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第二章 繰り返す時間軸
再交渉
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再び二年が経過している。
私は少しも変化を起こさず過ごしていました。
何しろ変える必要がないんだもの。髭との対話まで進んだこと。間違ったのは、あの会話であったと確信がある。
「今回は正答を導くだけだ……」
何度目かの保養地へと、私は舞い戻っていました。
ランカスタ公爵の対面に座って、商談を始めています。
今回もまた金貨三百枚からのスタート。どうしても髭は金貨二百枚をケチりたいようですね。
「ランカスタ公爵様、金貨三百枚では売却できません。私にはイセリナ様のようなドレスを買うお金もないのです。白金貨一枚でどうでしょう?」
交渉の中に無理矢理イセリナの名をねじ込んでみる。
少しでも彼女の話を引っ張り出そうと。一秒でもこの交渉を長引かせるために。
「才女とは聞いたが、やはり十四歳の子供であったか。アナスタシア嬢、あの岩山が白金貨単位で売れると考えているのか?」
「ああ、申し訳ございません。これでも割安にしたつもりなのですわ。ひょっとしてあの岩山が鉱山であったりすると、当家にとって損害ですし……」
私は髭に微笑む。今回は実際に買ってもらわなくても良い。
髭に気に入られる話を続けるだけで構わないんだ。
「確かあの岩山の下には竜脈が通っているのですよね? 私が調べた書物によると、漏れ出す高濃度魔素と鉄鉱石が結びつき、ミスリルへと変貌するのだとか……」
髭であれば、私の目論見に気付くはず。これだけ明確に告げたんだもの。既に鉱脈が掘り尽くされていることまで察知したでしょう。
一瞬の間が空く。しかし、沈黙は長く続きませんでした。
「ふはは! そうか、やはり才女であったか! なるほど、儂の真意を分かった上で、吹っ掛けておるのだな?」
「ええまあ。ミスリルは既に掘り尽くしておりますけれど、公爵様は別荘をお建てになるのでしょう? 固い岩盤は砕いておりますから、簡単に整地できましてよ?」
皮肉たっぷりに言い放つ。
売却は問題じゃない。ここは髭公爵に取り入ることができればそれで構わないはず。
イセリナとの邂逅を果たし、彼女の暗殺を食い止めることがこの世界線にて重要なことでしょう。
「いや、すまん。流石にあの岩山に別荘など建てるつもりはない。安く買い叩こうとしただけのこと。だが、聖女とも噂されるアナスタシア嬢には無駄であったな!」
上機嫌に話す髭。まあでも、簡単に騙された脳筋が隣にいますけどね。
「肩の幼竜は懐いておるのだな?」
ここで話題は切り替わり、マリィについて聞かれている。
ここまでずっと大人しくしていたマリィだけど、気付かないはずがないものね。
「無礼をお許しください。私を母親と思い込んでおりまして、離れないのですよ。とても良い子なので、邪魔にはならないかと」
「うむ、竜を従える聖女の伝説は再びこの世に蘇るのか……」
そういえばレグス近衛騎士団長もそんな話をしていたね。
ゲームでは卵が羽化するなんてことはなく、冒険者によって卵は奪われ、火竜が怒り狂うという設定でしかありません。
他の記述はエリカの祖先である火竜の聖女が幼竜を引き連れ、巨悪を討ったとあるだけでした。
「その伝説とはどういったものでしょうか?」
「かつてプロメティア世界を巨悪から救った聖女は火竜を従えておったらしい。伝記にあるのはアナスタシア嬢と同じ幼竜なのだ。しかし、強大な火球を吐き、向かい来る魔の手を焼き尽くしたという」
なるほどね。まあでも、卵が羽化しただけだよね?
私じゃなくても良かったと思うのだけど。
「別に何の苦労もありませんでした。ただ羽化する場面に居合わせただけ。最初に見た私を母親だと勘違いしているだけですもの」
「それは違うぞ? 竜種はそこまで単純じゃない。かつては竜を手懐けようとした国家も存在したのだが、卵から孵したとして手懐けられたという話は残っていない。その幼竜は己の意志でもって側にいる。恐らく貴殿が秘める力に気付いておるはず。付き従うことが最善であると認識しておるのだ」
マジですか?
