36 / 226
第一章 導かれし者
召喚
しおりを挟む
一抹の不安を覚えながらも、諒太は祝詞を唱え終えた。
次の瞬間、部屋が目映く輝き出す。召喚陣の発する光が部屋中に満ちていった。部屋全体が完全に白く染められたあと、徐々に石室は元の暗がりへと戻っていく。
こんな今も諒太の意識はちゃんとある。にわかには信じられなかったけれど、召喚の成否は明らかだった。
光を失った召喚陣の中央。白銀に輝く鎧が見えた。それは勇者の鎧として世に知れ渡るもの。スバウメシア聖王国セシリィ女王が下賜したという逸品に他ならない。
当然のこと白銀の鎧だけではなく、それを纏う者がいた。呆然と膝をつくようにしている彼女。セミロングの黒髪は現実と相違ない。
召喚陣の中心にいたのは夏美だった――――。
「やった……」
思わず声を上げる諒太。一方で夏美は何が起こったのか理解していない。
自室にいたというのに、瞬時に薄暗い石室へと視界が変わった。またどうしてかパジャマではなく、鎧を身に纏っているのだ。ゲームキャラである勇者ナツが召喚されたなんて受け入れられるはずもない。
「ナツ、ここは俺が戦う世界だ……」
まずは説明から始める。仮に夏美が無理だというのなら、諒太は一人でもフレアを追いかけるつもり。夏美に無理強いはしないと決めていた。
「ここって!? どうしてゲームの格好してるの!? どこなの、リョウちん!?」
戸惑う理由は明白である。運命のアルカナの世界も十分に美しいけれど、この世界は現実感がまるで異なる。五感はもちろん表現しがたい現実にある感覚が間違いなく存在していた。ゲームとは明らかに異なる現状に夏美は困惑していることだろう。
「落ち着け……。ここはある意味ゲーム世界の延長にある。俺のクレセントムーンは嵐があった日におかしくなった。ゲームの要素を残すこの世界に俺は召喚されたんだ。プレイヤーは俺一人しかいないし、一応は勇者としてこの地にいる」
夏美がどこまで理解できるのかは分からない。とはいえ一から説明しないことには前へと進まないだろう。彼女がどう考えるかは、その後の話である。
「戻れるの……?」
「ゲームの延長だと言っただろ? ログアウトできるし、スキルだってゲームのままだ。ただし、怪我を負った場合は現実にも同じ怪我をする。当然、失われようものなら……」
デメリットを隠すわけにはならない。この世界では、やり直せないのだ。死は明確に人生の終わりを意味していたのだから。
「ナツ、悪いが俺は急いでいる。ルイナーがノースベンドを襲っているんだ。俺はお前なら撃退できると考えている。だからこそお前を召喚した。だけど無理強いはしたくない。お前に覚悟があるのかどうかを聞かせてくれ。ログアウトを選んでも構わないが、せめて俺をノースベンドへ送ってからにして欲しい」
夏美であればアクラスフィア王国のあらゆる場所に移動できるはず。フレアに追いつくためには移動魔法リバレーションしか手がなかった。
夏美は不似合いな表情で考え込んでいる。しかし、言葉を発するのに時間はかからない。
「リョウちん、あたしはゲーマーだよ……?」
何を今さらと諒太は眉根を寄せる。そんな話は幼馴染みである諒太には分かりきっていることだ。
一方で夏美はニッとした笑みを浮かべている。もう先ほどまでの不安げな表情は消え失せていた。
「リョウちん、あたしを舐めないで欲しいなぁ。ゲーム要素があるのなら問題ない。それにルイナー襲撃イベントはさっき経験したばかり。あたしが逃げると思う? うんにゃ、夏美ちゃんは戦いますよ! なぜなら、あたしは世界に一人の勇者だから!」
壮大な釣りにも思える状況だが、夏美は諒太の話を信じてしまったらしい。深く考えないのは有り難いけれど、諒太は逆に心配してしまう。
「お前なら大抵の魔物は倒せるだろう。だが、これから戦う相手はルイナーだ。この世界における死は現実世界の死であることを踏まえて考えろ……」
「ルイナーの攻撃は十分に見た。それにあたしはリョウちんにもらった精霊石もあるし!」
言って夏美はアイテムボックスから精霊石を取り出して見せた。
ミノタウロスの石ころを磨き続けた結果が精霊石である。精霊石はゲーム内の死を一度だけ逃れられるレアアイテムに他ならない。
「お前、もう磨ききったのか?」
「ゲーマーを舐めないでって言ったでしょ? ずっと磨いてたら精霊石になったよ。だから、あたしは一度だけ死を回避できるはず。他のプレイヤーが助けてくれないのは大変だけど、ルイナーを追い払うくらいはできると思う」
ゲームの効果は間違いなくセイクリッド世界に反映されている。不安はあるけれど、精霊石の効果説明にも攻撃による死を回避できるとあった。
「ナツ、本当に構わないんだな?」
「しつこい! 勇者ナツは逃げも隠れもしないの!」
最終確認にも夏美は戦うことを選択。勇者は戦うだけであると豪語している。
対する諒太は彼女の意気込みを有り難く感じていた。しかし、彼女にばかり無茶をさせるつもりはない。
「俺にはナツを頼ることしかできない。もし仮にお前が失われたならば、俺も一緒に死んでやる……。だからさ、気合い入れていこうぜ?」
「アハハ! 何だか、もの凄くサムいプロポーズみたいだね? いいよ、あたしは命を懸ける。もしもの場合はまた同じ世界に転生しようね?」
どこまで腐れ縁なんだと思う。二人はどうしてか死後の話まで始めている。かといって諒太にとって悪くない提案だった。夏美とならば終末を迎えようとする世界であっても楽しく過ごせるに違いない。
「お前が深く考えない馬鹿で助かったよ。きっと次の転生時には哀れんだ女神様が思考能力を与えてくれるはず……。良かったな?」
「ひどっ! あたしはそこまで馬鹿じゃないって!」
「どうかな? お前は世界の半分を手に入れようとするクソ勇者だし……」
懐かしい話を二人して笑い合う。さりとて決戦を前に迷いはなくなった。二人はいつも通りだ。たとえハードモードであろうともゲーマーは挑むだけである。
「さあリョウちん、行こうか! いざ決戦の地ノースベンドへ!」
言って夏美が呪文を唱え出す。詳しい場所を聞くこともなく、彼女は詠唱を終えている。
「リバレーション!」
まさか始めての共同プレイがラスボスとの対面だとは考えもしなかった。討伐ではなかったけれど、ミッションとしては最高難度であるだろう。
かといって昂ぶっていた。諒太は初めて勇者ナツとパーティーを組む。間近に見る彼女の戦いをこの上なく楽しみに感じている……。
次の瞬間、部屋が目映く輝き出す。召喚陣の発する光が部屋中に満ちていった。部屋全体が完全に白く染められたあと、徐々に石室は元の暗がりへと戻っていく。
こんな今も諒太の意識はちゃんとある。にわかには信じられなかったけれど、召喚の成否は明らかだった。
光を失った召喚陣の中央。白銀に輝く鎧が見えた。それは勇者の鎧として世に知れ渡るもの。スバウメシア聖王国セシリィ女王が下賜したという逸品に他ならない。
当然のこと白銀の鎧だけではなく、それを纏う者がいた。呆然と膝をつくようにしている彼女。セミロングの黒髪は現実と相違ない。
召喚陣の中心にいたのは夏美だった――――。
「やった……」
思わず声を上げる諒太。一方で夏美は何が起こったのか理解していない。
自室にいたというのに、瞬時に薄暗い石室へと視界が変わった。またどうしてかパジャマではなく、鎧を身に纏っているのだ。ゲームキャラである勇者ナツが召喚されたなんて受け入れられるはずもない。
「ナツ、ここは俺が戦う世界だ……」
まずは説明から始める。仮に夏美が無理だというのなら、諒太は一人でもフレアを追いかけるつもり。夏美に無理強いはしないと決めていた。
「ここって!? どうしてゲームの格好してるの!? どこなの、リョウちん!?」
戸惑う理由は明白である。運命のアルカナの世界も十分に美しいけれど、この世界は現実感がまるで異なる。五感はもちろん表現しがたい現実にある感覚が間違いなく存在していた。ゲームとは明らかに異なる現状に夏美は困惑していることだろう。
「落ち着け……。ここはある意味ゲーム世界の延長にある。俺のクレセントムーンは嵐があった日におかしくなった。ゲームの要素を残すこの世界に俺は召喚されたんだ。プレイヤーは俺一人しかいないし、一応は勇者としてこの地にいる」
夏美がどこまで理解できるのかは分からない。とはいえ一から説明しないことには前へと進まないだろう。彼女がどう考えるかは、その後の話である。
「戻れるの……?」
「ゲームの延長だと言っただろ? ログアウトできるし、スキルだってゲームのままだ。ただし、怪我を負った場合は現実にも同じ怪我をする。当然、失われようものなら……」
デメリットを隠すわけにはならない。この世界では、やり直せないのだ。死は明確に人生の終わりを意味していたのだから。
「ナツ、悪いが俺は急いでいる。ルイナーがノースベンドを襲っているんだ。俺はお前なら撃退できると考えている。だからこそお前を召喚した。だけど無理強いはしたくない。お前に覚悟があるのかどうかを聞かせてくれ。ログアウトを選んでも構わないが、せめて俺をノースベンドへ送ってからにして欲しい」
夏美であればアクラスフィア王国のあらゆる場所に移動できるはず。フレアに追いつくためには移動魔法リバレーションしか手がなかった。
夏美は不似合いな表情で考え込んでいる。しかし、言葉を発するのに時間はかからない。
「リョウちん、あたしはゲーマーだよ……?」
何を今さらと諒太は眉根を寄せる。そんな話は幼馴染みである諒太には分かりきっていることだ。
