7 / 32
砂漠の中の城
③
しおりを挟む
私が勝手に砂漠の大恋愛に盛り上がっているのに、ハーキムさんは沈んでいる。
「だがアラブの絶世の美女を、他の国が見逃す事はなかった。」
「えっ?どういう事?」
「アラブでは、気に入った女を奪えば、自分の物にできる。アラブ諸国一の美姫を巡って争いが起こった。」
そんな!
結婚している人を奪うって‼
そんな事が許されるの!?
私は物語を読んでいる時のように、一人で地団駄を踏んでいた。
「しかし現王は強かった。妃を奪おうと向かって来た相手は、全て倒した。誰もアラブ諸国一の美姫を奪えなかった。」
ハーキムさんの語りが上手いせいか、私はすっかりジャラールさんの両親のラブストーリーに魅せられていた。
「ある日現王は、どうしても遠くの国へ、向かわねばならなかった。それでも三日間で帰ってくると約束した王は、お妃をこの宮殿に預けた。」
「へえ~ここに。実家だもんね。」
「それがまずかった。お妃様を狙っていた隣国の王が、砂漠の中の宮殿を探し当ててしまったのだ。」
「えっ?」
「小国だったせいか、あっという間に攻め滅ぼされ、お妃様は連れ去られた。」
私は両手を口元に当てた。
「どうしてお父さんは、実家とは言え、小国の宮殿にお母さんを預けてしまったの?」
「小国ではあったが、砂漠の中に埋もれていた宮殿は、"幻の宮殿"と語り継がれていた。誰もその宮殿の姿を見てはいなかった。お妃様の一族はその中で、ひっそりと生き抜いていた。現王でさえこの宮殿を発見できたのは、奇跡だったのだ。」
「そんな!なぜその隣国の王は、幻の宮殿を見つけられたの?」
「わからない。一説には内通者がいて、その者が幻の宮殿まで導いたとも。」
私はスヤスヤと寝息を立てているジャラールさんを見た。
可哀想。
お母さんが連れ去られるなんて。
「それで?お母さんは救出されたの?」
「ああ。連れ去られてからたったの3日間で、救出された。その後、助けられたお妃様に新しい命が宿った。現王もお妃様もその命が産まれてくるのを楽しみにしていた。やがて二人の間に、王子が生まれたのだ。」
「それがジャラールさんなのね。」
だけどハーキムさんの顔に、明るさはない。
普段表情がなく、冷静沈着だと言っても、主人が産まれた時の話くらい、ニコッとするものでは?
「……生まれた王子は、父君とは似てもにつかなかった。たまりかねてお妃様に問うたところ、連れ去られていた3日間、敵の王に凌辱されていた事を告白した。」
「それは……」
頭から血の気が引いた。
「……そう。ジャラール様は、父君の血ではなく、敵の王の血を引いていたのた。お妃様は何度も何度も王子の命乞いをした。王は……惚れ込んでいるお妃様の願いを無下にはできず、後継ぎにはしないと言う条件で、王子は生き残った。」
胸が苦しい。
理不尽。
それがまかり通る世界。
でも唯一の救いは、お父さんがジャラールさんを殺さなかった事。
ー 愛した人の子供 ー と言う理由で。
「その後は?ジャラールさんは、妹さんが一人いるって言ってたけど……」
それを言ったら、ハーキムさんは、口を閉ざしてしまった。
「ハーキムさん?」
「……ジャラール様は、妹君をなんと仰っていた?」
「えっ?ああ……確か母親が違うって。」
「そうか……」
そしてまた沈黙が流れる。
隣でパチパチ言っている焚き火が、その沈黙を軽くしてくれた。
「うまくいかなかったの?ジャラールさんのお父さんと、お母さん。」
私は側にあった小枝で、焚き火の中にある燃えている木を動かした。
「母親が違うって事は、他の奥さんもいるって事でしょう?」
動かした木は、火から少しだけ離れて、点いていた火も少しずつ小さくなっていった。
「教えて。日本でも昔は何人も奥さんがいるのが、当たり前だったし。それくらいだったら、大丈夫。」
ハーキムさんは、そっとこちらを見た。
私もそっと見つめ返す。
「……その後、しばらく王とお妃様は、会わずにいた。王は、愛しているからこそ王子の本当の父親が、自分では無いことに苦しんでいた。時間が解決してくれる。周りの皆はそう思った。」
「でも、実際はそうじゃなかった。」
「そうだ。会わずにいる間、お妃様は王の寵愛を失ったと絶望したのだ。そしてお妃様は、幼い王子を残して自ら命を絶ってしまった。」
言葉が出てこなかった。
せっかくこの世に生まれたって言うのに、お父さんとは血が繋がっていない上に、お母さんは物心つく前に亡くなっているなんて。
「お妃様を失い、王は何も手に付かない程、悲しみにくれた。だがその隙をついて攻め入ってくる国もある。近臣は悩んだ末に、一人の女性を連れて来た。」
「その女性はお妃様の妹君で、お妃様の面影を色濃く残していた。王もその方のお陰で立ち直れた。そして産まれたのが、ネシャート様だ。」
「ネシャート様?」
「ああ。ネシャート様は母親違いの妹君である上に、母君同士が姉妹という事から、従兄弟でもある。」
ネシャート。
ジャラールさんと同じように、本に出てくる主人公の一人。
でも確か本の中では、ジャラールさんが宝石をネシャートさんに届けて、ハッピーエンドになるんじゃなかったっけ?
兄妹で従兄妹同士って、結ばれる要素0じゃん。
ん?待てよ。
もしかして禁断?
結ばれないのに、愛し合っちゃうとか?
美少年王子とお姫様の禁断ラブ。
やばっ!
「おい。話を聞いているか?」
「あっ、はい。」
ハーキムさんに悟られてはまずい妄想を、頭の中から取り払う。
「なぜ俺がこの話をしたかと言うとだな。」
何が急に"俺"よ。
ジャラールさんの前では、私~とか言ってるくせに。
「ジャラール様とお近づきになるな。」
「は?」
テレビでしか聞いた事がない単語が、宙を舞う。
「どういう事ですか?」
「必要以上に、ジャラール様と仲良くなるなと、申しているのだ。」
その言葉に、私は絶句。
私、そんなにジャラールさんと仲良かった?
「……何か不都合な事でもあるんですか?」
別にカッコいいとは思うけれど、ジャラールさんと仲良くして、なんか気にくわない事でも?
「ジャラール様は、王族の人間だ。そなたのような一般人が気安く言葉を交わせるお方ではない。無論、ジャラール様に気持ちを寄せたところで……」
「待った‼」
私はハーキムさんの目の前に、右手を差し出した。
「私は……ジャラールさんの事、本気で好きじゃないよ。」
それを聞いて、ハーキムさんは眉をピクリと動かす。
「本気ではないとは、どういう事だ。」
私とハーキムさんが、目を合わせる。
「それは……ただ単に憧れって言うか、王子様に出会えて、舞い上がっていると言うか……」
「要するに、妃の座を狙っているわけではないのだな。」
「き、妃?」
それって、ジャラールさんと結婚するって事?
「うわっっ!」
恥ずかしくて、顔を両手で隠した。
「どうした?」
「い、いや‼ちょっと妄想が過ぎただけ。」
ひゃあ~~
勘弁してよ、そんなに恋愛経験もないって言うのに。
「疑って悪かった。」
その時、私は初めてハーキムさんの険しい顔以外の表情を見た。
「ハーキムさん……」
「あの容姿と財産だ。己の私利私欲で手に入れたがる者は、たくさんいる。」
「はあ……」
だからと言って、私が手に入れても、なんら変わらないし、最悪、その有り難みもわからないと思うよ。
私はハーキムさんを他所に、自分の田舎草さを呪った。
それどころか、異常な眠気が私を襲う。
「そろそろクレハも眠るといい。ジャラール様のお話と、俺の話に付き合ったんだ。疲れただろう。」
「いえ。返って興味深いお話を有難うございます。」
「そうか?」
ハーキムさんに一礼しながら、ゴツゴツした枕に頭を乗せ、体を横にする。
今日はなんだか、いろんな事を知った。
でも忘れよう。
どんな生い立ちであれ、ジャラールさんはジャラールさんなんだから。
「安心して寝ろ。何かあれば俺がお前を助ける。」
「なんかそれっぽい事、ジャラールさんにも言われました。」
「はははっ!」
ハーキムさんの笑い声をバックに、私は目を閉じた。
異国の国。
知らない人達。
ベッドもない。
お腹いっぱいのご飯もない。
なのに私の胸の中は、いっぱいだった。
明日も灼熱の太陽の下、あの二人とラクダの背に乗って、旅をしているのかしら。
「だがアラブの絶世の美女を、他の国が見逃す事はなかった。」
「えっ?どういう事?」
「アラブでは、気に入った女を奪えば、自分の物にできる。アラブ諸国一の美姫を巡って争いが起こった。」
そんな!
結婚している人を奪うって‼
そんな事が許されるの!?
私は物語を読んでいる時のように、一人で地団駄を踏んでいた。
「しかし現王は強かった。妃を奪おうと向かって来た相手は、全て倒した。誰もアラブ諸国一の美姫を奪えなかった。」
ハーキムさんの語りが上手いせいか、私はすっかりジャラールさんの両親のラブストーリーに魅せられていた。
「ある日現王は、どうしても遠くの国へ、向かわねばならなかった。それでも三日間で帰ってくると約束した王は、お妃をこの宮殿に預けた。」
「へえ~ここに。実家だもんね。」
「それがまずかった。お妃様を狙っていた隣国の王が、砂漠の中の宮殿を探し当ててしまったのだ。」
「えっ?」
「小国だったせいか、あっという間に攻め滅ぼされ、お妃様は連れ去られた。」
私は両手を口元に当てた。
「どうしてお父さんは、実家とは言え、小国の宮殿にお母さんを預けてしまったの?」
「小国ではあったが、砂漠の中に埋もれていた宮殿は、"幻の宮殿"と語り継がれていた。誰もその宮殿の姿を見てはいなかった。お妃様の一族はその中で、ひっそりと生き抜いていた。現王でさえこの宮殿を発見できたのは、奇跡だったのだ。」
「そんな!なぜその隣国の王は、幻の宮殿を見つけられたの?」
「わからない。一説には内通者がいて、その者が幻の宮殿まで導いたとも。」
私はスヤスヤと寝息を立てているジャラールさんを見た。
可哀想。
お母さんが連れ去られるなんて。
「それで?お母さんは救出されたの?」
「ああ。連れ去られてからたったの3日間で、救出された。その後、助けられたお妃様に新しい命が宿った。現王もお妃様もその命が産まれてくるのを楽しみにしていた。やがて二人の間に、王子が生まれたのだ。」
「それがジャラールさんなのね。」
だけどハーキムさんの顔に、明るさはない。
普段表情がなく、冷静沈着だと言っても、主人が産まれた時の話くらい、ニコッとするものでは?
「……生まれた王子は、父君とは似てもにつかなかった。たまりかねてお妃様に問うたところ、連れ去られていた3日間、敵の王に凌辱されていた事を告白した。」
「それは……」
頭から血の気が引いた。
「……そう。ジャラール様は、父君の血ではなく、敵の王の血を引いていたのた。お妃様は何度も何度も王子の命乞いをした。王は……惚れ込んでいるお妃様の願いを無下にはできず、後継ぎにはしないと言う条件で、王子は生き残った。」
胸が苦しい。
理不尽。
それがまかり通る世界。
でも唯一の救いは、お父さんがジャラールさんを殺さなかった事。
ー 愛した人の子供 ー と言う理由で。
「その後は?ジャラールさんは、妹さんが一人いるって言ってたけど……」
それを言ったら、ハーキムさんは、口を閉ざしてしまった。
「ハーキムさん?」
「……ジャラール様は、妹君をなんと仰っていた?」
「えっ?ああ……確か母親が違うって。」
「そうか……」
そしてまた沈黙が流れる。
隣でパチパチ言っている焚き火が、その沈黙を軽くしてくれた。
「うまくいかなかったの?ジャラールさんのお父さんと、お母さん。」
私は側にあった小枝で、焚き火の中にある燃えている木を動かした。
