転生勇者は連まない。

sorasoudou

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5 旅は道連れ、世は捨てて

第18話 荒れ地の邂逅

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 すっかり日は落ちた。途中でけたカンテラを持って、トリサンを頭に、ひと通り遺跡を見て回った。

 こんもりとした丘の中心やその周囲に崩れかけの白い石が、斜めや反り返るように傾いて、点々と立っている。横たわった大きなものもあるし、半分以上、丘に埋もれたものも多かった。
 これらが円を描くがごとく綺麗に立ち並んでいたら、ストーンサークルと呼ばれるような地球の遺跡と遜色なく見えただろう。むしろ石の規模は、ストーンヘンジという有名なものよりも大きい気がする。

 そっちを間近で見た記憶はないけど。

 地球のは地域まで及ぶ広大な範囲へ大規模に石が並んでいるのだと、空から見たような光景が頭に浮かぶ。カンテラで照らされる範囲の外、暗くてよく見えなかったここまでの道中にも、もしかしたら遺跡は広がっているのかもしれない。


「なーんにも無しじゃのう。石と草しかない荒れ地だのう」


 トリサンの言葉に、カンテラを地面へと下げる。暖色の明かりに照らされた草は、光の色で染まったものでなく、茶色に枯れていた。

「草木も生えぬというより、生えた草木も枯れるという荒れ地が、ここなのじゃ」

 枯れる? 季節柄とかでもなくて?

「この国は四季はあるが、きっぱりと目立って分かれてはおらんよ。代わりにと言ってはなんだが地域差があるのじゃ、気候にな。しかして、ここの枯れ方は、魔法によるものだな」


「魔法、それって、昔の戦いの?」


 トリサンが羽ばたき、左肩に乗る。こちらの顔をのぞき込むようにして語り出した。

「ご存知か。さすがじゃな。お前様はちゃんと、過去を知ろうとする方の者らしいの。ここの荒れ地がかつて、なんであったのかも知っておるのかな?」

「ええ、まあ。神殿の史料なんで、それについては正確だと思いますけど。女神の礼拝所、でしたっけ?」

 トリサンは大げさに、うなずいて見せた。赤い尾羽が波打つように上下する。

「ここは、知と探求の女神の神殿で、大勢の魔術師や学者が集っておったと言われておるな。都市とまではいかぬが、ちょこっと大きめの町くらいの規模で、用途に合わせた書庫や学舎などがいくつかあったと伝えられているのう」

 ここで語るのをやめたトリサンは周囲を見回すと、近くの石を、くちばしで示した。


「あの石の上はどうじゃろう。そこの上なら火を焚いても、火事にはならんと思うぞ」


 時折吹く風が冷たい。荒れ地そのものは、そんなに冷え込んでいる感じでもないのだが、その分、風が吹くと寒く感じる。トリサンは服を着ていないわけだし、火にあたった方がいいだろう。

 横たわった大きな平べったい石に上がる。少しくぼんだところを見つけて、そこへ鞄から出した焚き火台を広げた。
 折り畳み式で、鉄製の脚が付いた防火布を広げるだけの簡単なやつだ。枯草とかに火が燃え移っては危ない場所などで使えるかもと買ってみた。
 街道の宿泊所に寝泊まりするなら、焚き火台は必要ない。そっちは大人数分の煮炊きも出来るように、かまどまであったりする。こっちは人目を避けて、近道や獣道やらを移動することも多いので、その道中で火を使うなら森林火災には要注意だ。

 お手製バケツストーブは火力もすごくて気に入ったけど、かさばるから持って歩くのは難しい。貸してもらった火打石はそのまま、買わずにもらってきてしまった。
 漁村で買い取ろうとした時にマッチを切らしていたことを伝えたせいだな。いくらでもあります、もっと持って来ましょうかと言われたら、これで大丈夫ですからとしか断りようがない。


 そんなことを思い返している間に荒れ地の枯葉をむしり、風で石の側に吹き寄せられた枯れ枝を集めて回り、焚き火台の上へ集めたそれに、火打石で火を付けた。

 枯れて乾燥しているだけあって、すぐに火はおこせた。布の上で、小さな焚き火が燃えて揺れる。防火布が本当に燃えないか心配だったけれど、大丈夫そうだ。
 新しい水筒があれば沸かさずとも水は飲めるし、お菓子や木の実をかじっていれば、空腹はどうとでもなる。ここまで一度も火をおこしたりはしていなかったから、使って確かめる暇がなかったのだ。


 そうだ、木の実。


 最大限に広げて丈を低くした焚き火台の横で、火の鳥のように真っ赤なトリサンが、右に左に心地良さそうに揺れている。炎の揺らぎに合わせて踊っているかのような姿に邪魔をしても悪いかなとは思ったが、鞄から出したおやつを勧めてみた。


「ほひょー! おおたねかぼちゃ大種南瓜の種ではないか! やっ!」


 なんか、だじゃれみたいなのを言った。

 トリサンは石の上で今度は本当に、飛び跳ねて踊り出した。そこまで喜んでもらえるなら本望だ。人の親指の長さほどもある大きなかぼちゃの種をひとつ、魔鳥の賢者に渡す。もう二個、足の側に置いておいた。

「おお。無塩で、しっかりと炒ってあって、なかなかに良いものの様子。ありがたい。いただかせてもらうぞ」

 左足でつかみ、くちばしで少しずつかじりながら器用に回して、殻を割る。殻を取ったら中の薄緑色をした種の中身をつかんで、先が曲がったくちばしと分厚い舌で小さくかじっては食べ出した。

 こちらも殻を割って、中身を食べる。香ばしくて噛み締めると甘い。しばらく、種の殻を割って中身を噛む音と、焚き火の音だけがしていた。
 この大きな種を育てるには、かぼちゃも相当に巨大になるそうだ。けれど実の方は食べられないらしい。ほとんどは堅い皮で、中の種が食用になる品種だという。ランタンにするのにはいいのかもしれないな。


 そういえば、気になることを聞いていなかった。動揺しすぎて忘れてた。


「あの、トリサン。そういえば今さらなんですけど……どうして、勇者だって分かったんですか?」


「ありゃ? 話してなかったかいの」とトリサンは首をかしげ、片足で二個目の種を握ったまま、説明してくれた。


「魔獣には、相手の力量を見抜くものもおるんじゃ。向こうの強さを分かって挑まねば、勝ち負けはもちろん、周りをどう巻き込むかはわからん。なんせ、魔法を使うものもおるからの。互いの力をまず魔力や見目など彼ら独自の基準ではかって、無駄に殺し合いをせぬようにしておるんじゃな」


 動物が体格とか特徴で、仲間内の優劣を付ける感じなのかな。魔力を計るとかはよく分からないが、体の大きさや色を比べたり、角を突き合わせたりするようなものか。

「あ、でも、ナレジカの時は、追っかけられたりしましたが?」

 魔物調査の件で巻き添えを食ったナレジカは、こっちを見ても、ためらいもせず襲って来ていた。

「若いものか手負いではないかの、そのナレジカは。力量を計るにしても経験や冷静さがいるのは、人も魔獣も同じじゃよ」

 なるほど、確かにそうだ。あのナレジカは魔獣になりたてで怪我もしていた。周りを見る余裕はなかっただろうな。

「魔獣たちは年をれば経るほど、そういった感覚が身に着くという。そうでなくても、お前様くらいの者になれば、こっちも気付くよ。異様さが、だだれしとるからな」


 え、そんなに分かりやすく異常なの?


「何が、何がどんな風に、ですか? そんなに分かりやすく、自分は勇者だと正体ばれてますか?」


 トリサンは赤い体を上下に揺らし、楽し気に教えてくれる。


「そんなに慌てんでもいいよ。これに気付くのは魔術に精通していても、そうはおるまい。魔獣の、魔鳥の勘じゃ。まあ、正確に言うと、洩れているというよりは、吸収しておる、って感じだの」


 吸収? 何かを取り込んでいるってこと? 何を?


 こちらが夜の荒れ地を右に左に見回していたせいか、トリサンは笑って続けた。


「お前様よ、その勇者の器が何で出来ておるか、それは知っておるかな?」


 もちろん。覚醒の時の長話で聞いている。
 ただとうとうと世話役セオから聞かせられた時は、遠いところの昔話を読んでもらっているくらいにしか感じていなかったが、今ならその神話は自分にこそ関係のある確かな情報としてあった。


「聞いています。創造の神々が聖なる岩をもってして生み出せし、勇者の器をと……岩って、あれですよね? 王都の」


「そう。救世主降臨神殿とお城が建っておる、あれじゃな」


 神殿と王城の灰白色の姿と、それを支える岩山が脳裏に浮かぶ。

 そこは昔、人の立ち入りを禁じた聖域だった。それを初代の勇者が解放し、人々を守るために都を建てた。
 都の王となった者は勇者が眠りについた時、王都とそこに暮らす人々を勇者に代わって助けること、神々が創造した不朽の器を守ることを誓い、聖地に集った神官たちは救世主の目覚めを祈るようになったと伝えられている。

 だからこそ、勇者の器が空っぽの時は、聖なる岩山の上の神殿へ安置されている。
 それどころか魂が体から離れかけると、勇者は王都から出て行けなくなるのだという。この国で一番の聖地でもある王都内でしか、活動が出来なくなるらしいのだ。

「お疲れの時は動けなくなる前に、王都へ戻られると良いぞ。まあ、バイロ殿は大丈夫だと思うがなあ」

 またぽりぽりと、かぼちゃの種をかじり始めたトリサンにうかがう。肝心な、正体ばれの理由を詳しく聞いていない。


「吸収って、何をですか? それ、目立って、めずらしいものなんですか?」


 三個目のかぼちゃの巨大な種を持ったところだった魔鳥の賢者は、それを守るように握ったまま、足を揃えて座った。焚き火台の火を、ちらりと見上げて語る。


「魔力がこの世界を満たしておるのはご存知じゃな。人や魔獣が魔法を使う時、世界を満たす魔力を基とする。魔物の場合は、この魔力そのもので動いておる。で、その場合、当然ながら力を必要とするものは魔力を取り込んでいるわけだ、おのが体に」


 トリサンは頭だけを左右に動かした。黒い目がこちらを見つめる。その中に、金色の光が見えた。慌てて、こちらは瞳をそらす。


 魔獣には効かないんだっけ、あの要らない加護は。


 トリサンも夜空を見上げた。

「使うために取り込む、取り込んだのを使う、減った分を補う。みないくらか魔力をその身に蓄えてはおるから、失った分や必要量を取り込むだけじゃな。バイロ殿も同じように魔力の吸収をやっておる。この違いに見る限りでは差はない。他の者との違いは、よくよく見て比べないと気付かぬか、気付いたとて何がどう違うか分かりはせんのだが」

 翼のある賢者は、種を片方の足に握ったまま、石の上で足踏みした。

「あの聖地の岩山は、この大地の核に繋がっておるとされている。世界を満たす魔力の元じゃ。勇者の器に力を与えているのも、そこだと聞く。魔力は必然と、お前様のその体に集まるようになっているのではないかの?」


 自分が座る石を手のひらでなでてはみるが、何か変わったことは感じなかった。
 大地からというわけでなく、ここにあるものすべてから、周囲を取り巻くもの全部から、常に力を分け与えられているということか。


「魔力の取り込みと取り出しは、この世界に生きとし生けるものすべてが当たり前としてやっておることだ。それでもやっぱり、お前様の吸収しっぱなしと吐き出しっぱなしは、ちょっと異様だのう。まあ、他にこんなことに気付く者は、さっきも言った通りにそうそうおらなんだ。気にするな、バイロどのお」


 トリサンは話し終えると、さっそくかぼちゃの種を割る作業に入った。それに熱中している魔鳥賢者をそっとして、自分ももうひとつ、かぼちゃの種を手にする。

 勇者の器がそれで動いているなら、自分じゃどうしようもない。だから、今までのままでいるしかない。
 魔力がどうこうの前に、今までやってきたことで、もうすでに正体は公然のものになってしまっているのだ。

 じゃあ、方法はひとつしかない。気付かれる前にやれ、だ。後は逃げればいい。付いて来ようとされたら、あれがある。

 勇者様は絶対。

 その人たちが本当に望んでいることをさせれば、こっちを構っている間もなくなるだろう。みんな、やることや、やりたいこともあって忙しいんだし。
 勇者の言いなりになるよりも、よっぽど、良い生き方だ。


 くいくいと袖を引っ張られた。いつの間にか側にやって来ていたトリサンが袖からくちばしを離し、まん丸い瞳でこちらを見上げて、可愛らしく首をかしげる。

「もうひとつ、もうひとつだけくれぬかの? これで最後にするゆえ。食べ過ぎかなとは思っておるのじゃが」

 分かってやってそうだ。さすが知恵者、可愛らしく演出するのが上手い。長い尾羽の先が石を伝って吹き上がった風で、炎のごとくに舞って揺れる。おねだりを応援しているかのようだ。

「これが最後のひとつです。授業料といってはなんですが、色々と教えていただいて助かりました」

 お辞儀して、最後になったかぼちゃの種を、食べずに手に持っていたやつを渡す。小袋にしては結構入っていて食べ切るのにいつまでかかるかなと思ったのだが、買っておいて良かった。

「やったね!」とまた言って、トリサンは夢中になって殻を割っている。愛おしそうにかぼちゃの種を足とくちばしで回しながら、どこからかじろうかと思案していた。

 魔鳥賢者と敬われる者でも、こうして一心不乱になるものがあるのだ。みなに何かそういうものを見つけてやれれば、きっと、勇者なんかに構ってはいられなくなるだろう。


 世界を平和にしておけば、勇者の存在なんか忘れる。


 後は、のんびり生きよう。遺跡めぐりを目的に加えるか。しばしのことだとしても、せっかくこの世界に来たんだ。この世界を見て回りたい。


 この先、嫌なことがまたあっても、良いことに出会えることもあるはずだ。
 今までもそうだった。もちろん、今も。


 真っ赤な鳥の賢者は、最後のひとつのお気に入りのおやつを、名残惜しそうに少しずつかじっていた。かじりながら、こちらを見上げる。

「明日は、おやつに何かあるかのう? ん、なんじゃ。またむせたのか、バイロ殿?」

 思わず吹き出してしまったこっちを、ちらちらとながめつつ、トリサンは今日の夜食のかぼちゃの種を味わっていた。






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