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求めあう気持ち
③
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兄さんの傍にいる人で、女の人を探す。
「……もしかして、美貴子さん?」
「当たり。」
「ええっ!!!!」
私は心底驚いた。
「だって美貴子さん、今年で30歳だよ?」
「うん。」
「5歳も年上だよ?」
「歳なんて関係ないさ。」
そう言い放つ兄さんに、私は開いた口が塞がらなかった。
美貴子さんは、兄さんの秘書をしている人。
と、言っても元々はお父さんの秘書をしていて、突然亡くなったお父さんの代わりに、急遽社長にならなければいけなかった兄さんを支えてくれた一人。
お父さんが亡くなったばかりの時は、私たち兄弟を気遣ってくれて、よくこの家にも来てくれた。
兄さんの言う通り、優しくて美人で、スタイルのいい人。
「ええ!?いつから?」
「いつからかなぁ……気づいたら口説いてたからなぁ……」
よくやるわよ。
兄さんみたいな、中世的な顔立ちの人に口説かれたら、誰だってコロッと落ちるわよ。
「でも、なかなかうんって言ってくれなくてさ。」
その時、初めて見たかもしれない。
兄さんの切なさそうな顔。
「年下だからなのかなとか、前の上司の息子だからなのかなとか、まだ社会人になって間もないからなのかなとか、いろいろ考えた。」
「兄さん…」
仕事の事も恋愛の事も、一人で悩んでいただなんて。
言ってくれればよかったのに。
と、力になれもしないのに、そんな事を思ってしまった。
「最後は力づくで、うんって言わせた感じ。」
「力づく?」
温厚な兄さんがそこまで?
思ってもみない一面に、兄さんにもそんな情熱的な部分があったのかと驚いた。
「それでもいいんだ。俺には美貴子だけなんだよ。彼女を一生かけて幸せにする。それだけなんだ。」
力強い眼差し。
美貴子さんが、羨ましい程。
「だからさ、美雨。」
そこからは、私の知っている兄さんだった。
「もし、美雨の事そこまで考えてくれる人がいるんだったら、俺は反対しない。」
柔らかくて、優しい表情と声。
「うん…」
その言葉が、心の底から嬉しかった。
「ああ、早く。俺と美貴子と、美雨と美雨の彼氏と、一緒にテーブルを囲みたいよ。」
「もう!気が早いわ。」
そう言って笑ったけれど、どこかで悲しかった。
私がその場に思い描く人は、階堂さんしかいなくて。
階堂さんだったら、なんとなく兄さんも、反対はしないのかなって思うのに。
実際は、階堂さんと結ばれる事はなくて。
私は階堂さんに抱かれた事を、記憶の片隅においやろうとしている。
しばらくは消えない、階堂さんのぬくもり。
それが消えるまで、私は他の人には、付いていけない。
あの人の熱が消えるまで、私は一人で身体を持て余すしかないのだ。
その日は、お昼頃から雨が降り出した。
お店のお客様も雨の影響か、いつもよりも少なかった。
「夏目さん。在庫確認、お願い!」
「はい!」
店長に言われて、店の入り口付近から、在庫の確認を始めた。
「あっ、この皿。また無くなっている。」
季節物は、知らない間に売り切れになっているから、気が抜けない。
「う~ん。どうしようかな。基本は10皿なんだけど、すぐ無くなりそうね。」
店長に相談してみようと、後ろを振り返った時だ。
途中で、お店の窓ガラスの向こうに、見たことがある人の姿を見つけた。
「階…堂…さん……」
その名前を呼ぶだけで、胸がドクンと波打つ。
どうして。
今は仕事をしている時間だと言うのに、どうしてこのお店の前にいるの?
階堂さんはお店の軒下に立って、中に入ろうとしない。
もしかして
私がお店を出ていくのを、待っているの?
時間を見れば、私がバイトを終える時間だ。
時計を見た店長は、わざわざ私を呼びに来てくれた。
「そろそろ、あがってもいいわよ。」
「いえ、まだ残りがあるので、やっていきます。」
「残りなら私がやるわよ?」
「いいんです!」
生意気に、店長の言葉を撥ね退けた。
「どうしたの?何かあった?」
怒るわけでもなく、返って心配してくれる店長。
「…何も。」
「そう?」
しばらく私をじっと見つめた後、店長は一歩下がった。
「あら?あの人、また来てる。」
店長の一言に、体がビクッと反応する。
「だ、誰ですか?」
「ほら、軒下にいる高そうなスーツを着ている人よ。」
やっぱり店長は、階堂さんの事を言っている。
「ねえ、そう言えばあの人。前、夏目さんにキャンドルをくれた人よね。」
さすが店長。
そんなことまで覚えているんですね。
その台詞が、タイミングの悪い事に、出てこない。
ああ、まるで私がその人を意識しているって、店長に教えているようなものだ。
「もしかして、残業するって言ったのは、あの人のせい?」
店長はそっと、私の肩に手を添えてくれた。
「…いえ。」
「あら、なかなか素直じゃないわね。」
意外な答えに、私は顔を上げた。
「あの人が気になるって、顔に書いてあるわよ。」
咄嗟に、自分の頬を撫でる。
「ふふふっ!本当に書いてあるわけじゃないって!」
「です…よね……」
店長の突っ込みに、思わず重い空気が、少しだけ軽くなった。
「彼ね。ここ最近、ああやってお店の軒下で、誰かを待っているのよ。」
「最近?ずっとですか?」
「そうよ。ずっと。」
もしかして、その相手って私?
勘違いもいいところだって、自分に言い聞かせるけれど、その反面嬉しかった。
「その待っている相手って、夏目さんなのかな。」
はいって、返事できない。
「行ってあげたら?じゃなきゃ、彼、また毎日あの軒下で、夏目さんを待つことになるわよ?」
「そうでしょうか。」
私にはわからない。
「もしかして、前に私が言った事、気にしているの?」
相手に溺れ過ぎて、泣くのは自分だと、店長は言っていた。
「バカね。あくまで私の話よ。夏目さんがそうなるとは、限らないわ。」
こんな時でも、店長は優しい。
「さあ、思いきって声をかけてごらんなさい。恋愛に大事なのは、相手を信じること!」
店長はそう言って、私の背中を少しだけ押してくれた。
でも私には、それで十分だった。
その軽い力で、お店の軒下で待つ、階堂さんの元へスーッと引き込まれていった。
カランッと、お店のドアが開く音がする。
その音に反応して、階堂さんはこちらを向いた。
「美雨ちゃん。」
私を見て、時が止まったように、私を見つめる階堂さん。
「あっ、偶然この近くを通ったから、お店にいるかなって思って……」
「うそ。」
すかさず私は、その話を遮った。
「店長から聞きました。ずっと、ここ最近ここで待っていてくれたって。」
「ああ……」
その何気ない階堂さんの返事に、胸が熱くなってくる。
「…私の事を……待っていてくれたんですか?」
「ああ、そうだよ。君を待っていたんだ。」
「どうして!!」
あまりにも真っ直ぐな答えに、気持ちが抑えきれなくなる。
「どうして…!待ってたりしたんですか!」
急に涙を流しながら、声を張り上げる私に、階堂さんは私の腕を掴む。
「それは…君に会いたくて、会いたくてたまらないからだろう!!」
そう言って見つめてくれたその瞳は、あの日。
階堂さんに強く抱かれた日の、あの瞳と一緒だった。
「なのに君は!……携帯の番号を変えてしまうし……俺がどんなに不安な気持ちだったか、君にわかるか!?」
階堂さんはまるで子供のように、自分の気持ちを私にぶつけてきた。
大人だと思っていた階堂さんの、純粋な部分。
「わかりません。」
私の返事に顔を歪めた階堂さん。
「だって階堂さんには、婚約者がいるって……」
「……もしかして、美貴子さん?」
「当たり。」
「ええっ!!!!」
私は心底驚いた。
「だって美貴子さん、今年で30歳だよ?」
「うん。」
「5歳も年上だよ?」
「歳なんて関係ないさ。」
そう言い放つ兄さんに、私は開いた口が塞がらなかった。
美貴子さんは、兄さんの秘書をしている人。
と、言っても元々はお父さんの秘書をしていて、突然亡くなったお父さんの代わりに、急遽社長にならなければいけなかった兄さんを支えてくれた一人。
お父さんが亡くなったばかりの時は、私たち兄弟を気遣ってくれて、よくこの家にも来てくれた。
兄さんの言う通り、優しくて美人で、スタイルのいい人。
「ええ!?いつから?」
「いつからかなぁ……気づいたら口説いてたからなぁ……」
よくやるわよ。
兄さんみたいな、中世的な顔立ちの人に口説かれたら、誰だってコロッと落ちるわよ。
「でも、なかなかうんって言ってくれなくてさ。」
その時、初めて見たかもしれない。
兄さんの切なさそうな顔。
「年下だからなのかなとか、前の上司の息子だからなのかなとか、まだ社会人になって間もないからなのかなとか、いろいろ考えた。」
「兄さん…」
仕事の事も恋愛の事も、一人で悩んでいただなんて。
言ってくれればよかったのに。
と、力になれもしないのに、そんな事を思ってしまった。
「最後は力づくで、うんって言わせた感じ。」
「力づく?」
温厚な兄さんがそこまで?
思ってもみない一面に、兄さんにもそんな情熱的な部分があったのかと驚いた。
「それでもいいんだ。俺には美貴子だけなんだよ。彼女を一生かけて幸せにする。それだけなんだ。」
力強い眼差し。
美貴子さんが、羨ましい程。
「だからさ、美雨。」
そこからは、私の知っている兄さんだった。
「もし、美雨の事そこまで考えてくれる人がいるんだったら、俺は反対しない。」
柔らかくて、優しい表情と声。
「うん…」
その言葉が、心の底から嬉しかった。
「ああ、早く。俺と美貴子と、美雨と美雨の彼氏と、一緒にテーブルを囲みたいよ。」
「もう!気が早いわ。」
そう言って笑ったけれど、どこかで悲しかった。
私がその場に思い描く人は、階堂さんしかいなくて。
階堂さんだったら、なんとなく兄さんも、反対はしないのかなって思うのに。
実際は、階堂さんと結ばれる事はなくて。
私は階堂さんに抱かれた事を、記憶の片隅においやろうとしている。
しばらくは消えない、階堂さんのぬくもり。
それが消えるまで、私は他の人には、付いていけない。
あの人の熱が消えるまで、私は一人で身体を持て余すしかないのだ。
その日は、お昼頃から雨が降り出した。
お店のお客様も雨の影響か、いつもよりも少なかった。
「夏目さん。在庫確認、お願い!」
「はい!」
店長に言われて、店の入り口付近から、在庫の確認を始めた。
「あっ、この皿。また無くなっている。」
季節物は、知らない間に売り切れになっているから、気が抜けない。
「う~ん。どうしようかな。基本は10皿なんだけど、すぐ無くなりそうね。」
店長に相談してみようと、後ろを振り返った時だ。
途中で、お店の窓ガラスの向こうに、見たことがある人の姿を見つけた。
「階…堂…さん……」
その名前を呼ぶだけで、胸がドクンと波打つ。
どうして。
今は仕事をしている時間だと言うのに、どうしてこのお店の前にいるの?
階堂さんはお店の軒下に立って、中に入ろうとしない。
もしかして
私がお店を出ていくのを、待っているの?
時間を見れば、私がバイトを終える時間だ。
時計を見た店長は、わざわざ私を呼びに来てくれた。
「そろそろ、あがってもいいわよ。」
「いえ、まだ残りがあるので、やっていきます。」
「残りなら私がやるわよ?」
「いいんです!」
生意気に、店長の言葉を撥ね退けた。
「どうしたの?何かあった?」
怒るわけでもなく、返って心配してくれる店長。
「…何も。」
「そう?」
しばらく私をじっと見つめた後、店長は一歩下がった。
「あら?あの人、また来てる。」
店長の一言に、体がビクッと反応する。
「だ、誰ですか?」
「ほら、軒下にいる高そうなスーツを着ている人よ。」
やっぱり店長は、階堂さんの事を言っている。
「ねえ、そう言えばあの人。前、夏目さんにキャンドルをくれた人よね。」
さすが店長。
そんなことまで覚えているんですね。
その台詞が、タイミングの悪い事に、出てこない。
ああ、まるで私がその人を意識しているって、店長に教えているようなものだ。
「もしかして、残業するって言ったのは、あの人のせい?」
店長はそっと、私の肩に手を添えてくれた。
「…いえ。」
「あら、なかなか素直じゃないわね。」
意外な答えに、私は顔を上げた。
「あの人が気になるって、顔に書いてあるわよ。」
咄嗟に、自分の頬を撫でる。
「ふふふっ!本当に書いてあるわけじゃないって!」
「です…よね……」
店長の突っ込みに、思わず重い空気が、少しだけ軽くなった。
「彼ね。ここ最近、ああやってお店の軒下で、誰かを待っているのよ。」
「最近?ずっとですか?」
「そうよ。ずっと。」
もしかして、その相手って私?
勘違いもいいところだって、自分に言い聞かせるけれど、その反面嬉しかった。
「その待っている相手って、夏目さんなのかな。」
はいって、返事できない。
「行ってあげたら?じゃなきゃ、彼、また毎日あの軒下で、夏目さんを待つことになるわよ?」
「そうでしょうか。」
私にはわからない。
「もしかして、前に私が言った事、気にしているの?」
相手に溺れ過ぎて、泣くのは自分だと、店長は言っていた。
「バカね。あくまで私の話よ。夏目さんがそうなるとは、限らないわ。」
こんな時でも、店長は優しい。
「さあ、思いきって声をかけてごらんなさい。恋愛に大事なのは、相手を信じること!」
店長はそう言って、私の背中を少しだけ押してくれた。
でも私には、それで十分だった。
その軽い力で、お店の軒下で待つ、階堂さんの元へスーッと引き込まれていった。
カランッと、お店のドアが開く音がする。
その音に反応して、階堂さんはこちらを向いた。
「美雨ちゃん。」
私を見て、時が止まったように、私を見つめる階堂さん。
「あっ、偶然この近くを通ったから、お店にいるかなって思って……」
「うそ。」
すかさず私は、その話を遮った。
「店長から聞きました。ずっと、ここ最近ここで待っていてくれたって。」
「ああ……」
その何気ない階堂さんの返事に、胸が熱くなってくる。
「…私の事を……待っていてくれたんですか?」
「ああ、そうだよ。君を待っていたんだ。」
「どうして!!」
あまりにも真っ直ぐな答えに、気持ちが抑えきれなくなる。
「どうして…!待ってたりしたんですか!」
急に涙を流しながら、声を張り上げる私に、階堂さんは私の腕を掴む。
「それは…君に会いたくて、会いたくてたまらないからだろう!!」
そう言って見つめてくれたその瞳は、あの日。
階堂さんに強く抱かれた日の、あの瞳と一緒だった。
「なのに君は!……携帯の番号を変えてしまうし……俺がどんなに不安な気持ちだったか、君にわかるか!?」
階堂さんはまるで子供のように、自分の気持ちを私にぶつけてきた。
大人だと思っていた階堂さんの、純粋な部分。
「わかりません。」
私の返事に顔を歪めた階堂さん。
「だって階堂さんには、婚約者がいるって……」
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