95 / 212
第二章 騎士となるために
実地訓練
しおりを挟む
翌朝のこと。伸吾はようやく疲れも取れたようで、朝から一八とロードワークをしていた。
本日は必修科目である広域実習がある。それは候補生たちが経験を積むためのものであるが、一方で地域活動の一環でもあった。
AクラスとBクラスは危険度に応じてエリアを分けられている。最初のクラス分けで学力が加味されなかった理由はこの実地科目のせいであり、実力者をより危険な場所へと向かわせるためだ。
朝食を取って直ぐ、Aクラスの訓練生たちはオオサカ市の北街門へと集まっていた。
「Aクラスの担当は北側のミノウ山地周辺だ。班割りは昨日と同じ。担当エリアについてはハンディデバイスに送信している」
西大寺教官が言った。昨日は少しも剣を振らせなかった彼だが、実地訓練は予定通り行うらしい。
「組分けに関しては班に一任する。必ず二人組以上となるように。ただし、時間内に指定エリアを探査すること。回り切れたどうかはチェックしているからな」
流石に魔物退治となれば、西大寺もズルをしないよう先に警告をしている。見落としなどあってはならない。オオサカの平穏を騎士学校は請け負っているのだから。
「危険度C以上と判明した場合は速やかに連絡すること。勝手な行動は班どころか隊にも迷惑がかかる。どうしても交戦が避けられない場合は防衛に徹して援軍を待て」
西大寺の話に緊張が走った。だが、実をいうと彼の忠告は万が一を想定しているため、この度の訓練には関係がない。初回ということもあり担当エリアは街に近い場所が殆どであったのだから。
「直ぐ西側では魔道科が訓練中らしい。エリアの境目では魔法の発動アラートに気を付けておけ。黒焦げになってもしらんぞ」
どうやら魔道科も初の実戦訓練を行っているようだ。エリアの端では魔法の発動を控えるよう教えられているはずだが、やむを得ない場合があり、必ずしも安全ではない。
西大寺が話すように半径三十メートル内において魔法が発動する場合はハンディデバイスに警告アラートがある。それは魔道デバイスの機能であり、術式に魔力が注ぎ込まれるや危険を知らせる波長を出す。ハンディデバイスがそれを検知すると瞬く間にアラート音が鳴る仕組みであった。
「それでは各班探索始め! 何かあれば速やかに私まで連絡すること!」
言って西大寺が手を叩くと全員が了解と返し、班ごとに分かれていく。
オオサカ北街門。キョウト市へと繋がる主要街道がある場所だ。往来の頻度が高いここはAクラスの担当となっていた。
一八たち一班は街門を出た直ぐ側で作戦を練っている。
「どうやら俺たちはクラス替えがあるまで同じ一班らしいな」
「そうだね。まあコロコロと編成が変わるよりいいんじゃない?」
一八の話に伸吾が頷いている。思えば昨日のインターバル走は班の結束を促していたのかもしれない。
「しかし一八よ、私たちの担当エリアは広すぎないか? 午後五時までに全域を回りきるのは難しいぞ」
玲奈がデバイスを確認しながら言った。どうやら班割りが実力順であったのはエリアにより難易度が異なったからのよう。一班は最も街門から距離があったし、範囲も他班の二倍近くもある。
「俺たちは期待されてるってことか。現地までの移動だけでもかなりかかるぞ」
「じゃあさ、やはり教官が話していたように、班を細かく分けようよ。手分けして探索しないと間に合わないんだし」
伸吾が意見を口にする。個々に動くのは明らかに間違いであり、全員で行動すると時間が足りそうにない。西大寺は確か二人組以上となるように話していた。それはつまりツーマンセルないしスリーマンセルで班を分けるということだろう。
「俺は奥田と組みたい」
ここで生駒拓巳《いこまたくみ》が手を挙げた。彼は昨年度のインターハイ優勝者だ。全体五番手という生駒だが、どうしてか一八を指名している。
「俺も奥田がいいわ」
続いて今里晋太郎。彼は生駒のライバルであり、一年の折りにはインターハイで優勝した経験もある。今里もまた一八とのペアを希望した。
「奥田君、大人気だね? ただ僕はツーマンセルにすべきだと思ってる。三組に分かれて探索しなければ絶対にカバーしきれないからね」
「だそうだぞ? 俺は別に誰とペアでも構わないが……」
二人の希望が同時に叶うことはなさそうだ。じゃんけんでもして決めるのが手っ取り早いかと一八は思う。
「いや、生駒と今里は諦めてくれ。一八とペアを組むのは莉子が適任だ」
ここで玲奈が口を挟む。なぜか彼女は莉子が適任だと話している。
「玲奈ちん、どーして? そりゃ、カズやん君がペアなら安心だけどさ」
莉子は生駒と今里が一八を指名した理由を口にした。
初めての実地訓練なのだ。オークエンペラーと一騎討ちをしたという一八の実力は全員が知るところであり、彼がパートナーであれば万が一にも全滅は避けられるとの判断であろう。
「剣士として情けない話だが、莉子は昨年度の実地試験で魔力切れを起こしている。それを考慮すれば、一人でも戦える者が彼女とペアを組むべき。一八は一太刀でオークを二頭ないし三頭も斬り捨てられるのだ。個々ではなく班全体の評価を考えると、組分けで間違えるわけにはならん」
玲奈の説明は全員が納得できるものであった。これは班単位の訓練である。評価は個別ではなく班としての成果であるのは明らかだ。
「なるほど、僕は岸野さんの意見に賛成だ。生駒君たちもそれでいいかな?」
「あ、ああ……」
話し合いを仕切っているのは明確に伸吾である。柔らかい口調ながら押し付けるように決めていく。
「エリア1は高ランクの魔物が最も多く出現する。元々、魔物の出現率が高いエリアで昨年はCランクも何度か現れたみたいだ。続いてエリア2。魔物自体の遭遇率は高いけれど、エリア1ほどではないし、平均して低ランクだね。ただし、ここはBランクが一度だけ出現している。またここでは候補生が一人亡くなっているようだ。あと街道に近いエリア3は魔物の出現率が群を抜いて低く、出現する魔物のランクも殆どがFで高くてもEという統計。今年も同じか分からないけれど、ここ五年を見てもCランクは出現していないね」
伸吾はデータベースにて調べた情報を語る。本当に慣れた感があった。訓練生はこれが初めての実地訓練であったというのに。
「お、俺はエリア3でいいか?」
「俺もエリア3がいい……」
死亡者の情報に臆したのか生駒と今里は真っ先にエリア3を希望する。彼らは同年代で最高の剣士であったけれど、魔物との戦闘経験がない彼らは臆面もなく低難度のエリアを望んでいた。
「うん、僕の意見も同じだ。生駒君と今里君はエリア3をよろしくね。これでペアが決まったわけだけど、岸野さんはそれでいいかな?」
「私は問題ない。では伸吾、貴様はどちらのエリアがいい?」
玲奈が問いを返した。残るエリアは1と2のみ。難易度的にはエリア1はかなり手強そうな感じだ。
「希望というか作戦的には僕と岸野さんがエリア1を担当すべき。もしも魔力切れした際にエリア1から金剛さんを担いで戻るのは大変だからね」
堂々と伸吾が返答を終えた。エリア2という選択が残っていたというのに、彼はやはり全体を見ている。万が一を想定する彼は危険度が段違いであるエリアを選んでいた。
一方で莉子は相槌すら打つことなく俯いていたままである。全ては昨年度にあった魔力切れのせいであったから。彼女の失態は作戦に大きく影響を与えていた。
「みんなごめん……」
とても小さな謝罪の声が届く。莉子は申し訳ない気持ちで一杯だった。魔力切れは零月が振り切れないためであり、彼女の意地が全員に迷惑をかけているのだ。
「莉子、今は構わん。しかし、その内に決断しなければならんと私は考えている。貴様の意志は尊重してやるが、パートナーの負担も考えるべきだ。魔力切れを起こすたびに担いで戻らねばならないなんて誰も組みたがらないだろうしな」
実際の出撃には魔力回復のポーションを携帯する。しかし、高濃度魔素を魔石から抽出したものである魔力ポーションは非常に高価であり、出撃のたびに消費するようなものではない。
「まあお手並み拝見といこうか。莉子だけでなく伸吾という無名な剣士についても……」
玲奈がニヤリとした視線を伸吾に向けた。ここにいるのは世代でも有数の剣士たちだ。一八はまだしも剣術大会で名を聞いたことのない剣士が他に二人も含まれている。だが、一班であることは評価を受けた証し。二人がどれだけ戦えるのか玲奈は楽しみにも感じていた。
「お手柔らかに。じゃあ、探索を始めようか。定時連絡は絶対にすること。あと緊急時にも必ずだよ!」
言って伸吾は手を叩いて探索を急かす。自然とリーダー役を買って出ていた。
六人は早速とペアを組み指定のエリアへと向かっていく。訓練の一環でしかなかったけれど、過度に緊張感を覚えながら……。
本日は必修科目である広域実習がある。それは候補生たちが経験を積むためのものであるが、一方で地域活動の一環でもあった。
AクラスとBクラスは危険度に応じてエリアを分けられている。最初のクラス分けで学力が加味されなかった理由はこの実地科目のせいであり、実力者をより危険な場所へと向かわせるためだ。
朝食を取って直ぐ、Aクラスの訓練生たちはオオサカ市の北街門へと集まっていた。
「Aクラスの担当は北側のミノウ山地周辺だ。班割りは昨日と同じ。担当エリアについてはハンディデバイスに送信している」
西大寺教官が言った。昨日は少しも剣を振らせなかった彼だが、実地訓練は予定通り行うらしい。
「組分けに関しては班に一任する。必ず二人組以上となるように。ただし、時間内に指定エリアを探査すること。回り切れたどうかはチェックしているからな」
流石に魔物退治となれば、西大寺もズルをしないよう先に警告をしている。見落としなどあってはならない。オオサカの平穏を騎士学校は請け負っているのだから。
「危険度C以上と判明した場合は速やかに連絡すること。勝手な行動は班どころか隊にも迷惑がかかる。どうしても交戦が避けられない場合は防衛に徹して援軍を待て」
西大寺の話に緊張が走った。だが、実をいうと彼の忠告は万が一を想定しているため、この度の訓練には関係がない。初回ということもあり担当エリアは街に近い場所が殆どであったのだから。
「直ぐ西側では魔道科が訓練中らしい。エリアの境目では魔法の発動アラートに気を付けておけ。黒焦げになってもしらんぞ」
どうやら魔道科も初の実戦訓練を行っているようだ。エリアの端では魔法の発動を控えるよう教えられているはずだが、やむを得ない場合があり、必ずしも安全ではない。
西大寺が話すように半径三十メートル内において魔法が発動する場合はハンディデバイスに警告アラートがある。それは魔道デバイスの機能であり、術式に魔力が注ぎ込まれるや危険を知らせる波長を出す。ハンディデバイスがそれを検知すると瞬く間にアラート音が鳴る仕組みであった。
「それでは各班探索始め! 何かあれば速やかに私まで連絡すること!」
言って西大寺が手を叩くと全員が了解と返し、班ごとに分かれていく。
オオサカ北街門。キョウト市へと繋がる主要街道がある場所だ。往来の頻度が高いここはAクラスの担当となっていた。
一八たち一班は街門を出た直ぐ側で作戦を練っている。
「どうやら俺たちはクラス替えがあるまで同じ一班らしいな」
「そうだね。まあコロコロと編成が変わるよりいいんじゃない?」
一八の話に伸吾が頷いている。思えば昨日のインターバル走は班の結束を促していたのかもしれない。
「しかし一八よ、私たちの担当エリアは広すぎないか? 午後五時までに全域を回りきるのは難しいぞ」
玲奈がデバイスを確認しながら言った。どうやら班割りが実力順であったのはエリアにより難易度が異なったからのよう。一班は最も街門から距離があったし、範囲も他班の二倍近くもある。
「俺たちは期待されてるってことか。現地までの移動だけでもかなりかかるぞ」
「じゃあさ、やはり教官が話していたように、班を細かく分けようよ。手分けして探索しないと間に合わないんだし」
伸吾が意見を口にする。個々に動くのは明らかに間違いであり、全員で行動すると時間が足りそうにない。西大寺は確か二人組以上となるように話していた。それはつまりツーマンセルないしスリーマンセルで班を分けるということだろう。
「俺は奥田と組みたい」
ここで生駒拓巳《いこまたくみ》が手を挙げた。彼は昨年度のインターハイ優勝者だ。全体五番手という生駒だが、どうしてか一八を指名している。
「俺も奥田がいいわ」
続いて今里晋太郎。彼は生駒のライバルであり、一年の折りにはインターハイで優勝した経験もある。今里もまた一八とのペアを希望した。
「奥田君、大人気だね? ただ僕はツーマンセルにすべきだと思ってる。三組に分かれて探索しなければ絶対にカバーしきれないからね」
「だそうだぞ? 俺は別に誰とペアでも構わないが……」
二人の希望が同時に叶うことはなさそうだ。じゃんけんでもして決めるのが手っ取り早いかと一八は思う。
「いや、生駒と今里は諦めてくれ。一八とペアを組むのは莉子が適任だ」
ここで玲奈が口を挟む。なぜか彼女は莉子が適任だと話している。
「玲奈ちん、どーして? そりゃ、カズやん君がペアなら安心だけどさ」
莉子は生駒と今里が一八を指名した理由を口にした。
初めての実地訓練なのだ。オークエンペラーと一騎討ちをしたという一八の実力は全員が知るところであり、彼がパートナーであれば万が一にも全滅は避けられるとの判断であろう。
「剣士として情けない話だが、莉子は昨年度の実地試験で魔力切れを起こしている。それを考慮すれば、一人でも戦える者が彼女とペアを組むべき。一八は一太刀でオークを二頭ないし三頭も斬り捨てられるのだ。個々ではなく班全体の評価を考えると、組分けで間違えるわけにはならん」
玲奈の説明は全員が納得できるものであった。これは班単位の訓練である。評価は個別ではなく班としての成果であるのは明らかだ。
「なるほど、僕は岸野さんの意見に賛成だ。生駒君たちもそれでいいかな?」
「あ、ああ……」
話し合いを仕切っているのは明確に伸吾である。柔らかい口調ながら押し付けるように決めていく。
「エリア1は高ランクの魔物が最も多く出現する。元々、魔物の出現率が高いエリアで昨年はCランクも何度か現れたみたいだ。続いてエリア2。魔物自体の遭遇率は高いけれど、エリア1ほどではないし、平均して低ランクだね。ただし、ここはBランクが一度だけ出現している。またここでは候補生が一人亡くなっているようだ。あと街道に近いエリア3は魔物の出現率が群を抜いて低く、出現する魔物のランクも殆どがFで高くてもEという統計。今年も同じか分からないけれど、ここ五年を見てもCランクは出現していないね」
伸吾はデータベースにて調べた情報を語る。本当に慣れた感があった。訓練生はこれが初めての実地訓練であったというのに。
「お、俺はエリア3でいいか?」
「俺もエリア3がいい……」
死亡者の情報に臆したのか生駒と今里は真っ先にエリア3を希望する。彼らは同年代で最高の剣士であったけれど、魔物との戦闘経験がない彼らは臆面もなく低難度のエリアを望んでいた。
「うん、僕の意見も同じだ。生駒君と今里君はエリア3をよろしくね。これでペアが決まったわけだけど、岸野さんはそれでいいかな?」
「私は問題ない。では伸吾、貴様はどちらのエリアがいい?」
玲奈が問いを返した。残るエリアは1と2のみ。難易度的にはエリア1はかなり手強そうな感じだ。
「希望というか作戦的には僕と岸野さんがエリア1を担当すべき。もしも魔力切れした際にエリア1から金剛さんを担いで戻るのは大変だからね」
堂々と伸吾が返答を終えた。エリア2という選択が残っていたというのに、彼はやはり全体を見ている。万が一を想定する彼は危険度が段違いであるエリアを選んでいた。
一方で莉子は相槌すら打つことなく俯いていたままである。全ては昨年度にあった魔力切れのせいであったから。彼女の失態は作戦に大きく影響を与えていた。
「みんなごめん……」
とても小さな謝罪の声が届く。莉子は申し訳ない気持ちで一杯だった。魔力切れは零月が振り切れないためであり、彼女の意地が全員に迷惑をかけているのだ。
「莉子、今は構わん。しかし、その内に決断しなければならんと私は考えている。貴様の意志は尊重してやるが、パートナーの負担も考えるべきだ。魔力切れを起こすたびに担いで戻らねばならないなんて誰も組みたがらないだろうしな」
実際の出撃には魔力回復のポーションを携帯する。しかし、高濃度魔素を魔石から抽出したものである魔力ポーションは非常に高価であり、出撃のたびに消費するようなものではない。
「まあお手並み拝見といこうか。莉子だけでなく伸吾という無名な剣士についても……」
玲奈がニヤリとした視線を伸吾に向けた。ここにいるのは世代でも有数の剣士たちだ。一八はまだしも剣術大会で名を聞いたことのない剣士が他に二人も含まれている。だが、一班であることは評価を受けた証し。二人がどれだけ戦えるのか玲奈は楽しみにも感じていた。
「お手柔らかに。じゃあ、探索を始めようか。定時連絡は絶対にすること。あと緊急時にも必ずだよ!」
言って伸吾は手を叩いて探索を急かす。自然とリーダー役を買って出ていた。
六人は早速とペアを組み指定のエリアへと向かっていく。訓練の一環でしかなかったけれど、過度に緊張感を覚えながら……。
0
お気に入りに追加
26
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
魔法省魔道具研究員クロエ
大森蜜柑
ファンタジー
8歳のクロエは魔物討伐で利き腕を無くした父のために、独学で「自分の意思で動かせる義手」製作に挑む。
その功績から、平民ながら貴族の通う魔法学園に入学し、卒業後は魔法省の魔道具研究所へ。
エリート街道を進むクロエにその邪魔をする人物の登場。
人生を変える大事故の後、クロエは奇跡の生還をとげる。
大好きな人のためにした事は、全て自分の幸せとして返ってくる。健気に頑張るクロエの恋と奇跡の物語りです。
本編終了ですが、おまけ話を気まぐれに追加します。
小説家になろうにも掲載してます。
記憶喪失になった嫌われ悪女は心を入れ替える事にした
結城芙由奈@2/28コミカライズ発売
ファンタジー
池で溺れて死にかけた私は意識を取り戻した時、全ての記憶を失っていた。それと同時に自分が周囲の人々から陰で悪女と呼ばれ、嫌われている事を知る。どうせ記憶喪失になったなら今から心を入れ替えて生きていこう。そして私はさらに衝撃の事実を知る事になる―。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
病弱が転生 ~やっぱり体力は無いけれど知識だけは豊富です~
於田縫紀
ファンタジー
ここは魔法がある世界。ただし各人がそれぞれ遺伝で受け継いだ魔法や日常生活に使える魔法を持っている。商家の次男に生まれた俺が受け継いだのは鑑定魔法、商売で使うにはいいが今一つさえない魔法だ。
しかし流行風邪で寝込んだ俺は前世の記憶を思い出す。病弱で病院からほとんど出る事無く日々を送っていた頃の記憶と、動けないかわりにネットや読書で知識を詰め込んだ知識を。
そしてある日、白い花を見て鑑定した事で、俺は前世の知識を使ってお金を稼げそうな事に気付いた。ならば今のぱっとしない暮らしをもっと豊かにしよう。俺は親友のシンハ君と挑戦を開始した。
対人戦闘ほぼ無し、知識チート系学園ものです。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
だってお義姉様が
砂月ちゃん
恋愛
『だってお義姉様が…… 』『いつもお屋敷でお義姉様にいじめられているの!』と言って、高位貴族令息達に助けを求めて来た可憐な伯爵令嬢。
ところが正義感あふれる彼らが、その意地悪な義姉に会いに行ってみると……
他サイトでも掲載中。
完結【真】ご都合主義で生きてます。-創生魔法で思った物を創り、現代知識を使い世界を変える-
ジェルミ
ファンタジー
魔法は5属性、無限収納のストレージ。
自分の望んだものを創れる『創生魔法』が使える者が現れたら。
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
そして女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
安定した収入を得るために創生魔法を使い生産チートを目指す。
いずれは働かず、寝て暮らせる生活を目指して!
この世界は無い物ばかり。
現代知識を使い生産チートを目指します。
※カクヨム様にて1日PV数10,000超え、同時掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる