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第一章 転生者二人の高校生活
前世からの因縁
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雨足は一層強くなっていた。迂回ルートにて一団から距離を取った一八と玲奈。しかし、遠目に見る光景に唖然と息を呑む。
「これは……?」
「迂回しようがねぇじゃねぇかよ!?」
雨靄の向こう。どこまでもオークがいるように見えた。それこそ地平線の果てまで続いているのではないかと思うほどに。
エリート揃いの小隊が籠城を決め込んだわけ。それは決して臆したからではなく、単に敵が多すぎただけのよう。まして彼らは火力重視。籠城をして援軍を待つ作戦は間違っていない。
「一八、元より仲間など期待していなかったのだ。突っ込むぞ?」
「マジかよ? あそこにはオークキングがいるんだろ!?」
かつてはそのオークキングであった一八も流石に怯んでいる。人族とオークキングの体格差は身を以て理解しているのだ。オークの大軍だけでも大概であったというのに、そこにオークキングがいてはどうしようもない。
「何を今さら。オークが群れているだけだ。戦えんというのか?」
「いや、オークだけなら何とかなるだろうが……」
「なら行くぞ! 任務を遂げるしか帰路はない!」
「マジか!?」
スピードを上げる玲奈に一八も腹を括った。どうあっても彼女は引き返さないと知っている。前世も同じような悪天候の中、彼女はオークキングに立ち向かったのだ。
当事者になると分かる。彼女がどれほど勇敢な騎士であったのかを。
「玲奈、お前の心は強いな?」
「それこそ今さらだ。私は意志のままに動く。たとえ災厄と呼ばれる障害が目の前にあろうとも……」
玲奈の覚悟は本物であった。崇拝する恵美里自身ではなく、面識もない七条中将の救出作戦である。だというのに彼女はこの度も命を懸けるという。
「だが勝算がないわけではないぞ?」
ここで意外な話が続けられた。正直に一八はこの生の終わりを感じていたというのに、玲奈はまだ活路があるような話をする。
「何だそれ? どういうことだよ?」
「貴様の脳みそは発酵しているんじゃないか? もう忘れたのか?」
まるで意味が分からない。一八は眉間にしわを寄せるだけである。
ところが、彼は知らされていた。切羽詰まったこのときになっても、まだ縋るべき希望が残っていたことを……。
「私はオークキングに出会わない――――」
一八はゴクリと息を呑んだ。それは明確に覚えている。確かに玲奈は願ったのだ。女神マナリスが希望を叶えるという場面で。彼女は今世でオークキングに出会わないようにと願っていた。
「あのクソ女神が……?」
「まあ期待半分ってところだ。どうにも女神殿はいい加減だからな。しかし、今のところ一八の望みは叶っている。半サムで人族。だから私の願いも叶うのではないか?」
女神が口にしたオークキング。それは明らかに一八を指していなかった。だとすればオークキングという種別に玲奈は出会わないのかもしれない。
「今は信じよう。私の願いと女神の加護とやらを。この窮地に助かるようでなければ、あの女神殿は使えぬ女神だ……」
女神マナリスは生きとし生けるもの全てに愛を注ぐ。つまりは人族に肩入れなどしない。だが、個別に加護を授かった玲奈と一八はその限りではないように思う。
「しゃーねぇ……。どうせ一度死んだ身だ。逆の立場で挑むってのも面白い」
「貴様はいいな? 私なんか二度目の人生も同じ結末かもしれないんだぞ?」
この期に及んで二人は笑っている。同じような嵐となった日に人族とオークが戦うのだ。結末まで同じになる可能性。二人は逆に吹っ切れている。
「クソ女神、ヤバくなったら誤爆しやがれ!」
言って一八がスピードを上げた。女神の加護に加え、玲奈の願い。それだけで何だか安心できた。
随分と大回りしたけれど、切れ目なくオークがいる。流石にオークキングが率いているだけはあると一八は納得していた。
「残念だが、俺は人族なんだよ!」
一団に取り付くや一八は奈落太刀を振り回した。魔力を乗せたその一撃は一度に三頭ものオークを切り裂いている。
「一八、あそこが砦だっ!」
遠く霞む向こう側に砦らしき影が見えた。砦と言うより塔のよう。そびえ立つ影が二人にも見えていた。しかし、まだ距離がある。そこへ到達するためには数多のオークを斬り捨てる必要があった。
「玲奈、死ぬなよ?」
「ああ、貴様もな!」
二人は剣を構える。今となっては二手に別れたのは悪手だ。けれど、今さら悔いても仕方がない。どのみち殲滅するしか砦には近付けそうになかったのだ。
二人して斬り掛かっていた。ヒカリにもらった回復薬のおかげで魔力は戻っている。ならば力の限りに剣を振るだけ。一頭残らず狩り尽くすだけだ。
「おらぁあああっ!」
一八の一撃は玲奈から見ても見事の一言だった。長尺であることを差し引いても半端ない威力。一度に三頭ずつを斬り裂く剣士が他に存在するようには思えない。玲奈は間近にそれを感じていた。
「私は手数で勝負だ!」
玲奈もまた負けん気を出す。対抗心を燃やす場面ではなかったというのに、全力でオークに立ち向かっていた。その姿は過去と変わりない。雑兵であるオークに彼女の相手が務まるはずもなかった。
かれこれ一時間は剣を振っている。少しずつ前進する彼女たちの背後には、おびただしい数の死体が転がっていた。
「キリがねぇ!」
「一八、気持ちが切れたら負けだぞ!」
二人共が疲労困憊といった様子。魔力的な問題もそうだし、体力は更に酷かった。
玲奈が鼓舞するように、ここは気力だけである。絶対に生き残るのだと剣を振るだけだ。
「おい玲奈、間違いなくオークキングがいるぞ……」
ふと一八が言った。それは報告にあったものだが、確定事項ではない。しかし、一八にはそう思う確固たる理由があった。
「どうしてそう考える? オークキングの巨体なら飛び抜けているだろう?」
玲奈には分からない。視界を埋め尽くすのはオークだけ。頭どころか上半身が飛び出すほど大きな個体は見当たらないのだ。
「俺たちは既に実力差を見せつけてる。普通なら雑魚は逃げていってもおかしくねぇ。なのにこの雑魚共は死ぬと分かって向かってくるんだ。それが意味すること。間違いなくこいつらの背後には俺たち以上の強者がいる。そいつが戦えと命令しているから雑魚共は逃げられねぇんだ……」
一八は前世を思い出していた。オークを統率する術は一つ。恐怖により支配することだ。自身の経験から強大な存在がいることを察知している。
「なるほど、貴様がいうならそうなのだろう。ではどうする? 対抗する術はあるのか?」
不安を煽る話を一八が切り出したわけ。玲奈は感付いていた。何か手立てがあるからこそ一八は口にしたのだと。膠着状態の打開策を伝えようとしていることを。
「ああ、一つだけな。だが、それは二人共がやべぇことになるはず。でも俺はこのまま戦い続けるよりも、積極的に動いた方が生き残る可能性は高いと踏んでいる」
剣を振りつつも玲奈は笑みを浮かべた。確かにこのままの状態では未来は限定的だ。いずれ力尽き、オークに押し切られてしまうだろう。だとしたら一八の打開策。俄然興味が沸いてきた。
「で、どうするつもりだ?」
玲奈の問いに、しばし躊躇うような一八。恐らくは確率だけの問題なのだと玲奈は理解する。ほんの僅かに生き残る可能性が高まるだけの賭けであることを……。
「玲奈、砦に特攻しろ――――」
割と玲奈は期待していたというのに、一八の作戦は玲奈を犠牲にするようなものであった。これには流石に顔を顰めている。
「貴様、私に囮になれというのか?」
「違ぇよ。囮はどちらかと言えば俺だ。お前はエアパレットで一団を跳び越えられる。俺にこの距離は無理だ。お前ならあの砦の天辺に届くんじゃねぇか?」
砦の高さは優に五階はありそうだ。また砦と言うだけあって弓を放つ小さい穴があるだけで、魔物の攻撃にも耐えられる屈強な造りとなっている。侵入するならば入り口か屋上からしかない。
「それにお前はオークキングと出会わないんだろ? さっさとエリート兵共に回復薬を供給してやれ。お前ならできるはず……」
時間がねぇと一八。一度回復したものの、魔力はまたもや尽きかけている。いち早く頭数を増やし、帰路に就くしか生き残る道はない。
「了解した。岸野玲奈の名に誓って。一八、必ず生き残れよ?」
言って玲奈は後方へと下がっていく。助走を長く取り、勢いのままに彼女は再び宙に舞った。
「いけぇぇっ、玲奈っ!!」
玲奈が飛び去っていく様を一八は見届けている。
ここからが本番だった。出来る限りオークを引き付けておかねばならない。もしも玲奈が砦の天辺に届かなかった場合、彼女は門を潜る必要があったのだから。
「でああぁぁあああっっ!」
もう気力だけである。一八は奈落太刀を振り回していた。命中すれば最後、奈落に向かうという大太刀を振り続けるだけだ。
一八は声を張る。途切れそうになる緊張の糸を紡ぐようにして。
「一頭残らず地獄送りだ!――――」
「これは……?」
「迂回しようがねぇじゃねぇかよ!?」
雨靄の向こう。どこまでもオークがいるように見えた。それこそ地平線の果てまで続いているのではないかと思うほどに。
エリート揃いの小隊が籠城を決め込んだわけ。それは決して臆したからではなく、単に敵が多すぎただけのよう。まして彼らは火力重視。籠城をして援軍を待つ作戦は間違っていない。
「一八、元より仲間など期待していなかったのだ。突っ込むぞ?」
「マジかよ? あそこにはオークキングがいるんだろ!?」
かつてはそのオークキングであった一八も流石に怯んでいる。人族とオークキングの体格差は身を以て理解しているのだ。オークの大軍だけでも大概であったというのに、そこにオークキングがいてはどうしようもない。
「何を今さら。オークが群れているだけだ。戦えんというのか?」
「いや、オークだけなら何とかなるだろうが……」
「なら行くぞ! 任務を遂げるしか帰路はない!」
「マジか!?」
スピードを上げる玲奈に一八も腹を括った。どうあっても彼女は引き返さないと知っている。前世も同じような悪天候の中、彼女はオークキングに立ち向かったのだ。
当事者になると分かる。彼女がどれほど勇敢な騎士であったのかを。
「玲奈、お前の心は強いな?」
「それこそ今さらだ。私は意志のままに動く。たとえ災厄と呼ばれる障害が目の前にあろうとも……」
玲奈の覚悟は本物であった。崇拝する恵美里自身ではなく、面識もない七条中将の救出作戦である。だというのに彼女はこの度も命を懸けるという。
「だが勝算がないわけではないぞ?」
ここで意外な話が続けられた。正直に一八はこの生の終わりを感じていたというのに、玲奈はまだ活路があるような話をする。
「何だそれ? どういうことだよ?」
「貴様の脳みそは発酵しているんじゃないか? もう忘れたのか?」
まるで意味が分からない。一八は眉間にしわを寄せるだけである。
ところが、彼は知らされていた。切羽詰まったこのときになっても、まだ縋るべき希望が残っていたことを……。
「私はオークキングに出会わない――――」
一八はゴクリと息を呑んだ。それは明確に覚えている。確かに玲奈は願ったのだ。女神マナリスが希望を叶えるという場面で。彼女は今世でオークキングに出会わないようにと願っていた。
「あのクソ女神が……?」
「まあ期待半分ってところだ。どうにも女神殿はいい加減だからな。しかし、今のところ一八の望みは叶っている。半サムで人族。だから私の願いも叶うのではないか?」
女神が口にしたオークキング。それは明らかに一八を指していなかった。だとすればオークキングという種別に玲奈は出会わないのかもしれない。
「今は信じよう。私の願いと女神の加護とやらを。この窮地に助かるようでなければ、あの女神殿は使えぬ女神だ……」
女神マナリスは生きとし生けるもの全てに愛を注ぐ。つまりは人族に肩入れなどしない。だが、個別に加護を授かった玲奈と一八はその限りではないように思う。
「しゃーねぇ……。どうせ一度死んだ身だ。逆の立場で挑むってのも面白い」
「貴様はいいな? 私なんか二度目の人生も同じ結末かもしれないんだぞ?」
この期に及んで二人は笑っている。同じような嵐となった日に人族とオークが戦うのだ。結末まで同じになる可能性。二人は逆に吹っ切れている。
「クソ女神、ヤバくなったら誤爆しやがれ!」
言って一八がスピードを上げた。女神の加護に加え、玲奈の願い。それだけで何だか安心できた。
随分と大回りしたけれど、切れ目なくオークがいる。流石にオークキングが率いているだけはあると一八は納得していた。
「残念だが、俺は人族なんだよ!」
一団に取り付くや一八は奈落太刀を振り回した。魔力を乗せたその一撃は一度に三頭ものオークを切り裂いている。
「一八、あそこが砦だっ!」
遠く霞む向こう側に砦らしき影が見えた。砦と言うより塔のよう。そびえ立つ影が二人にも見えていた。しかし、まだ距離がある。そこへ到達するためには数多のオークを斬り捨てる必要があった。
「玲奈、死ぬなよ?」
「ああ、貴様もな!」
二人は剣を構える。今となっては二手に別れたのは悪手だ。けれど、今さら悔いても仕方がない。どのみち殲滅するしか砦には近付けそうになかったのだ。