「母親が違うって事は、他の奥さんもいるって事でしょう?」
動かした木は、火から少しだけ離れて、点いていた火も少しずつ小さくなっていった。
「教えて。日本でも昔は何人も奥さんがいるのが、当たり前だったし。それくらいだったら、大丈夫。」
ハーキムさんは、そっとこちらを見た。
私もそっと見つめ返す。
「……その後、しばらく王とお妃様は、会わずにいた。王は、愛しているからこそ王子の本当の父親が、自分では無いことに苦しんでいた。時間が解決してくれる。周りの皆はそう思った。」
「でも、実際はそうじゃなかった。」
「そうだ。会わずにいる間、お妃様は王の寵愛を失ったと絶望したのだ。そしてお妃様は、幼い王子を残して自ら命を絶ってしまった。」
言葉が出てこなかった。
せっかくこの世に生まれたって言うのに、お父さんとは血が繋がっていない上に、お母さんは物心つく前に亡くなっているなんて。
「お妃様を失い、王は何も手に付かない程、悲しみにくれた。だがその隙をついて攻め入ってくる国もある。近臣は悩んだ末に、一人の女性を連れて来た。」
「その女性はお妃様の妹君で、お妃様の面影を色濃く残していた。王もその方のお陰で立ち直れた。そして産まれたのが、ネシャート様だ。」
「ネシャート様?」
「ああ。ネシャート様は母親違いの妹君である上に、母君同士が姉妹という事から、従兄弟でもある。」
ネシャート。
ジャラールさんと同じように、本に出てくる主人公の一人。
でも確か本の中では、ジャラールさんが宝石をネシャートさんに届けて、ハッピーエンドになるんじゃなかったっけ?
兄妹で従兄妹同士って、結ばれる要素0じゃん。
ん?待てよ。
もしかして禁断?
結ばれないのに、愛し合っちゃうとか?
美少年王子とお姫様の禁断ラブ。
やばっ!
「おい。話を聞いているか?」
「あっ、はい。」
ハーキムさんに悟られてはまずい妄想を、頭の中から取り払う。
「なぜ俺がこの話をしたかと言うとだな。」
何が急に"俺"よ。
ジャラールさんの前では、私~とか言ってるくせに。
「ジャラール様とお近づきになるな。」
「は?」
テレビでしか聞いた事がない単語が、宙を舞う。
「どういう事ですか?」
「必要以上に、ジャラール様と仲良くなるなと、申しているのだ。」
その言葉に、私は絶句。
私、そんなにジャラールさんと仲良かった?
「……何か不都合な事でもあるんですか?」
別にカッコいいとは思うけれど、ジャラールさんと仲良くして、なんか気にくわない事でも?
「ジャラール様は、王族の人間だ。そなたのような一般人が気安く言葉を交わせるお方ではない。無論、ジャラール様に気持ちを寄せたところで……」
「待った‼」
私はハーキムさんの目の前に、右手を差し出した。
「私は……ジャラールさんの事、本気で好きじゃないよ。」
それを聞いて、ハーキムさんは眉をピクリと動かす。
「本気ではないとは、どういう事だ。」
私とハーキムさんが、目を合わせる。
「それは……ただ単に憧れって言うか、王子様に出会えて、舞い上がっていると言うか……」
「要するに、妃の座を狙っているわけではないのだな。」
「き、妃?」
それって、ジャラールさんと結婚するって事?
「うわっっ!」
恥ずかしくて、顔を両手で隠した。
「どうした?」
「い、いや‼ちょっと妄想が過ぎただけ。」
ひゃあ~~
勘弁してよ、そんなに恋愛経験もないって言うのに。
「疑って悪かった。」
その時、私は初めてハーキムさんの険しい顔以外の表情を見た。
「ハーキムさん……」
「あの容姿と財産だ。己の私利私欲で手に入れたがる者は、たくさんいる。」
「はあ……」
だからと言って、私が手に入れても、なんら変わらないし、最悪、その有り難みもわからないと思うよ。
私はハーキムさんを他所に、自分の田舎草さを呪った。
それどころか、異常な眠気が私を襲う。
「そろそろクレハも眠るといい。ジャラール様のお話と、俺の話に付き合ったんだ。疲れただろう。」
「いえ。返って興味深いお話を有難うございます。」
「そうか?」
ハーキムさんに一礼しながら、ゴツゴツした枕に頭を乗せ、体を横にする。
今日はなんだか、いろんな事を知った。
でも忘れよう。
どんな生い立ちであれ、ジャラールさんはジャラールさんなんだから。
「安心して寝ろ。何かあれば俺がお前を助ける。」
「なんかそれっぽい事、ジャラールさんにも言われました。」
「はははっ!」
ハーキムさんの笑い声をバックに、私は目を閉じた。
異国の国。
知らない人達。
ベッドもない。
お腹いっぱいのご飯もない。
なのに私の胸の中は、いっぱいだった。
明日も灼熱の太陽の下、あの二人とラクダの背に乗って、旅をしているのかしら。
1
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
私の入る余地なんてないことはわかってる。だけど……。
さくしゃ
恋愛
キャロルは知っていた。
許嫁であるリオンと、親友のサンが互いを想い合っていることを。
幼い頃からずっと想ってきたリオン、失いたくない大切な親友であるサン。キャロルは苦悩の末に、リオンへの想いを封じ、身を引くと決めていた——はずだった。
(ああ、もう、)
やり過ごせると思ってた。でも、そんなことを言われたら。
(ずるいよ……)
リオンはサンのことだけを見ていると思っていた。けれど——違った。
こんな私なんかのことを。
友情と恋情の狭間で揺れ動くキャロル、リオン、サンの想い。
彼らが最後に選ぶ答えとは——?
⚠️好みが非常に分かれる作品となっております。
王太子妃は離婚したい
凛江
恋愛
アルゴン国の第二王女フレイアは、婚約者であり、幼い頃より想いを寄せていた隣国テルルの王太子セレンに嫁ぐ。
だが、期待を胸に臨んだ婚姻の日、待っていたのは夫セレンの冷たい瞳だった。
※この作品は、読んでいただいた皆さまのおかげで書籍化することができました。
綺麗なイラストまでつけていただき感無量です。
これまで応援いただき、本当にありがとうございました。
レジーナのサイトで番外編が読めますので、そちらものぞいていただけると嬉しいです。
https://www.regina-books.com/extra/login
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
逃げて、追われて、捕まって
あみにあ
恋愛
平民に生まれた私には、なぜか生まれる前の記憶があった。
この世界で王妃として生きてきた記憶。
過去の私は貴族社会の頂点に立ち、さながら悪役令嬢のような存在だった。
人を蹴落とし、気に食わない女を断罪し、今思えばひどい令嬢だったと思うわ。
だから今度は平民としての幸せをつかみたい、そう願っていたはずなのに、一体全体どうしてこんな事になってしまたのかしら……。
2020年1月5日より 番外編:続編随時アップ
2020年1月28日より 続編となります第二章スタートです。
**********お知らせ***********
2020年 1月末 レジーナブックス 様より書籍化します。
それに伴い短編で掲載している以外の話をレンタルと致します。
ご理解ご了承の程、宜しくお願い致します。
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。

【完結】仰る通り、貴方の子ではありません
ユユ
恋愛
辛い悪阻と難産を経て産まれたのは
私に似た待望の男児だった。
なのに認められず、
不貞の濡れ衣を着せられ、
追い出されてしまった。
実家からも勘当され
息子と2人で生きていくことにした。
* 作り話です
* 暇つぶしにどうぞ
* 4万文字未満
* 完結保証付き
* 少し大人表現あり
悪役令嬢でも素材はいいんだから楽しく生きなきゃ損だよね!
ペトラ
恋愛
ぼんやりとした意識を覚醒させながら、自分の置かれた状況を考えます。ここは、この世界は、途中まで攻略した乙女ゲームの世界だと思います。たぶん。
戦乙女≪ヴァルキュリア≫を育成する学園での、勉強あり、恋あり、戦いありの恋愛シミュレーションゲーム「ヴァルキュリア デスティニー~恋の最前線~」通称バル恋。戦乙女を育成しているのに、なぜか共学で、男子生徒が目指すのは・・・なんでしたっけ。忘れてしまいました。とにかく、前世の自分が死ぬ直前まではまっていたゲームの世界のようです。
前世は彼氏いない歴イコール年齢の、ややぽっちゃり(自己診断)享年28歳歯科衛生士でした。
悪役令嬢でもナイスバディの美少女に生まれ変わったのだから、人生楽しもう!というお話。
他サイトに連載中の話の改訂版になります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる