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先生の部屋へ居候
①
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次の日の朝。
私はボストンバックに、数日分の下着と洋服を入れて、先生のマンションの前に立っていた。
勢いよく鳴らしたベルの音に、疲れた顔の先生が、玄関のドアを開けた。
「おはようございます。先生。」
「おまえ……」
私は玄関のドアをこじ開け、マンションの中に入った。
「早速受験勉強に来ました。」
「だからって言って、こんな朝早くに……」
焦った顔。
予想通りのリアクション。
「お邪魔しま~す。」
私は拒否される前に、靴を脱いでリビングへと急いだ。
「おい!」
案の定、先生に呼び止められる。
「何なんだよ、その荷物。」
やっぱ、気になるよね。
ボストンバックで、遊びに来られたら。
「お前、何考えてるんだ。」
先生は困った顔をしている。
知らずに胸がズキッと痛む。
でも、一生に一度のことだと、思い切って決めたこと。
「あっ、あの……先生!」
必死で呼びかけたのに、先生は既に呆れ顔。
ぅぅ……
でも負けない!
「夏休み終わるまで、先生の家に泊まらせて下さい!!」
「はあああああ!?」
予想以上の拒否反応。
「だ、だめ?」
「ダメに決まってんだろう!!!!!」
あの優しい先生とは思えないくらいの罵声。
「大体、親にはなんて言ってるんだよ!」
さすが先生。
鋭い質問。
「親には……海の家にバイトに行くって……」
「海の家でバイト!?この時期に!?」
確かにこの、高校3年生の夏休みに泊まり掛けで、しかも勉強じゃなくてバイトに行くなんて。
「で、でも。親は信じてくれたもん!」
その途端、肩をがっくり落とす先生。
やばい。
さすがに行き過ぎたかな。
「本当におまえ、うざい。」
うわああああ。
ショック!!
泣きそうになっている私を他所に、先生は携帯を取り出す。
「おまえん家の電話番号、何番?」
「えっ?」
訳もわからずに、番号を教える。
すると先生は、即行私の家に電話を架けた。
でも繋がらない。
「先生、今うちの親、どっちも仕事だからいないよ。」
「そうか。」
しばらく架けて、私が言ったことが本当だと知ったのか、先生は電話を切った。
「はぁぁぁぁ。」
深いため息をつく。
「先生?」
「おまえには、参ったよ。」
壁に頭をつけて、ぐったりする先生。
「迷惑かけないから。」
私は必死だった。
「塾も毎日、行くから。」
とにかく先生の傍にいたかった。
期待と不安の中、壁と腕の間から覗く先生の視線に、ドキッとした。
「本当だな。」
「うん!」
ドキドキしながら待っていると、先生はおもむろに私のボストンバックを持ち上げた。
「先生?」
「仕方ないな。夏休みの間だけだぞ。」
私は嬉しさのあまり、両手を大きく叩いた。
「やったぁ!」
そんな私を、先生は荷物を置きながら、じーっと見つめる。
「なに?」
「いいや。」
ゴホンと咳をして、先生はパソコンの前に座った。
「ちょっと、ここに座れ。」
「はい。」
私は言われた通りに、先生の隣に座る。
「藤沢。よく聞けよ。」
「はあ。」
真剣な顔をしている先生に、ちょっとだけドキドキする。
「実は俺、今出版社のコンテストに応募しようと、小説を書いている途中なんだ。」
「小説!?」
昨日のあの原稿用紙に書きなぐってた文章。
あれ、出版社に応募するものだったんだ。
そんな大切な物を書いていたなんて。
人の夢が現実になるかもしれないなんて、私は不思議な気持ちに陥っていた。
「だから、夏休みの間いてもいいって言ったけれど、あまり構ってやれないと思うんだ。」
自分の夢が叶うかもしれない瀬戸際に、久しぶりに会った元教え子が無理やり押しかけて来て。
なのに先生は、なんて優しい人なんだろう。
私の胸はジーンと熱くなった。
「だから……あまり楽しい、」
「はいはい!」
私は授業の時のように、右手を高く上げた。
「午前中は私、塾に行くし。午後は受験勉強するし。決して先生の邪魔はしません!」
「えっ……おまえ、海の家にバイトに行くって言ったのに、塾には行くって、親に嘘だってバレないか?」
私は目が点になる。
「……気付かなかったのかよ。」
「えっ、あ、いや、その……」
「なんだよ。」
私は上げた手を、そっと降ろした。
「親には、電車で塾に通うっていう約束で、許可貰ったんだよね……ほら、電車代も……」
私はバックの中から、封筒に入ったお金を見せた。
開いた口が塞がらない先生。
「ははは……」
笑うしかない私。
だってそれしか、先生と一緒にいる方法がなかったんだもん。
「わかった。とにかく受験勉強だけは、サボるなよ。」
そう言って先生は、パソコンに向かった。
カタカタと何かを打ち始める先生。
まるで私が同じ部屋にいないみたいに。
「ねえ、先生。」
「ん?」
「私、今から塾に行ってくるね。」
「ああ。」
こっちを向いてくれない。
寂しい。
でも仕方がない。
私はそっと立ち上がると、バックの中からテキストとノートを取り出し、カバンの中に詰め込んだ。
「じゃあ、先生。行ってきます。」
「はいよ。」
先生に挨拶して、玄関に向かう。
短い廊下の間に、一度だけちらっと先生を見たけれど、やっぱりパソコンに向かって、カタカタと小説を書いていた。
はぁぁっと小さいため息を、一つつく。
甘い生活を望んでいたわけじゃないけれど、ここまで相手にされないなんて、思ってなかった。
本当にここに来てよかったのかな。
へこんだ気持ちと一緒に、靴を履いたその時だった。
「藤沢。」
先生に呼び止められて、後ろから抱き締められた。
「先生?」
少しだけ後ろを向くと、先生の顔が近い。
「気をつけて行け。」
そしてぎゅうっと、抱き締める力が強くなる。
「は、はい。」
男の人に、こんなに強く抱きしめられるなんて。
脳みその中がパンクしそうになる。
余韻に浸っていると、先生の体が私から離れた。
後ろを向くと、小さく手を振ってくれている。
「行ってきます。」
「行ってらっさい。」
家族みたいな挨拶を交わし、私は先生の部屋を後にした。
先生の家から駅までは、10分くらい。
塾は駅から歩いて、5分程の場所にあった。
本当は電車なんて使わなくても、先生の家から歩いて行ける距離。
でもそういう設定にしないと、それこそ怪しまれる。
お母さんから貰った電車代は、申し訳ないけれど、お小遣いにしようっと。
「芽依!遅い!」
「ごめんごめん。」
同じ授業を受ける友達は、とっくに教室へと入っていた。
変わらない風景。
その中で私だけが、密かに変わっている。
私はその事に、小さな高揚感を覚えていた。
先生の部屋に帰ったのは、わずか2時間後のことだった。
こんなに早く帰ってきてよかったのか。
でも塾は終わっちゃったし。
荷物はここにあるし。
私は先生の部屋の前で、10分悩んだ挙句、そっと玄関のドアを開けた。
短い廊下の奥に、先生の姿はない。
「先生?」
玄関に鍵も掛けず、どこかに行ってしまったんだろうか。
私は靴を脱ぎ、廊下をタタタッと小走りで移動した。
「よお!お帰り。」
「先生!」
人の心配を他所に、当の本人はキッチンで、水を飲んでいた。
「どうした?急いで入ってきたけど。」
私は深呼吸をすると、ううんと首を横に振った。
「ただいま、です。」
私がいない間に、先生がどこかに行ってしまったと思ったなんて口にしたら、先生はきっと大笑いするだろう。
そもそも、ここは先生の家であって、例え出掛けたとしても、私には関係のない話なのだから。
「腹減っただろ。お昼、炒飯でいいな。」
私の返事を聞く前に、冷蔵庫を開け、卵を取り出している。
「う、うん!」
遅れて返事をした私に、先生はクスッと笑った。
「先生が作るの?」
「そう。おまえ、作れるか?」
「作れるよ~。」
口を尖がらせて見せた。
「でも、先生が作った炒飯食べたい!」
「うっひゃっひゃっひゃっ!!」
どこがツボだったのかわからないけれど、先生は大笑いしながら、フライパンを取り火を点けると油を入れた。
「カバン置いてくる。」
私はそう言うと、急いで自分の荷物の傍に、カバンを置いた。
再びキッチンへ戻ると、先生はもう卵とご飯を炒めていた。
「できた?」
「もう少し。」
先生は傍にあった炒飯の元を入れると、また混ぜ合わせ、皿の上に盛り付けた。
「ほれ!」
「わーい。」
小さな子供のように、先生からスプーンを貰うと、テーブルの上に持って行った。
先生お手製の炒飯を頬張り、美味しいの一言もなく完食。
「ご馳走様でした。」
はああとお腹をさすると、向かい側でまだお皿の半分しか炒飯を食べていない先生がいた。
「おまえ、俺がせっかく作ったんだから、もっと噛みしめて食えよ。」
「へへへ。お腹空いてたから、そんな暇なかった。」
すると先生の目がへの字のように、細くなった。
食べてるからわからなかったけれど、もしかして面白かったのかなって、勝手に想像。
その後の午後の時間も、私は受験勉強、先生は小説書きとそれぞれの時間を過ごした。
人のいる中で、勉強なんてできるのか心配だったけれど、それは考えすぎだったみたい。
意外に勉強に集中している自分と、意外に小説書きに没頭している先生がいた。
よかった。
とりあえず先生の邪魔にはなってないみたい。
私は胸を撫で下ろした。
私はボストンバックに、数日分の下着と洋服を入れて、先生のマンションの前に立っていた。
勢いよく鳴らしたベルの音に、疲れた顔の先生が、玄関のドアを開けた。
「おはようございます。先生。」
「おまえ……」
私は玄関のドアをこじ開け、マンションの中に入った。
「早速受験勉強に来ました。」
「だからって言って、こんな朝早くに……」
焦った顔。
予想通りのリアクション。
「お邪魔しま~す。」
私は拒否される前に、靴を脱いでリビングへと急いだ。
「おい!」
案の定、先生に呼び止められる。
「何なんだよ、その荷物。」
やっぱ、気になるよね。
ボストンバックで、遊びに来られたら。
「お前、何考えてるんだ。」
先生は困った顔をしている。
知らずに胸がズキッと痛む。
でも、一生に一度のことだと、思い切って決めたこと。
「あっ、あの……先生!」
必死で呼びかけたのに、先生は既に呆れ顔。
ぅぅ……
でも負けない!
「夏休み終わるまで、先生の家に泊まらせて下さい!!」
「はあああああ!?」
予想以上の拒否反応。
「だ、だめ?」
「ダメに決まってんだろう!!!!!」
あの優しい先生とは思えないくらいの罵声。
「大体、親にはなんて言ってるんだよ!」
さすが先生。
鋭い質問。
「親には……海の家にバイトに行くって……」
「海の家でバイト!?この時期に!?」
確かにこの、高校3年生の夏休みに泊まり掛けで、しかも勉強じゃなくてバイトに行くなんて。
「で、でも。親は信じてくれたもん!」
その途端、肩をがっくり落とす先生。
やばい。
さすがに行き過ぎたかな。
「本当におまえ、うざい。」
うわああああ。
ショック!!
泣きそうになっている私を他所に、先生は携帯を取り出す。
「おまえん家の電話番号、何番?」
「えっ?」
訳もわからずに、番号を教える。
すると先生は、即行私の家に電話を架けた。
でも繋がらない。
「先生、今うちの親、どっちも仕事だからいないよ。」
「そうか。」
しばらく架けて、私が言ったことが本当だと知ったのか、先生は電話を切った。
「はぁぁぁぁ。」
深いため息をつく。
「先生?」
「おまえには、参ったよ。」
壁に頭をつけて、ぐったりする先生。
「迷惑かけないから。」
私は必死だった。
「塾も毎日、行くから。」
とにかく先生の傍にいたかった。
期待と不安の中、壁と腕の間から覗く先生の視線に、ドキッとした。
「本当だな。」
「うん!」
ドキドキしながら待っていると、先生はおもむろに私のボストンバックを持ち上げた。
「先生?」
「仕方ないな。夏休みの間だけだぞ。」
私は嬉しさのあまり、両手を大きく叩いた。
「やったぁ!」
そんな私を、先生は荷物を置きながら、じーっと見つめる。
「なに?」
「いいや。」
ゴホンと咳をして、先生はパソコンの前に座った。
「ちょっと、ここに座れ。」
「はい。」
私は言われた通りに、先生の隣に座る。
「藤沢。よく聞けよ。」
「はあ。」
真剣な顔をしている先生に、ちょっとだけドキドキする。
「実は俺、今出版社のコンテストに応募しようと、小説を書いている途中なんだ。」
「小説!?」
昨日のあの原稿用紙に書きなぐってた文章。
あれ、出版社に応募するものだったんだ。
そんな大切な物を書いていたなんて。
人の夢が現実になるかもしれないなんて、私は不思議な気持ちに陥っていた。
「だから、夏休みの間いてもいいって言ったけれど、あまり構ってやれないと思うんだ。」
自分の夢が叶うかもしれない瀬戸際に、久しぶりに会った元教え子が無理やり押しかけて来て。
なのに先生は、なんて優しい人なんだろう。
私の胸はジーンと熱くなった。
「だから……あまり楽しい、」
「はいはい!」
私は授業の時のように、右手を高く上げた。
「午前中は私、塾に行くし。午後は受験勉強するし。決して先生の邪魔はしません!」
「えっ……おまえ、海の家にバイトに行くって言ったのに、塾には行くって、親に嘘だってバレないか?」
私は目が点になる。
「……気付かなかったのかよ。」
「えっ、あ、いや、その……」
「なんだよ。」
私は上げた手を、そっと降ろした。
「親には、電車で塾に通うっていう約束で、許可貰ったんだよね……ほら、電車代も……」
私はバックの中から、封筒に入ったお金を見せた。
開いた口が塞がらない先生。
「ははは……」
笑うしかない私。
だってそれしか、先生と一緒にいる方法がなかったんだもん。
「わかった。とにかく受験勉強だけは、サボるなよ。」
そう言って先生は、パソコンに向かった。
カタカタと何かを打ち始める先生。
まるで私が同じ部屋にいないみたいに。
「ねえ、先生。」
「ん?」
「私、今から塾に行ってくるね。」
「ああ。」
こっちを向いてくれない。
寂しい。
でも仕方がない。
私はそっと立ち上がると、バックの中からテキストとノートを取り出し、カバンの中に詰め込んだ。
「じゃあ、先生。行ってきます。」
「はいよ。」
先生に挨拶して、玄関に向かう。
短い廊下の間に、一度だけちらっと先生を見たけれど、やっぱりパソコンに向かって、カタカタと小説を書いていた。
はぁぁっと小さいため息を、一つつく。
甘い生活を望んでいたわけじゃないけれど、ここまで相手にされないなんて、思ってなかった。
本当にここに来てよかったのかな。
へこんだ気持ちと一緒に、靴を履いたその時だった。
「藤沢。」
先生に呼び止められて、後ろから抱き締められた。
「先生?」
少しだけ後ろを向くと、先生の顔が近い。
「気をつけて行け。」
そしてぎゅうっと、抱き締める力が強くなる。
「は、はい。」
男の人に、こんなに強く抱きしめられるなんて。
脳みその中がパンクしそうになる。
余韻に浸っていると、先生の体が私から離れた。
後ろを向くと、小さく手を振ってくれている。
「行ってきます。」
「行ってらっさい。」
家族みたいな挨拶を交わし、私は先生の部屋を後にした。
先生の家から駅までは、10分くらい。
塾は駅から歩いて、5分程の場所にあった。
本当は電車なんて使わなくても、先生の家から歩いて行ける距離。
でもそういう設定にしないと、それこそ怪しまれる。
お母さんから貰った電車代は、申し訳ないけれど、お小遣いにしようっと。
「芽依!遅い!」
「ごめんごめん。」
同じ授業を受ける友達は、とっくに教室へと入っていた。
変わらない風景。
その中で私だけが、密かに変わっている。
私はその事に、小さな高揚感を覚えていた。
先生の部屋に帰ったのは、わずか2時間後のことだった。
こんなに早く帰ってきてよかったのか。
でも塾は終わっちゃったし。
荷物はここにあるし。
私は先生の部屋の前で、10分悩んだ挙句、そっと玄関のドアを開けた。
短い廊下の奥に、先生の姿はない。
「先生?」
玄関に鍵も掛けず、どこかに行ってしまったんだろうか。
私は靴を脱ぎ、廊下をタタタッと小走りで移動した。
「よお!お帰り。」
「先生!」
人の心配を他所に、当の本人はキッチンで、水を飲んでいた。
「どうした?急いで入ってきたけど。」
私は深呼吸をすると、ううんと首を横に振った。
「ただいま、です。」
私がいない間に、先生がどこかに行ってしまったと思ったなんて口にしたら、先生はきっと大笑いするだろう。
そもそも、ここは先生の家であって、例え出掛けたとしても、私には関係のない話なのだから。
「腹減っただろ。お昼、炒飯でいいな。」
私の返事を聞く前に、冷蔵庫を開け、卵を取り出している。
「う、うん!」
遅れて返事をした私に、先生はクスッと笑った。
「先生が作るの?」
「そう。おまえ、作れるか?」
「作れるよ~。」
口を尖がらせて見せた。
「でも、先生が作った炒飯食べたい!」
「うっひゃっひゃっひゃっ!!」
どこがツボだったのかわからないけれど、先生は大笑いしながら、フライパンを取り火を点けると油を入れた。
「カバン置いてくる。」
私はそう言うと、急いで自分の荷物の傍に、カバンを置いた。
再びキッチンへ戻ると、先生はもう卵とご飯を炒めていた。
「できた?」
「もう少し。」
先生は傍にあった炒飯の元を入れると、また混ぜ合わせ、皿の上に盛り付けた。
「ほれ!」
「わーい。」
小さな子供のように、先生からスプーンを貰うと、テーブルの上に持って行った。
先生お手製の炒飯を頬張り、美味しいの一言もなく完食。
「ご馳走様でした。」
はああとお腹をさすると、向かい側でまだお皿の半分しか炒飯を食べていない先生がいた。
「おまえ、俺がせっかく作ったんだから、もっと噛みしめて食えよ。」
「へへへ。お腹空いてたから、そんな暇なかった。」
すると先生の目がへの字のように、細くなった。
食べてるからわからなかったけれど、もしかして面白かったのかなって、勝手に想像。
その後の午後の時間も、私は受験勉強、先生は小説書きとそれぞれの時間を過ごした。
人のいる中で、勉強なんてできるのか心配だったけれど、それは考えすぎだったみたい。
意外に勉強に集中している自分と、意外に小説書きに没頭している先生がいた。
よかった。
とりあえず先生の邪魔にはなってないみたい。
私は胸を撫で下ろした。
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