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第四章:深淵より来たる水曜日
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「いやしかし、北条様は肝が据わっていらっしゃる。この時田、感服致しました」
井ノ頭邸の台所で、カモミールティーを入れながら時田が柾木を褒める。
「そんなことは。咄嗟に体が動いただけです」
「いやいや、だとしてもなかなか出来る事ではございませんぞ」
ティーカップを柾木の前に置きながら、時田が言葉を重ねる。
「北条様は私や袴田より早くお姫さまをかばって下さいました。正直、私も袴田も後れを取りました」
言われてみればその通りで、ラムダが爆発する直前、嫌な気配を感じた柾木は、信仁が「伏せろ」と叫ぶより早く行動を起こしていた。何故かは分からないが、「ラムダが爆発する」と感じた、だから、咄嗟に出来る事として、とにかくその場で一番弱い玲子をかばった、ただそれだけの事だと思っていたが、確かに、ただの人間である自分が、どうして場数を踏んでいる時田や袴田、感覚が優れているだろう巴や馨より先にそれを感じたんだ?
「何か、皆さんより先に気付かれたのですか?」
「どうでしょう……」
玲子に問われ、柾木は考え込む。
どうして自分は「ラムダが爆発する」と思った?……いや、違う「ラムダが爆発する」じゃない、「ラムダを爆破する」だ。そうだ、思い出してきた。
「……声、じゃないですけど、あの時、何かが聞こえた、ような気がします」
「何か、とは?」
「ラムダを、人形を爆破する、違うな、爆発せよ、そんな感じの声、というか、命令?みたいなものが聞こえたような……」
「その話、もう少し詳しく聞かせて貰えますか?」
いつの間にか、いおりが台所の入口に立っていた。
「菊子さんによると、ラムダが爆発する直前、何らかの不正規入力がローカルネットワーク上にあったそうです」
ここで言うローカルネットワークとは、ラムダとエータと計測器、それにサポート役の菊子をデイジーチェーンしたものだ。
「ネットワーク上の通信は全部記録しているのですが、ネットワークが切断される直前、確かに正体不明のコマンドが流れてました」
全員を客間に集めたいおりは、壁面モニタに計測器のリモート画面を出すと、通信ログの該当部分を表示させる。
「内容は解析中です、少なくともボクの設定したコマンドの文法じゃありません。ただ、通信システムそのものがハックされたおかげで、発信元はラムダ、受信先はラムダとエータになっているのは分かってます」
だーっと画面上を流れた通信ログの最後の方の、ヘブライ語のコマンドの羅列の中に一行だけある、文字化けして判読出来ない行を示していおりが言う。
「エータは今回の検証の為に、マスタースレーブモードで作動してました。さっきの殭屍の話じゃないですが、魄だけが作動して魂が抜けてる状態そのものと言えます。そして、エータの魂にあたる部分は、北条さんの影響を非常に強く受けてます」
「え、俺ですか?」
「はい、何しろ半年以上も北条さんの体として動いていましたから、キルリアン・トモグラフィーが生身の北条さんそっくりになってます。なので、ここからは推定ですが、この不正規入力がラムダに対する外部からの爆破命令だとして、同時にエータにも強制受信扱いで送信されてますから、その内容が魂を共有する北条さんにも伝わることも、あながちあり得ない事ではないんじゃないかと」
「だから、柾木様は誰よりも早く、ラムダが爆発すると知ることが出来た?」
「あくまで推定ですが。腑には落ちます」
「マジっすか……」
どう反応すべきか分からず、柾木は頭を抱える。
「質問なんですが、このお屋敷は、防壁でしたっけ、おまじないがされてるはずですよね、そんな、不正規入力ですか?通ってしまうモノなんですか?」
蒲田が疑問を呈する。
「この屋敷のセキュリティは、基本的に「好意的でない人物」にしか効果がありません。雨風が避けて通るわけではありませんし、投石も防げません。ましてや、電波の類いや、念波となりますと……」
ちょっと困ったような顔をして、菊子が答える。
「実は、夕べの北条さんの夢に関する計測で、外部からエータに干渉があって、それが北条さんに伝達しているらしい、というのは分かってました。説明している時間がなかったので後回しにしてましたが……」
「え、じゃあ、あの夢は俺が見たって言うより……」
「誰かがエータに触ろうとしているのを、北条さんが感じていた、というのが正しい表現でしょうか」
「あの、夢って何ですか?」
若干話から置いてかれ気味だった柾木といおり以外を代表するように、信仁が手を上げて質問する。
「実は……」
柾木は、ここ数日連続してみていた夢のことと、それを調べてもらうために昨夜ここに泊まり込みで計測をしていた事を皆に話す。
「って事はだ、誰かが、エータを名指しで接触を試みていたと」
酒井の重い声に、いおりが頷いて答える。
「そう見て良いと思います」
「……その誰かは、今回ラムダを爆破した誰かと関係があるのかが肝だな……」
「状況証拠としては真っ黒ですけどね、はい。エータの奪取に成功していますから、はい」
考え込む酒井に、蒲田も同意する。
「そうだ、そのエータですけど、盗まれちゃって大丈夫なんですか?」
「大丈夫じゃあないですけど……」
信仁の疑問に、いおりが答える。
「さっきも言いましたが、エータは今マスタースレイブモードですから、外部からの入力が途絶えると即座にスタンバイ状態に落ちます。多分、ラムダの爆破と同時にエータにはここから飛び出すように指示があって、その指示を実行している間はスタンバイに落ちるのを保留している状態だと思います。その指示がここを飛び出すだけなのか、目的地まで含まれてるかはとりあえずわかりませんが、どっちにしても有線が断線している以上、今のエータは外部入力を受付けられませんから、最後の指示を実行した後で遅かれ早かれスタンバイに落ちて、さらに五分くらいでセキュリティが全機能をシャットダウンするはずです。エータの末端制御系はラムダより複雑な分セキュリティも固いので、そうなるとラムダほどあっさりと乗っ取られはしないと思います。まあ、どこに行ったか分からないのでは、どっちにしろどうにもならないですが」
残念そうな顔で、いおりは、エータの考えられる現状と今後についてそう説明した。
その日、夕方の地上波テレビのニュースは、暮れなずむ東京の街を平均時速80km/hで疾走して一気に南下し、とっぷりと日の落ちた横須賀方面に消えた上下グレーのスウェットを着た青年男性の、不鮮明な目撃映像でもちきりになった。
井ノ頭邸の台所で、カモミールティーを入れながら時田が柾木を褒める。
「そんなことは。咄嗟に体が動いただけです」
「いやいや、だとしてもなかなか出来る事ではございませんぞ」
ティーカップを柾木の前に置きながら、時田が言葉を重ねる。
「北条様は私や袴田より早くお姫さまをかばって下さいました。正直、私も袴田も後れを取りました」
言われてみればその通りで、ラムダが爆発する直前、嫌な気配を感じた柾木は、信仁が「伏せろ」と叫ぶより早く行動を起こしていた。何故かは分からないが、「ラムダが爆発する」と感じた、だから、咄嗟に出来る事として、とにかくその場で一番弱い玲子をかばった、ただそれだけの事だと思っていたが、確かに、ただの人間である自分が、どうして場数を踏んでいる時田や袴田、感覚が優れているだろう巴や馨より先にそれを感じたんだ?
