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再会は本屋で
①
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今年の夏は、異常な程に熱い。
容赦なく照りつける日差しは、今年買ったばかりのワンピースを通り抜け、日焼けスプレーを塗った腕にまで、ジリジリと焼き付いてくる。
こんな日は、外になんか出たくなんかなくて、一日中家の中でゴロゴロしていたかった。
だけど、そこは受験生。
高校最後の夏は、一生を決める大事な季節なわけで。
大した夢もないくせに、みんなが行くからと言う単純明快な理由から、駅前の大きな塾へと通っていた。
「熱い……」
額を伝う汗を手で拭いながら、終わったばかりの塾からの帰り道を満喫していた。
「それにしても熱い……」
勉強は涼しいうちが、頭に入るからと塾の授業はいつも午前中。
そしてお昼になると、“受験に必要だから”と頭にギュウギュウ知識を詰め込んで、塾を出てくる。
一日のうちで、一番気温が高くなるこの時間に、だ。
「もう無理。」
若いから熱くても平気だなんて、言ってらんない。
若くても熱いものは、熱いのだ。
私は辺りを見渡すと、交差点を渡った場所にある大きな本屋と駆け込んだ。
「涼しい!!」
ガンガンとクーラーがついている店内は、まるで天国のように思え、しばらくの間、入口付近で立ち止まっていた。
すると後ろから歩き越されたおじさんに、ジロッと睨まれようやく当てもなく、店内を彷徨うことにした。
ファッション雑誌に、旅のガイド本。
夏休みの読書感想文用の、文庫本が並ぶ。
楽しい物はすぐに目につく。
面白そうなタイトルが目につき、手にとっては置いてあった場所へと戻した。
そうしてどれくらいの時間を潰したか、私の目に赤本が入ってきた。
ああ、そう言えば私、受験生だったんだっけ。
急に現実に戻されたように、私の足はその場所へと向かった。
立ち止まり、自分が受験する大学の名前を探す。
「あった。」
手を伸ばし、数ページをパラパラと見てみる。
だがすぐに溜息をついて、また元の場所へと置きなおした。
ふと見ると、私と同じ歳くらいの人が数人、参考書等を選ぶ姿を見つけた。
彼らも私も、この1年で人生が決まると言っても、過言ではない。
少子化の煽りを受けて、少し前の時代に比べれば、大学への進学率は大幅に高くなった。
その代わり、大学へ行かなければ、まともな就職先は望めず、その後の人生まで、大きな影響を与えるようになった。
急に肩が重くなる。
この1年が大事だとわかっていても、急に逃げ出したくなるのはどうしてなんだろう。
そして思う。
店内の時計を見た。
13時を過ぎていて、お腹が空いている事に気づいた私は、もう家に帰ろうと、入口に体を向けた。
その時だった。
同じ本棚の奥に、ボザボサ髪の黒縁メガネの男性を発見した。
服装は白いTシャツに、緑色の短パン。
肌は日に焼け、髭も生えていた。
誰が見てもダサイ恰好のその男性に、私は見覚えがあった。
最も私の知っている姿は、爽やかにスーツを着こなす、好青年の方なのだが。
声をかけようか、正直迷った。
その男性と会ったのは、去年のことだし。
高校3年生になってからは、一度も会っていない。
私は目立つ人間ではないから、果たして覚えてくれているかも疑問だ。
それでも、体は動いた。
あの時、声をかければよかった。
そんな後悔だけは、したくなかった。
私はその男性の横に立ち、何も言わずに肩を、トントンと叩いた。
その男性は、私に振り向くと目を大きく見開いて、一瞬クシャっと笑顔を見せた。
「お久しぶりです、先生。」
「久しぶり。変わんないな、藤沢。」
ああ、覚えてくれていた。
それだけで、私の心は安心した。
「今日は?」
「塾の帰りです。」
「塾?おまえが?成績悪かったっけ?」
「受験生なもんで。」
私は先生に、笑って見せた。
「そっか……もう高校3年か。」
先生は去年の事を、懐かしむようにそう言った。
平塚幸太郎先生。
国語の先生が産休に入った2年生の時。
産休代理で、1年間国語を教えてくれた。
身長が高くて、爽やかで、教え方が上手かった先生は、男女問わず生徒から人気があった。
休み時間には、先生に会いに来る生徒が、後を絶たなかった。
2年生が終わりを告げる時も、誰かが産休に入った先生、もう少し休んでてくれないかなと、ぼやいていた。
「それにしても先生、変わりましたね。」
私の一言に、先生は頭をポリポリと掻いた。
「今は仕事してないからな。こんな格好になっちまう。」
えっ?
仕事してない?
私は一瞬、思考を止めた。
「ああ、もちろん貯金はあるから、しばらく食べる事には困らんけど。」
そう言って先生は、ニカッと笑う。
「この日焼けは……」
「これは少し前まで海の家で働いてたんだよ。」
先生が海の家?
益々わからなくなってくる。
「なははは!びっくりするよな。少し前まで国語の先生で、お前らに授業してたって言うのにな。」
そう言って先生は、のほほんと笑っている。
「仕事、探しているの?」
「いや、今はやりたい事があるから探してない。やりたい事が終わったら、また仕事すっかな。」
仕事って、そんな呑気にやったりやらなかったり出来るものなんだろうか。
少なくても私の両親を見ていると、そんな風には思えない。
「じゃあ、またな。気をつけて帰れよ。」
先生はお目当ての本が見つかったらしく、それを片手にレジへと向かおうとした。
まずい!
咄嗟に先生の腕を掴んだ瞬間、私のお腹の虫がぐぅ~と鳴った。
そんな時に、先生と目が合ったものだから、だんだん恥ずかしくなって、顔が赤くなっていくのがわかった。
「なんだ藤沢。腹が減ってるのか。」
「そ、そ、そうみたい……です。」
すると先生は、自分の腕を掴んでいる私の手を離した。
一瞬、先生の温かい手が、私の手を握ってくれたような感覚に陥った。
「待ってろ。これ会計してくるから。」
そう言って先生は、私から離れて行く。
“待ってろ”
先生のその一言に、心臓がトクントクンと鳴り出す。
私、もう少しだけ先生と一緒にいて、いいのだろうか。
そんな期待が、私の中で膨らむ。
しばらくして、お会計を済ませた先生が『すまんすまん。』となぜか謝りながら、近づいてきた。
「近くに飯でも食いに行こう。俺も腹減った。」
私はうんと頷き、先生の後を付いて行った。
お店を出て、また容赦なく日差しが照りつける。
「熱い!!」
先生は買ったばかりの本で、日差しを遮る。
いいなぁと思いながら、私はなんとなく、日差しが当たっている腕を撫でた。
「藤沢。こっちに日影があるぞ。」
「えっ?」
先生は私の腕を引っ張ると、日影へと私を案内してくれた。
「女の子は、日焼けしたくないだろ。」
「……うん。」
本当は日焼けスプレーもしてきたし、かと言って日焼けしたらしたらで、1か月もすればまた元通りになるのに。
でも女の子扱いされて、私は心の中がくすぐったくて、たまらなかった。
「おっ!店発見。」
先生はパスタのお店を見つけると、すぐにお店の中に入っていった。
「残念。1時間待ち。」
お店から出てきた先生は、そう言うと別な場所に行こうと、私を連れ出した。
だけど、お昼時だったのか。
今日はお休みの人が多かったのか。
はたまた、場所が悪かったのか。
行く先々で席は無く、私たちは13時半を過ぎても、食事にありつけなかった。
「最悪。ファーストフードにも、あり付けないのかよ。」
先生は余程お腹が空いているのか、熱さにやられているのか、ぐったりしていた。
「諦めて家に帰るか?」
先生は私に質問を投げかけた。
「う~ん……」
私は考える振りをして、先生を見つめた。
せっかく先生と再会したのに、このまま終わるなんて、物足りない。
「どうしようかな。先生に奢って貰える唯一のチャンスだしな。」
「おまえね。」
先生はケラケラと笑っている。
「あ~あ。家だったら出前取って済ますんだけどな。」
先生はそう呟いて、私をじーっと見た。
ドキドキする。
先生の深い瞳に、吸い込まれそうになる。
「なんですか?」
「おまえさ、」
「はい。」
「俺ん家、来る?」
トクントクンと動いていた心臓が、大きくドキンと鳴った。
「いいの?」
「汚いけどな。」
「一人暮らし?」
「そう。」
「じゃあ、仕方ないよ。逆に男の人の一人暮らしで奇麗な部屋だったら、引いちゃうかも。」
「なんだ、それ。」
適当な会話を交わした私と先生は、しばらくの沈黙の後、歩きだした。
「先生の家、遠い?」
「うんにゃあ、この近く。」
そして私は、先生の後を付いていく。
男の人の、しかも一人暮らしの部屋に行くなんて。
もしかしたら、私、本当はイケない事をしようとしてるんじゃないか。
そう思ったら、ふと足が止まった。
「どうした?」
「私、行ってもいいのかな。本当は一人暮らしの男の人の部屋なんて……」
先生はため息をついた。
「襲わねえよ。飯食うだけだろ?」
そう言うと、先生は私の背中を、軽く押してくれた。
容赦なく照りつける日差しは、今年買ったばかりのワンピースを通り抜け、日焼けスプレーを塗った腕にまで、ジリジリと焼き付いてくる。
こんな日は、外になんか出たくなんかなくて、一日中家の中でゴロゴロしていたかった。
だけど、そこは受験生。
高校最後の夏は、一生を決める大事な季節なわけで。
大した夢もないくせに、みんなが行くからと言う単純明快な理由から、駅前の大きな塾へと通っていた。
「熱い……」
額を伝う汗を手で拭いながら、終わったばかりの塾からの帰り道を満喫していた。
「それにしても熱い……」
勉強は涼しいうちが、頭に入るからと塾の授業はいつも午前中。
そしてお昼になると、“受験に必要だから”と頭にギュウギュウ知識を詰め込んで、塾を出てくる。
一日のうちで、一番気温が高くなるこの時間に、だ。
「もう無理。」
若いから熱くても平気だなんて、言ってらんない。
若くても熱いものは、熱いのだ。
私は辺りを見渡すと、交差点を渡った場所にある大きな本屋と駆け込んだ。
「涼しい!!」
ガンガンとクーラーがついている店内は、まるで天国のように思え、しばらくの間、入口付近で立ち止まっていた。
すると後ろから歩き越されたおじさんに、ジロッと睨まれようやく当てもなく、店内を彷徨うことにした。
ファッション雑誌に、旅のガイド本。
夏休みの読書感想文用の、文庫本が並ぶ。
楽しい物はすぐに目につく。
面白そうなタイトルが目につき、手にとっては置いてあった場所へと戻した。
そうしてどれくらいの時間を潰したか、私の目に赤本が入ってきた。
ああ、そう言えば私、受験生だったんだっけ。
急に現実に戻されたように、私の足はその場所へと向かった。
立ち止まり、自分が受験する大学の名前を探す。
「あった。」
手を伸ばし、数ページをパラパラと見てみる。
だがすぐに溜息をついて、また元の場所へと置きなおした。
ふと見ると、私と同じ歳くらいの人が数人、参考書等を選ぶ姿を見つけた。
彼らも私も、この1年で人生が決まると言っても、過言ではない。
少子化の煽りを受けて、少し前の時代に比べれば、大学への進学率は大幅に高くなった。
その代わり、大学へ行かなければ、まともな就職先は望めず、その後の人生まで、大きな影響を与えるようになった。
急に肩が重くなる。
この1年が大事だとわかっていても、急に逃げ出したくなるのはどうしてなんだろう。
そして思う。
店内の時計を見た。
13時を過ぎていて、お腹が空いている事に気づいた私は、もう家に帰ろうと、入口に体を向けた。
その時だった。
同じ本棚の奥に、ボザボサ髪の黒縁メガネの男性を発見した。
服装は白いTシャツに、緑色の短パン。
肌は日に焼け、髭も生えていた。
誰が見てもダサイ恰好のその男性に、私は見覚えがあった。
最も私の知っている姿は、爽やかにスーツを着こなす、好青年の方なのだが。
声をかけようか、正直迷った。
その男性と会ったのは、去年のことだし。
高校3年生になってからは、一度も会っていない。
私は目立つ人間ではないから、果たして覚えてくれているかも疑問だ。
それでも、体は動いた。
あの時、声をかければよかった。
そんな後悔だけは、したくなかった。
私はその男性の横に立ち、何も言わずに肩を、トントンと叩いた。
その男性は、私に振り向くと目を大きく見開いて、一瞬クシャっと笑顔を見せた。
「お久しぶりです、先生。」
「久しぶり。変わんないな、藤沢。」
ああ、覚えてくれていた。
それだけで、私の心は安心した。
「今日は?」
「塾の帰りです。」
「塾?おまえが?成績悪かったっけ?」
「受験生なもんで。」
私は先生に、笑って見せた。
「そっか……もう高校3年か。」
先生は去年の事を、懐かしむようにそう言った。
平塚幸太郎先生。
国語の先生が産休に入った2年生の時。
産休代理で、1年間国語を教えてくれた。
身長が高くて、爽やかで、教え方が上手かった先生は、男女問わず生徒から人気があった。
休み時間には、先生に会いに来る生徒が、後を絶たなかった。
2年生が終わりを告げる時も、誰かが産休に入った先生、もう少し休んでてくれないかなと、ぼやいていた。
「それにしても先生、変わりましたね。」
私の一言に、先生は頭をポリポリと掻いた。
「今は仕事してないからな。こんな格好になっちまう。」
えっ?
仕事してない?
私は一瞬、思考を止めた。
「ああ、もちろん貯金はあるから、しばらく食べる事には困らんけど。」
そう言って先生は、ニカッと笑う。
「この日焼けは……」
「これは少し前まで海の家で働いてたんだよ。」
先生が海の家?
益々わからなくなってくる。
「なははは!びっくりするよな。少し前まで国語の先生で、お前らに授業してたって言うのにな。」
そう言って先生は、のほほんと笑っている。
「仕事、探しているの?」
「いや、今はやりたい事があるから探してない。やりたい事が終わったら、また仕事すっかな。」
仕事って、そんな呑気にやったりやらなかったり出来るものなんだろうか。
少なくても私の両親を見ていると、そんな風には思えない。
「じゃあ、またな。気をつけて帰れよ。」
先生はお目当ての本が見つかったらしく、それを片手にレジへと向かおうとした。
まずい!
咄嗟に先生の腕を掴んだ瞬間、私のお腹の虫がぐぅ~と鳴った。
そんな時に、先生と目が合ったものだから、だんだん恥ずかしくなって、顔が赤くなっていくのがわかった。
「なんだ藤沢。腹が減ってるのか。」
「そ、そ、そうみたい……です。」
すると先生は、自分の腕を掴んでいる私の手を離した。
一瞬、先生の温かい手が、私の手を握ってくれたような感覚に陥った。
「待ってろ。これ会計してくるから。」
そう言って先生は、私から離れて行く。
“待ってろ”
先生のその一言に、心臓がトクントクンと鳴り出す。
私、もう少しだけ先生と一緒にいて、いいのだろうか。
そんな期待が、私の中で膨らむ。
しばらくして、お会計を済ませた先生が『すまんすまん。』となぜか謝りながら、近づいてきた。
「近くに飯でも食いに行こう。俺も腹減った。」
私はうんと頷き、先生の後を付いて行った。
お店を出て、また容赦なく日差しが照りつける。
「熱い!!」
先生は買ったばかりの本で、日差しを遮る。
いいなぁと思いながら、私はなんとなく、日差しが当たっている腕を撫でた。
「藤沢。こっちに日影があるぞ。」
「えっ?」
先生は私の腕を引っ張ると、日影へと私を案内してくれた。
「女の子は、日焼けしたくないだろ。」
「……うん。」
本当は日焼けスプレーもしてきたし、かと言って日焼けしたらしたらで、1か月もすればまた元通りになるのに。
でも女の子扱いされて、私は心の中がくすぐったくて、たまらなかった。
「おっ!店発見。」
先生はパスタのお店を見つけると、すぐにお店の中に入っていった。
「残念。1時間待ち。」
お店から出てきた先生は、そう言うと別な場所に行こうと、私を連れ出した。
だけど、お昼時だったのか。
今日はお休みの人が多かったのか。
はたまた、場所が悪かったのか。
行く先々で席は無く、私たちは13時半を過ぎても、食事にありつけなかった。
「最悪。ファーストフードにも、あり付けないのかよ。」
先生は余程お腹が空いているのか、熱さにやられているのか、ぐったりしていた。
「諦めて家に帰るか?」
先生は私に質問を投げかけた。
「う~ん……」
私は考える振りをして、先生を見つめた。
せっかく先生と再会したのに、このまま終わるなんて、物足りない。
「どうしようかな。先生に奢って貰える唯一のチャンスだしな。」
「おまえね。」
先生はケラケラと笑っている。
「あ~あ。家だったら出前取って済ますんだけどな。」
先生はそう呟いて、私をじーっと見た。
ドキドキする。
先生の深い瞳に、吸い込まれそうになる。
「なんですか?」
「おまえさ、」
「はい。」
「俺ん家、来る?」
トクントクンと動いていた心臓が、大きくドキンと鳴った。
「いいの?」
「汚いけどな。」
「一人暮らし?」
「そう。」
「じゃあ、仕方ないよ。逆に男の人の一人暮らしで奇麗な部屋だったら、引いちゃうかも。」
「なんだ、それ。」
適当な会話を交わした私と先生は、しばらくの沈黙の後、歩きだした。
「先生の家、遠い?」
「うんにゃあ、この近く。」
そして私は、先生の後を付いていく。
男の人の、しかも一人暮らしの部屋に行くなんて。
もしかしたら、私、本当はイケない事をしようとしてるんじゃないか。
そう思ったら、ふと足が止まった。
「どうした?」
「私、行ってもいいのかな。本当は一人暮らしの男の人の部屋なんて……」
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