単に刷り込みだと思い込んでいたけれど、どうやらマリィは本能的に私の実力を見抜いているようです。
私はこの世界に千年と存在する魂だし、竜種には見透かされているのかもしれません。
「そうですか。ならば、私は守護できますね?」
ここで私は本題へと移る。
良い感じで私の能力について分かってもらえたのだからと。
「守護? 誰を守るというのだ?」
ここが話し合いの肝だろう。
私がイセリナを救える唯一のルート。一つ間違えたら、またルークとのキスが待っている。
セーブポイントへと戻されないように、私は世界を動かしていかねばならない。
「それはもちろんイセリナ様ですわ」
彼女が失われるのならば、私はセーブポイントへと戻される。今もまだリセットされない理由はこの方針で間違いがないからだ。
イセリナを救う術が失われた時点で、私はやり直しを命じられることでしょう。
「イセリナだと? 常に護衛が付いているぞ?」
これだから髭は何も守れないのよ。
前世で私が何度死んだと思っているの? 全てはあんたが間抜けだからでしょうが。
「その護衛が牙を剥くこともあるのですよ?」
私の返答に髭は絶句しています。
身内に暗殺者が潜むことなど彼は知りもしないのです。イセリナの周囲は敵ばかりであることを。
「何を馬鹿げた話を……」
「私は未来予知ができるのです。ミスリル鉱脈について知ったのも未来予知ですの。私はイセリナ様の死を見ました。あと十日以内にそれは訪れます」
ここから公爵領まで五日ほどかかる。以前の私は三日間昏睡したあと、四日ほど仕事をしてリセットされた。
それはつまり、ランカスタ公爵が所領に戻ってから二日くらいしか猶予がないということ。
その期間に私は犯人を特定し、イセリナを守らねばならない。
「何ならミスリルは全て公爵様に預けましょう。白金貨で三枚分ほど採掘しておりますから」
私が信用できないというのなら、髭が大好きなお金をチラつかせるだけだ。
家族よりもお金を信用する彼ならば、必ず食い付いてくるはずだわ。
(髭なら私の覚悟が分かるはずよ……)
貧乏貴族が白金貨三枚も人質に差し出すというのです。
守銭奴である髭ならば、信用してもらえるでしょう。
「良いだろう。アナスタシア嬢を公爵家へと案内する。スカーレット伯爵はそれで構わないな?」
髭に問われるや、ダンツは壊れた水飲み鳥のように頭を上下させる。
本当に何というか威厳がない。どうして貴族に産まれてしまったのか、不思議に感じるくらいです。
とりあえずリセットもない感じ。やはり私にはイセリナを守る使命があるようです。
ならば赴きましょう。
かつて千年と生きたランカスタ公爵領へと……。
私は少しも変化を起こさず過ごしていました。
何しろ変える必要がないんだもの。髭との対話まで進んだこと。間違ったのは、あの会話であったと確信がある。
「今回は正答を導くだけだ……」
何度目かの保養地へと、私は舞い戻っていました。
ランカスタ公爵の対面に座って、商談を始めています。
今回もまた金貨三百枚からのスタート。どうしても髭は金貨二百枚をケチりたいようですね。
「ランカスタ公爵様、金貨三百枚では売却できません。私にはイセリナ様のようなドレスを買うお金もないのです。白金貨一枚でどうでしょう?」
交渉の中に無理矢理イセリナの名をねじ込んでみる。
少しでも彼女の話を引っ張り出そうと。一秒でもこの交渉を長引かせるために。
「才女とは聞いたが、やはり十四歳の子供であったか。アナスタシア嬢、あの岩山が白金貨単位で売れると考えているのか?」
「ああ、申し訳ございません。これでも割安にしたつもりなのですわ。ひょっとしてあの岩山が鉱山であったりすると、当家にとって損害ですし……」
私は髭に微笑む。今回は実際に買ってもらわなくても良い。
髭に気に入られる話を続けるだけで構わないんだ。
「確かあの岩山の下には竜脈が通っているのですよね? 私が調べた書物によると、漏れ出す高濃度魔素と鉄鉱石が結びつき、ミスリルへと変貌するのだとか……」
髭であれば、私の目論見に気付くはず。これだけ明確に告げたんだもの。既に鉱脈が掘り尽くされていることまで察知したでしょう。
一瞬の間が空く。しかし、沈黙は長く続きませんでした。
「ふはは! そうか、やはり才女であったか! なるほど、儂の真意を分かった上で、吹っ掛けておるのだな?」
「ええまあ。ミスリルは既に掘り尽くしておりますけれど、公爵様は別荘をお建てになるのでしょう? 固い岩盤は砕いておりますから、簡単に整地できましてよ?」
皮肉たっぷりに言い放つ。
売却は問題じゃない。ここは髭公爵に取り入ることができればそれで構わないはず。
イセリナとの邂逅を果たし、彼女の暗殺を食い止めることがこの世界線にて重要なことでしょう。
「いや、すまん。流石にあの岩山に別荘など建てるつもりはない。安く買い叩こうとしただけのこと。だが、聖女とも噂されるアナスタシア嬢には無駄であったな!」
上機嫌に話す髭。まあでも、簡単に騙された脳筋が隣にいますけどね。
「肩の幼竜は懐いておるのだな?」
ここで話題は切り替わり、マリィについて聞かれている。
ここまでずっと大人しくしていたマリィだけど、気付かないはずがないものね。
「無礼をお許しください。私を母親と思い込んでおりまして、離れないのですよ。とても良い子なので、邪魔にはならないかと」
「うむ、竜を従える聖女の伝説は再びこの世に蘇るのか……」
そういえばレグス近衛騎士団長もそんな話をしていたね。
ゲームでは卵が羽化するなんてことはなく、冒険者によって卵は奪われ、火竜が怒り狂うという設定でしかありません。
他の記述はエリカの祖先である火竜の聖女が幼竜を引き連れ、巨悪を討ったとあるだけでした。
「その伝説とはどういったものでしょうか?」
「かつてプロメティア世界を巨悪から救った聖女は火竜を従えておったらしい。伝記にあるのはアナスタシア嬢と同じ幼竜なのだ。しかし、強大な火球を吐き、向かい来る魔の手を焼き尽くしたという」
なるほどね。まあでも、卵が羽化しただけだよね?
私じゃなくても良かったと思うのだけど。
「別に何の苦労もありませんでした。ただ羽化する場面に居合わせただけ。最初に見た私を母親だと勘違いしているだけですもの」
「それは違うぞ? 竜種はそこまで単純じゃない。かつては竜を手懐けようとした国家も存在したのだが、卵から孵したとして手懐けられたという話は残っていない。その幼竜は己の意志でもって側にいる。恐らく貴殿が秘める力に気付いておるはず。付き従うことが最善であると認識しておるのだ」
マジですか?
単に刷り込みだと思い込んでいたけれど、どうやらマリィは本能的に私の実力を見抜いているようです。
私はこの世界に千年と存在する魂だし、竜種には見透かされているのかもしれません。
「そうですか。ならば、私は守護できますね?」
ここで私は本題へと移る。
良い感じで私の能力について分かってもらえたのだからと。
「守護? 誰を守るというのだ?」
ここが話し合いの肝だろう。
私がイセリナを救える唯一のルート。一つ間違えたら、またルークとのキスが待っている。
セーブポイントへと戻されないように、私は世界を動かしていかねばならない。
「それはもちろんイセリナ様ですわ」
彼女が失われるのならば、私はセーブポイントへと戻される。今もまだリセットされない理由はこの方針で間違いがないからだ。
イセリナを救う術が失われた時点で、私はやり直しを命じられることでしょう。
「イセリナだと? 常に護衛が付いているぞ?」
これだから髭は何も守れないのよ。
前世で私が何度死んだと思っているの? 全てはあんたが間抜けだからでしょうが。
「その護衛が牙を剥くこともあるのですよ?」
私の返答に髭は絶句しています。
身内に暗殺者が潜むことなど彼は知りもしないのです。イセリナの周囲は敵ばかりであることを。
「何を馬鹿げた話を……」
「私は未来予知ができるのです。ミスリル鉱脈について知ったのも未来予知ですの。私はイセリナ様の死を見ました。あと十日以内にそれは訪れます」
ここから公爵領まで五日ほどかかる。以前の私は三日間昏睡したあと、四日ほど仕事をしてリセットされた。
それはつまり、ランカスタ公爵が所領に戻ってから二日くらいしか猶予がないということ。
その期間に私は犯人を特定し、イセリナを守らねばならない。
「何ならミスリルは全て公爵様に預けましょう。白金貨で三枚分ほど採掘しておりますから」
私が信用できないというのなら、髭が大好きなお金をチラつかせるだけだ。
家族よりもお金を信用する彼ならば、必ず食い付いてくるはずだわ。
(髭なら私の覚悟が分かるはずよ……)
貧乏貴族が白金貨三枚も人質に差し出すというのです。
守銭奴である髭ならば、信用してもらえるでしょう。
「良いだろう。アナスタシア嬢を公爵家へと案内する。スカーレット伯爵はそれで構わないな?」
髭に問われるや、ダンツは壊れた水飲み鳥のように頭を上下させる。
本当に何というか威厳がない。どうして貴族に産まれてしまったのか、不思議に感じるくらいです。
とりあえずリセットもない感じ。やはり私にはイセリナを守る使命があるようです。
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