「何か、皆さんより先に気付かれたのですか?」
「どうでしょう……」
玲子に問われ、柾木は考え込む。
どうして自分は「ラムダが爆発する」と思った?……いや、違う「ラムダが爆発する」じゃない、「ラムダを爆破する」だ。そうだ、思い出してきた。
「……声、じゃないですけど、あの時、何かが聞こえた、ような気がします」
「何か、とは?」
「ラムダを、人形を爆破する、違うな、爆発せよ、そんな感じの声、というか、命令?みたいなものが聞こえたような……」
「その話、もう少し詳しく聞かせて貰えますか?」
いつの間にか、いおりが台所の入口に立っていた。
「菊子さんによると、ラムダが爆発する直前、何らかの不正規入力がローカルネットワーク上にあったそうです」
ここで言うローカルネットワークとは、ラムダとエータと計測器、それにサポート役の菊子をデイジーチェーンしたものだ。
「ネットワーク上の通信は全部記録しているのですが、ネットワークが切断される直前、確かに正体不明のコマンドが流れてました」
全員を客間に集めたいおりは、壁面モニタに計測器のリモート画面を出すと、通信ログの該当部分を表示させる。
「内容は解析中です、少なくともボクの設定したコマンドの文法じゃありません。ただ、通信システムそのものがハックされたおかげで、発信元はラムダ、受信先はラムダとエータになっているのは分かってます」
だーっと画面上を流れた通信ログの最後の方の、ヘブライ語のコマンドの羅列の中に一行だけある、文字化けして判読出来ない行を示していおりが言う。
「エータは今回の検証の為に、マスタースレーブモードで作動してました。さっきの殭屍の話じゃないですが、魄だけが作動して魂が抜けてる状態そのものと言えます。そして、エータの魂にあたる部分は、北条さんの影響を非常に強く受けてます」
「え、俺ですか?」
「はい、何しろ半年以上も北条さんの体として動いていましたから、キルリアン・トモグラフィーが生身の北条さんそっくりになってます。なので、ここからは推定ですが、この不正規入力がラムダに対する外部からの爆破命令だとして、同時にエータにも強制受信扱いで送信されてますから、その内容が魂を共有する北条さんにも伝わることも、あながちあり得ない事ではないんじゃないかと」
「だから、柾木様は誰よりも早く、ラムダが爆発すると知ることが出来た?」
「あくまで推定ですが。腑には落ちます」
「マジっすか……」
どう反応すべきか分からず、柾木は頭を抱える。
「質問なんですが、このお屋敷は、防壁でしたっけ、おまじないがされてるはずですよね、そんな、不正規入力ですか?通ってしまうモノなんですか?」
蒲田が疑問を呈する。
「この屋敷のセキュリティは、基本的に「好意的でない人物」にしか効果がありません。雨風が避けて通るわけではありませんし、投石も防げません。ましてや、電波の類いや、念波となりますと……」
ちょっと困ったような顔をして、菊子が答える。
「実は、夕べの北条さんの夢に関する計測で、外部からエータに干渉があって、それが北条さんに伝達しているらしい、というのは分かってました。説明している時間がなかったので後回しにしてましたが……」
「え、じゃあ、あの夢は俺が見たって言うより……」
「誰かがエータに触ろうとしているのを、北条さんが感じていた、というのが正しい表現でしょうか」
「あの、夢って何ですか?」
若干話から置いてかれ気味だった柾木といおり以外を代表するように、信仁が手を上げて質問する。
「実は……」
柾木は、ここ数日連続してみていた夢のことと、それを調べてもらうために昨夜ここに泊まり込みで計測をしていた事を皆に話す。
「って事はだ、誰かが、エータを名指しで接触を試みていたと」
酒井の重い声に、いおりが頷いて答える。
「そう見て良いと思います」
「……その誰かは、今回ラムダを爆破した誰かと関係があるのかが肝だな……」
「状況証拠としては真っ黒ですけどね、はい。エータの奪取に成功していますから、はい」
考え込む酒井に、蒲田も同意する。
「そうだ、そのエータですけど、盗まれちゃって大丈夫なんですか?」
「大丈夫じゃあないですけど……」
信仁の疑問に、いおりが答える。
「さっきも言いましたが、エータは今マスタースレイブモードですから、外部からの入力が途絶えると即座にスタンバイ状態に落ちます。多分、ラムダの爆破と同時にエータにはここから飛び出すように指示があって、その指示を実行している間はスタンバイに落ちるのを保留している状態だと思います。その指示がここを飛び出すだけなのか、目的地まで含まれてるかはとりあえずわかりませんが、どっちにしても有線が断線している以上、今のエータは外部入力を受付けられませんから、最後の指示を実行した後で遅かれ早かれスタンバイに落ちて、さらに五分くらいでセキュリティが全機能をシャットダウンするはずです。エータの末端制御系はラムダより複雑な分セキュリティも固いので、そうなるとラムダほどあっさりと乗っ取られはしないと思います。まあ、どこに行ったか分からないのでは、どっちにしろどうにもならないですが」
残念そうな顔で、いおりは、エータの考えられる現状と今後についてそう説明した。
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