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第一章 月齢24.5
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――あー……これ、やっぱり、あたしが『れえばていん』でやったんだ……――
仰向けになった熊の死体を見聞しつつ、ユキは思う。
熊の胸の傷。何か太い棒状のものがほぼ貫通――背中側の肋骨に阻まれ、かろうじて皮一枚残している――し、心臓とその周辺の動脈静脈が破壊されている。それがわかるのは、傷にそってナイフか何かで肋骨に沿って切り開いた痕があるからで、恐らくは夕べのうちにスティーブかチャックが検死したのだろう。
ユキは、そんな傷を与える道具に心当たりがあった。そして、確かに、アレを使えば、直接手に血の汚れはつかなくても、ジュモーが言うように『穢れ』は残る、と思う。
熊は、心臓を一突きされた後、どうやらうつ伏せに倒れたらしい。熊の体重で、熊の形に圧迫された雪原は、心臓のあたりを中心に大量のどす黒い血の色に染まっている。今は熊は仰向けだから、スティーブとチャックは検死のため、この熊を仰向けに裏返したのだろう。
「なまんだぶ……さて、多少は、血抜きになったかな?」
熊の死因を確かめ、確かに自分がやったのだという確証を得たユキは、軽く手を合わせて念仏を唱えると、次の仕事のために、借りてきたボウイナイフを抜く。
「皮、全部剥げれば、そこそこお宝なんだろうけどね」
言いながら、母の実家のある信州で、里の青年からそこが一番旨いと聞いたのを覚えていたユキは、熊の内ももの皮を切り裂き、幾ばくかの肉を切り取る。昨夜の冷え込みで一部凍っていた肉はさくりと切り取られ、どうやら悪くなってもいない模様だ。切り取った肉は、用意しておいた、そこら辺の杉っぽい木の枝を打って剥いだ皮に、同様に打って落した杉の葉っぽいのを敷き詰めた上に置き、同じもので挟んでツル草で縛る。
「終わったよ、ジュモー!」
その頃、ユモは、ユキと熊の死体から少し離れて、何某か自分たちの『空間跳躍』の痕跡がないか探していた。
結論。手がかり、なし。調査のために使役していた精霊を退去させ、自分を中心に展開していた魔法陣を霧散させる。
「はあーい」
ユキの声に叫び返し、ユモは大きくため息をつく。
「……しかたない、か」
顔を上げて、遠くで手を振るユキに向けて、ユモは歩き出した。
「なんか分かった?」
「全然よ。やんなっちゃう」
木の皮でナイフを拭いながら聞いたユキに、吐き捨てるようにユモが答える。
「わかってるのは、あたし達がここに出てきた時、凄くおっきな音がしたらしいことだけ。魔法の痕跡もなんにもなし……あ」
うっかり、ユモは、気を付けて言わないでおこうとしていた単語を口に出してしまったことに気付き、口を押さえる。
「……あのさ、もういいじゃん。お互い余計な事言いっこなしで良いんだけどさ」
ナイフのハンドルと自分の手を熊の毛皮で拭いながら、ユキが言う。
「あんたは、魔法使い。あたしだって、それくらいは分かるし、それを言いふらす気もないから」
「……」
ユモは、なんと返事をしていいか分からない。そもそもユモは、自分の生まれ育った村では正体を隠したことがない。メーリング村の雑貨屋『魔女の家』の女主人の娘、魔女見習い、ユモ。たまに、父母に連れられて村を出て街に降りれば、そう言った不用意な発言は控えるが、そもそも街で魔法を使う機会は、少なくとも今までは無かったから、正体がどうこうという心配をしたことがなかった。
だから、朝、『言葉を通ずる呪い』と『凍えない服になる呪い』を思わず使ってしまった、そうすることが当たり前だと思ったから。それは、自分と一緒に時間と空間を渡ってきたらしいこのユキという日本人の娘も、なにかしら秘密を持っているらしいと思ったからでもある。秘密を持っているもの同士ならば、多少のことはお互い様、と思ったから。
「……そうよ。あたしは魔女、まだ見習いだけど」
「見習い?」
しばらく悩んでから答えたユモに、ユモの口から出た聞き慣れない単語に、思わずユキは聞き返す。
「ママが、あたしの先生であるママがまだ一人前って認めてくれないから、見習い。でも!」
言いにくそうに答えたユモは、キッとユキに目を向けて、言葉を繋ぐ。
「そんじょそこらのへっぽこ魔法使いには絶対負けないんだから!大体!」
ユモは、ユキに詰め寄る。
「あんただって!一体何隠してるのよ!あたし覚えてないけど、コレ」
ユモは熊を指さし、
「やっつけたのも、アレ」
続けて、熊からちょっと離れたところの数メートルはある雪原を何かが滑走した痕跡と、その向こうの何かが転がった痕跡を指さす。
「やったのもあんたでしょ!?あたしじゃなきゃ、あんたしかありえないもの!」
「あー、まあ、うん」
ユキは、ちょっと引き気味に、後ろ頭をかきつつ答える。
「あんた抱えて着地したのはあたし。熊も、多分あたし、だと思う、よく覚えてないけど」
「ほら!……一体何したのよ?大体、あんた何者よ?」
ユモは、かさにかかってさらに詰め寄る。
「そこはまあ、言いっこなしじゃ、ダメ?」
「ダメ!あたしだけじゃ、不公平よ!」
「ってもなあ……」
――ジュモー相手なら、言っちゃっても大丈夫な気はするけど……――
ユキは、困る。
「……もうちょっとだけ、待って。心の準備が出来たら、全部話すから。お婆ちゃんにきつく言われてるのよ。誰にも、余計な事言うなって」
「お婆ちゃん?」
頭一つほど低い位置から、ユモの碧の目がユキの目を見つめる。
「そう。お婆ちゃん。凄く怖いんだから、言うこと聞かないと。でも、そうね、これだけは約束する」
ユキは、そのユモの目を見下ろし、微笑む。
「あんたは、あたしが護る、何があっても」
「何それ。この魔女見習いユ……ジュモー・タンカを護るって言うの?あんたが?」
笑って、ユモは少し身を引く。
「バカにしなさんなよ?あたしは体力には自信があるのよ、ここ来るまでに息上がってる誰かさんと違ってね」
ユキは、軽く腰を曲げ、ユモの目線に顔を下ろして、言う。
「な、なんですって!?」
「あたしが本気出しゃ、熊でも虎でもどんと来いよ!まあ、魔法はからっきしだから、そっちはあんたに任せるけど」
「言ったわね……いいわ、その本気とやら、見せてもらう前にあたしが全部かたづけてやるから。何があっても!」
「せいぜい頼むわ。ま、そういう荒事にならなければ一番良いんだけどね……」
「……そうね。そこは認めるわ」
急にトーンを落したユキの言葉に、ユモも肩の力を抜いて頷き、言う。
「……あたし達、帰れると思う?」
「わかんない……でも」
ユキは、ライフルを担ぎ直し、肉の包みを持って、言う。
「諦めるには、まだ早すぎるわ」
仰向けになった熊の死体を見聞しつつ、ユキは思う。
熊の胸の傷。何か太い棒状のものがほぼ貫通――背中側の肋骨に阻まれ、かろうじて皮一枚残している――し、心臓とその周辺の動脈静脈が破壊されている。それがわかるのは、傷にそってナイフか何かで肋骨に沿って切り開いた痕があるからで、恐らくは夕べのうちにスティーブかチャックが検死したのだろう。
ユキは、そんな傷を与える道具に心当たりがあった。そして、確かに、アレを使えば、直接手に血の汚れはつかなくても、ジュモーが言うように『穢れ』は残る、と思う。
熊は、心臓を一突きされた後、どうやらうつ伏せに倒れたらしい。熊の体重で、熊の形に圧迫された雪原は、心臓のあたりを中心に大量のどす黒い血の色に染まっている。今は熊は仰向けだから、スティーブとチャックは検死のため、この熊を仰向けに裏返したのだろう。
「なまんだぶ……さて、多少は、血抜きになったかな?」
熊の死因を確かめ、確かに自分がやったのだという確証を得たユキは、軽く手を合わせて念仏を唱えると、次の仕事のために、借りてきたボウイナイフを抜く。
「皮、全部剥げれば、そこそこお宝なんだろうけどね」
言いながら、母の実家のある信州で、里の青年からそこが一番旨いと聞いたのを覚えていたユキは、熊の内ももの皮を切り裂き、幾ばくかの肉を切り取る。昨夜の冷え込みで一部凍っていた肉はさくりと切り取られ、どうやら悪くなってもいない模様だ。切り取った肉は、用意しておいた、そこら辺の杉っぽい木の枝を打って剥いだ皮に、同様に打って落した杉の葉っぽいのを敷き詰めた上に置き、同じもので挟んでツル草で縛る。
「終わったよ、ジュモー!」
その頃、ユモは、ユキと熊の死体から少し離れて、何某か自分たちの『空間跳躍』の痕跡がないか探していた。
結論。手がかり、なし。調査のために使役していた精霊を退去させ、自分を中心に展開していた魔法陣を霧散させる。
「はあーい」
ユキの声に叫び返し、ユモは大きくため息をつく。
「……しかたない、か」
顔を上げて、遠くで手を振るユキに向けて、ユモは歩き出した。
「なんか分かった?」
「全然よ。やんなっちゃう」
木の皮でナイフを拭いながら聞いたユキに、吐き捨てるようにユモが答える。
「わかってるのは、あたし達がここに出てきた時、凄くおっきな音がしたらしいことだけ。魔法の痕跡もなんにもなし……あ」
うっかり、ユモは、気を付けて言わないでおこうとしていた単語を口に出してしまったことに気付き、口を押さえる。
「……あのさ、もういいじゃん。お互い余計な事言いっこなしで良いんだけどさ」
ナイフのハンドルと自分の手を熊の毛皮で拭いながら、ユキが言う。
「あんたは、魔法使い。あたしだって、それくらいは分かるし、それを言いふらす気もないから」
「……」
ユモは、なんと返事をしていいか分からない。そもそもユモは、自分の生まれ育った村では正体を隠したことがない。メーリング村の雑貨屋『魔女の家』の女主人の娘、魔女見習い、ユモ。たまに、父母に連れられて村を出て街に降りれば、そう言った不用意な発言は控えるが、そもそも街で魔法を使う機会は、少なくとも今までは無かったから、正体がどうこうという心配をしたことがなかった。
だから、朝、『言葉を通ずる呪い』と『凍えない服になる呪い』を思わず使ってしまった、そうすることが当たり前だと思ったから。それは、自分と一緒に時間と空間を渡ってきたらしいこのユキという日本人の娘も、なにかしら秘密を持っているらしいと思ったからでもある。秘密を持っているもの同士ならば、多少のことはお互い様、と思ったから。
「……そうよ。あたしは魔女、まだ見習いだけど」
「見習い?」
しばらく悩んでから答えたユモに、ユモの口から出た聞き慣れない単語に、思わずユキは聞き返す。
「ママが、あたしの先生であるママがまだ一人前って認めてくれないから、見習い。でも!」
言いにくそうに答えたユモは、キッとユキに目を向けて、言葉を繋ぐ。
「そんじょそこらのへっぽこ魔法使いには絶対負けないんだから!大体!」
ユモは、ユキに詰め寄る。
「あんただって!一体何隠してるのよ!あたし覚えてないけど、コレ」
ユモは熊を指さし、
「やっつけたのも、アレ」
続けて、熊からちょっと離れたところの数メートルはある雪原を何かが滑走した痕跡と、その向こうの何かが転がった痕跡を指さす。
「やったのもあんたでしょ!?あたしじゃなきゃ、あんたしかありえないもの!」
「あー、まあ、うん」
ユキは、ちょっと引き気味に、後ろ頭をかきつつ答える。
「あんた抱えて着地したのはあたし。熊も、多分あたし、だと思う、よく覚えてないけど」
「ほら!……一体何したのよ?大体、あんた何者よ?」
ユモは、かさにかかってさらに詰め寄る。
「そこはまあ、言いっこなしじゃ、ダメ?」
「ダメ!あたしだけじゃ、不公平よ!」
「ってもなあ……」
――ジュモー相手なら、言っちゃっても大丈夫な気はするけど……――
ユキは、困る。
「……もうちょっとだけ、待って。心の準備が出来たら、全部話すから。お婆ちゃんにきつく言われてるのよ。誰にも、余計な事言うなって」
「お婆ちゃん?」
頭一つほど低い位置から、ユモの碧の目がユキの目を見つめる。
「そう。お婆ちゃん。凄く怖いんだから、言うこと聞かないと。でも、そうね、これだけは約束する」
ユキは、そのユモの目を見下ろし、微笑む。
「あんたは、あたしが護る、何があっても」
「何それ。この魔女見習いユ……ジュモー・タンカを護るって言うの?あんたが?」
笑って、ユモは少し身を引く。
「バカにしなさんなよ?あたしは体力には自信があるのよ、ここ来るまでに息上がってる誰かさんと違ってね」
ユキは、軽く腰を曲げ、ユモの目線に顔を下ろして、言う。
「な、なんですって!?」
「あたしが本気出しゃ、熊でも虎でもどんと来いよ!まあ、魔法はからっきしだから、そっちはあんたに任せるけど」
「言ったわね……いいわ、その本気とやら、見せてもらう前にあたしが全部かたづけてやるから。何があっても!」
「せいぜい頼むわ。ま、そういう荒事にならなければ一番良いんだけどね……」
「……そうね。そこは認めるわ」
急にトーンを落したユキの言葉に、ユモも肩の力を抜いて頷き、言う。
「……あたし達、帰れると思う?」
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