す。世間を騒がすような事態に発展しなければ、歴史は問題ないと信じて。会う人を制限しておれば、改変は最小限に抑えられるだろうと。
「スバウメシア聖王国!? 行きたい! 早く行こう!」
 予想通りの反応である。セシリィ女王にはいずれ紹介せねばならないこともあるだろう。諒太たちはルイナー討伐という大きすぎる目標を掲げているのだし、助力を求める機会に不審者が同行するなんて無礼を働けるはずもない。

『ロークアット、今から向かう。人払いを頼むな……』
『もちろんです。準備は抜かりありません!』
 スバウメシア聖王国はエルフの国だ。長寿である彼らは直に勇者ナツと会っている可能性が高い。スバウメシアに行くことは決定しても、危機管理として夏美の素顔はできる限り隠す必要があった。

「ナツ、顔を隠す装備をしろ……」
 夏美はヘルメットを装着していない。頭部にはイヤリングを装備しているだけだ。よって諒太はフルフェイスタイプの装備を勧めた。
「ええ!? せっかく美少女天使なのに顔を隠す装備なんて持ってないよ」
「顔を隠さないから身バレするんだろうが……」
 夏美は何も学んでいないようだ。実際のゲーム画面ではプレイヤーの多くが素顔を隠していたというのに、彼女は髪色まで現実のままである。

「とにかくスバウメシア聖王国では駄目だ。適当に顔を隠せ。連れて行かんぞ?」
 武器となる台詞を口にすると夏美は渋々とアイテムボックスを開いている。ヘルメットを持っているのかどうか不明だが、指示通りにしてくれるようだ。
「こんなのしかない……」
 装備した夏美に諒太は言葉を失う。なぜなら夏美が装備したものは呪術的な怪しい仮面。呪いを受けそうな見た目をした【ドワーフの奇面】というアイテムだった。

「お前、それ完全にヤバいやつだぞ……」
「だって必要なものしか持ち歩いてないもん! これは魔法耐性が高いし、呪術耐性が一番優れてるから使うとこがあんの! 好きで持ち歩いてるんじゃない!」
 逆ギレするところを見ると、痛い格好であるのは夏美も分かっているみたいだ。
 夏美の自尊心はともかくとして、これで顔バレの心配はなくなった。心置きなくスバウメシアへ移動できるというものである。

「じゃあ、行くぞ?」
 パーティ申請するのも面倒なので諒太は夏美の手を取る。別に諒太が唱えなくても良かったのだが、そこは現勇者として案内するのが筋だろう。

 これより勇者ナツがスバウメシア聖王国へと舞い戻っていく……。
しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?

釈 余白(しやく)
ファンタジー
HOT 1位!ファンタジー 3位! ありがとうございます!  父親が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。  その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。  最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。 その他、多数投稿しています! https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした

高鉢 健太
ファンタジー
 ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。  ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。  もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。  とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!

凡人がおまけ召喚されてしまった件

根鳥 泰造
ファンタジー
 勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。  仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。  それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。  異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。  最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。  だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。  祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。

家庭菜園物語

コンビニ
ファンタジー
お人好しで動物好きな最上 悠(さいじょう ゆう)は肉親であった祖父が亡くなり、最後の家族であり姉のような存在でもある黒猫の杏(あんず)も静かに息を引き取ろうとする中で、助けたいなら異世界に来てくれないかと、少し残念な神様に提案される。 その転移先で秋田犬の大福を助けたことで、能力を失いそのままスローライフをおくることとなってしまう。 異世界で新しい家族や友人を作り、本人としてはほのぼのと家庭菜園を営んでいるが、小さな畑が世界には大きな影響を与えることになっていく。

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。

sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。 目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。 「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」 これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。 なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

ユーヤのお気楽異世界転移

暇野無学
ファンタジー
 死因は神様の当て逃げです!  地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

完結【真】ご都合主義で生きてます。-創生魔法で思った物を創り、現代知識を使い世界を変える-

ジェルミ
ファンタジー
魔法は5属性、無限収納のストレージ。 自分の望んだものを創れる『創生魔法』が使える者が現れたら。 28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。 そして女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。 安定した収入を得るために創生魔法を使い生産チートを目指す。 いずれは働かず、寝て暮らせる生活を目指して! この世界は無い物ばかり。 現代知識を使い生産チートを目指します。 ※カクヨム様にて1日PV数10,000超え、同時掲載しております。

処理中です...