一方で夏美はニッとした笑みを浮かべている。もう先ほどまでの不安げな表情は消え失せていた。
「リョウちん、あたしを舐めないで欲しいなぁ。ゲーム要素があるのなら問題ない。それにルイナー襲撃イベントはさっき経験したばかり。あたしが逃げると思う? うんにゃ、夏美ちゃんは戦いますよ! なぜなら、あたしは世界に一人の勇者だから!」
壮大な釣りにも思える状況だが、夏美は諒太の話を信じてしまったらしい。深く考えないのは有り難いけれど、諒太は逆に心配してしまう。
「お前なら大抵の魔物は倒せるだろう。だが、これから戦う相手はルイナーだ。この世界における死は現実世界の死であることを踏まえて考えろ……」
「ルイナーの攻撃は十分に見た。それにあたしはリョウちんにもらった精霊石もあるし!」
言って夏美はアイテムボックスから精霊石を取り出して見せた。
ミノタウロスの石ころを磨き続けた結果が精霊石である。精霊石はゲーム内の死を一度だけ逃れられるレアアイテムに他ならない。
「お前、もう磨ききったのか?」
「ゲーマーを舐めないでって言ったでしょ? ずっと磨いてたら精霊石になったよ。だから、あたしは一度だけ死を回避できるはず。他のプレイヤーが助けてくれないのは大変だけど、ルイナーを追い払うくらいはできると思う」
ゲームの効果は間違いなくセイクリッド世界に反映されている。不安はあるけれど、精霊石の効果説明にも攻撃による死を回避できるとあった。
「ナツ、本当に構わないんだな?」
「しつこい! 勇者ナツは逃げも隠れもしないの!」
最終確認にも夏美は戦うことを選択。勇者は戦うだけであると豪語している。
対する諒太は彼女の意気込みを有り難く感じていた。しかし、彼女にばかり無茶をさせるつもりはない。
「俺にはナツを頼ることしかできない。もし仮にお前が失われたならば、俺も一緒に死んでやる……。だからさ、気合い入れていこうぜ?」
「アハハ! 何だか、もの凄くサムいプロポーズみたいだね? いいよ、あたしは命を懸ける。もしもの場合はまた同じ世界に転生しようね?」
どこまで腐れ縁なんだと思う。二人はどうしてか死後の話まで始めている。かといって諒太にとって悪くない提案だった。夏美とならば終末を迎えようとする世界であっても楽しく過ごせるに違いない。
「お前が深く考えない馬鹿で助かったよ。きっと次の転生時には哀れんだ女神様が思考能力を与えてくれるはず……。良かったな?」
「ひどっ! あたしはそこまで馬鹿じゃないって!」
「どうかな? お前は世界の半分を手に入れようとするクソ勇者だし……」
懐かしい話を二人して笑い合う。さりとて決戦を前に迷いはなくなった。二人はいつも通りだ。たとえハードモードであろうともゲーマーは挑むだけである。
「さあリョウちん、行こうか! いざ決戦の地ノースベンドへ!」
言って夏美が呪文を唱え出す。詳しい場所を聞くこともなく、彼女は詠唱を終えている。
「リバレーション!」
まさか始めての共同プレイがラスボスとの対面だとは考えもしなかった。討伐ではなかったけれど、ミッションとしては最高難度であるだろう。
かといって昂ぶっていた。諒太は初めて勇者ナツとパーティーを組む。間近に見る彼女の戦いをこの上なく楽しみに感じている……。
0
お気に入りに追加
59
あなたにおすすめの小説

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
HOT 1位!ファンタジー 3位! ありがとうございます!
父親が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
その他、多数投稿しています!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!

凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

家庭菜園物語
コンビニ
ファンタジー
お人好しで動物好きな最上 悠(さいじょう ゆう)は肉親であった祖父が亡くなり、最後の家族であり姉のような存在でもある黒猫の杏(あんず)も静かに息を引き取ろうとする中で、助けたいなら異世界に来てくれないかと、少し残念な神様に提案される。
その転移先で秋田犬の大福を助けたことで、能力を失いそのままスローライフをおくることとなってしまう。
異世界で新しい家族や友人を作り、本人としてはほのぼのと家庭菜園を営んでいるが、小さな畑が世界には大きな影響を与えることになっていく。

異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)

ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる