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24.地下水路で冒険2!
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プルメリアは、イエローテフライトを15匹討伐するクエストが終わったので、ギルドに戻り報告をして報酬を受け取った。
報酬でもらったミリライトチャームは装備品で、装備中に破壊するとMPが200回復する効果があるみたいだ。
プルメリアはそのステータスメッセージをみて魔職の自分にぴったりじゃんと思った。でも正直装備品である以上、1つでインベントリのひと枠になるので、ひと枠に何個も入るMPポーションよりも性能としては圧倒的に劣るかもしれない。
プルメリアとしては装備になる前の石が欲しいなぁと思ったのだった。
ここまでの地下水路攻略でドロップした物のおかげで採集クエストも何個かクリアできて、報酬としてまとまった経験値とお金、色々なポーション類と耳装備フラッシュイヤリングを手に入れることができた。
フラッシュイヤリングはしずく型の入れ物の中にキラキラ黄色く光輝く粉が閉じ込められているイヤリングで、どうやら中にはイエローテフライトからドロップした輝く鱗粉が入っているようだ。
フラッシュイヤリングの効果としては最大MP+100の効果があったのでプルメリアは早速装備することにした。杖以外初期装備だったプルメリアにとっては初めての武器以外の装備品になる。これでやっと見た目が少し頑張った冒険者くらいになった。まあ体装備は初期装備だけど………。プルメリアはアクセサリーがつくだけでもずいぶん違うはずと思って喜んで身につけた。
「やっぱり装備変更って嬉しいよね。イヤリングだけでもテンション上がるー。」
クエストの報告が終わった後はまた地下水路にもどってまだ行ってない道をせめよう!と思ってプルメリアは水路に移動していった。
このエリアを巡った結果、このエリアにはチュラッタとブルーゼリー、そしてテフライト以外のモンスターはおらず1番下まで進むとボスラッタというチュラッタの親分がいて、真ん中の深さのところを横に進むとある別のエリアへの横道の前には核の周りに眩いばかりの光を纏った羽が何枚もあるモンスターがいた。おそらくあれはテフライトのボスなのだろう。
チュラッタの親分はなんとか倒せそうだったが、テフライトのボスはもう纏うオーラが段違いで勝てる気がしなかったので、チュラッタの親分のボスラッタに挑戦してみることにした。
プルメリアはまずボスラッタの注意を引くために足に向かって横からアクアボールを打った。
ヂュ
アクアボールが被弾するとボスラッタは怒り狂って突進してきた………が体が大きいためまあまあ足が遅かった。
「ひぃぃぃぃ」
プルメリアは追いかけてくるボスラッタに追いつかれないように走りつつ
「あーなるほど体が大きいから足も遅いけど転倒効果は私のアクアボールではつかないんですねぇぇぇぇ」
「となるとどうしようかなぁ~まあ近づいて物理攻撃しても毒効果は着くだろうけど杖折れるし魔法しか選択肢はないんだけど……」
と考えた。それでとりあえずアクアボール→ウィンドカッター→チャージというさっき考えたコンボを当てたら全力疾走、コンボを決めても追いつかれないギリギリまで逃げたらコンボという繰り返しを続けることにした。
繰り返しを続けていたら心に余裕が出てきたので、どうしたらいいのか考えた。
「んーさすがに水路にいるのに水気が苦手とは考えづらい。でもスプリンクラーで床ツルッツルにしたら滑ってくれたりしないかなぁー?あーダメだ。それしたら私が滑るじゃん。」
「あっ今毒なら持ってる。でも毒を当てられるだけの器用さはありませんーーー。いや、わかんない。前3人でかに狩りした時に得たスキルで上がった器用さで当てられたりするかも……的おっきいし……よし!」
「くらえー温めちゃったスリ草ポーション!しかも効果がいちばん高かったやつ」
スリ草ポーションは熱で変質して毒に変わる性質があり今プルメリアが持っている中でいちばん効果の強い薬品だ。
的が大きいおかげで投げたポーションはどうにか突進してきたボスラッタの眉間に当たった。というよりポーションにボスラッタが突っ込んできた。
1回で投げられる程度の酸では麻痺させるような効果はなかったが、眉間に当たったおかげで目に入ったらしく、その場でのたうち回ってくれるようになったので走り回らなくても技を当てる時間を取れるようになった。
それにスリ草ポーションの酸ダメージも即席だけでなくスリップダメージもありダメージを減らすのを手伝った。
さっき貰ったばかりのミリチャームを破壊しMPを回復させつつ、チャージも挟みつつどうにかこうにか魔法を合計30発打ち込んだ頃にやっとボスラッタは倒れたのだった。
ボスと言うだけあってまあまあ経験値もあったので今日の冒険でプルメリアはlv30になったのだった。
ちなみにドロップ品としてはボスラッタの毛皮と元はボスラッタの頭上にあった装備品ボロボロの冠が手に入った。
報酬でもらったミリライトチャームは装備品で、装備中に破壊するとMPが200回復する効果があるみたいだ。
プルメリアはそのステータスメッセージをみて魔職の自分にぴったりじゃんと思った。でも正直装備品である以上、1つでインベントリのひと枠になるので、ひと枠に何個も入るMPポーションよりも性能としては圧倒的に劣るかもしれない。
プルメリアとしては装備になる前の石が欲しいなぁと思ったのだった。
ここまでの地下水路攻略でドロップした物のおかげで採集クエストも何個かクリアできて、報酬としてまとまった経験値とお金、色々なポーション類と耳装備フラッシュイヤリングを手に入れることができた。
フラッシュイヤリングはしずく型の入れ物の中にキラキラ黄色く光輝く粉が閉じ込められているイヤリングで、どうやら中にはイエローテフライトからドロップした輝く鱗粉が入っているようだ。
フラッシュイヤリングの効果としては最大MP+100の効果があったのでプルメリアは早速装備することにした。杖以外初期装備だったプルメリアにとっては初めての武器以外の装備品になる。これでやっと見た目が少し頑張った冒険者くらいになった。まあ体装備は初期装備だけど………。プルメリアはアクセサリーがつくだけでもずいぶん違うはずと思って喜んで身につけた。
「やっぱり装備変更って嬉しいよね。イヤリングだけでもテンション上がるー。」
クエストの報告が終わった後はまた地下水路にもどってまだ行ってない道をせめよう!と思ってプルメリアは水路に移動していった。
このエリアを巡った結果、このエリアにはチュラッタとブルーゼリー、そしてテフライト以外のモンスターはおらず1番下まで進むとボスラッタというチュラッタの親分がいて、真ん中の深さのところを横に進むとある別のエリアへの横道の前には核の周りに眩いばかりの光を纏った羽が何枚もあるモンスターがいた。おそらくあれはテフライトのボスなのだろう。
チュラッタの親分はなんとか倒せそうだったが、テフライトのボスはもう纏うオーラが段違いで勝てる気がしなかったので、チュラッタの親分のボスラッタに挑戦してみることにした。
プルメリアはまずボスラッタの注意を引くために足に向かって横からアクアボールを打った。
ヂュ
アクアボールが被弾するとボスラッタは怒り狂って突進してきた………が体が大きいためまあまあ足が遅かった。
「ひぃぃぃぃ」
プルメリアは追いかけてくるボスラッタに追いつかれないように走りつつ
「あーなるほど体が大きいから足も遅いけど転倒効果は私のアクアボールではつかないんですねぇぇぇぇ」
「となるとどうしようかなぁ~まあ近づいて物理攻撃しても毒効果は着くだろうけど杖折れるし魔法しか選択肢はないんだけど……」
と考えた。それでとりあえずアクアボール→ウィンドカッター→チャージというさっき考えたコンボを当てたら全力疾走、コンボを決めても追いつかれないギリギリまで逃げたらコンボという繰り返しを続けることにした。
繰り返しを続けていたら心に余裕が出てきたので、どうしたらいいのか考えた。
「んーさすがに水路にいるのに水気が苦手とは考えづらい。でもスプリンクラーで床ツルッツルにしたら滑ってくれたりしないかなぁー?あーダメだ。それしたら私が滑るじゃん。」
「あっ今毒なら持ってる。でも毒を当てられるだけの器用さはありませんーーー。いや、わかんない。前3人でかに狩りした時に得たスキルで上がった器用さで当てられたりするかも……的おっきいし……よし!」
「くらえー温めちゃったスリ草ポーション!しかも効果がいちばん高かったやつ」
スリ草ポーションは熱で変質して毒に変わる性質があり今プルメリアが持っている中でいちばん効果の強い薬品だ。
的が大きいおかげで投げたポーションはどうにか突進してきたボスラッタの眉間に当たった。というよりポーションにボスラッタが突っ込んできた。
1回で投げられる程度の酸では麻痺させるような効果はなかったが、眉間に当たったおかげで目に入ったらしく、その場でのたうち回ってくれるようになったので走り回らなくても技を当てる時間を取れるようになった。
それにスリ草ポーションの酸ダメージも即席だけでなくスリップダメージもありダメージを減らすのを手伝った。
さっき貰ったばかりのミリチャームを破壊しMPを回復させつつ、チャージも挟みつつどうにかこうにか魔法を合計30発打ち込んだ頃にやっとボスラッタは倒れたのだった。
ボスと言うだけあってまあまあ経験値もあったので今日の冒険でプルメリアはlv30になったのだった。
ちなみにドロップ品としてはボスラッタの毛皮と元はボスラッタの頭上にあった装備品ボロボロの冠が手に入った。
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