25 / 36
心と体
⑦
しおりを挟む
「どけよ、美雨。」
「嫌よ!」
そう言い放った美雨を押しのけて、太我は俺の胸倉を掴んで、立ち上がらせた。
「階堂。あんたは俺より一回り以上も年上だけれども、仲間とか同志とか、それ以上に親友だと思ってたんだ。それを!人の妹で遊びやがって!そんな奴だったのか!!!」
俺は胸にある太我の拳を、力づくで振り払った。
「遊んでなんかいないさ。本気だ。」
「はあ?」
「本気で美雨を愛している。」
その言葉に、太我は冷静になったのか、俺から手を離して一歩二歩下がると、またリビングへと戻って行った。
「敦弥さん。」
側に寄ってきた美雨を、そのまま強く抱きしめた。
「ごめん。心配かけた。」
「ううん…わたしこそ。疑ってごめんなさい。」
その様子を、遠くで見ていた太我が、また疲れたように椅子に身体を放り出して座った。
「おまえの気持ちはわかったよ、階堂。」
「太我……」
「だけど階堂。事態は思ったよりも難しくなるぞ。」
「どういう事だ?太我。」
俺と美雨はキッチンを出て、リビングにいる太我の傍に行った。
「階堂と森川社長のお嬢さんとの噂、思ったよりも周囲に広がっている。」
「えっ?」
いつの間に?
「階堂、森川社長のお嬢さんと何かなかったか?」
「何もないよ。」
「本当か?」
「ああ。」
即答出きるほど、俺の中にはやましい気持ちなんて、一度もない。
「些細な事でもいいんだ。」
「些細なことって……」
一瞬浮かんだのは、森川社長のパーティーでの、菜摘さんとのキスだった。
だが、美雨の前でそんな事を言ったら…
「美雨。席を外せ。」
「兄さん!」
「階堂にとっても、おまえにとっても、一番大事な事なんだよ!」
スッと俺の手を、美雨が握った。
「何を聞いても、私は敦弥さんを信じるわ。私も一緒に受け止める。」
そう言って俺を強い眼差しで、見つめた美雨。
そこには一点の曇りもなかった。
「…森川社長のホームパーティーに呼ばれたことがあった。それは菜摘さんの誕生日会も含まれていた。だがプレゼントを持ってきたのは、俺一人だった。」
「あの時の……アロマキャンドル?」
「ああ。」
美雨が働いていた店で、美雨に選んでもらったあのキャンドルだ。
「もしかしたら、森川社長の策略かと思いながら、俺は菜摘さんにプレゼントを渡した。でもどこかで……菜摘さんに気に入って貰えれば、森川社長ともっと太いパイプができるかもしれないと、思ったのかもしれない。」
そうだ。
あの時の俺は、森川社長の目に止まっている事をいい事に、菜摘さんに言い寄っている男達とは、格が違うのだと勘違いしていたんだ。
「案の定、菜摘さんは俺に、手作りの料理を用意してくれていた。このタイミングに乗ればと思って、二人きりになって……彼女に誘われるがままに、キスを交わした。」
胸が痛んだ。
どうしても、美雨の顔を見ることができなかった。
「美雨と付き合ってからの話か?」
「いや。付き合う前の話だ。」
太我ははあぁっと、大きくため息をつくと、髪を激しく掻き上げた。
「許してやれ、美雨。付き合う前の事は、どうすることもできない。」
「…うん。」
俺と美雨は、ゆっくりと目を合わせた。
美雨の瞳に、涙が溜まっている。
謝りの言葉も出なくて、俺は美雨の目の脇に、そっと口付けを落とした。
「ったく。親友と妹が付き合うと、これだから困る。」
二人を見ていた太我は、呆れていた。
「すまん、太我。」
俺の傍で、さっきまで目に涙を貯めていた美雨が、ウフフッと笑っている。
「いいさ。これっきりだぞ。あとは二人がケンカしようが何しようが、俺には関係ない。」
そう言った太我は、どこか寂しそうな背中を見せていた。
それを見た美雨が、太我を後ろから抱きしめた。
「兄さんも大好きよ。」
「ウソつけ。何かあったら、階堂を取るくせに。」
笑い合っている太我と美雨に、少しだけ心を救われた気がした。
「階堂。ここからが、本題だ。」
太我のその一言で、俺は太我の傍にあるソファに、腰を降ろした。
「森川社長のお嬢様が、以前交際していた男を知っているか?」
