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第2章 挨拶
①
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「結婚……」
「ああ。見つける手間が省けて、いいだろ。」
私は、門馬雪人と見つめ合った。
な、何が起きているの?
この男、私に結婚とか言った?
「どうなんだよ。」
奴は、私の肩を掴んだ。
キラキラした黒い瞳が、私を吸い込む。
こんなカッコいい男に、結婚を申し込まれるなんて……
その時、私と門馬雪人の間に、スーッと冷たい風が吹いた。
「はっ!騙されるところだった!」
「なに!?」
「無理よ!無理に決まってるでしょ!」
私は奴の腕を、振り払った。
「どうして。」
「理由なんか、一つよ。」
私は門馬雪人を、ピシッと指さしてやった。
「私とあなたじゃ、合わないから。」
奴は、シーンと静まり返る。
「……俺とおまえ、結構いいコンビだと思っているけど?」
「嘘つかないで!」
ああ言えばこう言う。
しかもこっちが、やる気満々で発言しているのに、冷静沈着に言い返してくる奴と、どこがいいコンビなのよ。
「まあ、いい。一晩考えろ。」
「だから無理だって、言ってるでしょ!」
その時、門馬雪人は私の腕を、引き寄せた。
「よーく考えろよ。こんないい男と結婚できるなんて、なかなかないぞ。」
「うっ……」
改めて奴を見つめると、サラサラの前髪、引き込まれる黒い瞳、高い鼻に、セクシーな唇。
思わず心を奪われる。
「よし、じゃあな。お休み。」
そう言って門馬雪人は、暗い夜道の中に、消えて行った。
なんだ、これ。
まだドキドキしている。
「私と門馬雪人が、結婚……」
私はそれだけで、その場にしゃがみ込んでしまった。
どうしよう。
あんなカッコいい奴と、四六時中一緒?
ご飯を食べる姿……
着替える姿……
くつろいでる姿……
寝る姿……
どれも、様になっている。
極めつけは、裸で私を見降ろす姿。
「うほっ!」
思わず鼻血が出そうになった。
「とりあえず、部屋に帰ろう。」
少しずつ少しずつ、這うように前に進んだ。
「何やってんだよ。」
そこへ冷たい一言。
振り返らなくても分かる。
あれ?
君、さっき暗闇の方向へ帰って行ったのでは?
「さっさと立て。」
その声の主に、腕を引っ張られ、私は立ち上がった。
「……門馬雪人。」
「フルネームで呼ぶな。」
すると門馬雪人は、辺りを見回した。
「おまえの部屋、確かこのマンションだったよな。」
「……そうだけど?」
「仕方ないから、連れてってやるよ。」
そう言って奴は、私の手を握った。
うわぁ……
私よりも少しだけ、背が高い奴に連れて行かれるこの居心地のいいスピード。
クセになりそう。
「ここか。入り口は。」
門馬雪人は、オートロックの鍵を私に開けさせ、一緒にマンションの中に入る。
なんだか、恋人同士みたい。
「いつも……こんな事してるの?」
「別に。今日は特別。」
エレベーターに乗り、部屋のある階に行くと、心臓がバクバクしてきた。
何、想像してるの?
相手は、門馬雪人だよ?
真っ赤になった頬に手を当てたら、自分の部屋に着いた。
「ほら、着いたぞ。」
「どうも。」
ドキドキして、上手く話せない。
こう言う時って、中に入れてお茶でも淹れた方が無難?
それとも、彼氏じゃないんだから、ここでサヨナラした方が……
「あの……送ってくれたお礼を……」
「礼なんて、いらないよ。」
私は、一気にガクッとくる。
考えに考えていた、私の時間を返せ。
「そうだ。これでチャラにしてやるよ。」
次の瞬間、門馬雪人の唇が私の唇に、重なった。
はぁ?
「じゃあな。」
何事もなかったように帰って行く奴。
やっぱり、奴との結婚なんて、無理だあああああ。
翌日、私は寝不足だった。
「何?その酷いクマ。」
化粧ポーチから鏡を出して見ると、目の下にくっきりと、黒いクマができていた。
「ああ、最悪。」
今日は合コンが無くてよかった。
「昨夜は、眠れなかったの?」
秋香が、隣の椅子に座った。
「うん……」
「悩みだったら、聞くよ?」
悩み。
それはただの一つ。
門馬雪人のプロポーズを、どうやって断るかどうかだ。
「秋香。結婚の断り方、教えて。」
「あなたとは、結婚しません。」
「そうだよね。そうだよね!」
私は、勢いよく立ち上がった。
「結婚しませんって、はっきり言う事だよね。」
右手の拳を強く握った私を、秋香は椅子に座らせた。
「ちょっと、まずは落ち着こうよ。」
「うん。」
秋香は、私の肩を掴んだ。
「夏海、プロポーズされたの?」
「うん。」
「誰に?」
「それは、も……」
言いかけて、私は思いとどまった。
ここは、相手は門馬雪人だと言うこと、内緒にしておいた方がいいよね。
「も……モテる人に……」
「は?」
嘘はついていない。
実際、奴は女にモテる。
「……どうして、そんな人が夏海にプロポーズを?」
「ちょっと秋香、どう言う意味よ。」
「ごめん、ごめん。」
秋香は、私の肩から手を放し、舌をペロッと出した。
「要するに、なぜ自分なのか、信じられないと。」
「いや、率直に言って合わない。」
秋香は、目をパチクリさせている。
「どうして合わないのに、相手はプロポーズをしてきたの?」
「私と、いいコンビだって、そう思ってるのよね。」
「へえ……」
秋香は、目を閉じて腕を組むと、うーんと考え始めた。
「いっそ、結婚してみたら?」
「無理!」
私は、即否定した。
門馬雪人と結婚なんて、毎日が地獄にしか思えない。
あんな冷たい王子様キャラ。
一日だって、引き受けたくない。
「じゃあ、いっそ。同棲してみるって言うのは?」
「同棲?」
「その方が、結婚する前にお互いを知れるし、それで本当にダメだったら、相手だって諦めると思うの。」
秋香は、長い睫毛でウィンクをした。
「なるほど。同棲ね。」
それだったら、さすがの門馬雪人も、私達の相性は合わないって、分かってくれるかな。
「うん。言ってみる。」
「そうこなくっちゃ!」
私と秋香は、ハイタッチをした。
「ねえ、ところで。どこで知り合ったの?そんなモテる人と。」
「えっ……」
秋香は、二マッと笑った。
「今度紹介してよ。夏海にプロポーズする人って、どんな人か知りたいし。」
「あっ、いや……普通の人だよ?」
椅子に座り直して、明後日の方向を見る。
絶対に、相手が門馬雪人だと言う事を、秋香にも知られたくない。
そんな時だった。
「市川。ちょっと。」
門馬雪人が、私を呼んだ。
「なに?」
私は、自分のデスクから離れなかった。
大体、みんなのいる前で、二人でどこか消えたら、噂の種になるし。
「この前の企画、もう少し煮詰めたいんだ。」
門馬雪人は、これ見よがしに、資料を頭の上に挙げている。
そう言えば、この前の会議の帰りに、私の企画が何たらとか、言っていたっけ。
「行ったら?」
秋香が、隣から私の背中を押す。
「仕方ないなぁ。」
私はゆっくりと立ち上がって、門馬雪人の元へ向かった。
「部長、ミーティング室借ります。」
門馬雪人は、用意周到にミーティング室の鍵まで、持って来ていた。
「答えを聞く気、満々ってところですか。」
「そうだな。」
至って冷静な門馬雪人と、私はミーティング室の中に入った。
「ああ。見つける手間が省けて、いいだろ。」
私は、門馬雪人と見つめ合った。
な、何が起きているの?
この男、私に結婚とか言った?
「どうなんだよ。」
奴は、私の肩を掴んだ。
キラキラした黒い瞳が、私を吸い込む。
こんなカッコいい男に、結婚を申し込まれるなんて……
その時、私と門馬雪人の間に、スーッと冷たい風が吹いた。
「はっ!騙されるところだった!」
「なに!?」
「無理よ!無理に決まってるでしょ!」
私は奴の腕を、振り払った。
「どうして。」
「理由なんか、一つよ。」
私は門馬雪人を、ピシッと指さしてやった。
「私とあなたじゃ、合わないから。」
奴は、シーンと静まり返る。
「……俺とおまえ、結構いいコンビだと思っているけど?」
「嘘つかないで!」
ああ言えばこう言う。
しかもこっちが、やる気満々で発言しているのに、冷静沈着に言い返してくる奴と、どこがいいコンビなのよ。
「まあ、いい。一晩考えろ。」
「だから無理だって、言ってるでしょ!」
その時、門馬雪人は私の腕を、引き寄せた。
「よーく考えろよ。こんないい男と結婚できるなんて、なかなかないぞ。」
「うっ……」
改めて奴を見つめると、サラサラの前髪、引き込まれる黒い瞳、高い鼻に、セクシーな唇。
思わず心を奪われる。
「よし、じゃあな。お休み。」
そう言って門馬雪人は、暗い夜道の中に、消えて行った。
なんだ、これ。
まだドキドキしている。
「私と門馬雪人が、結婚……」
私はそれだけで、その場にしゃがみ込んでしまった。
どうしよう。
あんなカッコいい奴と、四六時中一緒?
ご飯を食べる姿……
着替える姿……
くつろいでる姿……
寝る姿……
どれも、様になっている。
極めつけは、裸で私を見降ろす姿。
「うほっ!」
思わず鼻血が出そうになった。
「とりあえず、部屋に帰ろう。」
少しずつ少しずつ、這うように前に進んだ。
「何やってんだよ。」
そこへ冷たい一言。
振り返らなくても分かる。
あれ?
君、さっき暗闇の方向へ帰って行ったのでは?
「さっさと立て。」
その声の主に、腕を引っ張られ、私は立ち上がった。
「……門馬雪人。」
「フルネームで呼ぶな。」
すると門馬雪人は、辺りを見回した。
「おまえの部屋、確かこのマンションだったよな。」
「……そうだけど?」
「仕方ないから、連れてってやるよ。」
そう言って奴は、私の手を握った。
うわぁ……
私よりも少しだけ、背が高い奴に連れて行かれるこの居心地のいいスピード。
クセになりそう。
「ここか。入り口は。」
門馬雪人は、オートロックの鍵を私に開けさせ、一緒にマンションの中に入る。
なんだか、恋人同士みたい。
「いつも……こんな事してるの?」
「別に。今日は特別。」
エレベーターに乗り、部屋のある階に行くと、心臓がバクバクしてきた。
何、想像してるの?
相手は、門馬雪人だよ?
真っ赤になった頬に手を当てたら、自分の部屋に着いた。
「ほら、着いたぞ。」
「どうも。」
ドキドキして、上手く話せない。
こう言う時って、中に入れてお茶でも淹れた方が無難?
それとも、彼氏じゃないんだから、ここでサヨナラした方が……
「あの……送ってくれたお礼を……」
「礼なんて、いらないよ。」
私は、一気にガクッとくる。
考えに考えていた、私の時間を返せ。
「そうだ。これでチャラにしてやるよ。」
次の瞬間、門馬雪人の唇が私の唇に、重なった。
はぁ?
「じゃあな。」
何事もなかったように帰って行く奴。
やっぱり、奴との結婚なんて、無理だあああああ。
翌日、私は寝不足だった。
「何?その酷いクマ。」
化粧ポーチから鏡を出して見ると、目の下にくっきりと、黒いクマができていた。
「ああ、最悪。」
今日は合コンが無くてよかった。
「昨夜は、眠れなかったの?」
秋香が、隣の椅子に座った。
「うん……」
「悩みだったら、聞くよ?」
悩み。
それはただの一つ。
門馬雪人のプロポーズを、どうやって断るかどうかだ。
「秋香。結婚の断り方、教えて。」
「あなたとは、結婚しません。」
「そうだよね。そうだよね!」
私は、勢いよく立ち上がった。
「結婚しませんって、はっきり言う事だよね。」
右手の拳を強く握った私を、秋香は椅子に座らせた。
「ちょっと、まずは落ち着こうよ。」
「うん。」
秋香は、私の肩を掴んだ。
「夏海、プロポーズされたの?」
「うん。」
「誰に?」
「それは、も……」
言いかけて、私は思いとどまった。
ここは、相手は門馬雪人だと言うこと、内緒にしておいた方がいいよね。
「も……モテる人に……」
「は?」
嘘はついていない。
実際、奴は女にモテる。
「……どうして、そんな人が夏海にプロポーズを?」
「ちょっと秋香、どう言う意味よ。」
「ごめん、ごめん。」
秋香は、私の肩から手を放し、舌をペロッと出した。
「要するに、なぜ自分なのか、信じられないと。」
「いや、率直に言って合わない。」
秋香は、目をパチクリさせている。
「どうして合わないのに、相手はプロポーズをしてきたの?」
「私と、いいコンビだって、そう思ってるのよね。」
「へえ……」
秋香は、目を閉じて腕を組むと、うーんと考え始めた。
「いっそ、結婚してみたら?」
「無理!」
私は、即否定した。
門馬雪人と結婚なんて、毎日が地獄にしか思えない。
あんな冷たい王子様キャラ。
一日だって、引き受けたくない。
「じゃあ、いっそ。同棲してみるって言うのは?」
「同棲?」
「その方が、結婚する前にお互いを知れるし、それで本当にダメだったら、相手だって諦めると思うの。」
秋香は、長い睫毛でウィンクをした。
「なるほど。同棲ね。」
それだったら、さすがの門馬雪人も、私達の相性は合わないって、分かってくれるかな。
「うん。言ってみる。」
「そうこなくっちゃ!」
私と秋香は、ハイタッチをした。
「ねえ、ところで。どこで知り合ったの?そんなモテる人と。」
「えっ……」
秋香は、二マッと笑った。
「今度紹介してよ。夏海にプロポーズする人って、どんな人か知りたいし。」
「あっ、いや……普通の人だよ?」
椅子に座り直して、明後日の方向を見る。
絶対に、相手が門馬雪人だと言う事を、秋香にも知られたくない。
そんな時だった。
「市川。ちょっと。」
門馬雪人が、私を呼んだ。
「なに?」
私は、自分のデスクから離れなかった。
大体、みんなのいる前で、二人でどこか消えたら、噂の種になるし。
「この前の企画、もう少し煮詰めたいんだ。」
門馬雪人は、これ見よがしに、資料を頭の上に挙げている。
そう言えば、この前の会議の帰りに、私の企画が何たらとか、言っていたっけ。
「行ったら?」
秋香が、隣から私の背中を押す。
「仕方ないなぁ。」
私はゆっくりと立ち上がって、門馬雪人の元へ向かった。
「部長、ミーティング室借ります。」
門馬雪人は、用意周到にミーティング室の鍵まで、持って来ていた。
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