二人して斬り掛かっていた。ヒカリにもらった回復薬のおかげで魔力は戻っている。ならば力の限りに剣を振るだけ。一頭残らず狩り尽くすだけだ。
「おらぁあああっ!」
一八の一撃は玲奈から見ても見事の一言だった。長尺であることを差し引いても半端ない威力。一度に三頭ずつを斬り裂く剣士が他に存在するようには思えない。玲奈は間近にそれを感じていた。
「私は手数で勝負だ!」
玲奈もまた負けん気を出す。対抗心を燃やす場面ではなかったというのに、全力でオークに立ち向かっていた。その姿は過去と変わりない。雑兵であるオークに彼女の相手が務まるはずもなかった。
かれこれ一時間は剣を振っている。少しずつ前進する彼女たちの背後には、おびただしい数の死体が転がっていた。
「キリがねぇ!」
「一八、気持ちが切れたら負けだぞ!」
二人共が疲労困憊といった様子。魔力的な問題もそうだし、体力は更に酷かった。
玲奈が鼓舞するように、ここは気力だけである。絶対に生き残るのだと剣を振るだけだ。
「おい玲奈、間違いなくオークキングがいるぞ……」
ふと一八が言った。それは報告にあったものだが、確定事項ではない。しかし、一八にはそう思う確固たる理由があった。
「どうしてそう考える? オークキングの巨体なら飛び抜けているだろう?」
玲奈には分からない。視界を埋め尽くすのはオークだけ。頭どころか上半身が飛び出すほど大きな個体は見当たらないのだ。
「俺たちは既に実力差を見せつけてる。普通なら雑魚は逃げていってもおかしくねぇ。なのにこの雑魚共は死ぬと分かって向かってくるんだ。それが意味すること。間違いなくこいつらの背後には俺たち以上の強者がいる。そいつが戦えと命令しているから雑魚共は逃げられねぇんだ……」
一八は前世を思い出していた。オークを統率する術は一つ。恐怖により支配することだ。自身の経験から強大な存在がいることを察知している。
「なるほど、貴様がいうならそうなのだろう。ではどうする? 対抗する術はあるのか?」
不安を煽る話を一八が切り出したわけ。玲奈は感付いていた。何か手立てがあるからこそ一八は口にしたのだと。膠着状態の打開策を伝えようとしていることを。
「ああ、一つだけな。だが、それは二人共がやべぇことになるはず。でも俺はこのまま戦い続けるよりも、積極的に動いた方が生き残る可能性は高いと踏んでいる」
剣を振りつつも玲奈は笑みを浮かべた。確かにこのままの状態では未来は限定的だ。いずれ力尽き、オークに押し切られてしまうだろう。だとしたら一八の打開策。俄然興味が沸いてきた。
「で、どうするつもりだ?」
玲奈の問いに、しばし躊躇うような一八。恐らくは確率だけの問題なのだと玲奈は理解する。ほんの僅かに生き残る可能性が高まるだけの賭けであることを……。
「玲奈、砦に特攻しろ――――」
割と玲奈は期待していたというのに、一八の作戦は玲奈を犠牲にするようなものであった。これには流石に顔を顰めている。
「貴様、私に囮になれというのか?」
「違ぇよ。囮はどちらかと言えば俺だ。お前はエアパレットで一団を跳び越えられる。俺にこの距離は無理だ。お前ならあの砦の天辺に届くんじゃねぇか?」
砦の高さは優に五階はありそうだ。また砦と言うだけあって弓を放つ小さい穴があるだけで、魔物の攻撃にも耐えられる屈強な造りとなっている。侵入するならば入り口か屋上からしかない。
「それにお前はオークキングと出会わないんだろ? さっさとエリート兵共に回復薬を供給してやれ。お前ならできるはず……」
時間がねぇと一八。一度回復したものの、魔力はまたもや尽きかけている。いち早く頭数を増やし、帰路に就くしか生き残る道はない。
「了解した。岸野玲奈の名に誓って。一八、必ず生き残れよ?」
言って玲奈は後方へと下がっていく。助走を長く取り、勢いのままに彼女は再び宙に舞った。
「いけぇぇっ、玲奈っ!!」
玲奈が飛び去っていく様を一八は見届けている。
ここからが本番だった。出来る限りオークを引き付けておかねばならない。もしも玲奈が砦の天辺に届かなかった場合、彼女は門を潜る必要があったのだから。
「でああぁぁあああっっ!」
もう気力だけである。一八は奈落太刀を振り回していた。命中すれば最後、奈落に向かうという大太刀を振り続けるだけだ。
一八は声を張る。途切れそうになる緊張の糸を紡ぐようにして。
「一頭残らず地獄送りだ!――――」
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