「ああ。三科紘文という奴に聞いた。」
「三科!?あいつから聞いたのか?」
「偶然な。奴の、死んだ兄貴だそうじゃないか。」
太我は、俺の口から出た言葉に、しばらく黙ってしまった。
「どこまで聞いた?」
「兄貴は菜摘さんと付き合う前までは、何でもない普通のサラリーマンだったこと。菜摘さんと付き合ってからは、どんどん昇格していったが、仕事の失敗で左遷された。その時に菜摘さんに別れを告げられ、引越す前の日に、自殺したと。」
「そうか…そこまで知っているのか……」
普段忙しい毎日を送っている太我に、こんなことでまた精神的に悩ませるのはどうかと思ったが、太我はぐったりとしながらも、話を続けてくれた。
「三科は、太我の大学の時の、同級生なんだろう?」
「ああ。」
「三科は、菜摘さんのせいで、自分の兄貴が死んだと思っている。いや、そればかりじゃない。菜摘さんを通して、社長の娘達という存在を、良くは思っていないらしいだ。」
「そうか……」
俺の目の前で、太我は深いため息をついた。
「なあ、太我。三科紘文という奴は、大学時代はどんな感じだった?」
太我は、ちらっと俺を見ると、またテーブルに視線を置いた。
「頭が良かった。どうすればみんなが得するか、それを一早く計算できた奴だった。もちろん見た目もよかったが、誰にでも気さくで優しくて、男女問わず慕われていた。」
「……まるでヒーローみたいじゃないか。」
俺が街中で受けた印象とは、大分違った。
「しかも、家族思い。とりわけ兄貴の事を、尊敬していた。」
その兄貴が自殺。
太我ばかりか、俺の視線も床へと落ちて行った。
「その時に、三科が付き合っていた彼女というのが、今働いている会社の社長の娘だった。」
「えっ?大学からの付き合い?」
確か秘書の子からの報告書では、その後に二人は別れているはずだ。
「階堂。さっき三科は、社長の娘たちという存在を、よく思っていないと言ったよな。」
「ああ。」
三科紘文は、“社長夫人という地位と、贅沢という日常がほしいだけの奴ら”と表現していた。
「それはおそらく、森川社長のお嬢さんだけを見て、そう思ってるわけじゃない。」
なぜか俺は、その時。
太我は俺よりも10歳も年下だと言うのに、たくさんの事を背負い、自分の中に閉じ込めているような気がした。
太我は、その美少年の顔立ちと、華奢な身体をしていた。
だから余計に、痛々しく感じる。
「太我、教えてくれ。おまえが知っている事、全部教えてくれ。今、俺は森川社長の大きな渦に吸い込まれているような気がするんだ。だが、そこで出会った三科紘文の言動も気になる。何か知っておくべきことがあるんじゃないかって、俺はそう思えてならないんだよ!」
俺と太我は、しばらく見つめ合った。
お互い、嘘偽りを言わない。
相手を信じる。
それを確かめ合っているようにも、思えた。
いつだったか。
森川社長に、『夏目太我に惚れたか。』と尋ねられた。
あの時は冗談にも程があると思ったが、今は違う。
太我の事を、一人の人間として、心から信用しているのだと、思うのだ。
「美雨。」
「なに?」
「棚の奥から、ワインを取ってきてくれないか。」
「うん……」
美雨はソファから立ち上がると、太我は自分の隣の席を引き、ここに座れと手を差し出した。
俺は無言で立ち上がり、太我の隣の席に座る。
二人で足を組むと、膝が触れるか触れないかの距離だった。
そこへ丁度、美雨が一本のワインと、グラスを二つ持ってきてくれた。
オープナーを持ち、美雨がワインを開けようとした時だ。
「ああ、いい。俺が開ける。」
そう言って、太我は美雨からワインと、オープナーを受け取る。
スーッと滑らかにワインを開ける仕草は、やはりワインの輸入会社の社長らしく、美しかった。
コルクを開け、その匂いを嗅ぎ、その香りに異常がない事を確かめると、太我は俺のグラスにルビー色の香り高いワインを注いでくれた。
「シャトー・マルゴーだ。」
「俺でも聞いた事がある。」
「ああ。ボルドーワインの中でも特に好きなシャトーでね。」
