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第一章 導かれし者
セイクリッド世界の異変
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家に帰ると諒太は真っ先にクレセントムーンを起動。夏美は母親から買い物を頼まれているらしく、一時間ほどは一人でのプレイとなる。少しばかりクエストを消化したあとで連絡を取り、夏美と合流する予定だ。
ログインするとやはり気持ち悪い。脳波に干渉しているとのことで、こればかりは避けられないことなのかもしれない。
開始地点は昨日と同じ王城の地下にある石造りの部屋だ。運命のアルカナはログインすると必ず所属する国の王城から始まる。移動が面倒であるけれど、仕様ならば受け入れるしかない。
「せめてワクワク感を覚える場所にしてくれよ。ここは陰気すぎる……」
ログアウト場所で再開できれば楽なのは間違いない。王城から狩り場へと歩いて行くのはやはり面倒である。
アクラスフィア王城をあとにし、諒太はギルドへと向かうために騎士団の詰め所前を通過する。しかし、彼はふと立ち止まってしまう。
「これは……?」
城門の前にある大広場には確か大賢者ベノンの石碑があったはず。けれど、既に跡形もなくなり、代わりとして巨大な銅像が建てられていた。
「やあ、リョウじゃないか。昨日はすまなかったね……」
呆然と銅像を見上げる諒太に声をかけたのは騎士団長フレアである。
「こんなのいつできたのですか?」
「はぁ? 君は何を言っているんだ? これは大昔からあるぞ」
そう言われると新しいものには見えない。台座などには苔があり、とても昨日のうちに造られたとは思えなかった。だが、諒太の記憶が正しければ、確かにここは大賢者ベノンの石碑があった場所だ。
「この銅像は暗黒竜ルイナーを封印した偉業を称えて、三百年前に設置されたものだ」
三百年前とは驚きである。急なアップデートでそういった設定が加えられたのかもしれない。
銅像は見た感じ騎士のようだ。誇らしげに掲げられた長剣が如何にも銅像らしい。また髪の長さから推察するに、モデルは女性だと思われる。
「てことは、銅像のモデルが三百年前にルイナーを封印した人ですか? この方の施した封印式が今になって解けてしまったということですかね?」
「まあそういうことだ。討伐でもしない限り、永遠などあり得んよ……」
割とドライな考え方である。とはいえ、強大な魔物を封じ込めたのだから、寧ろ三百年も機能したと考えるべきだろう。
「どういった偉人なのでしょうか?」
何となく気になっただけだ。ストーリーに関係しているのなら聞いておいて損はしないはず。その知識がゲームクリアに役立つかもしれないと。
「何を言っているんだ?」
先ほどから諒太は同じ台詞ばかり言われている。幾ら美人であろうとも彼女はNPC。会話に柔軟性を求めるのは間違いだ。
生暖かい目でフレアを見ていた諒太であるけれど、続けられた言葉に唖然とする。なぜなら会話が繋がらないどころか、その返答は脈略すら失っていたのだ。
「これは勇者ナツの銅像だぞ――――」
何がどうあれば、そのような返答に行き着くのだろう。諒太は困惑していた。夏美は昨日の夜に勇者となったばかり。またそれは決して三百年前の話ではない。
「勇者ナツって何人もいるのでしょうか?」
偶然の一致であると思う。この銅像と諒太の知る勇者は別人に違いない。偶然同じ名前となってしまっただけ。運営が致命的なミスを犯しただけであろうと。
「君は何を言っている?」
疑問を返したばかりに、諒太は何度目かの決まり文句を聞く羽目に……。そのあと彼は知らされてしまう。セイクリッド世界の矛盾に。時系列が完全に狂ったこの世界について。
「勇者ナツは歴史上たった一人。白銀に輝く鎧を身に纏った人族の英雄だよ。君が昨日受け取った聖遺物も三百年前から本部に預けられていたものだ……」
ゴクリと唾を飲み込むも動悸は治まらない。今も心臓が痛いくらいに脈打っている。
これはどういうことなのだろう。諒太は夏美と同じセイクリッドサーバーに入り、運命のアルカナをプレイしているだけ。なのにどうしてか諒太は後日談的なエピローグを、若しくはある意味プロローグとも取れる話を聞かされている。
「約三百年前、聖騎士ナツは勇者となり、暗黒竜ルイナーを封印した。彼女はセイクリッド世界の救世主だ。偉大なる勇者ナツは圧倒的な戦闘力を有しており、もしかすると暗黒竜ルイナーを倒せたかもしれないとさえ言われている」
諒太が知るアルカナの世界と背景は同じだ。にわかに受け入れられない話だが、フレアが語る勇者ナツは諒太が知る残念な幼馴染みと特徴が似ている。
運営の考えが分からない。諒太だけに発生したイベントであるはずはないし、そもそも三百年前という設定が必要であるとは思えなかった。
思考は急速に危ない方向へと転換していく。なぜなら諒太には悪い想像を肯定する理由があったのだ。昨日は気にしていなかったものの、諒太はまだ一人のプレイヤーにも会っていない。それが意味すること。一万人が参加するサーバーで明け方まで一人も出会わないのはあまりに不自然であった。
「勇者ナツは三百年前の偉人……?」
「その通りだ。彼女はルイナーの復活を予見していたのかもしれない。三百年後の存在である君にアイテムを残していたのだから……」
諒太の呟きには素早い返答があった。諒太は今も夏美と連絡が取れるというのに、この世界における夏美は三百年前の存在なのだという。
「あの……これをアーシェに渡しといてください。今日はもう戻ります」
「昨日はどこに宿泊したのかと思っていたのだが、やはり君は両方の世界に存在できるのだな……?」
諒太の言付けを無視するようにフレアが話す。どうしてか深い溜め息を吐きながら。異界との接続云々は彼女自身が教えてくれたことだというのに。
「全ては古文書通りか。異界より舞い降りし勇者は世界間を行き来できる。私としてはアクラスフィア王国にて人生を全うして欲しかったのだがな。それはそうと……」
フレアは小さく頷いたあと、どうしてか諒太の肩をポンと叩く。
「異性へのプレゼントを言付けるなど許さんぞ?」
ギロリと鋭い視線。どうやらアーシェへの謝罪を有耶無耶にしようとしたことが見透かされたようだ。妹想いの騎士団長はぞんざいな扱いを許してくれないらしい。
「りょ、了解です……。彼女には誠心誠意謝っておきますから……」
「それでいい。ただし、深追いはやめてくれ。アーシェは世界間を行き来できんのだ」
ここにきてフレアはスタンスを変えていた。昨日は間違いなく諒太とアーシェの仲を認めるような話をしていたけれど、今は明確に否定している感じだ。
それは妹を想う発言に違いない。しかし、彼女たちはNPCである。現実の存在ではなく、与えられた役割しかこなせないはずなのに。
諒太に渦巻く疑念は大きくなるばかりで、サブクエスト的なイベントの収拾を躊躇させていた。彼女たちが見せる感情の機微。とてもゲームだとは思えない。よって諒太は以降の選択を決定できないままだ。
返答を待つことなくフレアが続ける。ニコリと微笑む彼女は、きっと諒太が察したものと考えているのだろう。彼がフレアの意を汲むものと疑っていない表情だ。
「リョウ、恐らく君は世界を救う使命を生まれながらにして持っている。勇者ナツの聖遺物を開封してみせたのは君がこの世界と因果関係を持つ証拠だ。期待せずにはいられない。どうかセイクリッド世界を救って欲しい」
頭を下げるフレアに諒太は何も返答できなかった。
もし仮に諒太のゲーム機が現実のセイクリッド世界に繋がっていたとして、彼にとってはゲームでしかなく、勇者ナツは時空を共にする残念な幼馴染みに他ならない。フレアが考えるような複雑な関係性を彼らは持っていなかった。
「必ず戻りますから……。少しばかり確かめたいことがありますので……」
「ああ、頼む。ハイオーク二頭をソロ討伐するような君に騎士団が助力できるとも思わんが、どのような要請だろうと協力すると誓おう……」
