3 / 16
設定と現実
②
しおりを挟む
「ううん。」
私は先生を抱き寄せた。
「先生だったら、私、後悔しないから……」
その言葉を合図に、先生と私の体が一つになる。
初めて味わう痛みと快感の中で、私は先生の真剣な顔を見た。
私の体に欲情する男の顔。
自分の欲求を、私の体に激しくぶつけてくる扇情的な眼差し。
どれも、子供だった私には、抱えきれないもので。
当然、先生の欲求が終わりを迎えた時には、どうしたらいいかわからなかった。
激しく息を切らした先生が、私の隣に横たわる。
一方の私は、大人の男性にほんの一時でも、大人の女性として扱われた時間を、ただ茫然と噛みしめていた。
どれくらい経っただろう。
隣を見ると、先生の広い背中があった。
私もゴロンと横になり、先生の背中に顔をくっ付けた。
先生の温もりが、背中から伝わってきた。
「痛くなかったか?」
てっきり寝ていると思っていた先生から、質問が飛んできた。
先生からクククッと、笑い声が聞こえる。
そっとタオルケットの隙間から、先生を見た。
「何、笑ってるの?」
「いや、可愛いなと思って。」
地味で真面目が取り柄の私を、可愛いって。
先生はどうかしてしまったのかと思った。
「ついでに言うと、俺が動く度に甘い吐息を聞かせてくれたのも可愛かったよ。」
「ぎゃあ!!」
なんだか卑猥な言葉を聞かされた如く、私は再びタオルケットを頭のてっぺんから被った。
「いやあ!やめてえ!!」
「はははっ!そりゃあ恥ずかしいよな。誰にも見せた事のない部分を見られたんだから。」
「スケベ!先生のスケベ!!」
尚笑い続ける先生が、憎たらしく思える。
「ほらほら、その恥ずかしがっている顔を、先生にもう一度見せてごらん?」
「やだっ!」
拒否したはずなのに、先生はタオルケットを私の顔から剥ぎ取った。
そしてチュっと、頬に小さなキスをくれた。
「先生……」
振り向くと既に先生は起き上がっていて、Tシャツを首から被っていた。
「そろそろ帰る時間だろ。服着て。」
さっきまでの甘い時間は、どこに行ってしまったのか。
私は返事もないまま、むくっと身体を起こし、近くに脱ぎ捨てられていた下着と洋服を纏った。
「送るよ。」
先生はキーケースを持って、私よりも先に玄関へと向かった。
「忘れもん、ないな。」
「うん。」
そう言うと、私たちは何事もなかったかのように、このマンションを出て、また広い通りへと出た。
夕暮れ時。
さっき先生のマンションに向かっていた時とは、様子が変わっていた。
少し前を歩く先生。
少し後ろを、俯き加減に歩く私。
周りには私たちって、どう見えてるんだろう。
「藤沢。」
ふいに呼ばれて、ハッと顔を上げた。
「ここ真っ直ぐ行くと、駅。」
「ああ……はい。」
私は先生の前に出た。
きっと駅は、知っている人もたくさんいるから、私と一緒に歩きたくないのだと思った。
「身体、大丈夫か?」
「えっ?」
「すまん。なるべく優しくしたつもりだったんだが……」
「うん……とても、優しかった、です……」
お互い照れたように、固まってしまって。
絶対周りの人には、可笑しく見えているはず。
「今度、いつ会えるの?」
次の約束は、私から切り出した。
「うん。」
先生からははっきりとした答えは来ない。
「藤沢。」
「はい。」
「もう少し歩こうか……」
先生は駅に向かって、歩き始めた。
寂しい。
今度いつ会えるかわからないまま、別れに向かって歩き出すなんて。
「おいで。」
先生は私を自分の横に、連れて来てくれた。
「あのさ、藤沢。」
優しい口調。
「俺、もうお前の教師じゃない事は、確かなんだけど。」
「…はい。」
「やっぱりさ。お前を見ると、去年まで俺の授業を真面目に聞いていた、制服姿が思い浮かぶんだわ。」
「……はい。」
「だから、勉強教えるのはいつだって、教えてやる。けれど、俺の部屋で恋人ごっこするのは、これっきりな。」
恋人ごっこ。
しかもこれっきり。
「藤沢?」
その時の先生は、さぞかし困ったかもしれない。
返事が無く覗きこんだ私の顔は、目に涙をいっぱい溜め、鼻水は出そうになり、口は“へ”の字に曲がっていたからだ。
「おまえ……」
「有難うございました!!」
私は大きな声で頭を下げると、駅に向かって猛ダッシュを決めこんだ。
「藤沢!!」
遠くから先生の声が聞こえる。
けれど無視した。
悔しかった。
付き合えなくてもよかった。
期間限定でも、それでよかった。
遊びでもよかった。
セフレでもよかった。
でも返ってきた言葉は、“恋人ごっこ”
所詮私は先生にとって
記憶の片隅にも残らないような女だった
「ただいま。」
顔を拭いて靴を脱ぐと、珍しくお母さんが玄関先に出てきてくれた。
「芽依、遅かったじゃない。ってあなた、泣いてるの?」
「泣いてない。」
「だって顔がグチャグチャ……」
「元からだから。」
訳の分かんない返事をして、自分の部屋に戻った。
カバンを置いて、ベッドに横になった。
さっきまでいた先生の部屋とは、全く違う。
思い出して、寂しくなって、また涙が出てきた時だった。
Lineがピコンッと鳴った。
友達か。
こんな時に。
|《今から来れる?≫
はっ?
今から?
≪どこ?≫
≪駅前のカラオケ≫
また駅に行くのか!
着信音が流れる。
誰?
番号を見ても知らない番号だった。
しかもずっと鳴り続けている。
諦めて切ると思いきや、ずっと鳴っている。
どうしよう。
変な電話だったら。
そう考えているうちに、着信は止まった。
私はすぐさま、着信の電話番号に、非通知で電話を架けた。
案の定、非通知だから出ない。
そりゃあ、そうか。
電話を切りかけた瞬間、呼び出し音の代わりに、人の声が聞こえた。
「もしもし?」
『ああ、藤沢?』
もしかして……
こ、こ、この声は!!
『俺なんだが……』
「せ、先生!?」
新手の俺俺詐欺のような名乗りもそうだが、私の携帯に先生から電話が架かってきている事に対しても、衝撃を隠せない。
「ど、どどどどうして!?私の番号を!?」
『ああ、番号は……俺が産休代理の任期終わる時に、クラスの女子にプレゼント貰っただろ。あの中に入ってた。』
そう言えば!!
クラスの女子達が、先生との別れを惜しんで、やたら自分の連絡先を紙に書いて、プレゼントの中に入れておいたっけ。
私も友達に『芽依も書きなよ。』と言われ、とりあえず走り書きで書いて、プレゼントの中に放り込んだ。
「先生、あれ取っててくれたんだ……」
感激して泣けてくる。
『と、言うか荷物の中に紛れ込んでいたと言うか……』
ガクッと、私は肩を落とした。
「ぅぅぅ……そう言うところは、正直じゃなくてもいいのに。」
『あっ、すまん!』
先生が謝った後、二人の間に沈黙が流れる。
しばらくして、先生から静かに会話が始まった。
『おまえ、来年大学受験って言ってたよな?』
「は、はい。」
『はかどってないだろ。』
「えっ?いや、午前中は塾に行ってるし、」
『だから、明日も俺の家に来い。』
ドキンとした。
先生の家。
またあの場所に行ける。
『だから、もう、あんなふうに泣くな。』
「あんなふうに?」
『家に帰る時、おまえ泣きたいけど、我慢してますって顔してただろ。』
私は夕方、先生と別れる時のことを思い出した。
確かに私は、ここで泣いたら女が廃ると思って、必死に口をプルプル震わせながら、泣くのを我慢していた。
でもそれを先生が、ここまで気にして。
わざわざプレゼントの中から、私の電話番号が書かれている紙を探してまで、電話を架けてきてくれるなんて。
なんだか微笑ましくて、笑えてきた。
『なんだよ。』
「ううん。ありがとうございます。」
『調子のいい奴だな。じゃあな。』
「は~い。」
私は電話を切った後、ある考えが浮かんだ。
一生に一度のチャンス。
私はこの時を、絶対に逃したくなかった。
私は先生を抱き寄せた。
「先生だったら、私、後悔しないから……」
その言葉を合図に、先生と私の体が一つになる。
初めて味わう痛みと快感の中で、私は先生の真剣な顔を見た。
私の体に欲情する男の顔。
自分の欲求を、私の体に激しくぶつけてくる扇情的な眼差し。
どれも、子供だった私には、抱えきれないもので。
当然、先生の欲求が終わりを迎えた時には、どうしたらいいかわからなかった。
激しく息を切らした先生が、私の隣に横たわる。
一方の私は、大人の男性にほんの一時でも、大人の女性として扱われた時間を、ただ茫然と噛みしめていた。
どれくらい経っただろう。
隣を見ると、先生の広い背中があった。
私もゴロンと横になり、先生の背中に顔をくっ付けた。
先生の温もりが、背中から伝わってきた。
「痛くなかったか?」
てっきり寝ていると思っていた先生から、質問が飛んできた。
先生からクククッと、笑い声が聞こえる。
そっとタオルケットの隙間から、先生を見た。
「何、笑ってるの?」
「いや、可愛いなと思って。」
地味で真面目が取り柄の私を、可愛いって。
先生はどうかしてしまったのかと思った。
「ついでに言うと、俺が動く度に甘い吐息を聞かせてくれたのも可愛かったよ。」
「ぎゃあ!!」
なんだか卑猥な言葉を聞かされた如く、私は再びタオルケットを頭のてっぺんから被った。
「いやあ!やめてえ!!」
「はははっ!そりゃあ恥ずかしいよな。誰にも見せた事のない部分を見られたんだから。」
「スケベ!先生のスケベ!!」
尚笑い続ける先生が、憎たらしく思える。
「ほらほら、その恥ずかしがっている顔を、先生にもう一度見せてごらん?」
「やだっ!」
拒否したはずなのに、先生はタオルケットを私の顔から剥ぎ取った。
そしてチュっと、頬に小さなキスをくれた。
「先生……」
振り向くと既に先生は起き上がっていて、Tシャツを首から被っていた。
「そろそろ帰る時間だろ。服着て。」
さっきまでの甘い時間は、どこに行ってしまったのか。
私は返事もないまま、むくっと身体を起こし、近くに脱ぎ捨てられていた下着と洋服を纏った。
「送るよ。」
先生はキーケースを持って、私よりも先に玄関へと向かった。
「忘れもん、ないな。」
「うん。」
そう言うと、私たちは何事もなかったかのように、このマンションを出て、また広い通りへと出た。
夕暮れ時。
さっき先生のマンションに向かっていた時とは、様子が変わっていた。
少し前を歩く先生。
少し後ろを、俯き加減に歩く私。
周りには私たちって、どう見えてるんだろう。
「藤沢。」
ふいに呼ばれて、ハッと顔を上げた。
「ここ真っ直ぐ行くと、駅。」
「ああ……はい。」
私は先生の前に出た。
きっと駅は、知っている人もたくさんいるから、私と一緒に歩きたくないのだと思った。
「身体、大丈夫か?」
「えっ?」
「すまん。なるべく優しくしたつもりだったんだが……」
「うん……とても、優しかった、です……」
お互い照れたように、固まってしまって。
絶対周りの人には、可笑しく見えているはず。
「今度、いつ会えるの?」
次の約束は、私から切り出した。
「うん。」
先生からははっきりとした答えは来ない。
「藤沢。」
「はい。」
「もう少し歩こうか……」
先生は駅に向かって、歩き始めた。
寂しい。
今度いつ会えるかわからないまま、別れに向かって歩き出すなんて。
「おいで。」
先生は私を自分の横に、連れて来てくれた。
「あのさ、藤沢。」
優しい口調。
「俺、もうお前の教師じゃない事は、確かなんだけど。」
「…はい。」
「やっぱりさ。お前を見ると、去年まで俺の授業を真面目に聞いていた、制服姿が思い浮かぶんだわ。」
「……はい。」
「だから、勉強教えるのはいつだって、教えてやる。けれど、俺の部屋で恋人ごっこするのは、これっきりな。」
恋人ごっこ。
しかもこれっきり。
「藤沢?」
その時の先生は、さぞかし困ったかもしれない。
返事が無く覗きこんだ私の顔は、目に涙をいっぱい溜め、鼻水は出そうになり、口は“へ”の字に曲がっていたからだ。
「おまえ……」
「有難うございました!!」
私は大きな声で頭を下げると、駅に向かって猛ダッシュを決めこんだ。
「藤沢!!」
遠くから先生の声が聞こえる。
けれど無視した。
悔しかった。
付き合えなくてもよかった。
期間限定でも、それでよかった。
遊びでもよかった。
セフレでもよかった。
でも返ってきた言葉は、“恋人ごっこ”
所詮私は先生にとって
記憶の片隅にも残らないような女だった
「ただいま。」
顔を拭いて靴を脱ぐと、珍しくお母さんが玄関先に出てきてくれた。
「芽依、遅かったじゃない。ってあなた、泣いてるの?」
「泣いてない。」
「だって顔がグチャグチャ……」
「元からだから。」
訳の分かんない返事をして、自分の部屋に戻った。
カバンを置いて、ベッドに横になった。
さっきまでいた先生の部屋とは、全く違う。
思い出して、寂しくなって、また涙が出てきた時だった。
Lineがピコンッと鳴った。
友達か。
こんな時に。
|《今から来れる?≫
はっ?
今から?
≪どこ?≫
≪駅前のカラオケ≫
また駅に行くのか!
着信音が流れる。
誰?
番号を見ても知らない番号だった。
しかもずっと鳴り続けている。
諦めて切ると思いきや、ずっと鳴っている。
どうしよう。
変な電話だったら。
そう考えているうちに、着信は止まった。
私はすぐさま、着信の電話番号に、非通知で電話を架けた。
案の定、非通知だから出ない。
そりゃあ、そうか。
電話を切りかけた瞬間、呼び出し音の代わりに、人の声が聞こえた。
「もしもし?」
『ああ、藤沢?』
もしかして……
こ、こ、この声は!!
『俺なんだが……』
「せ、先生!?」
新手の俺俺詐欺のような名乗りもそうだが、私の携帯に先生から電話が架かってきている事に対しても、衝撃を隠せない。
「ど、どどどどうして!?私の番号を!?」
『ああ、番号は……俺が産休代理の任期終わる時に、クラスの女子にプレゼント貰っただろ。あの中に入ってた。』
そう言えば!!
クラスの女子達が、先生との別れを惜しんで、やたら自分の連絡先を紙に書いて、プレゼントの中に入れておいたっけ。
私も友達に『芽依も書きなよ。』と言われ、とりあえず走り書きで書いて、プレゼントの中に放り込んだ。
「先生、あれ取っててくれたんだ……」
感激して泣けてくる。
『と、言うか荷物の中に紛れ込んでいたと言うか……』
ガクッと、私は肩を落とした。
「ぅぅぅ……そう言うところは、正直じゃなくてもいいのに。」
『あっ、すまん!』
先生が謝った後、二人の間に沈黙が流れる。
しばらくして、先生から静かに会話が始まった。
『おまえ、来年大学受験って言ってたよな?』
「は、はい。」
『はかどってないだろ。』
「えっ?いや、午前中は塾に行ってるし、」
『だから、明日も俺の家に来い。』
ドキンとした。
先生の家。
またあの場所に行ける。
『だから、もう、あんなふうに泣くな。』
「あんなふうに?」
『家に帰る時、おまえ泣きたいけど、我慢してますって顔してただろ。』
私は夕方、先生と別れる時のことを思い出した。
確かに私は、ここで泣いたら女が廃ると思って、必死に口をプルプル震わせながら、泣くのを我慢していた。
でもそれを先生が、ここまで気にして。
わざわざプレゼントの中から、私の電話番号が書かれている紙を探してまで、電話を架けてきてくれるなんて。
なんだか微笑ましくて、笑えてきた。
『なんだよ。』
「ううん。ありがとうございます。」
『調子のいい奴だな。じゃあな。』
「は~い。」
私は電話を切った後、ある考えが浮かんだ。
一生に一度のチャンス。
私はこの時を、絶対に逃したくなかった。
0
お気に入りに追加
35
あなたにおすすめの小説
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
隠れドS上司をうっかり襲ったら、独占愛で縛られました
加地アヤメ
恋愛
商品企画部で働く三十歳の春陽は、周囲の怒涛の結婚ラッシュに財布と心を痛める日々。結婚相手どころか何年も恋人すらいない自分は、このまま一生独り身かも――と盛大に凹んでいたある日、酔った勢いでクールな上司・千木良を押し倒してしまった!? 幸か不幸か何も覚えていない春陽に、全てなかったことにしてくれた千木良。だけど、不意打ちのように甘やかしてくる彼の思わせぶりな言動に、どうしようもなく心と体が疼いてしまい……。「どうやら私は、かなり独占欲が強い、嫉妬深い男のようだよ」クールな隠れドS上司をうっかりその気にさせてしまったアラサー女子の、甘すぎる受難!
黒の神官と夜のお世話役
苺野 あん
恋愛
辺境の神殿で雑用係として慎ましく暮らしていたアンジェリアは、王都からやって来る上級神官の夜のお世話役に任命されてしまう。それも黒の神官という異名を持ち、様々な悪い噂に包まれた恐ろしい相手だ。ところが実際に現れたのは、アンジェリアの想像とは違っていて……。※完結しました
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる