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第16話 新しい家族
①
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初めての子が産まれ、宮殿は祝賀で賑わいを見せていた。
特に赤子から離れないのは、王である信志で、公務の間も生まれたばかりの明梅の事を、気にしてばかりだった。
「王。ずっと明梅を抱いておられては、公務に差し支えます。」
明梅を連れて、信志の元へやってくる紅梅も、さすがに呆れ返る。
「いいではないか。年をとってから、ようやく生まれた子だからなのか、可愛くて可愛くて、仕方がないのだよ。」
信志はそう言って、また明梅をあやしている。
「王。そろそろ書簡に、お印を頂戴したく存じます。」
時間を見ながら、忠仁が耳元で囁く。
「おお、そんな時間か。」
すると信志は、明梅を母である紅梅に渡すどころか、忠仁に渡そうとしている。
「ほらほら。お爺様だぞ、明梅。」
「おおっと。」
拙い振る舞いで、小さな赤子を抱く忠仁。
「これはまた、紅梅とは逆で、小さな小さな姫君である事。」
「ほう。紅梅は、産まれた時は大きかったのか?」
信志は、自分の印を書きながら、忠仁に問いかける。
「はい。それはそれは大きくて、初めは男の子かと間違えました。」
すると紅梅は、軽く咳ばらいをする。
「ああ、どんな美しい姫に、育つのだろうなぁ。」
忠仁は、明梅をあやしながら、紅梅に背中を向けた。
「よし。全部書けたぞ、忠仁。」
信志が忠仁に声を掛けても、忠仁は初孫に夢中だ。
遂には、紅梅の雷が下った。
「もう!父上も王も、いい加減になさって下さい!!」
忠仁から赤子を受け取り、紅梅は自分の屋敷へと、戻って行った。
「はぁ……明日まで、もう会えぬのか。」
信志は、大きなため息をつく。
「子を産んだお妃は、産後1か月間、王の訪問は叶いませんからね。」
忠仁も、遠目で明梅の姿を追っている。
「しかし、我が娘ながら、母は強いですな。」
「忠仁には申し訳ないが、紅梅は母になる前から、強かった。」
そして一方の黄杏のお腹も、大きくなっていた。
「今日は外に出て、散歩でもしようかしら。」
黄杏は、窓から外を眺めた。
太陽の光が眩しいくらいに照っていて、清々しい風も吹いている。
「お体の具合は、大丈夫ですか?」
お付きの女人が、黄杏の体調を気遣う。
ここ最近まで黄杏は、つわりに悩まされていたからだ。
「ええ。今日は体調がいいの。それに、こんな天気がいいのに外に出ないなんて、勿体ないじゃない?」
黄杏はそう言うと、大きなお腹を抱えて、屋敷の外に出た。
思った通り、心地いい風が吹き抜ける。
日差しも思ったよりも、柔らかい。
黄杏は女人と共に、屋敷の周りを歩き始めた。
そこへ、女人を一人連れている白蓮の姿を、見つけた。
いつもは、大勢の共を引き連れていると言うのに。
黄杏はなぜか、白蓮に声を掛けてはいけないような、気がした。
「黄杏様?」
女人に声を掛けられ、ハッと我に返った黄杏は、白蓮に背中を向けた。
「黄杏。」
だがそんなところを、白蓮に気づかれてしまった。
「白蓮奥様。」
黄杏は、大きなお腹を押さえながら、頭を下げた。
「具合はどう?つわりが酷いと聞いたけれど。」
「はい。お陰様にて、なんとか治まってきました。」
「それはよかった。」
にっこりと笑った白蓮の手には、小さな花が握りしめられていた。
「奥様、それは……」
「ああ、とんだところを見せてしまったわ。」
そう言った白蓮は、少女のように照れている。
「実は私、子供の頃から小さな花が好きなの。屋敷に届けられる花は、皆、大きいものばかりでね。」
「まあ。」
白蓮の内側を、垣間見た気がした黄杏は、なんだか嬉しくなってきた。
「だから、こうして気の知れた女人を連れて、時々花を摘みに来ているの。」
よく見ると、白い花がたくさん摘まれていて、白蓮らしいと黄杏は思った。
「けれど、摘んでいる場所があなた達の屋敷の庭先でしょ?なんだか、申し訳ないような気がして……」
黄杏は白蓮の腕に、そっと手を添えた。
「いいえ。私の屋敷の庭先でよければ、いつでも花を摘みにいらっしゃって下さい。花もきっと喜びます。」
「有難う、黄杏。あなたは優しい気持ちの持ち主ね。」
黄杏と白蓮は、互いに微笑み合った。
「さあ、そろそろ行こうかしら。」
「奥様。せっかく天気も宜しいのですから、もう少し、ゆっくりされては?」
「ふふふ。そうは言っても、あなたは私がいれば、ゆっくり散歩もできないでしょう?」
白蓮はそう言うと、黄杏の隣を去って行った。
慌てて振り返る黄杏の目に飛び込んできたのは、今、赤子の明梅を抱いて屋敷に戻って来た紅梅を見つめる、白蓮の寂しそうな姿だった。
「白蓮奥様……」
聞かなくても分かる。
白蓮は子供がいる、紅梅が羨ましいのだ。
「今日はなんだか、見られては恥ずかしいところばかり、黄杏に見られてしまうわね。」
「申し訳ありません。」
謝った黄杏に、白蓮はそっと手を伸ばす。
「いいのよ、謝らないで。あなたが悪い訳ではないでしょう?」
黄杏は白蓮の気持ちが、痛い程分かるからこそ、頭を上げられなかった。
「それにね、黄杏。私は紅梅に子供が生まれて、どこかほっとしているのよ。」
「白蓮奥様?」
その言葉を聞いて、ようやく顔を上げた黄杏。
「王にはずっと、御子がおられなかったでしょう?姫でも、王が父親になられた事が、とても嬉しくてね。」
白蓮は目の前にいない信志に、想いをはせていた。
きっと信志は、赤子を目に入れても痛くない程、可愛がっている事だろう。
そして父親になったことで、人間的にもこれから成長していくのだろうと。
「黄杏。」
「はい。」
白蓮は、黄杏の手を握りしめた。
「今まで跡継ぎ跡継ぎと、口を酸っぱくして言ってきたけれど、元気に産まれてきてくれれば、皇子でも姫君でも、どちらでもいいのよ。」
「はい。」
黄杏は、それしか言えなかった。
「……本当は、私が王に、跡継ぎを産んで差し上げたかったのだけど。」
黄杏は、黙って白蓮の言葉に、耳を傾けた。
「国の為に、王を支えなければ……王妃の役目を懸命にこなさなければと思う気持ちが強くて、女として王に甘える事も、子供が欲しいと伝える事もできなかった。ましてや、他の妃の元へ行かないでなんて、口が裂けても言えなかった。」
白蓮の手が、黄杏から離れる。
「黄杏。あなたは、そんな失敗してはダメよ。お腹の御子が皇子であっても姫君であっても、どんどん王に甘えて、どんどん御子を産んでちょうだい。」
「……はい。」
そして白蓮は、小さく手を振りながら、屋敷へと帰って行った。
「黄杏様。今日も王は、黄杏様の屋敷にお泊りになられるそうですよ。御子様がお生まれになるまで、ずっと通われるおつもりなのでしょうか。」
黄杏付きの女人が、そっと伝えた。
「ええ……信志様は、そういうお方なのよ。」
黄杏も、そっと呟いた。
夜になり、信志が黄杏の屋敷を訪れた。
「お勤め、ご苦労様でございました。」
黄杏は、公務で疲れている信志を労う。
「ああ、黄杏。そなたの顔を見ると、疲れなど吹き飛んでしまうよ。」
信志は、お腹に負担をかけないように、少し横から黄杏を抱きしめた。
だが信志は、直ぐに黄杏から離れようとする。
それがなんだか寂しくて、今度は黄杏から信志を抱きしめた。
「黄杏?」
いつもとは違う黄杏の姿に、信志は不思議に思う。
「どうした?今日はいつになく、甘えてくるね。」
昼間の白蓮の言葉を、黄杏は思い出していた。
- 女として甘える事も、できなかった。ましてや、他の妃の元へ行かないでなんて、口が裂けても言えなかった -
「……信志様。今でも昼間は、青蘭様の元へ、通っていらっしゃるのですか?」
「えっ?」
知られていないと思っていた事を言われて、少し焦っているのか、信志はソワソワしだした。
特に赤子から離れないのは、王である信志で、公務の間も生まれたばかりの明梅の事を、気にしてばかりだった。
「王。ずっと明梅を抱いておられては、公務に差し支えます。」
明梅を連れて、信志の元へやってくる紅梅も、さすがに呆れ返る。
「いいではないか。年をとってから、ようやく生まれた子だからなのか、可愛くて可愛くて、仕方がないのだよ。」
信志はそう言って、また明梅をあやしている。
「王。そろそろ書簡に、お印を頂戴したく存じます。」
時間を見ながら、忠仁が耳元で囁く。
「おお、そんな時間か。」
すると信志は、明梅を母である紅梅に渡すどころか、忠仁に渡そうとしている。
「ほらほら。お爺様だぞ、明梅。」
「おおっと。」
拙い振る舞いで、小さな赤子を抱く忠仁。
「これはまた、紅梅とは逆で、小さな小さな姫君である事。」
「ほう。紅梅は、産まれた時は大きかったのか?」
信志は、自分の印を書きながら、忠仁に問いかける。
「はい。それはそれは大きくて、初めは男の子かと間違えました。」
すると紅梅は、軽く咳ばらいをする。
「ああ、どんな美しい姫に、育つのだろうなぁ。」
忠仁は、明梅をあやしながら、紅梅に背中を向けた。
「よし。全部書けたぞ、忠仁。」
信志が忠仁に声を掛けても、忠仁は初孫に夢中だ。
遂には、紅梅の雷が下った。
「もう!父上も王も、いい加減になさって下さい!!」
忠仁から赤子を受け取り、紅梅は自分の屋敷へと、戻って行った。
「はぁ……明日まで、もう会えぬのか。」
信志は、大きなため息をつく。
「子を産んだお妃は、産後1か月間、王の訪問は叶いませんからね。」
忠仁も、遠目で明梅の姿を追っている。
「しかし、我が娘ながら、母は強いですな。」
「忠仁には申し訳ないが、紅梅は母になる前から、強かった。」
そして一方の黄杏のお腹も、大きくなっていた。
「今日は外に出て、散歩でもしようかしら。」
黄杏は、窓から外を眺めた。
太陽の光が眩しいくらいに照っていて、清々しい風も吹いている。
「お体の具合は、大丈夫ですか?」
お付きの女人が、黄杏の体調を気遣う。
ここ最近まで黄杏は、つわりに悩まされていたからだ。
「ええ。今日は体調がいいの。それに、こんな天気がいいのに外に出ないなんて、勿体ないじゃない?」
黄杏はそう言うと、大きなお腹を抱えて、屋敷の外に出た。
思った通り、心地いい風が吹き抜ける。
日差しも思ったよりも、柔らかい。
黄杏は女人と共に、屋敷の周りを歩き始めた。
そこへ、女人を一人連れている白蓮の姿を、見つけた。
いつもは、大勢の共を引き連れていると言うのに。
黄杏はなぜか、白蓮に声を掛けてはいけないような、気がした。
「黄杏様?」
女人に声を掛けられ、ハッと我に返った黄杏は、白蓮に背中を向けた。
「黄杏。」
だがそんなところを、白蓮に気づかれてしまった。
「白蓮奥様。」
黄杏は、大きなお腹を押さえながら、頭を下げた。
「具合はどう?つわりが酷いと聞いたけれど。」
「はい。お陰様にて、なんとか治まってきました。」
「それはよかった。」
にっこりと笑った白蓮の手には、小さな花が握りしめられていた。
「奥様、それは……」
「ああ、とんだところを見せてしまったわ。」
そう言った白蓮は、少女のように照れている。
「実は私、子供の頃から小さな花が好きなの。屋敷に届けられる花は、皆、大きいものばかりでね。」
「まあ。」
白蓮の内側を、垣間見た気がした黄杏は、なんだか嬉しくなってきた。
「だから、こうして気の知れた女人を連れて、時々花を摘みに来ているの。」
よく見ると、白い花がたくさん摘まれていて、白蓮らしいと黄杏は思った。
「けれど、摘んでいる場所があなた達の屋敷の庭先でしょ?なんだか、申し訳ないような気がして……」
黄杏は白蓮の腕に、そっと手を添えた。
「いいえ。私の屋敷の庭先でよければ、いつでも花を摘みにいらっしゃって下さい。花もきっと喜びます。」
「有難う、黄杏。あなたは優しい気持ちの持ち主ね。」
黄杏と白蓮は、互いに微笑み合った。
「さあ、そろそろ行こうかしら。」
「奥様。せっかく天気も宜しいのですから、もう少し、ゆっくりされては?」
「ふふふ。そうは言っても、あなたは私がいれば、ゆっくり散歩もできないでしょう?」
白蓮はそう言うと、黄杏の隣を去って行った。
慌てて振り返る黄杏の目に飛び込んできたのは、今、赤子の明梅を抱いて屋敷に戻って来た紅梅を見つめる、白蓮の寂しそうな姿だった。
「白蓮奥様……」
聞かなくても分かる。
白蓮は子供がいる、紅梅が羨ましいのだ。
「今日はなんだか、見られては恥ずかしいところばかり、黄杏に見られてしまうわね。」
「申し訳ありません。」
謝った黄杏に、白蓮はそっと手を伸ばす。
「いいのよ、謝らないで。あなたが悪い訳ではないでしょう?」
黄杏は白蓮の気持ちが、痛い程分かるからこそ、頭を上げられなかった。
「それにね、黄杏。私は紅梅に子供が生まれて、どこかほっとしているのよ。」
「白蓮奥様?」
その言葉を聞いて、ようやく顔を上げた黄杏。
「王にはずっと、御子がおられなかったでしょう?姫でも、王が父親になられた事が、とても嬉しくてね。」
白蓮は目の前にいない信志に、想いをはせていた。
きっと信志は、赤子を目に入れても痛くない程、可愛がっている事だろう。
そして父親になったことで、人間的にもこれから成長していくのだろうと。
「黄杏。」
「はい。」
白蓮は、黄杏の手を握りしめた。
「今まで跡継ぎ跡継ぎと、口を酸っぱくして言ってきたけれど、元気に産まれてきてくれれば、皇子でも姫君でも、どちらでもいいのよ。」
「はい。」
黄杏は、それしか言えなかった。
「……本当は、私が王に、跡継ぎを産んで差し上げたかったのだけど。」
黄杏は、黙って白蓮の言葉に、耳を傾けた。
「国の為に、王を支えなければ……王妃の役目を懸命にこなさなければと思う気持ちが強くて、女として王に甘える事も、子供が欲しいと伝える事もできなかった。ましてや、他の妃の元へ行かないでなんて、口が裂けても言えなかった。」
白蓮の手が、黄杏から離れる。
「黄杏。あなたは、そんな失敗してはダメよ。お腹の御子が皇子であっても姫君であっても、どんどん王に甘えて、どんどん御子を産んでちょうだい。」
「……はい。」
そして白蓮は、小さく手を振りながら、屋敷へと帰って行った。
「黄杏様。今日も王は、黄杏様の屋敷にお泊りになられるそうですよ。御子様がお生まれになるまで、ずっと通われるおつもりなのでしょうか。」
黄杏付きの女人が、そっと伝えた。
「ええ……信志様は、そういうお方なのよ。」
黄杏も、そっと呟いた。
夜になり、信志が黄杏の屋敷を訪れた。
「お勤め、ご苦労様でございました。」
黄杏は、公務で疲れている信志を労う。
「ああ、黄杏。そなたの顔を見ると、疲れなど吹き飛んでしまうよ。」
信志は、お腹に負担をかけないように、少し横から黄杏を抱きしめた。
だが信志は、直ぐに黄杏から離れようとする。
それがなんだか寂しくて、今度は黄杏から信志を抱きしめた。
「黄杏?」
いつもとは違う黄杏の姿に、信志は不思議に思う。
「どうした?今日はいつになく、甘えてくるね。」
昼間の白蓮の言葉を、黄杏は思い出していた。
- 女として甘える事も、できなかった。ましてや、他の妃の元へ行かないでなんて、口が裂けても言えなかった -
「……信志様。今でも昼間は、青蘭様の元へ、通っていらっしゃるのですか?」
「えっ?」
知られていないと思っていた事を言われて、少し焦っているのか、信志はソワソワしだした。
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