諒太はフレアの目の前でログアウトをした。彼女にとっては超常現象のそれであり、諒太に対する神聖視は一層強まるだろうが、今は真っ先に確認しなければならないことがある。
諒太のセイクリッド世界と夏美がプレイする世界の差異について。諒太が体験する世界の真実が何であるのかを……。
ログインするとやはり気持ち悪い。脳波に干渉しているとのことで、こればかりは避けられないことなのかもしれない。
開始地点は昨日と同じ王城の地下にある石造りの部屋だ。運命のアルカナはログインすると必ず所属する国の王城から始まる。移動が面倒であるけれど、仕様ならば受け入れるしかない。
「せめてワクワク感を覚える場所にしてくれよ。ここは陰気すぎる……」
ログアウト場所で再開できれば楽なのは間違いない。王城から狩り場へと歩いて行くのはやはり面倒である。
アクラスフィア王城をあとにし、諒太はギルドへと向かうために騎士団の詰め所前を通過する。しかし、彼はふと立ち止まってしまう。
「これは……?」
城門の前にある大広場には確か大賢者ベノンの石碑があったはず。けれど、既に跡形もなくなり、代わりとして巨大な銅像が建てられていた。
「やあ、リョウじゃないか。昨日はすまなかったね……」
呆然と銅像を見上げる諒太に声をかけたのは騎士団長フレアである。
「こんなのいつできたのですか?」
「はぁ? 君は何を言っているんだ? これは大昔からあるぞ」
そう言われると新しいものには見えない。台座などには苔があり、とても昨日のうちに造られたとは思えなかった。だが、諒太の記憶が正しければ、確かにここは大賢者ベノンの石碑があった場所だ。
「この銅像は暗黒竜ルイナーを封印した偉業を称えて、三百年前に設置されたものだ」
三百年前とは驚きである。急なアップデートでそういった設定が加えられたのかもしれない。
銅像は見た感じ騎士のようだ。誇らしげに掲げられた長剣が如何にも銅像らしい。また髪の長さから推察するに、モデルは女性だと思われる。
「てことは、銅像のモデルが三百年前にルイナーを封印した人ですか? この方の施した封印式が今になって解けてしまったということですかね?」
「まあそういうことだ。討伐でもしない限り、永遠などあり得んよ……」
割とドライな考え方である。とはいえ、強大な魔物を封じ込めたのだから、寧ろ三百年も機能したと考えるべきだろう。
「どういった偉人なのでしょうか?」
何となく気になっただけだ。ストーリーに関係しているのなら聞いておいて損はしないはず。その知識がゲームクリアに役立つかもしれないと。
「何を言っているんだ?」
先ほどから諒太は同じ台詞ばかり言われている。幾ら美人であろうとも彼女はNPC。会話に柔軟性を求めるのは間違いだ。
生暖かい目でフレアを見ていた諒太であるけれど、続けられた言葉に唖然とする。なぜなら会話が繋がらないどころか、その返答は脈略すら失っていたのだ。
「これは勇者ナツの銅像だぞ――――」
何がどうあれば、そのような返答に行き着くのだろう。諒太は困惑していた。夏美は昨日の夜に勇者となったばかり。またそれは決して三百年前の話ではない。
「勇者ナツって何人もいるのでしょうか?」
偶然の一致であると思う。この銅像と諒太の知る勇者は別人に違いない。偶然同じ名前となってしまっただけ。運営が致命的なミスを犯しただけであろうと。
「君は何を言っている?」
疑問を返したばかりに、諒太は何度目かの決まり文句を聞く羽目に……。そのあと彼は知らされてしまう。セイクリッド世界の矛盾に。時系列が完全に狂ったこの世界について。
「勇者ナツは歴史上たった一人。白銀に輝く鎧を身に纏った人族の英雄だよ。君が昨日受け取った聖遺物も三百年前から本部に預けられていたものだ……」
ゴクリと唾を飲み込むも動悸は治まらない。今も心臓が痛いくらいに脈打っている。
これはどういうことなのだろう。諒太は夏美と同じセイクリッドサーバーに入り、運命のアルカナをプレイしているだけ。なのにどうしてか諒太は後日談的なエピローグを、若しくはある意味プロローグとも取れる話を聞かされている。
「約三百年前、聖騎士ナツは勇者となり、暗黒竜ルイナーを封印した。彼女はセイクリッド世界の救世主だ。偉大なる勇者ナツは圧倒的な戦闘力を有しており、もしかすると暗黒竜ルイナーを倒せたかもしれないとさえ言われている」
諒太が知るアルカナの世界と背景は同じだ。にわかに受け入れられない話だが、フレアが語る勇者ナツは諒太が知る残念な幼馴染みと特徴が似ている。
運営の考えが分からない。諒太だけに発生したイベントであるはずはないし、そもそも三百年前という設定が必要であるとは思えなかった。
思考は急速に危ない方向へと転換していく。なぜなら諒太には悪い想像を肯定する理由があったのだ。昨日は気にしていなかったものの、諒太はまだ一人のプレイヤーにも会っていない。それが意味すること。一万人が参加するサーバーで明け方まで一人も出会わないのはあまりに不自然であった。
「勇者ナツは三百年前の偉人……?」
「その通りだ。彼女はルイナーの復活を予見していたのかもしれない。三百年後の存在である君にアイテムを残していたのだから……」
諒太の呟きには素早い返答があった。諒太は今も夏美と連絡が取れるというのに、この世界における夏美は三百年前の存在なのだという。
「あの……これをアーシェに渡しといてください。今日はもう戻ります」
「昨日はどこに宿泊したのかと思っていたのだが、やはり君は両方の世界に存在できるのだな……?」
諒太の言付けを無視するようにフレアが話す。どうしてか深い溜め息を吐きながら。異界との接続云々は彼女自身が教えてくれたことだというのに。
「全ては古文書通りか。異界より舞い降りし勇者は世界間を行き来できる。私としてはアクラスフィア王国にて人生を全うして欲しかったのだがな。それはそうと……」
フレアは小さく頷いたあと、どうしてか諒太の肩をポンと叩く。
「異性へのプレゼントを言付けるなど許さんぞ?」
ギロリと鋭い視線。どうやらアーシェへの謝罪を有耶無耶にしようとしたことが見透かされたようだ。妹想いの騎士団長はぞんざいな扱いを許してくれないらしい。
「りょ、了解です……。彼女には誠心誠意謝っておきますから……」
「それでいい。ただし、深追いはやめてくれ。アーシェは世界間を行き来できんのだ」
ここにきてフレアはスタンスを変えていた。昨日は間違いなく諒太とアーシェの仲を認めるような話をしていたけれど、今は明確に否定している感じだ。
それは妹を想う発言に違いない。しかし、彼女たちはNPCである。現実の存在ではなく、与えられた役割しかこなせないはずなのに。
諒太に渦巻く疑念は大きくなるばかりで、サブクエスト的なイベントの収拾を躊躇させていた。彼女たちが見せる感情の機微。とてもゲームだとは思えない。よって諒太は以降の選択を決定できないままだ。
返答を待つことなくフレアが続ける。ニコリと微笑む彼女は、きっと諒太が察したものと考えているのだろう。彼がフレアの意を汲むものと疑っていない表情だ。
「リョウ、恐らく君は世界を救う使命を生まれながらにして持っている。勇者ナツの聖遺物を開封してみせたのは君がこの世界と因果関係を持つ証拠だ。期待せずにはいられない。どうかセイクリッド世界を救って欲しい」
頭を下げるフレアに諒太は何も返答できなかった。
もし仮に諒太のゲーム機が現実のセイクリッド世界に繋がっていたとして、彼にとってはゲームでしかなく、勇者ナツは時空を共にする残念な幼馴染みに他ならない。フレアが考えるような複雑な関係性を彼らは持っていなかった。
「必ず戻りますから……。少しばかり確かめたいことがありますので……」
「ああ、頼む。ハイオーク二頭をソロ討伐するような君に騎士団が助力できるとも思わんが、どのような要請だろうと協力すると誓おう……」
諒太はフレアの目の前でログアウトをした。彼女にとっては超常現象のそれであり、諒太に対する神聖視は一層強まるだろうが、今は真っ先に確認しなければならないことがある。
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