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26.ボス戦準備

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ピロンッ
ソロルからメッセージが来たみたいだ。
--------------------

ソロル:おそよう……いま何してる?

プルメリア:今はなんもしてないよ。さっきまで雑魚狩りしてた。範囲技買ったんだけど意外と範囲ちっさくて効率そこまでよくなんなかったんだよね。

ソロル:………武器何使ってる?

プルメリア:杖だけどなんで?

ソロル:もしや………杖だと範囲縮小威力上昇あるのご存知ない?

プルメリア:ん?

ソロル:ん?魔道具じゃなきゃダメ………。

プルメリア:……………………魔道具買うお金がない

ソロル:ファイト

--------------------

「魔道具が範囲拡大威力縮小で杖が範囲縮小威力上昇だから使い分けなきゃだなんて知らないよ」
プルメリアはソロルからのメッセージを見てそう思った。

「ていうか魔道具って材料として何が必要なんだ?」

ピロンッ
「またメッセージきた。」
--------------------
ソロル:そうだ。………ボス戦一緒にやらない?………それ伝えに来たの忘れてた。

プルメリア:ボス戦?

ソロル:そう。………クイーンテフライト。魔道具も確率ドロップする。周回して材料集めたらギルド鍛冶屋でその魔道具作れる。どう?

プルメリア:あー金策行き詰まってたしやりたいけど、あれ勝てるん?

ソロル:わからない……けど物理ダメしかないリオンにはつらいからリオン来れない今にぴったり。

プルメリア:なるほど。魔法ダメージしか通らないんだ。

ソロル:ん。

プルメリア:とりあえず一緒にやろう。中央ギルドで待ってる。

ソロル:り

--------------------



「おまたせ…」

プルメリアが中央ギルドで待っているとソロルが声をかけてきて合流することができた。

「あっおはよーじゃあ早速向かう?」

「……その前に作戦会議」

「はーい」

プルメリアはソロルと話して、実際にクイーンテフライト狩りをする前に情報共有と準備をすることになった。そうと決まるとソロルのレクチャーが始まった。

「クイーンテフライトは物理無効………だから魔法系のスキルが必須…それはいい?」

「うん。なんとなくは」

「ん…あれの攻撃パターンは3つ

いち……羽を身体の周りで回す攻撃
これは範囲がすっごく狭いけど威力は高い……まあ魔職ならこれ当たる距離にいちゃダメ。

に……クイーンテフライトの前方方向に羽を打ち出す攻撃

さん……HPが1/4以下になると出る全体に羽を打ち出す攻撃。これは決まると大変。……だから攻撃予備動作入ったらスタン入れて止める必要がある。」

「ほえー」

「ん……それでプルメリアはスタン攻撃もってる?」

「スタン攻撃?えーと[マジックボム]は確率でスタンつくかな?他はないかも」

「んー…………」

「足りない?」

「大丈夫……CSPDあげてるから確率でスタンつく魔法沢山打てば止まる……たぶん。」

「たぶんかー。」

「ん………あと[マジックシュート]取っておいて」

「なにそれ?」

「魔職の通常攻撃?………みたいなやつ」

「へぇー。了解」

「ん…じゃあ…準備したら行く」

「はーい」

プルメリアとソロルは準備をしてクイーンテフライトの近くに移動した。移動するとちょうど他のパーティーがクイーンテフライトを相手にしているところだったので、見学することにした。

プルメリアは見学しながら動きについて考えていく。技はソロルの言った3種類だ。クイーンテフライトの動きは羽を飛ばしたり動かしたりすることなのでその場で回転することはあっても動くことはない。そのためクイーンテフライトの回転に合わせてクイーンテフライトの正面に来ないようにすることだけ考えればよさそうだ。攻撃は最後の全体攻撃以外はまず当たらなそう。その代わり攻撃当たったらひとたまりもないほど高火力だけど……。全体攻撃に関してはソロルに任せるしかないし、出来る限り早くクイーンテフライトのHPを削れるようにしよう。

前のグループは終わったみたいなのでいざ攻略だ。
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