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第三章 存亡を懸けて
奇襲班の任務
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オーバーロードを討伐したヒカリと優子は北側を目指していた。所狭しと蠢くオークの頭をサーフィンのように跳び越え、全速力で救援に向かっている。
中央にある司令部跡を抜け、しばらく進んだのち、
「なんだ……あれは?」
二人の視界に炎が舞い上がっていた。それは歪な円を描くや、暗がりに不気味な赤い月を浮かび上がらせている。
視界に映るそれは受け入れ難いものだ。暗視ゴーグルでは眩しすぎる炎。それを生み出しているのが一八であり、燃えたぎるそれは巨大なオークであったのだから。
「少佐!?」
「あ、ああ……」
戸惑いを隠せない。一刻を争う事態だと考えていたというのに。
ヒカリは救援に来たはずが、今や一八がネームドを仕留めるその様子を眺めるだけの傍観者にすぎない。
近付くにつれて露わとなる。ネームドモンスターが討伐されるその瞬間。予想以上の戦果を上げる騎士の姿が……。
投げ飛ばされたネームドオーク。大太刀を拾い上げる騎士。結果は予想する必要もないほど呆気ない。
次の瞬間には斧で大木を割るかのように、ネームドモンスターの首が刎ねられていたのだから……。
程なくヒカリと優子が一八たちと合流する。莉子は怪我を負っていたようだが、直ぐさま立ち上がった一八はまだ健在である。逃げ惑うオークの群れは事前に予想していた通りだ。
全身に返り血を浴びた騎士。真っ赤に染まる彼の姿は未だ網膜に焼き付いた先ほどの炎を想起させている。大男が血まみれで大地に立つ様子には流石のヒカリも困惑を覚えていた。
しかしながら、目的が達成されたのは明らか。新人騎士がやり遂げたのだと彼女は思い直している。
「奥田一八、良くやった……」
ヒカリが声をかけた。返り血を浴び、ずぶ濡れの一八に。
対する一八もまた顔の血を拭いながら、ヒカリに返している。
「ちっとばかし苦戦した……」
一八は自身の討伐が遅れたことを理解。こうしてヒカリが救援に来たということは、南側のネームドモンスターは既に彼女たちが始末したあとなのだから。
「いや構わん。それより解除班からの連絡はあったか?」
これまで解除班からの反応はなかった。もう既に定刻だというのにもかかわらず。
「いや、ないな……。全滅したのかもしれん」
一八の話に頷くヒカリ。外壁は破壊尽くされていたのだ。オークに見つかり全滅したと考えるべきかもしれない。
「少佐、やはり解除班から応答はありません」
優子が通信を試みるも一人として応答はない。予想した通りに全滅したのだと思われる。
「まいったな。発光弾を打ったとして、魔道士の攻撃が通らんとは……」
ここにきて作戦は実行できなくなっている。魔道士による一斉照射を止めて、強襲部隊を突入させるしかない感じだ。
「それなら俺に手がある。要は壁の基礎を破壊すれば良いんだろ? 術式が刻まれた土台ごと……」
魔力回復薬を飲みながら話す一八。彼にはまだ実行に移す術があるらしい。
「柄に仕込んだレイストームなら多少の減衰はあっても届くはずだ。ただし、俺は必ず昏倒する。直ぐさま魔力回復薬を飲ませてくれ。あと起きるまで守ってくれよ?」
言って一八は斜陽を鞘に戻し、大砲のように構える。予め聞いていた座標に方角を合わせ、脳裏へと魔法術式を展開していった。
どうにも困惑するヒカリと優子だが、莉子の説明により理解している。一八のレイストームであれば術式ごと破壊できるのだと。
「レイストーム!!」
刹那に帯びる目映い輝き。白銀にも似たその煌めきは銃口で膨らむや、即座に撃ち出されていた。
目にも留まらぬスピードで闇を裂く光線。途中にいたオークを何体も貫きながら、遂には爆発を起こしている。
一八以外の三人には考えもしない威力であったことだろう。少しも減衰したとは思えない爆発を目の当たりにし、言葉を失うだけであった。
「どう……だ……?」
そう言い残して一八が前のめりに倒れてしまう。愕然とするヒカリであったものの、魔力回復薬を飲ませてくれと頼まれていたことを思い出す。魔力切れを起こした一八に駆け寄り、少しずつ口へと流し込んでいく。
「優子は周囲を警戒! 莉子は発光弾を打ち上げろ!」
こうしている間も作戦が続いている。奇襲班として最後の仕事。魔道士たちが高火力魔法を撃ち放つ番だ。彼女たちへ作戦のバトンは繋がれていた。
程なく爆発があった地点から強烈なキャノン砲が撃ち込まれている。
闇を裂く青と赤の煌めき。二人の術士が起動するガトリングキャノンは二種類の輝きを織り交ぜながら、無慈悲にもオークたちを撃ち抜いていく。
支配者であったネームドモンスターの討伐により混乱していたオークたち。ガトリングキャノン砲は更なる動揺を誘う。悲鳴のような声が轟き、どこかしこで仲間割れとも思える乱闘が起きている。司令塔を失ったオークたちは完全に取り乱していた。
「奥田、起きろ!」
ヒカリが頬をはたく。既に魔力回復薬を飲み干したのだ。完全回復とまではいかなくとも、昏倒状態を脱せられるはずだと。
「少佐、強すぎますって!!」
優子が止めるも、ヒカリは尚も力一杯にはたいている。気付け薬としては強力すぎる平手打ちにて一八の目覚めを待っていた。
「う、うぅ…………」
ようやく一八が意識を戻す。既に十回以上はぶたれたはずだが、まだ朦朧としているのか薄い目を開いただけである。
「奥田、撤収だ……。奇襲班はこれより戦場を離脱する」
理解しているのか不明であるが、ヒカリは任務の遂行を告げる。強襲部隊がなだれ込む前にマイバラ基地をあとにしなくてはならない。
「ああ、上手くいったのか……」
「早く立ち上がれ。もう魔力は回復しているだろ?」
言ってヒカリは二本目を手渡す。完全回復をし、任務をいち早く遂行すべきであると。
一八は立ち上がる前に一気飲みをし、そのあと重い身体を起こした。
「カズやん君、大丈夫?」
「ああ、問題ねぇ。さっさと退散して、玲奈たちに任せようぜ……」
ようやく一八は起き上がり、周囲を見渡す。優子が一人で威嚇しているけれど、もはやオークたちは周囲を取り囲んでいない。寧ろ強者である一八たちから逃げだそうとしていた。
「よし、ならば帰還する。もう私たちに向かってくる雑魚はいないだろう。川瀬少将に任せておけば問題はない……」
今もまだ万単位でオークがいたのだが、ヒカリは気にする必要もないと考えているらしい。今も撃ち放たれるガトリングキャノン砲を横目にして、彼女は撤退を改めて指示している。
「全員、指定位置まで帰還するぞ!」
真っ先に飛び出すヒカリ。優子が続き莉子もまた後を追う。最後になった一八だが、エアパレットに魔力を循環させ、ようやく彼女たちの後を追いかけていた。
どうにも疲れ果てている。流石の一八も早く横になりたいと思う。怪我をした莉子の治療もあることだし、残党処理まで請け負う任務ではない。ならばヒカリの命令に従うだけだ。
四人は逃げ惑うオークを跳び越えるようにして戦場を離れていく……。
中央にある司令部跡を抜け、しばらく進んだのち、
「なんだ……あれは?」
二人の視界に炎が舞い上がっていた。それは歪な円を描くや、暗がりに不気味な赤い月を浮かび上がらせている。
視界に映るそれは受け入れ難いものだ。暗視ゴーグルでは眩しすぎる炎。それを生み出しているのが一八であり、燃えたぎるそれは巨大なオークであったのだから。
「少佐!?」
「あ、ああ……」
戸惑いを隠せない。一刻を争う事態だと考えていたというのに。
ヒカリは救援に来たはずが、今や一八がネームドを仕留めるその様子を眺めるだけの傍観者にすぎない。
近付くにつれて露わとなる。ネームドモンスターが討伐されるその瞬間。予想以上の戦果を上げる騎士の姿が……。
投げ飛ばされたネームドオーク。大太刀を拾い上げる騎士。結果は予想する必要もないほど呆気ない。
次の瞬間には斧で大木を割るかのように、ネームドモンスターの首が刎ねられていたのだから……。
程なくヒカリと優子が一八たちと合流する。莉子は怪我を負っていたようだが、直ぐさま立ち上がった一八はまだ健在である。逃げ惑うオークの群れは事前に予想していた通りだ。
全身に返り血を浴びた騎士。真っ赤に染まる彼の姿は未だ網膜に焼き付いた先ほどの炎を想起させている。大男が血まみれで大地に立つ様子には流石のヒカリも困惑を覚えていた。
しかしながら、目的が達成されたのは明らか。新人騎士がやり遂げたのだと彼女は思い直している。
「奥田一八、良くやった……」
ヒカリが声をかけた。返り血を浴び、ずぶ濡れの一八に。
対する一八もまた顔の血を拭いながら、ヒカリに返している。
「ちっとばかし苦戦した……」
一八は自身の討伐が遅れたことを理解。こうしてヒカリが救援に来たということは、南側のネームドモンスターは既に彼女たちが始末したあとなのだから。
「いや構わん。それより解除班からの連絡はあったか?」
これまで解除班からの反応はなかった。もう既に定刻だというのにもかかわらず。
「いや、ないな……。全滅したのかもしれん」
一八の話に頷くヒカリ。外壁は破壊尽くされていたのだ。オークに見つかり全滅したと考えるべきかもしれない。
「少佐、やはり解除班から応答はありません」
優子が通信を試みるも一人として応答はない。予想した通りに全滅したのだと思われる。
「まいったな。発光弾を打ったとして、魔道士の攻撃が通らんとは……」
ここにきて作戦は実行できなくなっている。魔道士による一斉照射を止めて、強襲部隊を突入させるしかない感じだ。
「それなら俺に手がある。要は壁の基礎を破壊すれば良いんだろ? 術式が刻まれた土台ごと……」
魔力回復薬を飲みながら話す一八。彼にはまだ実行に移す術があるらしい。
「柄に仕込んだレイストームなら多少の減衰はあっても届くはずだ。ただし、俺は必ず昏倒する。直ぐさま魔力回復薬を飲ませてくれ。あと起きるまで守ってくれよ?」
言って一八は斜陽を鞘に戻し、大砲のように構える。予め聞いていた座標に方角を合わせ、脳裏へと魔法術式を展開していった。
どうにも困惑するヒカリと優子だが、莉子の説明により理解している。一八のレイストームであれば術式ごと破壊できるのだと。
「レイストーム!!」
刹那に帯びる目映い輝き。白銀にも似たその煌めきは銃口で膨らむや、即座に撃ち出されていた。
目にも留まらぬスピードで闇を裂く光線。途中にいたオークを何体も貫きながら、遂には爆発を起こしている。
一八以外の三人には考えもしない威力であったことだろう。少しも減衰したとは思えない爆発を目の当たりにし、言葉を失うだけであった。
「どう……だ……?」
そう言い残して一八が前のめりに倒れてしまう。愕然とするヒカリであったものの、魔力回復薬を飲ませてくれと頼まれていたことを思い出す。魔力切れを起こした一八に駆け寄り、少しずつ口へと流し込んでいく。
「優子は周囲を警戒! 莉子は発光弾を打ち上げろ!」
こうしている間も作戦が続いている。奇襲班として最後の仕事。魔道士たちが高火力魔法を撃ち放つ番だ。彼女たちへ作戦のバトンは繋がれていた。
程なく爆発があった地点から強烈なキャノン砲が撃ち込まれている。
闇を裂く青と赤の煌めき。二人の術士が起動するガトリングキャノンは二種類の輝きを織り交ぜながら、無慈悲にもオークたちを撃ち抜いていく。
支配者であったネームドモンスターの討伐により混乱していたオークたち。ガトリングキャノン砲は更なる動揺を誘う。悲鳴のような声が轟き、どこかしこで仲間割れとも思える乱闘が起きている。司令塔を失ったオークたちは完全に取り乱していた。
「奥田、起きろ!」
ヒカリが頬をはたく。既に魔力回復薬を飲み干したのだ。完全回復とまではいかなくとも、昏倒状態を脱せられるはずだと。
「少佐、強すぎますって!!」
優子が止めるも、ヒカリは尚も力一杯にはたいている。気付け薬としては強力すぎる平手打ちにて一八の目覚めを待っていた。
「う、うぅ…………」
ようやく一八が意識を戻す。既に十回以上はぶたれたはずだが、まだ朦朧としているのか薄い目を開いただけである。
「奥田、撤収だ……。奇襲班はこれより戦場を離脱する」
理解しているのか不明であるが、ヒカリは任務の遂行を告げる。強襲部隊がなだれ込む前にマイバラ基地をあとにしなくてはならない。
「ああ、上手くいったのか……」
「早く立ち上がれ。もう魔力は回復しているだろ?」
言ってヒカリは二本目を手渡す。完全回復をし、任務をいち早く遂行すべきであると。
一八は立ち上がる前に一気飲みをし、そのあと重い身体を起こした。
「カズやん君、大丈夫?」
「ああ、問題ねぇ。さっさと退散して、玲奈たちに任せようぜ……」
ようやく一八は起き上がり、周囲を見渡す。優子が一人で威嚇しているけれど、もはやオークたちは周囲を取り囲んでいない。寧ろ強者である一八たちから逃げだそうとしていた。
「よし、ならば帰還する。もう私たちに向かってくる雑魚はいないだろう。川瀬少将に任せておけば問題はない……」
今もまだ万単位でオークがいたのだが、ヒカリは気にする必要もないと考えているらしい。今も撃ち放たれるガトリングキャノン砲を横目にして、彼女は撤退を改めて指示している。
「全員、指定位置まで帰還するぞ!」
真っ先に飛び出すヒカリ。優子が続き莉子もまた後を追う。最後になった一八だが、エアパレットに魔力を循環させ、ようやく彼女たちの後を追いかけていた。
どうにも疲れ果てている。流石の一八も早く横になりたいと思う。怪我をした莉子の治療もあることだし、残党処理まで請け負う任務ではない。ならばヒカリの命令に従うだけだ。
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