グラスで乾杯をし、お気に入りだと言うワインを飲む太我は、どこか夏目社長を思い起こさせた。
そして、知らぬうちに美雨が、いなくなっている事に気づく。
「美雨は部屋に戻ったんだろう。俺と階堂を二人きりにさせてくれたんだ。」
太我のそのセリフを聞いて、少し嫉妬を覚えた。
どんなに美雨と愛し合っていても、実の兄との太我と過ごした年数には敵わない。
「階堂。あいつは、いい女か?」
「ああ、美雨はいい女だよ。」
同じ女性を兄の太我は“あいつ”と呼び、俺は“美雨”と呼ぶ。
まるで一人の女性を、二人で取り合っている気分だ。
「嫌よ!」
そう言い放った美雨を押しのけて、太我は俺の胸倉を掴んで、立ち上がらせた。
「階堂。あんたは俺より一回り以上も年上だけれども、仲間とか同志とか、それ以上に親友だと思ってたんだ。それを!人の妹で遊びやがって!そんな奴だったのか!!!」
俺は胸にある太我の拳を、力づくで振り払った。
「遊んでなんかいないさ。本気だ。」
「はあ?」
「本気で美雨を愛している。」
その言葉に、太我は冷静になったのか、俺から手を離して一歩二歩下がると、またリビングへと戻って行った。
「敦弥さん。」
側に寄ってきた美雨を、そのまま強く抱きしめた。
「ごめん。心配かけた。」
「ううん…わたしこそ。疑ってごめんなさい。」
その様子を、遠くで見ていた太我が、また疲れたように椅子に身体を放り出して座った。
「おまえの気持ちはわかったよ、階堂。」
「太我……」
「だけど階堂。事態は思ったよりも難しくなるぞ。」
「どういう事だ?太我。」
俺と美雨はキッチンを出て、リビングにいる太我の傍に行った。
「階堂と森川社長のお嬢さんとの噂、思ったよりも周囲に広がっている。」
「えっ?」
いつの間に?
「階堂、森川社長のお嬢さんと何かなかったか?」
「何もないよ。」
「本当か?」
「ああ。」
即答出きるほど、俺の中にはやましい気持ちなんて、一度もない。
「些細な事でもいいんだ。」
「些細なことって……」
一瞬浮かんだのは、森川社長のパーティーでの、菜摘さんとのキスだった。
だが、美雨の前でそんな事を言ったら…
「美雨。席を外せ。」
「兄さん!」
「階堂にとっても、おまえにとっても、一番大事な事なんだよ!」
スッと俺の手を、美雨が握った。
「何を聞いても、私は敦弥さんを信じるわ。私も一緒に受け止める。」
そう言って俺を強い眼差しで、見つめた美雨。
そこには一点の曇りもなかった。
「…森川社長のホームパーティーに呼ばれたことがあった。それは菜摘さんの誕生日会も含まれていた。だがプレゼントを持ってきたのは、俺一人だった。」
「あの時の……アロマキャンドル?」
「ああ。」
美雨が働いていた店で、美雨に選んでもらったあのキャンドルだ。
「もしかしたら、森川社長の策略かと思いながら、俺は菜摘さんにプレゼントを渡した。でもどこかで……菜摘さんに気に入って貰えれば、森川社長ともっと太いパイプができるかもしれないと、思ったのかもしれない。」
そうだ。
あの時の俺は、森川社長の目に止まっている事をいい事に、菜摘さんに言い寄っている男達とは、格が違うのだと勘違いしていたんだ。
「案の定、菜摘さんは俺に、手作りの料理を用意してくれていた。このタイミングに乗ればと思って、二人きりになって……彼女に誘われるがままに、キスを交わした。」
胸が痛んだ。
どうしても、美雨の顔を見ることができなかった。
「美雨と付き合ってからの話か?」
「いや。付き合う前の話だ。」
太我ははあぁっと、大きくため息をつくと、髪を激しく掻き上げた。
「許してやれ、美雨。付き合う前の事は、どうすることもできない。」
「…うん。」
俺と美雨は、ゆっくりと目を合わせた。
美雨の瞳に、涙が溜まっている。
謝りの言葉も出なくて、俺は美雨の目の脇に、そっと口付けを落とした。
「ったく。親友と妹が付き合うと、これだから困る。」
二人を見ていた太我は、呆れていた。
「すまん、太我。」
俺の傍で、さっきまで目に涙を貯めていた美雨が、ウフフッと笑っている。
「いいさ。これっきりだぞ。あとは二人がケンカしようが何しようが、俺には関係ない。」
そう言った太我は、どこか寂しそうな背中を見せていた。
それを見た美雨が、太我を後ろから抱きしめた。
「兄さんも大好きよ。」
「ウソつけ。何かあったら、階堂を取るくせに。」
笑い合っている太我と美雨に、少しだけ心を救われた気がした。
「階堂。ここからが、本題だ。」
太我のその一言で、俺は太我の傍にあるソファに、腰を降ろした。
「森川社長のお嬢様が、以前交際していた男を知っているか?」
「ああ。三科紘文という奴に聞いた。」
「三科!?あいつから聞いたのか?」
「偶然な。奴の、死んだ兄貴だそうじゃないか。」
太我は、俺の口から出た言葉に、しばらく黙ってしまった。
「どこまで聞いた?」
「兄貴は菜摘さんと付き合う前までは、何でもない普通のサラリーマンだったこと。菜摘さんと付き合ってからは、どんどん昇格していったが、仕事の失敗で左遷された。その時に菜摘さんに別れを告げられ、引越す前の日に、自殺したと。」
「そうか…そこまで知っているのか……」
普段忙しい毎日を送っている太我に、こんなことでまた精神的に悩ませるのはどうかと思ったが、太我はぐったりとしながらも、話を続けてくれた。
「三科は、太我の大学の時の、同級生なんだろう?」
「ああ。」
「三科は、菜摘さんのせいで、自分の兄貴が死んだと思っている。いや、そればかりじゃない。菜摘さんを通して、社長の娘達という存在を、良くは思っていないらしいだ。」
「そうか……」
俺の目の前で、太我は深いため息をついた。
「なあ、太我。三科紘文という奴は、大学時代はどんな感じだった?」
太我は、ちらっと俺を見ると、またテーブルに視線を置いた。
「頭が良かった。どうすればみんなが得するか、それを一早く計算できた奴だった。もちろん見た目もよかったが、誰にでも気さくで優しくて、男女問わず慕われていた。」
「……まるでヒーローみたいじゃないか。」
俺が街中で受けた印象とは、大分違った。
「しかも、家族思い。とりわけ兄貴の事を、尊敬していた。」
その兄貴が自殺。
太我ばかりか、俺の視線も床へと落ちて行った。
「その時に、三科が付き合っていた彼女というのが、今働いている会社の社長の娘だった。」
「えっ?大学からの付き合い?」
確か秘書の子からの報告書では、その後に二人は別れているはずだ。
「階堂。さっき三科は、社長の娘たちという存在を、よく思っていないと言ったよな。」
「ああ。」
三科紘文は、“社長夫人という地位と、贅沢という日常がほしいだけの奴ら”と表現していた。
「それはおそらく、森川社長のお嬢さんだけを見て、そう思ってるわけじゃない。」
なぜか俺は、その時。
太我は俺よりも10歳も年下だと言うのに、たくさんの事を背負い、自分の中に閉じ込めているような気がした。
太我は、その美少年の顔立ちと、華奢な身体をしていた。
だから余計に、痛々しく感じる。
「太我、教えてくれ。おまえが知っている事、全部教えてくれ。今、俺は森川社長の大きな渦に吸い込まれているような気がするんだ。だが、そこで出会った三科紘文の言動も気になる。何か知っておくべきことがあるんじゃないかって、俺はそう思えてならないんだよ!」
俺と太我は、しばらく見つめ合った。
お互い、嘘偽りを言わない。
相手を信じる。
それを確かめ合っているようにも、思えた。
いつだったか。
森川社長に、『夏目太我に惚れたか。』と尋ねられた。
あの時は冗談にも程があると思ったが、今は違う。
太我の事を、一人の人間として、心から信用しているのだと、思うのだ。
「美雨。」
「なに?」
「棚の奥から、ワインを取ってきてくれないか。」
「うん……」
美雨はソファから立ち上がると、太我は自分の隣の席を引き、ここに座れと手を差し出した。
俺は無言で立ち上がり、太我の隣の席に座る。
二人で足を組むと、膝が触れるか触れないかの距離だった。
そこへ丁度、美雨が一本のワインと、グラスを二つ持ってきてくれた。
オープナーを持ち、美雨がワインを開けようとした時だ。
「ああ、いい。俺が開ける。」
そう言って、太我は美雨からワインと、オープナーを受け取る。
スーッと滑らかにワインを開ける仕草は、やはりワインの輸入会社の社長らしく、美しかった。
コルクを開け、その匂いを嗅ぎ、その香りに異常がない事を確かめると、太我は俺のグラスにルビー色の香り高いワインを注いでくれた。
「シャトー・マルゴーだ。」
「俺でも聞いた事がある。」
「ああ。ボルドーワインの中でも特に好きなシャトーでね。」
グラスで乾杯をし、お気に入りだと言うワインを飲む太我は、どこか夏目社長を思い起こさせた。
そして、知らぬうちに美雨が、いなくなっている事に気づく。
「美雨は部屋に戻ったんだろう。俺と階堂を二人きりにさせてくれたんだ。」
太我のそのセリフを聞いて、少し嫉妬を覚えた。
どんなに美雨と愛し合っていても、実の兄との太我と過ごした年数には敵わない。
「階堂。あいつは、いい女か?」
「ああ、美雨はいい女だよ。」
同じ女性を兄の太我は“あいつ”と呼び、俺は“美雨”と呼ぶ。
まるで一人の女性を、二人で取り合っている気分だ。
0
お気に入りに追加
49
あなたにおすすめの小説
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。
すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。
そこで私は一人の男の人と出会う。
「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」
そんな言葉をかけてきた彼。
でも私には秘密があった。
「キミ・・・目が・・?」
「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」
ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。
「お願いだから俺を好きになって・・・。」
その言葉を聞いてお付き合いが始まる。
「やぁぁっ・・!」
「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」
激しくなっていく夜の生活。
私の身はもつの!?
※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
では、お楽しみください。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
エリート警察官の溺愛は甘く切ない
日下奈緒
恋愛
親が警察官の紗良は、30歳にもなって独身なんてと親に責められる。
両親の勧めで、警察官とお見合いする事になったのだが、それは跡継ぎを産んで欲しいという、政略結婚で⁉
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
二人の甘い夜は終わらない
藤谷藍
恋愛
*この作品の書籍化がアルファポリス社で現在進んでおります。正式に決定しますと6月13日にこの作品をウェブから引き下げとなりますので、よろしくご了承下さい*
年齢=恋人いない歴28年。多忙な花乃は、昔キッパリ振られているのに、初恋の彼がずっと忘れられない。いまだに彼を想い続けているそんな誕生日の夜、彼に面影がそっくりな男性と出会い、夢心地のまま酔った勢いで幸せな一夜を共に––––、なのに、初めての朝チュンでパニックになり、逃げ出してしまった。甘酸っぱい思い出のファーストラブ。幻の夢のようなセカンドラブ。優しい彼には逢うたびに心を持っていかれる。今も昔も、過剰なほど甘やかされるけど、この歳になって相変わらずな子供扱いも! そして極甘で強引な彼のペースに、花乃はみるみる絡め取られて……⁈ ちょっぴり個性派、花乃の初恋胸キュンラブです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる