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心と体
①
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「ええ。有難うございます、森川社長。」
その時の俺は、欲しい物が手に入った事で、少し、いや大分調子に乗っていたのかもしれない。
「なんだか嬉しそうですね。」
秘書の女の子にまで、知られるくらいの上機嫌。
「何かいい事でもあったんですか?」
「ああ。」
俺は密かに含み笑い。
どうしても、彼女との事を誰かに言いふらしたかった。
「彼女と…うまくいったんだ。」
「彼女?彼女って……」
秘書の子は、何か面白い物を聞いたかのように、スタスタと俺の近くに近づいた。
「あの、落し物を届けてくれた彼女ですか?」
「そう。」
「まあ!」
信じられないという表情で、秘書の子は口元を手で隠した。
「それはおめでとうございます!」
「ありがとう。」
俺と秘書の子は、わけのわからない握手を交わす。
「へええ…あの一目ぼれだとおっしゃっていた彼女さんとですか……」
「うん。」
「さすがは社長ですね。」
興奮している秘書の子を見ていると、なんだか自分まで、手に入るのが難しいものを買ったような気がする。
「さすがは、できる男は違いますね。」
「そうかな。」
そう言われると、照れる自分がいる。
「そのできる男に、ご一報なんですが。」
「ん?」
秘書の子は、一枚の書類を俺の目の前に差し出した。
「森川社長より、またお仕事の依頼が入っております。」
「森川社長から?」
先ほど電話で話をした時には、何も言っていなかったのに。
俺は少し疑問に思いながら、秘書の子が差し出した書類に、目を通した。
「プロジェクト?」
そこには、森川社長との共同制作で、新感覚の庭園を造ろうというものだった。
無論、主体は森川社長の会社。
だがそれにアットホームな感覚を取り入れたいと言うことで、実際の家具を庭園におきたいと言うのだ。
「それを俺に手伝ってほしいと言うのか。」
「はい。仰る通りです。」
俺はその書類をじっと見つめた。
片手に携帯。
思いあまって、森川社長の携帯番号に、電話をかけた。
『はい、森川です。』
「社長、度々すみません。階堂です。」
『ああ、階堂君か。どうした?』
携帯に俺の電話番号を登録していれば、架かってきている時点で俺だってわかるだろうに。
そんな事を思いながら、昔の人間の気質なのか、俺に話を合わせてくれているのか、どれも森川社長なら当てはまると思った。
「書類、拝見致しました。新しい企画の。」
『ああ、あの書類か。どうかね。階堂君は賛同してくれるか?』
「はい。社長のお役に立てるのであれば。」
『嬉しいね。そう言っていくれるなんて。』
森川社長には、最近いろいろな物を購入して頂いている。
話によると、株主にまでなってくれているとか。
森川社長が株主になってくれているのであれば、何かと心強い。
しかも共同制作ではなく、あくまで協力会社。
骨を折ることもなく、自社の製品をアピールできるわけだ。
『早速だが、打ち合わせをしたい。担当者をそちらに向かわせてもいいか?』
「わかりました。いつでもお待ちしております。」
そう言って、ありきたりな言葉の上に、気持ちを乗せて、森川社長とのやりとりは終わった。
「森川社長のところから担当者がみえるから、来たらこの部屋に通してくれないか?」
「かしこまりました。いつぐらいにおみえでしょうか。」
「2、3日中かな。とにかくいらっしゃったら、粗相のないように頼むよ。」
「はい。」
そう言って俺は、引出しの中に入っているファイルに、森川社長の書類を挟んだ。
あれから美雨とも、一緒の時間を過ごしている。
歳が15も違うと、話が合うかなと思ったが、それはお互いの努力で何ともなるらしい。
仕事も恋愛も、これ程うまくいく時があるものなのか。
そんな事を思うまでに、俺の人生はうまくいっていたのかもしれない。
森川社長の担当者だと言う方は、意外にも次の日に、この会社に来てくれた。
「森川の代わりで参りました。森川菜摘と申します。」
来たのは、森川社長のお嬢様の菜摘さんで。
俺は菜摘さんに会うのは、あのパーティーの夜に、キスを交わして以来だった。
「お元気そうですね。」
「菜摘さんこそ。お元気そうでなによりです。」
次の日に送られてきたメールに返事をしてから、菜摘さんとは連絡をとっていない。
だがそれを敢えて口には出さず、お互い仕事をする様は、さすがに、仕事ができる女という印象を、菜摘さんは俺に与えた。
「早速ですが、企画会議は来週の頭に、当社で行いたいと……」
「企画会議?」
共同制作でもないのに、会議なんて持つ必要があるのか?
「今回は協賛という形で、御社に製品をお願いしておりますが、実際は御社の製品を全面に押し出していこうと思っております。」
思いがけない提案に、俺は言葉もなかった。
「それは菜摘さんの考えですか?それとも森川社長の?」
「両方ですわ。」
菜摘さんが耳元の髪を掻き上げると、リングになっているピアスが揺れた。
「私も父も、階堂社長の実力を、高く買わせて頂いているんですよ。」
そう言われると、悪い気はしない。
「わかりました。そう言って頂けて、感謝致します。」
そうお礼を言って、嬉しそうな表情を見せると、菜摘さんはまるで子供を見守るような瞳で俺を見た。
この手の女性は、母性本能が強く、男を育てる能力に長けているのだろう。
これは森川社長に聞いた話なのだが、菜摘さんが付き合っていた男は、交際当初仕事もパッとしないような普通のサラリーマンだったらしい。
それが菜摘さんの励ましが功を奏したのか、支店長の役職まで昇りつめたのだとか。
もちろん、相手の男性の努力もあるだろう。
それと同じくらい、菜摘さんの内助の功もあったのかと、今は思える。
間違いなくいい女。
その確信を得た俺の前に、菜摘さんは一枚の書類を差し出した。
「こちらは今回のプロジェクトの契約書になります。こちらにサインを頂いてもよろしいでしょうか。」
俺の気持ちは99%決まっていた。
だが1%の胸騒ぎが、サインをする事を躊躇った。
「これはいつまで、サインすればいいですか?」
「そうですね。来週の頭までに当社に頂ければ、問題はございません。」
一週間も先延ばしにするのか?
だが菜摘さんの笑顔は、必ず俺がサインをするという自信に溢れていた。
「では後ほどサインをして、菜摘さんの元へお送り致します。」
「ありがとうございます。あっ、お待ち下さい。」
菜摘さんは何かを思い出したかのように、カバンの中を探しだした。
「お送り頂く際は、こちらをご使用下さい。」
目の前に置かれたのは、森川社長の会社の住所が書いてある封筒だった。
ご丁寧に切手を貼らずに済むように、郵便後納にしてある。
「お気づかい痛み入ります。」
遠慮なくその封筒を受け取ると、菜摘さんに一礼をした。
「それでは、私はこれで失礼致します。」
「はい。」
お互いに立ちあがると、目線が合わさって、つい先ほどまで仕事の事を話していたのが、嘘みたいにお互いぎこちない雰囲気になった。
「この後は、真っ直ぐに会社へ戻られるんですか?」
「はい。元々、父の名代ですから。他の仕事があるわけではないので。」
なるほど。
森川社長も、相手が俺だから菜摘さんをよこしたのか。
「そうだ。この前約束した食事、これから行きませんか?」
「約束した食事?」
菜摘さんは怪訝そうな表情を見せた。
「ほら、この前メールで……」
「ああ!」
今思いだしたかのように、菜摘さんの目線が泳ぐ。
「やだな。忘れてたんですか?」
「すみません。その……社交辞令だと思っていました。」
その言い訳が、なんとも憎めない言い方だった。
「ひどいなぁ。口だけ?」
突然こちらを向いた菜摘さんに、意地悪い笑顔を見せた。
「いえ……そんなことは……」
「だったら、行きましょう。」
俺は菜摘さんの返事を待たずに、自分のデスクへと向かった。
「あの…階堂さん。」
「はい。」
カバンを持った俺に、菜摘さんは“本当に今から行くの?”という顔。
「無理なら、強引に誘ったりしませんよ?」
美雨なら、強引にでもその手を引っ張って、どこにでも連れて行くけれど、相手は菜摘さんだしな。
「いいえ。行きましょうか。」
「そう来ないと。」
俺は内線で、秘書の子を呼び出した。
『はい。』
「ああ、階堂です。今から友人と食事に出るから、留守を頼むよ。」
『かしこまりました。』
秘書の子は、詳しい事は聞かない。
その時の俺は、欲しい物が手に入った事で、少し、いや大分調子に乗っていたのかもしれない。
「なんだか嬉しそうですね。」
秘書の女の子にまで、知られるくらいの上機嫌。
「何かいい事でもあったんですか?」
「ああ。」
俺は密かに含み笑い。
どうしても、彼女との事を誰かに言いふらしたかった。
「彼女と…うまくいったんだ。」
「彼女?彼女って……」
秘書の子は、何か面白い物を聞いたかのように、スタスタと俺の近くに近づいた。
「あの、落し物を届けてくれた彼女ですか?」
「そう。」
「まあ!」
信じられないという表情で、秘書の子は口元を手で隠した。
「それはおめでとうございます!」
「ありがとう。」
俺と秘書の子は、わけのわからない握手を交わす。
「へええ…あの一目ぼれだとおっしゃっていた彼女さんとですか……」
「うん。」
「さすがは社長ですね。」
興奮している秘書の子を見ていると、なんだか自分まで、手に入るのが難しいものを買ったような気がする。
「さすがは、できる男は違いますね。」
「そうかな。」
そう言われると、照れる自分がいる。
「そのできる男に、ご一報なんですが。」
「ん?」
秘書の子は、一枚の書類を俺の目の前に差し出した。
「森川社長より、またお仕事の依頼が入っております。」
「森川社長から?」
先ほど電話で話をした時には、何も言っていなかったのに。
俺は少し疑問に思いながら、秘書の子が差し出した書類に、目を通した。
「プロジェクト?」
そこには、森川社長との共同制作で、新感覚の庭園を造ろうというものだった。
無論、主体は森川社長の会社。
だがそれにアットホームな感覚を取り入れたいと言うことで、実際の家具を庭園におきたいと言うのだ。
「それを俺に手伝ってほしいと言うのか。」
「はい。仰る通りです。」
俺はその書類をじっと見つめた。
片手に携帯。
思いあまって、森川社長の携帯番号に、電話をかけた。
『はい、森川です。』
「社長、度々すみません。階堂です。」
『ああ、階堂君か。どうした?』
携帯に俺の電話番号を登録していれば、架かってきている時点で俺だってわかるだろうに。
そんな事を思いながら、昔の人間の気質なのか、俺に話を合わせてくれているのか、どれも森川社長なら当てはまると思った。
「書類、拝見致しました。新しい企画の。」
『ああ、あの書類か。どうかね。階堂君は賛同してくれるか?』
「はい。社長のお役に立てるのであれば。」
『嬉しいね。そう言っていくれるなんて。』
森川社長には、最近いろいろな物を購入して頂いている。
話によると、株主にまでなってくれているとか。
森川社長が株主になってくれているのであれば、何かと心強い。
しかも共同制作ではなく、あくまで協力会社。
骨を折ることもなく、自社の製品をアピールできるわけだ。
『早速だが、打ち合わせをしたい。担当者をそちらに向かわせてもいいか?』
「わかりました。いつでもお待ちしております。」
そう言って、ありきたりな言葉の上に、気持ちを乗せて、森川社長とのやりとりは終わった。
「森川社長のところから担当者がみえるから、来たらこの部屋に通してくれないか?」
「かしこまりました。いつぐらいにおみえでしょうか。」
「2、3日中かな。とにかくいらっしゃったら、粗相のないように頼むよ。」
「はい。」
そう言って俺は、引出しの中に入っているファイルに、森川社長の書類を挟んだ。
あれから美雨とも、一緒の時間を過ごしている。
歳が15も違うと、話が合うかなと思ったが、それはお互いの努力で何ともなるらしい。
仕事も恋愛も、これ程うまくいく時があるものなのか。
そんな事を思うまでに、俺の人生はうまくいっていたのかもしれない。
森川社長の担当者だと言う方は、意外にも次の日に、この会社に来てくれた。
「森川の代わりで参りました。森川菜摘と申します。」
来たのは、森川社長のお嬢様の菜摘さんで。
俺は菜摘さんに会うのは、あのパーティーの夜に、キスを交わして以来だった。
「お元気そうですね。」
「菜摘さんこそ。お元気そうでなによりです。」
次の日に送られてきたメールに返事をしてから、菜摘さんとは連絡をとっていない。
だがそれを敢えて口には出さず、お互い仕事をする様は、さすがに、仕事ができる女という印象を、菜摘さんは俺に与えた。
「早速ですが、企画会議は来週の頭に、当社で行いたいと……」
「企画会議?」
共同制作でもないのに、会議なんて持つ必要があるのか?
「今回は協賛という形で、御社に製品をお願いしておりますが、実際は御社の製品を全面に押し出していこうと思っております。」
思いがけない提案に、俺は言葉もなかった。
「それは菜摘さんの考えですか?それとも森川社長の?」
「両方ですわ。」
菜摘さんが耳元の髪を掻き上げると、リングになっているピアスが揺れた。
「私も父も、階堂社長の実力を、高く買わせて頂いているんですよ。」
そう言われると、悪い気はしない。
「わかりました。そう言って頂けて、感謝致します。」
そうお礼を言って、嬉しそうな表情を見せると、菜摘さんはまるで子供を見守るような瞳で俺を見た。
この手の女性は、母性本能が強く、男を育てる能力に長けているのだろう。
これは森川社長に聞いた話なのだが、菜摘さんが付き合っていた男は、交際当初仕事もパッとしないような普通のサラリーマンだったらしい。
それが菜摘さんの励ましが功を奏したのか、支店長の役職まで昇りつめたのだとか。
もちろん、相手の男性の努力もあるだろう。
それと同じくらい、菜摘さんの内助の功もあったのかと、今は思える。
間違いなくいい女。
その確信を得た俺の前に、菜摘さんは一枚の書類を差し出した。
「こちらは今回のプロジェクトの契約書になります。こちらにサインを頂いてもよろしいでしょうか。」
俺の気持ちは99%決まっていた。
だが1%の胸騒ぎが、サインをする事を躊躇った。
「これはいつまで、サインすればいいですか?」
「そうですね。来週の頭までに当社に頂ければ、問題はございません。」
一週間も先延ばしにするのか?
だが菜摘さんの笑顔は、必ず俺がサインをするという自信に溢れていた。
「では後ほどサインをして、菜摘さんの元へお送り致します。」
「ありがとうございます。あっ、お待ち下さい。」
菜摘さんは何かを思い出したかのように、カバンの中を探しだした。
「お送り頂く際は、こちらをご使用下さい。」
目の前に置かれたのは、森川社長の会社の住所が書いてある封筒だった。
ご丁寧に切手を貼らずに済むように、郵便後納にしてある。
「お気づかい痛み入ります。」
遠慮なくその封筒を受け取ると、菜摘さんに一礼をした。
「それでは、私はこれで失礼致します。」
「はい。」
お互いに立ちあがると、目線が合わさって、つい先ほどまで仕事の事を話していたのが、嘘みたいにお互いぎこちない雰囲気になった。
「この後は、真っ直ぐに会社へ戻られるんですか?」
「はい。元々、父の名代ですから。他の仕事があるわけではないので。」
なるほど。
森川社長も、相手が俺だから菜摘さんをよこしたのか。
「そうだ。この前約束した食事、これから行きませんか?」
「約束した食事?」
菜摘さんは怪訝そうな表情を見せた。
「ほら、この前メールで……」
「ああ!」
今思いだしたかのように、菜摘さんの目線が泳ぐ。
「やだな。忘れてたんですか?」
「すみません。その……社交辞令だと思っていました。」
その言い訳が、なんとも憎めない言い方だった。
「ひどいなぁ。口だけ?」
突然こちらを向いた菜摘さんに、意地悪い笑顔を見せた。
「いえ……そんなことは……」
「だったら、行きましょう。」
俺は菜摘さんの返事を待たずに、自分のデスクへと向かった。
「あの…階堂さん。」
「はい。」
カバンを持った俺に、菜摘さんは“本当に今から行くの?”という顔。
「無理なら、強引に誘ったりしませんよ?」
美雨なら、強引にでもその手を引っ張って、どこにでも連れて行くけれど、相手は菜摘さんだしな。
「いいえ。行きましょうか。」
「そう来ないと。」
俺は内線で、秘書の子を呼び出した。
『はい。』
「ああ、階堂です。今から友人と食事に出るから、留守を頼むよ。」
『かしこまりました。』
秘書の子は、詳しい事は聞かない。
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