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朝も昼も夜も
②
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すると先生は、私の背中を優しく撫でてくれた。
「まだ……二人でまったりしたいよな。ごめん。」
私は、じっと先生を見つめた。
今の先生だったら、たぶん引き留めたら『はいはい。』と、子供の我が儘に付き合うように、ベッドに戻ってくれるだろう。
でもそんなのは、嫌。
「いいよ。許してあげる。どうせ寝る前も抱いてくれるんだし。」
「違いないや。」
そう言って先生は、欠伸を一つして、居間に向かった。
タバコに火をつけて、カリカリとペンを走らせる音がする。
今までの中で、一番軽快だ。
気になる。
どんな内容で、そんなにはかどっていると言うのだろう。
私は、先生のペンが止まるのを見計らって、後ろから先生に抱きついた。
「せ~んせ!」
「うわっ!びっくり!!」
本気で驚いている先生が、癪にさわるけれど、めげずに原稿を覗き込む。
「どんな内容?」
「ん?ああ、まあ、あれだ。」
「なに?」
甘えるように、先生の首筋に抱きついた。
「その……なんだ………藤沢が言った教師と~、」
「生徒のお話?」
私はすごく嬉しくて、原稿用紙を覗きこんだ。
そこには、主人公二人が別居に愛し合っているシーンが、描かれていた。
「うわ~エロい。もしかして、官能小説?」
「違う。大人の純愛だ。」
私は、先生を見た。
真剣な顔。
その表情に、吸い寄せられる。
「この教師は、この女の子を好きなの?」
「そうだよ。」
「ホント?」
「じゃなかったら、抱いたりしないよ。」
先生のその発言に、身体中がドクンッとなった。
゛好きじゃなかったら抱かない゛
その言葉が、私と先生のこれからの関係を、約束できるのではないかと、期待させた。
「藤沢。」
「はい……」
先生はニカッと笑って、こう言った。
「自分の事だと思って、ドキッとしただろ。」
「はあ?」
期待外れ。
「してません。」
「嘘つけ。さっきからお前の心臓、ドキドキうるさいし。」
「してませんってば!!」
淡い期待が打ち砕かれた事と、先生の発言に期待していたことを見透かされた私は、そのまま寝室に戻ろうとした。
「待てよ。」
「嫌です。」
「待てってば‼」
聞いた事がないような怒鳴り声と一緒に、私は先生に後ろからきつく抱き締められた。
「ごめん……機嫌直して。」
ただ虫の居所が悪いだけと思っているのと、機嫌を直したところで、二人の関係が変わるわけでもない事が、余計に私を不機嫌にさせる。
「……あのさ、今度海に行こうか。」
突拍子もない誘いに、私は思わず振り向く。
「本当?」
「本当に。」
先生と二人きりでデート。
これで、私の不機嫌は解消された。
「機嫌直ったね、お嬢さん。」
「うん、直った。」
「現金な奴。」
先生は私のおでこに、痛くもないデコピンをくらわし、また原稿用紙に戻っていく。
「ん?待てよ。これ使えるな。」
そう言って、また何かをカリカリと、書き始めた先生。
『これ使えるな。』の゛これ゛とは一体何を指すのか。
私はこっそり、原稿用紙を覗いた。
ー『もう、先生なんか嫌い‼』
ー『待てよ。』
ーすると先生は、私を後ろから抱き締めてくれた
ー『今度、海に行こうか。』
ー『本当?』
「ぎゃああ‼」
思わず悲鳴をあげてしまった。
そこには、先程目の前で起こった出来事が、繰り広げられていた。
「あっ、覗き見したな。」
当の本人は、逆に嬉しそうだ。
「なんでさっきの事書いてるの‼」
「参考にしろって言ったのは、そっちだろ。」
「あれは!」
あれは私に興味が無さそうな先生を、なんとか惹き付けたくてやったことなのに!
「なあ、藤沢。」
「はい?」
「俺の側にいたい?」
「先生……」
真剣な目。
吸い込まれそう。
「正直な気持ち、聞かせて。」
胸がきゅうっと締め付けられる。
「うん……側にいたい。」
そして、そっと目を閉じた。
ねえ、先生。
ここでいつものように、私の唇を奪って。
ねえ、先生。
早く。
早く、待ってるんだから。
奪っ……
奪っ……
そっと目を開けると、そこには原稿を書く先生が。
「ちょっと先生!」
「ん?」
どうかしたかと言わんばかりに、無表情でこちらを振り向く先生。
「ひどい!私、待ってたのに!!」
「えっ?何を?」
ガクッと項垂れる私。
いや、芽依。
ここで負けちゃダメ。
「何って……キスに決まってるでしょ。」
少し小さい声で答えた。
聞こえたかな、先生。
「えっと、『キスしてほしかったな、先生……』っと。」
はっきり聞こえてるし!
しかも小説に書いてるし!!
「もう、嫌‼」
私は今を飛び出し、寝室の扉を勢いよく閉めた。
「どうしたあ?また機嫌わるくなったかあ?」
扉をドンドン叩きながら、棒読みのセリフ。
全然反省してない。
「やることなすこと、全部小説に書かないで‼」
シーンとなる扉の外。
何? 何を考えてるの?
「そうだよな。嫌だよな。」
やけに素直な先生だな。
「でも俺、恋愛も数えるしかしてないし。ましてや生徒との関係なんて初めてだし。」
先生から初めてって聞くと、なんだか顔が赤くなる。
「だからその、これからも書いてしまうと思うけど、いやなら考え直す。」
「考え直すって?」
そして、スーッと扉が開く。
「別な話に書き直す。」
そう言って、先生はテーブルにあった原稿用紙を、束にし始めた。
慌てて先生の元へ戻る。
「コンクールに出すって言ってたけれど、間に合うの?」
「たぶん間に合わないと思う。」
「じゃあ、書き直さなくていい。」
「いいのか?」
先生が、意地悪そうに私の顔を覗き込む。
そんな風にされたら、何も言えなくなる事、知ってるくせに。
「だって先生、コンクールの為に仕事もしないで、頑張って書いてるんでしょう?」
「うっ!ま、まあそうだけど、」
「間に合わなかったら、私、一生恨まれそうだもん。」
「うっははは!」
生徒は呑気に、お腹を抱えて笑っている。
「先生。こっちは心配してるのに。」
「うんうん、わかった。優しいんだよな、藤沢は。」
本当にわかってるんだか、わかってないんだか。
あまりにものんびりしてるから、つい教師だった事を忘れる。
「あー、楽しい。」
そう言って先生は、急に床に寝そべった。
「そうですか?」
「ああ。藤沢がいてくれて、毎日が楽しいよ。」
「それは、よかった。です。」
なんだか全身、くすぐったい。
「ほら俺、定職に就いてないだろう?だから女の子はみんな不安がって、一緒に住むまでいかないんだよね。」
「はあ……」
なんだか、その相手の気持ち。
よくわかるような気がする。
「とりあえず今日だけだったけど、朝からずっと一緒にいてさ、心の底からスゲー楽しいって思えたよ。」
外から降り注ぐ柔らかな日差しの中、ニコニコ笑う先生を見て、私の方こそ心の底から楽しいと思った。
「私もです。」
日差しと、先生の言葉のおかげで、心がぽかぽかしてきて、私も先生の横にゴロンと横になった。
「私、実は先の人生迷ってて。」
「へえ。」
「なんとなく大学に行って、なんとなく就職して、なんとなく恋愛して、なんとなく結婚して。みんながしてるからとりあえず、そうやって生きていくのかなって。」
流されて生きて行くわけじゃないけど、人と違う人生があるなんて、思いもしなかった。
「……でも先生と再会して。なんかそんな事に悩んでいる事がバカらしく思えてきました。」
「なんだよ、それ。」
温かい日差しの中、先生とゴロゴロしながら、二人で笑った。
「人生って、自分の考えでいつでも変えられる。だから今は、目の前にあるモノに集中しようかなって。」
「そっか……」
すると先生は、今度は突然起き上がった。
「さあってと。俺も目の前の事に集中するか。」
大きな欠伸をしながら、腕を伸ばして、先生はテーブルの上にある原稿用紙を拾い上げた。
「主人公の名前。藤沢の名前、もじって『真依』にしたんだよ。」
「そんな勝手に、」
「ごめんごめん。」
謝られても困る。
きっとその小説を書いてる姿見る度に、その事を思い出してしまいそうになる。
「芽依って、いい名前だよな。」
照れる。
すごく嬉しい。
私も自分の名前、好きだから。
「まだ……二人でまったりしたいよな。ごめん。」
私は、じっと先生を見つめた。
今の先生だったら、たぶん引き留めたら『はいはい。』と、子供の我が儘に付き合うように、ベッドに戻ってくれるだろう。
でもそんなのは、嫌。
「いいよ。許してあげる。どうせ寝る前も抱いてくれるんだし。」
「違いないや。」
そう言って先生は、欠伸を一つして、居間に向かった。
タバコに火をつけて、カリカリとペンを走らせる音がする。
今までの中で、一番軽快だ。
気になる。
どんな内容で、そんなにはかどっていると言うのだろう。
私は、先生のペンが止まるのを見計らって、後ろから先生に抱きついた。
「せ~んせ!」
「うわっ!びっくり!!」
本気で驚いている先生が、癪にさわるけれど、めげずに原稿を覗き込む。
「どんな内容?」
「ん?ああ、まあ、あれだ。」
「なに?」
甘えるように、先生の首筋に抱きついた。
「その……なんだ………藤沢が言った教師と~、」
「生徒のお話?」
私はすごく嬉しくて、原稿用紙を覗きこんだ。
そこには、主人公二人が別居に愛し合っているシーンが、描かれていた。
「うわ~エロい。もしかして、官能小説?」
「違う。大人の純愛だ。」
私は、先生を見た。
真剣な顔。
その表情に、吸い寄せられる。
「この教師は、この女の子を好きなの?」
「そうだよ。」
「ホント?」
「じゃなかったら、抱いたりしないよ。」
先生のその発言に、身体中がドクンッとなった。
゛好きじゃなかったら抱かない゛
その言葉が、私と先生のこれからの関係を、約束できるのではないかと、期待させた。
「藤沢。」
「はい……」
先生はニカッと笑って、こう言った。
「自分の事だと思って、ドキッとしただろ。」
「はあ?」
期待外れ。
「してません。」
「嘘つけ。さっきからお前の心臓、ドキドキうるさいし。」
「してませんってば!!」
淡い期待が打ち砕かれた事と、先生の発言に期待していたことを見透かされた私は、そのまま寝室に戻ろうとした。
「待てよ。」
「嫌です。」
「待てってば‼」
聞いた事がないような怒鳴り声と一緒に、私は先生に後ろからきつく抱き締められた。
「ごめん……機嫌直して。」
ただ虫の居所が悪いだけと思っているのと、機嫌を直したところで、二人の関係が変わるわけでもない事が、余計に私を不機嫌にさせる。
「……あのさ、今度海に行こうか。」
突拍子もない誘いに、私は思わず振り向く。
「本当?」
「本当に。」
先生と二人きりでデート。
これで、私の不機嫌は解消された。
「機嫌直ったね、お嬢さん。」
「うん、直った。」
「現金な奴。」
先生は私のおでこに、痛くもないデコピンをくらわし、また原稿用紙に戻っていく。
「ん?待てよ。これ使えるな。」
そう言って、また何かをカリカリと、書き始めた先生。
『これ使えるな。』の゛これ゛とは一体何を指すのか。
私はこっそり、原稿用紙を覗いた。
ー『もう、先生なんか嫌い‼』
ー『待てよ。』
ーすると先生は、私を後ろから抱き締めてくれた
ー『今度、海に行こうか。』
ー『本当?』
「ぎゃああ‼」
思わず悲鳴をあげてしまった。
そこには、先程目の前で起こった出来事が、繰り広げられていた。
「あっ、覗き見したな。」
当の本人は、逆に嬉しそうだ。
「なんでさっきの事書いてるの‼」
「参考にしろって言ったのは、そっちだろ。」
「あれは!」
あれは私に興味が無さそうな先生を、なんとか惹き付けたくてやったことなのに!
「なあ、藤沢。」
「はい?」
「俺の側にいたい?」
「先生……」
真剣な目。
吸い込まれそう。
「正直な気持ち、聞かせて。」
胸がきゅうっと締め付けられる。
「うん……側にいたい。」
そして、そっと目を閉じた。
ねえ、先生。
ここでいつものように、私の唇を奪って。
ねえ、先生。
早く。
早く、待ってるんだから。
奪っ……
奪っ……
そっと目を開けると、そこには原稿を書く先生が。
「ちょっと先生!」
「ん?」
どうかしたかと言わんばかりに、無表情でこちらを振り向く先生。
「ひどい!私、待ってたのに!!」
「えっ?何を?」
ガクッと項垂れる私。
いや、芽依。
ここで負けちゃダメ。
「何って……キスに決まってるでしょ。」
少し小さい声で答えた。
聞こえたかな、先生。
「えっと、『キスしてほしかったな、先生……』っと。」
はっきり聞こえてるし!
しかも小説に書いてるし!!
「もう、嫌‼」
私は今を飛び出し、寝室の扉を勢いよく閉めた。
「どうしたあ?また機嫌わるくなったかあ?」
扉をドンドン叩きながら、棒読みのセリフ。
全然反省してない。
「やることなすこと、全部小説に書かないで‼」
シーンとなる扉の外。
何? 何を考えてるの?
「そうだよな。嫌だよな。」
やけに素直な先生だな。
「でも俺、恋愛も数えるしかしてないし。ましてや生徒との関係なんて初めてだし。」
先生から初めてって聞くと、なんだか顔が赤くなる。
「だからその、これからも書いてしまうと思うけど、いやなら考え直す。」
「考え直すって?」
そして、スーッと扉が開く。
「別な話に書き直す。」
そう言って、先生はテーブルにあった原稿用紙を、束にし始めた。
慌てて先生の元へ戻る。
「コンクールに出すって言ってたけれど、間に合うの?」
「たぶん間に合わないと思う。」
「じゃあ、書き直さなくていい。」
「いいのか?」
先生が、意地悪そうに私の顔を覗き込む。
そんな風にされたら、何も言えなくなる事、知ってるくせに。
「だって先生、コンクールの為に仕事もしないで、頑張って書いてるんでしょう?」
「うっ!ま、まあそうだけど、」
「間に合わなかったら、私、一生恨まれそうだもん。」
「うっははは!」
生徒は呑気に、お腹を抱えて笑っている。
「先生。こっちは心配してるのに。」
「うんうん、わかった。優しいんだよな、藤沢は。」
本当にわかってるんだか、わかってないんだか。
あまりにものんびりしてるから、つい教師だった事を忘れる。
「あー、楽しい。」
そう言って先生は、急に床に寝そべった。
「そうですか?」
「ああ。藤沢がいてくれて、毎日が楽しいよ。」
「それは、よかった。です。」
なんだか全身、くすぐったい。
「ほら俺、定職に就いてないだろう?だから女の子はみんな不安がって、一緒に住むまでいかないんだよね。」
「はあ……」
なんだか、その相手の気持ち。
よくわかるような気がする。
「とりあえず今日だけだったけど、朝からずっと一緒にいてさ、心の底からスゲー楽しいって思えたよ。」
外から降り注ぐ柔らかな日差しの中、ニコニコ笑う先生を見て、私の方こそ心の底から楽しいと思った。
「私もです。」
日差しと、先生の言葉のおかげで、心がぽかぽかしてきて、私も先生の横にゴロンと横になった。
「私、実は先の人生迷ってて。」
「へえ。」
「なんとなく大学に行って、なんとなく就職して、なんとなく恋愛して、なんとなく結婚して。みんながしてるからとりあえず、そうやって生きていくのかなって。」
流されて生きて行くわけじゃないけど、人と違う人生があるなんて、思いもしなかった。
「……でも先生と再会して。なんかそんな事に悩んでいる事がバカらしく思えてきました。」
「なんだよ、それ。」
温かい日差しの中、先生とゴロゴロしながら、二人で笑った。
「人生って、自分の考えでいつでも変えられる。だから今は、目の前にあるモノに集中しようかなって。」
「そっか……」
すると先生は、今度は突然起き上がった。
「さあってと。俺も目の前の事に集中するか。」
大きな欠伸をしながら、腕を伸ばして、先生はテーブルの上にある原稿用紙を拾い上げた。
「主人公の名前。藤沢の名前、もじって『真依』にしたんだよ。」
「そんな勝手に、」
「ごめんごめん。」
謝られても困る。
きっとその小説を書いてる姿見る度に、その事を思い出してしまいそうになる。
「芽依って、いい名前だよな。」
照れる。
すごく嬉しい。
私も自分の名前、好きだから。
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