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第三章 存亡を懸けて
非常事態
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「来たぞ!!」
一八の号令に伸吾だけでなく、魔道士も即座に反応する。伸吾は最大魔力をもって防御魔法を展開し、魔道士たちは天主の狙撃を始めた。
「一体撃墜!」
恵美里の声に一八が頷いた直後であった。
視界の端。まるで想定外の事態が起きている。
「なっ!?」
防御魔法を展開しつつも、一八は狼狽えていた。
視界の先に見えたのは突進してくる巨大な魔物。岩山が迫ってくるかのような威圧感を覚えている。
「飛竜!?」
それは明確に飛竜であった。片翼を失った飛竜は怒り狂っている。オークたちを蹴散らしながら、一八たちに向かって一直線に突進していた。
一八は判断しかねている。今にも天主の魔法攻撃が飛んでくるような場面。突っ込んでくる飛竜にどう対処していいか分からない。
何の指示もできない一八。彼は声を失っていた。なぜなら、自身の背後にいたはずの伸吾が突如として視界に現れたからだ。
「おい、伸吾っ!?」
どうにも理解が及ばない。伸吾はあろうことか防御魔法の範囲を出て飛竜の前に立ち塞がっている。
「奥田君、ここは任せて欲しい。君なら魔道士たちを守り切れるはずだ……」
「いや、お前……!?」
上手く言葉にならない。伸吾は闇属性に対して非常に脆い属性を持っている。普段であれば任せられたものの、現状は天主に狙われている場面なのだ。
一八の声かけを無視するかのように、伸吾は愛剣を水平に構えた。
「防御魔法転換! ステージ4!!」
伸吾が叫ぶや強大な魔力が凝縮し、眩しいくらいに剣が輝きを帯びた。それは伸吾が持つ光属性が発現した証しである。
刹那に激突する飛竜。押し込まれはしたけれど、まるで光の壁であるかのように伸吾は飛竜を受け止めていた。
「僕らの邪魔はさせない!」
初めて見る伸吾の剣技。直視できないほどに輝く剣技に一八は見とれてしまう。
「これが僕の……」
目を疑う光景。長い光の尾を引いた美しい太刀筋を一八は目撃している。
高く飛び上がった伸吾は大きく口を開いた飛竜へと物怖じせずに向かっていく。空中で身体を翻しては光の刃を飛竜へと突き立てていた。
「できることの全てだぁぁあああぁっっ!!」
伸吾は飛竜の突進をその身に受けながらも、力強く剣を突き刺している。それは飛竜の目玉を的確に貫いて奥深くへと押し込まれていた。
光り輝く剣は尚も強い煌めきを放ったままだ。まるで飛竜の内部を焼くかのように鱗の隙間からも光が漏れ出していく。
飛竜は苦しんでいるのか頭部を激しく振り回し、程なく伸吾は地面に叩き付けられた。だが、悶えるようにした飛竜は内部を焼かれ尽くしたのか、悲痛な叫び声を上げたあと巨大な頭をもたげている。
一瞬の間。飛竜は徐にその巨体を地面へと横たえていく。
「伸吾!?」
一八が叫んだ刹那、天主の魔法が発動。先ほど見た黒い雨とは明確に異なる強大な魔法が撃ち込まれてしまう。
「クソォオオオッ!! もっと拡がれぇぇえええっ!!」
一八は防御魔法を目一杯に展開する。しかし、範囲外に出た伸吾までもを守り切るなんてできない。願わくば魔道士たちがいち早く天主を撃ち抜いてくれるようにと願うだけだ。
「天主を殲滅っ!!」
小乃美の声はまさに吉報であった。一八は直ぐさま伸吾を振り返っている。飛竜の討伐を任せた相棒が今もそこにいるだろうと……。
「し、伸吾……?」
一八は呆然としてしまう。今もまだ戦闘は続いており、天主を殲滅したとして、この先も戦いが続いていくというのに。
伸吾は左腕と右足を失い地面に伏していた。大量に噴き出す血が訪れる未来を予感させてしまう。
「おい伸吾……、今すぐ支援士の元に連れて行くぞ……」
一八が声をかけるも、伸吾は虚ろな目をして首を振っている。笑みさえ浮かべる彼は一定の未来を受け入れているかのようであった。
「奥田君……僕は君が世界一の剣士になることを期待している……」
「何言ってんだ!? 間に合う!!」
咄嗟に一八は伸吾の失われた四肢を手で握るけれど、溢れ出す血飛沫は止められない。
「そうだ……。岸野さんに言ってなかった……」
「もう喋んなよ、伸吾!?」
一八は伸吾の言葉を遮るように言うが、伸吾は笑みを浮かべたまま言葉を繋げている。
「セラガト面白かったよ――――」
言って伸吾は目を瞑った。一八の呼びかけを無視するような格好で……。
何度呼びかけようとも、もう二度と伸吾が目を開くことはなかった。
打ち震える一八。とめどなく零れ落ちる涙は彼の失意を表している。心の奥底から込み上げる憎しみは、もう彼の制御下にあるはずもなかった。
「ちくしょう……。天軍って何だよ!? どうして攻めてくんだよ!?」
見守る恵美里たちは何も言葉にできない。既に事切れた伸吾を抱きしめる一八にかける言葉は見つからなかった。
「許せねぇよ……。俺から何も奪うな! もう何も奪わせはしねぇぇっ!!」
言って一八は立ち上がる。彼は勢いよく斜陽を抜いていた。
「恵美里さん、魔道士は撤退してください。俺はケジメをつけてきます……」
「いや、一八さん!?」
言葉を繋げようとしたところで、恵美里は口を噤む。男には戻れない戦いがある。それを知る彼女は宥めるような言葉を口にできなかった。
「必ず戻ってください。鷹山さんもそれを望んでいます……」
失われた騎士の言葉として一八に冷静さを取り戻させようとする。とはいえ結果は彼女も分かっていた。彼は決意を簡単に覆したりしないのだと。
「伸吾の遺体を頼みます。俺は天軍を許せねぇんだ……」
怒り心頭に発す一八。恵美里は推し量っている。たとえ彼を宥め、後方まで連れ戻したとしても、生涯に亘り後悔させてしまうこと。友を弔うために彼が戦いを望んでいるのは明らかであった。
「天軍は皆殺しだぁあああっ!!」
ヒカリが立てた作戦はここで破綻してしまう。感情に駆られた一八一人によって。
手当たり次第に斬り付けていく一八。周囲にいたオークだけでなく、一八は視界に入る敵を全て斬り付けていた。
「死ねぇ! 死ねぇぇええええっっ!!」
彼が歩んだあとには肉塊が転がるだけ。気が触れたように一八は斜陽を振り続ける。暴走した一八は返り血を浴びることでしか頭を冷やせなかった。
足並みを乱した一八だが、作戦はというと最終的に完遂となっている。怒り狂う一八が全ての感情をぶつけるかのようにしてオークたちを切り刻んでいたのだから……。
一八の号令に伸吾だけでなく、魔道士も即座に反応する。伸吾は最大魔力をもって防御魔法を展開し、魔道士たちは天主の狙撃を始めた。
「一体撃墜!」
恵美里の声に一八が頷いた直後であった。
視界の端。まるで想定外の事態が起きている。
「なっ!?」
防御魔法を展開しつつも、一八は狼狽えていた。
視界の先に見えたのは突進してくる巨大な魔物。岩山が迫ってくるかのような威圧感を覚えている。
「飛竜!?」
それは明確に飛竜であった。片翼を失った飛竜は怒り狂っている。オークたちを蹴散らしながら、一八たちに向かって一直線に突進していた。
一八は判断しかねている。今にも天主の魔法攻撃が飛んでくるような場面。突っ込んでくる飛竜にどう対処していいか分からない。
何の指示もできない一八。彼は声を失っていた。なぜなら、自身の背後にいたはずの伸吾が突如として視界に現れたからだ。
「おい、伸吾っ!?」
どうにも理解が及ばない。伸吾はあろうことか防御魔法の範囲を出て飛竜の前に立ち塞がっている。
「奥田君、ここは任せて欲しい。君なら魔道士たちを守り切れるはずだ……」
「いや、お前……!?」
上手く言葉にならない。伸吾は闇属性に対して非常に脆い属性を持っている。普段であれば任せられたものの、現状は天主に狙われている場面なのだ。
一八の声かけを無視するかのように、伸吾は愛剣を水平に構えた。
「防御魔法転換! ステージ4!!」
伸吾が叫ぶや強大な魔力が凝縮し、眩しいくらいに剣が輝きを帯びた。それは伸吾が持つ光属性が発現した証しである。
刹那に激突する飛竜。押し込まれはしたけれど、まるで光の壁であるかのように伸吾は飛竜を受け止めていた。
「僕らの邪魔はさせない!」
初めて見る伸吾の剣技。直視できないほどに輝く剣技に一八は見とれてしまう。
「これが僕の……」
目を疑う光景。長い光の尾を引いた美しい太刀筋を一八は目撃している。
高く飛び上がった伸吾は大きく口を開いた飛竜へと物怖じせずに向かっていく。空中で身体を翻しては光の刃を飛竜へと突き立てていた。
「できることの全てだぁぁあああぁっっ!!」
伸吾は飛竜の突進をその身に受けながらも、力強く剣を突き刺している。それは飛竜の目玉を的確に貫いて奥深くへと押し込まれていた。
光り輝く剣は尚も強い煌めきを放ったままだ。まるで飛竜の内部を焼くかのように鱗の隙間からも光が漏れ出していく。
飛竜は苦しんでいるのか頭部を激しく振り回し、程なく伸吾は地面に叩き付けられた。だが、悶えるようにした飛竜は内部を焼かれ尽くしたのか、悲痛な叫び声を上げたあと巨大な頭をもたげている。
一瞬の間。飛竜は徐にその巨体を地面へと横たえていく。
「伸吾!?」
一八が叫んだ刹那、天主の魔法が発動。先ほど見た黒い雨とは明確に異なる強大な魔法が撃ち込まれてしまう。
「クソォオオオッ!! もっと拡がれぇぇえええっ!!」
一八は防御魔法を目一杯に展開する。しかし、範囲外に出た伸吾までもを守り切るなんてできない。願わくば魔道士たちがいち早く天主を撃ち抜いてくれるようにと願うだけだ。
「天主を殲滅っ!!」
小乃美の声はまさに吉報であった。一八は直ぐさま伸吾を振り返っている。飛竜の討伐を任せた相棒が今もそこにいるだろうと……。
「し、伸吾……?」
一八は呆然としてしまう。今もまだ戦闘は続いており、天主を殲滅したとして、この先も戦いが続いていくというのに。
伸吾は左腕と右足を失い地面に伏していた。大量に噴き出す血が訪れる未来を予感させてしまう。
「おい伸吾……、今すぐ支援士の元に連れて行くぞ……」
一八が声をかけるも、伸吾は虚ろな目をして首を振っている。笑みさえ浮かべる彼は一定の未来を受け入れているかのようであった。
「奥田君……僕は君が世界一の剣士になることを期待している……」
「何言ってんだ!? 間に合う!!」
咄嗟に一八は伸吾の失われた四肢を手で握るけれど、溢れ出す血飛沫は止められない。
「そうだ……。岸野さんに言ってなかった……」
「もう喋んなよ、伸吾!?」
一八は伸吾の言葉を遮るように言うが、伸吾は笑みを浮かべたまま言葉を繋げている。
「セラガト面白かったよ――――」
言って伸吾は目を瞑った。一八の呼びかけを無視するような格好で……。
何度呼びかけようとも、もう二度と伸吾が目を開くことはなかった。
打ち震える一八。とめどなく零れ落ちる涙は彼の失意を表している。心の奥底から込み上げる憎しみは、もう彼の制御下にあるはずもなかった。
「ちくしょう……。天軍って何だよ!? どうして攻めてくんだよ!?」
見守る恵美里たちは何も言葉にできない。既に事切れた伸吾を抱きしめる一八にかける言葉は見つからなかった。
「許せねぇよ……。俺から何も奪うな! もう何も奪わせはしねぇぇっ!!」
言って一八は立ち上がる。彼は勢いよく斜陽を抜いていた。
「恵美里さん、魔道士は撤退してください。俺はケジメをつけてきます……」
「いや、一八さん!?」
言葉を繋げようとしたところで、恵美里は口を噤む。男には戻れない戦いがある。それを知る彼女は宥めるような言葉を口にできなかった。
「必ず戻ってください。鷹山さんもそれを望んでいます……」
失われた騎士の言葉として一八に冷静さを取り戻させようとする。とはいえ結果は彼女も分かっていた。彼は決意を簡単に覆したりしないのだと。
「伸吾の遺体を頼みます。俺は天軍を許せねぇんだ……」
怒り心頭に発す一八。恵美里は推し量っている。たとえ彼を宥め、後方まで連れ戻したとしても、生涯に亘り後悔させてしまうこと。友を弔うために彼が戦いを望んでいるのは明らかであった。
「天軍は皆殺しだぁあああっ!!」
ヒカリが立てた作戦はここで破綻してしまう。感情に駆られた一八一人によって。
手当たり次第に斬り付けていく一八。周囲にいたオークだけでなく、一八は視界に入る敵を全て斬り付けていた。
「死ねぇ! 死ねぇぇええええっっ!!」
彼が歩んだあとには肉塊が転がるだけ。気が触れたように一八は斜陽を振り続ける。暴走した一八は返り血を浴びることでしか頭を冷やせなかった。
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