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第三章-月齢26.5-
第3章 第24話
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「……居たわ」
双眼鏡――これまた一般親衛隊のキャンプから借り出した、支給品の軍用6倍双眼鏡――を目から離したユモは、そう呟いて、隣の漆黒の獣の首を撫でる。
「さすがだわね。野生の勘、ってヤツ?」
「あたしは都会派だわよ」
撫でられた漆黒の獣は、若干こもった人語で反論しつつ、それでも頬をユモにすり寄せる。
「ぶっちゃけ、匂いがね……正直、近づきたくないって言うか。見せて」
「ん」
言われて、ユモは双眼鏡を獣の目にあてる。
「……なるほど?」
さっきよりは明瞭な人語で、さっきまでは明らかに獣だったそれは呟く。
「距離は……200mってとこ?でっかいのが一人、そうでもないのが一人、か」
双眼鏡に書かれたmil目盛り――ドイツ語はシュトリヒだが内容は同じ――を頼りに距離を暗算して、いつの間にか人寄りの人獣の姿になり自分で双眼鏡を持っていた雪風が、双眼鏡を目から離してユモに向き直る。
「距離はそんなもんか……でっかいの、アレよね?」
目盛りを読むのをイマイチ苦手とするユモが、雪風に聞き返す。
「身長2メートルとして、だけど。そんな人、この辺にゴロゴロ落ちてるわけないわよね」
「落ちててたまるもんですか……でも、なんでここに居るのかしらね……まあいいわ、行きましょ」
勢いよく立ち上がろうとして、ユモはしかし、雪風に引き留められる。
「だから。あたしが服着るまで待ってってば」
「……おや?」
下生えをかき分けて近づく足音に気付いて振り向いたモーセス・グースは、その二人を認めて、目を見開いた。
「なんと……お二人とも、どうしてここに?」
「ユモ嬢にユキ嬢……なんと物々しい」
大型拳銃二丁をぶち込んだガンベルトを腰に巻き、背嚢一つに雑嚢二つをたすき掛けにした雪風と、自分の身の丈程のGew71を背負ったユモを見て、モーセスの傍に控えていたナルブがやや呆然と呟く。
すぐにはそれに答えず、モーセスまであと五歩ほど――ユモなら七歩ほど――の距離で、ユモは足を停めて腰に手を当て、胸を張って切り出す。
「あたしの銃剣とか、返して頂戴」
モーセスは、しばしユモと見つめ合い、ついで雪風に目を移す。
ユモの斜め後ろに控える雪風は、表面上は穏やかに、しかし笑ってはいない視線をモーセスに返す。
その視線を受けたモーセスは、傍らのナルブに振り返り、互いに目配せしあってからため息をつく。
「……ペーター少尉殿があなた方を『福音』と呼ぶ理由が、わかった気がします。少なくとも、ここにあなたの剣その他がある事と思っている、いえ、確信していらっしゃるのですね?」
「少尉さんの引き出しからちょろまかした書き付けも一緒に、ね」
ナルブはそれを聞いて息を呑み、モーセスは嘆息する。
「なるほど、そこまで御存知でしたか。してみると、キャンプからペーター少尉殿に連絡があったのですかな?……いや、それにしては、お二人の到着は、いささか早すぎます」
「あたし達の事はどうでも良いわ。返してくれるの?それとも、返さないつもり?」
一切の情報を与えるつもりも、何かを譲るつもりもないユモは、にべもなく繰り返す。
もう一度、モーセスはユモの顔色をうかがい、雪風の目の色を見てから、決断する。
「……わかりました」
「師範……」
何事か抗議しようと口を開いたナルブを手で制し、モーセスはゆっくりと続ける。
「あなたがたは、我々が思っている以上に色々御存知なのですね。そんなあなた方には、下手なごまかしは通用しますまい」
一度言葉を区切り、モーセスは大きく息を吸ってから続ける。
「正直に申し上げましょう、確かに、それらは全て、拙僧の指図で、ある者達にペーター少尉殿のキャンプから持ち出させたものです」
「じゃあ!……」
「ですが、残念ながらここには既にありません。拙僧の指示で、既にそれらはある場所に移動させています」
食ってかからんばかりの勢いのユモに、しかしモーセスはぴしゃりと言って放つ。
「ご安心ください、あくまで保管のための移動ですし、拙僧の指示がなければ中身に手を触れるようなことはありません。そのかわり、と言っては何ですが」
モーセスは、自分よりはるかに背の低い――ローティーンの欧州人女子としても小柄なユモはもちろん、日本人中二女子としては大柄な雪風ですらモーセスの胸の高さまでしかない――少女二人に腰を曲げて顔を近付け、言う。
「あなたの剣をお返しするには、その場所に来ていただかなければなりません。ですので、その場所、我々の『聖地』に、ご一緒していただけますでしょうか?」
「『聖地』、ですって?」
そのモーセスの申し出は予想外だったのか、それとも至近距離のモーセスの顔面の迫力に気圧されたか、やや引き気味のユモは聞き返す。
「はい」
「……ここ、墓地というか、そういう所ですよね?鳥葬、ですか?」
雪風が、話に割り込む。
「ナチスの人たちには、禁忌の場所だって。つまり、ここじゃない、もっと特殊な『聖地』がある、って事ですか?」
腰をのばしたモーセスは、笑顔で雪風に振り向く。
「よく御存知ですね。なるほど、確かにさすがは福音の少女というところですか。その通り、ここはこの地域の死者を空に送る場所、鳥葬が行われる場所で、実際本日もこれから葬儀が行われる予定です」
「それが故に、本来ここは土地の者以外には立ち入りを禁じています。土地の者でも、祭事以外では言わずとも立ち入る者は居ません」
ナルブが、付け足す。この土地の為政者としては、言わずにはおれなかったのだろう。
「本来ならば、そうです。しかし、これもまた御仏の、あるいはいずこかの神の御導きなのでしょう……とはいえ、お察しの通り、ここは『聖地』ではありません。それと、申し訳ありません、お二方には、さすがにこれから行われる葬儀に参列していただくわけにはいきませんので……」
「いいわ。他の人に見つからない程度に離れててあげる」
腕を組んで、ユモは答える。雪風は、無言で頷く。
「ご理解が速くて助かります。葬儀が終わり、ご遺族が帰られましたら、『聖地』にご案内します」
「ついでに、洗いざらい話してくださるかしら?そもそも、なんであんた達がここに居るのか、とか」
睨めつける眼で、上目にモーセスを見ながらユモは付け足す。
「教義の上での秘密もありますが、お話し出来る範囲でよろしければ」
モーセスは、真剣な表情で頷き、言った。その言葉を、ユモも雪風も、「密教の教義」の範疇だと、そう受け取っていた。
ユモと雪風は、一旦、最初にモーセス達を発見した時の位置まで後退し、改めてあたりを見まわした。そこは、ナルブの館のある集落からは東北東に直線距離で5キロ強、親衛隊調査隊の宿営地からは南に3キロ強ほどの、細い川に面した緩斜面であり、南からの日がよく当たる、差し渡し100メートルほどはありそうな開けた場所であった。
その広場を眼下に見る、広場の緩斜面が谷の急斜面になって少し登った所の茂みに、ユモと雪風は身を潜めた。そこは、最初に二人がモーセスとナルブを発見した場所でもあり、上からは下の様子が手に取るようにわかるが、下からはそこに居るとわかっていても発見は難しい、そんな位置関係であった。
ユモと雪風が茂みに身を隠してからさほど間を置かずに、葬儀の関係者、遺族らしき数名と僧侶と、鳥葬師と呼ばれる職人が姿を見せた。もちろん彼らは集落から直線距離を移動して来たわけではなく、険しい峰への登降坂を避けてヤルツァンポ川沿いから目の前の谷筋を辿っておよそ三倍の距離を迂回して来ている。それもそのはず、彼らは、ユモと雪風が予想していなかった大荷物を携えていた。
「……何よあれ、もしかして……」
双眼鏡を覗いたまま、ユモが呟く。
「もしかしなくても、あれ、仏様ね。五人いるわよ」
セーラー服を着たまま人狼の姿になり、目をこらして同じものを見ている雪風が、ユモの意図を汲み取って答える。今の雪風なら、裸眼では若干近視気味のユモよりはるかに視力は高い。
その二人が見ている葬列には、確かに、大荷物をかついだ男が五人居た。その荷物は、若干大きさに違いはあるが、まさしく人が入っていそうな大きさの袋であった。
その袋の中身が引き出された時、雪風は、ユモの感情がひどく動揺したことを感じ取った。それは、『繋いで』いなかったとしても感じる、無意識下の深い所で使い魔の契約で結ばれた二人の間の意識の成せる技であった。
「子供、ね。二人、あたし達と同じくらい、か……」
手をかざして目をこらす雪風が、呟く。
「御遺体のうち二人は子供、そういう事ですか?」
ユモの胸元から、ニーマントが聞き返す。
「……そうね、確証ないけど、両親と子供二人と、もう一人はおばあちゃんか何かかしら……」
硬い声で、双眼鏡を覗いたまま、ユモがニーマントの問いに答える。
「……あんた、自分で見えないの?」
「少々距離が遠いでして、情報の解像度が少々。しかし、なるほど。してみると、一家まるごと、そういう事ですかな?」
のほほんと、ニーマントが質問を重ねる。
「そう考えるのが自然ね……何があったかわからないけど……」
ユモの答えには、感情はこもっていなかった。
双眼鏡――これまた一般親衛隊のキャンプから借り出した、支給品の軍用6倍双眼鏡――を目から離したユモは、そう呟いて、隣の漆黒の獣の首を撫でる。
「さすがだわね。野生の勘、ってヤツ?」
「あたしは都会派だわよ」
撫でられた漆黒の獣は、若干こもった人語で反論しつつ、それでも頬をユモにすり寄せる。
「ぶっちゃけ、匂いがね……正直、近づきたくないって言うか。見せて」
「ん」
言われて、ユモは双眼鏡を獣の目にあてる。
「……なるほど?」
さっきよりは明瞭な人語で、さっきまでは明らかに獣だったそれは呟く。
「距離は……200mってとこ?でっかいのが一人、そうでもないのが一人、か」
双眼鏡に書かれたmil目盛り――ドイツ語はシュトリヒだが内容は同じ――を頼りに距離を暗算して、いつの間にか人寄りの人獣の姿になり自分で双眼鏡を持っていた雪風が、双眼鏡を目から離してユモに向き直る。
「距離はそんなもんか……でっかいの、アレよね?」
目盛りを読むのをイマイチ苦手とするユモが、雪風に聞き返す。
「身長2メートルとして、だけど。そんな人、この辺にゴロゴロ落ちてるわけないわよね」
「落ちててたまるもんですか……でも、なんでここに居るのかしらね……まあいいわ、行きましょ」
勢いよく立ち上がろうとして、ユモはしかし、雪風に引き留められる。
「だから。あたしが服着るまで待ってってば」
「……おや?」
下生えをかき分けて近づく足音に気付いて振り向いたモーセス・グースは、その二人を認めて、目を見開いた。
「なんと……お二人とも、どうしてここに?」
「ユモ嬢にユキ嬢……なんと物々しい」
大型拳銃二丁をぶち込んだガンベルトを腰に巻き、背嚢一つに雑嚢二つをたすき掛けにした雪風と、自分の身の丈程のGew71を背負ったユモを見て、モーセスの傍に控えていたナルブがやや呆然と呟く。
すぐにはそれに答えず、モーセスまであと五歩ほど――ユモなら七歩ほど――の距離で、ユモは足を停めて腰に手を当て、胸を張って切り出す。
「あたしの銃剣とか、返して頂戴」
モーセスは、しばしユモと見つめ合い、ついで雪風に目を移す。
ユモの斜め後ろに控える雪風は、表面上は穏やかに、しかし笑ってはいない視線をモーセスに返す。
その視線を受けたモーセスは、傍らのナルブに振り返り、互いに目配せしあってからため息をつく。
「……ペーター少尉殿があなた方を『福音』と呼ぶ理由が、わかった気がします。少なくとも、ここにあなたの剣その他がある事と思っている、いえ、確信していらっしゃるのですね?」
「少尉さんの引き出しからちょろまかした書き付けも一緒に、ね」
ナルブはそれを聞いて息を呑み、モーセスは嘆息する。
「なるほど、そこまで御存知でしたか。してみると、キャンプからペーター少尉殿に連絡があったのですかな?……いや、それにしては、お二人の到着は、いささか早すぎます」
「あたし達の事はどうでも良いわ。返してくれるの?それとも、返さないつもり?」
一切の情報を与えるつもりも、何かを譲るつもりもないユモは、にべもなく繰り返す。
もう一度、モーセスはユモの顔色をうかがい、雪風の目の色を見てから、決断する。
「……わかりました」
「師範……」
何事か抗議しようと口を開いたナルブを手で制し、モーセスはゆっくりと続ける。
「あなたがたは、我々が思っている以上に色々御存知なのですね。そんなあなた方には、下手なごまかしは通用しますまい」
一度言葉を区切り、モーセスは大きく息を吸ってから続ける。
「正直に申し上げましょう、確かに、それらは全て、拙僧の指図で、ある者達にペーター少尉殿のキャンプから持ち出させたものです」
「じゃあ!……」
「ですが、残念ながらここには既にありません。拙僧の指示で、既にそれらはある場所に移動させています」
食ってかからんばかりの勢いのユモに、しかしモーセスはぴしゃりと言って放つ。
「ご安心ください、あくまで保管のための移動ですし、拙僧の指示がなければ中身に手を触れるようなことはありません。そのかわり、と言っては何ですが」
モーセスは、自分よりはるかに背の低い――ローティーンの欧州人女子としても小柄なユモはもちろん、日本人中二女子としては大柄な雪風ですらモーセスの胸の高さまでしかない――少女二人に腰を曲げて顔を近付け、言う。
「あなたの剣をお返しするには、その場所に来ていただかなければなりません。ですので、その場所、我々の『聖地』に、ご一緒していただけますでしょうか?」
「『聖地』、ですって?」
そのモーセスの申し出は予想外だったのか、それとも至近距離のモーセスの顔面の迫力に気圧されたか、やや引き気味のユモは聞き返す。
「はい」
「……ここ、墓地というか、そういう所ですよね?鳥葬、ですか?」
雪風が、話に割り込む。
「ナチスの人たちには、禁忌の場所だって。つまり、ここじゃない、もっと特殊な『聖地』がある、って事ですか?」
腰をのばしたモーセスは、笑顔で雪風に振り向く。
「よく御存知ですね。なるほど、確かにさすがは福音の少女というところですか。その通り、ここはこの地域の死者を空に送る場所、鳥葬が行われる場所で、実際本日もこれから葬儀が行われる予定です」
「それが故に、本来ここは土地の者以外には立ち入りを禁じています。土地の者でも、祭事以外では言わずとも立ち入る者は居ません」
ナルブが、付け足す。この土地の為政者としては、言わずにはおれなかったのだろう。
「本来ならば、そうです。しかし、これもまた御仏の、あるいはいずこかの神の御導きなのでしょう……とはいえ、お察しの通り、ここは『聖地』ではありません。それと、申し訳ありません、お二方には、さすがにこれから行われる葬儀に参列していただくわけにはいきませんので……」
「いいわ。他の人に見つからない程度に離れててあげる」
腕を組んで、ユモは答える。雪風は、無言で頷く。
「ご理解が速くて助かります。葬儀が終わり、ご遺族が帰られましたら、『聖地』にご案内します」
「ついでに、洗いざらい話してくださるかしら?そもそも、なんであんた達がここに居るのか、とか」
睨めつける眼で、上目にモーセスを見ながらユモは付け足す。
「教義の上での秘密もありますが、お話し出来る範囲でよろしければ」
モーセスは、真剣な表情で頷き、言った。その言葉を、ユモも雪風も、「密教の教義」の範疇だと、そう受け取っていた。
ユモと雪風は、一旦、最初にモーセス達を発見した時の位置まで後退し、改めてあたりを見まわした。そこは、ナルブの館のある集落からは東北東に直線距離で5キロ強、親衛隊調査隊の宿営地からは南に3キロ強ほどの、細い川に面した緩斜面であり、南からの日がよく当たる、差し渡し100メートルほどはありそうな開けた場所であった。
その広場を眼下に見る、広場の緩斜面が谷の急斜面になって少し登った所の茂みに、ユモと雪風は身を潜めた。そこは、最初に二人がモーセスとナルブを発見した場所でもあり、上からは下の様子が手に取るようにわかるが、下からはそこに居るとわかっていても発見は難しい、そんな位置関係であった。
ユモと雪風が茂みに身を隠してからさほど間を置かずに、葬儀の関係者、遺族らしき数名と僧侶と、鳥葬師と呼ばれる職人が姿を見せた。もちろん彼らは集落から直線距離を移動して来たわけではなく、険しい峰への登降坂を避けてヤルツァンポ川沿いから目の前の谷筋を辿っておよそ三倍の距離を迂回して来ている。それもそのはず、彼らは、ユモと雪風が予想していなかった大荷物を携えていた。
「……何よあれ、もしかして……」
双眼鏡を覗いたまま、ユモが呟く。
「もしかしなくても、あれ、仏様ね。五人いるわよ」
セーラー服を着たまま人狼の姿になり、目をこらして同じものを見ている雪風が、ユモの意図を汲み取って答える。今の雪風なら、裸眼では若干近視気味のユモよりはるかに視力は高い。
その二人が見ている葬列には、確かに、大荷物をかついだ男が五人居た。その荷物は、若干大きさに違いはあるが、まさしく人が入っていそうな大きさの袋であった。
その袋の中身が引き出された時、雪風は、ユモの感情がひどく動揺したことを感じ取った。それは、『繋いで』いなかったとしても感じる、無意識下の深い所で使い魔の契約で結ばれた二人の間の意識の成せる技であった。
「子供、ね。二人、あたし達と同じくらい、か……」
手をかざして目をこらす雪風が、呟く。
「御遺体のうち二人は子供、そういう事ですか?」
ユモの胸元から、ニーマントが聞き返す。
「……そうね、確証ないけど、両親と子供二人と、もう一人はおばあちゃんか何かかしら……」
硬い声で、双眼鏡を覗いたまま、ユモがニーマントの問いに答える。
「……あんた、自分で見えないの?」
「少々距離が遠いでして、情報の解像度が少々。しかし、なるほど。してみると、一家まるごと、そういう事ですかな?」
のほほんと、ニーマントが質問を重ねる。
「そう考えるのが自然ね……何があったかわからないけど……」
ユモの答えには、感情はこもっていなかった。
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