50 / 75
7章 二人の炭鉱探索
レインの書~炭鉱探索・3~
しおりを挟む
◇◆アース歴9年 7月7日◇◆
馬車はゆっくりと山道を進み、ヴァルガへ向かって進んでいる。
アタシはマレスの病院を退院してからすぐ、ヴァルガ方面へと向かう馬車へと乗り込んだ。
その後乗り換えもスムーズ、馬車に乗っている間もトラブルに見舞われる事なく順調にここまでこれた。
「馬車は本当に楽よね……」
ゆっくりとはいえ、退院したての事や登山での疲労を考えると断然こっちの方がいい。
事前に調べておいて本当に良かったとつくづく思う。
調べていなかったら馬車の存在を知らずに、普通に登山をしていたかもしれないしね……。
こんな山脈を自分の足で登るとしたら、どのくらい大変だったのかしら。
※
数刻後、馬車は町の正面と思われる門の前で停車した。
ここがヴァルガかしら。
「ご利用ありがとうございます。ヴァルガに到着しました」
御者さんがヴァルガの名前を言っている。
よし、目的地に到着ね。
一緒の馬車に乗っていた人たちと共に馬車を降り、ふと門の方を見てみると門の前に屈強な肉体の男が2人立っていた。
どう見てもあの人達は門番よね。となると、このマスク姿は怪しまれそうだわ。
目を付けられると面倒な事になりそうだし……仕方ない、門を通る時だけこのマスクを外しておこう。
そう思い、アタシはマスクを外してから門へと向かった。
そのおかげか特に怪しまれる様子もなく、すんなり門をくぐる事が出来た。
「……この辺りまでくれば、もう大丈夫かな」
アタシはマスクを着け、あの占い師を探す為にヴァルガの町中へと入って行った。
少し歩いてみたけど、ヴァルガって結構大きな町だったのね。
炭鉱住宅や食料品店、雑貨屋に鍛冶屋、大小の酒場が至る所にあるし。
活気のある感じだけど……酔っぱらいが喧嘩をしていて野次馬が歓声を上げている。
それに明らかに怪しい人達が路地裏に入って行くのも見かける……治安的にあまり良くない様ね。
「本当にこの町に占い師が……ん?」
老人とプレートアーマーを着た人が話しているのが目に入った。
それもそうだ、なにせプレートアーマーがつけているアーメットが大きく凹んでいるのだから。
……つまり、あの人は……。
「デュラハン!?」
なんで、こんな町中で堂々と立ち話をしているのよ!
「――っ!」
アタシの声にデュラハンの体がビクッと反応した。
あ、しまった……驚きのあまり、つい大声を出しちゃった。
そのまま突撃して攻撃するべきだったわ。
いや、まだ間に合う! 逃げられる前に攻撃をすれば!
そう思い駆け出した瞬間、デュラハンはアーメットを両手で持ち真上へと上げた。
「違いまス! 私はれっきとした人間でス!」
本来なら無いはずの薄紫色の頭がそこにはあった。
「……頭が……ある?」
声的に女性だろう。
……あれ? この状況、何処かであったような気がするぞ。
「ありまス! この通リ!」
女性は頭がある事を主張しながら、アタシの方へと振り向いた。
髪を三つ編みで左横にまとめ、右が緑色、左が金色の瞳。
この人って……。
「…………アイリスさん?」
白の神殿でデュラハンと間違い、襲い掛かってしまった剣士だ。
まさか、こんな所に居るなんて。
「……え~ト……あの~すみませン……どなたでしょうカ?」
は? この人は何を言っているんだろう。
あの時の事を忘れて……あ~そうか、今のアタシはマスクを付けているからわからないのか。
「あ、アタシは……」
――レインです。
そう喉から出掛かった名前を慌てて止めた。
「……ソ、ソフィーナといいます」
危ない危ない。
マスクを着けていたり、偽名を使っているのはアタシがレインだと隠している為だ。
なのに、こんな所で正体を明かそうとしてどうするのよ。
まぁ門を通る時には外しちゃったけども……ここで外すのは違う。
「ソフィーナさン……ですカ」
アイリスさんが首をかしげている。
何か怪しんでいる感じもするわね。
「……あの、ソフィーナさン。お伺いしたいのですガ、どうして私を見るなりデュラハンって叫んだんですカ?」
「えっ!」
何の脈絡も無しにデュラハンって叫んだら、そりゃあ怪しむか!
アタシでも同じ事を聞くわ。
「あ~……え~と……その~……」
どっどうしよう、なんて言って誤魔化そう。
あ~も~こういう時にジョシュアがいれば……いや、今はそんな事を嘆いている場合じゃない。
何とかしてアタシ一人で切り抜けなければ。
「……アタシがデュラハンと叫んじゃったのはですね…………それは……そっそう! レインです! レインからデュラハンの話を聞いていたからなんですよ!」
「レイン様からですカ?」
「はい……えと、本当は他の人に話しちゃ駄目って言われていたんですが……ちゃんと説明しないといけませんよね。アタシはレインからデュラハンを追ってほしいという依頼を受けていましてね。それで聞いていたデュラハンの特徴が貴女と一致していたので、つい叫んでしまったんですよ……その、アーメットの凹みとか……」
どうだ? 何とか誤魔化せた……かな?
「はァ……そういう事でしたカ……」
反応がいまいちだ。
このままだと普通にバレそうだわ。
ええい、ここは勢いで押しまくれ。
「あっ! 思い出した! デュラハンの格好によく似たオッドアイの女性剣士がいるから、間違わない様に気をつけなさいと言われていたんだった……確か、アイリスさん……ですよね?」
これでどうだ。
「え? アイリス?」
あれ、何この反応。
名前はアイリスさんで間違いないよね。
そこも違ったらアタシ、ものすごく失礼な人なんですけど。
「……いエ、私は…………あッ! ソッソウデ~ス! 私ガアイリスデ~ス!」
合っていたようだけど、なんで急にカタコト?
さっきまで訛りは若干あるものの、普通にしゃべっていたんだけどな。
遺跡の時もカタコトだったし……何か事情があるのかしら。
気にはなるけどいいや、アタシみたいに人に知られたくない事かもしれないし追求するのはやめておこう。
アタシもボロが出る前に、さっさとここから去りたいしね。
「あ~やっぱりか~失敗しちゃったな~あっはははは!」
「イエイエ、気ニシナイデ下サ~イ!」
「あっと、いけない! ツレと待ち合わせをしていたんだった! すみません、アタシはこれで失礼しますね。また機会があればお会いしましょう」
ツレなんて待たせてないけど、逃げる時はこういう事を言った方が手っ取り早い。
頭を下げ、アイリスさんから逃げる様に離れた。
「ふぅ~ここまで来れば、もう逃げなくていいかな……はあ、またやっちゃったよ」
まさか同じ相手に同じ間違いをしちゃうとは。
「ジョシュアが居たら、色々と言われるところだった……わ……?」
今、人ごみの中に真っ黒いローブを羽織って頭巾をかぶった人が居た気がした。
アタシは急いで人込みの中へと入り辺りを見わたした。
「………………っいた!!」
目線の先に真っ黒いローブの人。
デュラハンは間違えてしまったけど、この人は間違えようがない。
探していた占い師だ!
馬車はゆっくりと山道を進み、ヴァルガへ向かって進んでいる。
アタシはマレスの病院を退院してからすぐ、ヴァルガ方面へと向かう馬車へと乗り込んだ。
その後乗り換えもスムーズ、馬車に乗っている間もトラブルに見舞われる事なく順調にここまでこれた。
「馬車は本当に楽よね……」
ゆっくりとはいえ、退院したての事や登山での疲労を考えると断然こっちの方がいい。
事前に調べておいて本当に良かったとつくづく思う。
調べていなかったら馬車の存在を知らずに、普通に登山をしていたかもしれないしね……。
こんな山脈を自分の足で登るとしたら、どのくらい大変だったのかしら。
※
数刻後、馬車は町の正面と思われる門の前で停車した。
ここがヴァルガかしら。
「ご利用ありがとうございます。ヴァルガに到着しました」
御者さんがヴァルガの名前を言っている。
よし、目的地に到着ね。
一緒の馬車に乗っていた人たちと共に馬車を降り、ふと門の方を見てみると門の前に屈強な肉体の男が2人立っていた。
どう見てもあの人達は門番よね。となると、このマスク姿は怪しまれそうだわ。
目を付けられると面倒な事になりそうだし……仕方ない、門を通る時だけこのマスクを外しておこう。
そう思い、アタシはマスクを外してから門へと向かった。
そのおかげか特に怪しまれる様子もなく、すんなり門をくぐる事が出来た。
「……この辺りまでくれば、もう大丈夫かな」
アタシはマスクを着け、あの占い師を探す為にヴァルガの町中へと入って行った。
少し歩いてみたけど、ヴァルガって結構大きな町だったのね。
炭鉱住宅や食料品店、雑貨屋に鍛冶屋、大小の酒場が至る所にあるし。
活気のある感じだけど……酔っぱらいが喧嘩をしていて野次馬が歓声を上げている。
それに明らかに怪しい人達が路地裏に入って行くのも見かける……治安的にあまり良くない様ね。
「本当にこの町に占い師が……ん?」
老人とプレートアーマーを着た人が話しているのが目に入った。
それもそうだ、なにせプレートアーマーがつけているアーメットが大きく凹んでいるのだから。
……つまり、あの人は……。
「デュラハン!?」
なんで、こんな町中で堂々と立ち話をしているのよ!
「――っ!」
アタシの声にデュラハンの体がビクッと反応した。
あ、しまった……驚きのあまり、つい大声を出しちゃった。
そのまま突撃して攻撃するべきだったわ。
いや、まだ間に合う! 逃げられる前に攻撃をすれば!
そう思い駆け出した瞬間、デュラハンはアーメットを両手で持ち真上へと上げた。
「違いまス! 私はれっきとした人間でス!」
本来なら無いはずの薄紫色の頭がそこにはあった。
「……頭が……ある?」
声的に女性だろう。
……あれ? この状況、何処かであったような気がするぞ。
「ありまス! この通リ!」
女性は頭がある事を主張しながら、アタシの方へと振り向いた。
髪を三つ編みで左横にまとめ、右が緑色、左が金色の瞳。
この人って……。
「…………アイリスさん?」
白の神殿でデュラハンと間違い、襲い掛かってしまった剣士だ。
まさか、こんな所に居るなんて。
「……え~ト……あの~すみませン……どなたでしょうカ?」
は? この人は何を言っているんだろう。
あの時の事を忘れて……あ~そうか、今のアタシはマスクを付けているからわからないのか。
「あ、アタシは……」
――レインです。
そう喉から出掛かった名前を慌てて止めた。
「……ソ、ソフィーナといいます」
危ない危ない。
マスクを着けていたり、偽名を使っているのはアタシがレインだと隠している為だ。
なのに、こんな所で正体を明かそうとしてどうするのよ。
まぁ門を通る時には外しちゃったけども……ここで外すのは違う。
「ソフィーナさン……ですカ」
アイリスさんが首をかしげている。
何か怪しんでいる感じもするわね。
「……あの、ソフィーナさン。お伺いしたいのですガ、どうして私を見るなりデュラハンって叫んだんですカ?」
「えっ!」
何の脈絡も無しにデュラハンって叫んだら、そりゃあ怪しむか!
アタシでも同じ事を聞くわ。
「あ~……え~と……その~……」
どっどうしよう、なんて言って誤魔化そう。
あ~も~こういう時にジョシュアがいれば……いや、今はそんな事を嘆いている場合じゃない。
何とかしてアタシ一人で切り抜けなければ。
「……アタシがデュラハンと叫んじゃったのはですね…………それは……そっそう! レインです! レインからデュラハンの話を聞いていたからなんですよ!」
「レイン様からですカ?」
「はい……えと、本当は他の人に話しちゃ駄目って言われていたんですが……ちゃんと説明しないといけませんよね。アタシはレインからデュラハンを追ってほしいという依頼を受けていましてね。それで聞いていたデュラハンの特徴が貴女と一致していたので、つい叫んでしまったんですよ……その、アーメットの凹みとか……」
どうだ? 何とか誤魔化せた……かな?
「はァ……そういう事でしたカ……」
反応がいまいちだ。
このままだと普通にバレそうだわ。
ええい、ここは勢いで押しまくれ。
「あっ! 思い出した! デュラハンの格好によく似たオッドアイの女性剣士がいるから、間違わない様に気をつけなさいと言われていたんだった……確か、アイリスさん……ですよね?」
これでどうだ。
「え? アイリス?」
あれ、何この反応。
名前はアイリスさんで間違いないよね。
そこも違ったらアタシ、ものすごく失礼な人なんですけど。
「……いエ、私は…………あッ! ソッソウデ~ス! 私ガアイリスデ~ス!」
合っていたようだけど、なんで急にカタコト?
さっきまで訛りは若干あるものの、普通にしゃべっていたんだけどな。
遺跡の時もカタコトだったし……何か事情があるのかしら。
気にはなるけどいいや、アタシみたいに人に知られたくない事かもしれないし追求するのはやめておこう。
アタシもボロが出る前に、さっさとここから去りたいしね。
「あ~やっぱりか~失敗しちゃったな~あっはははは!」
「イエイエ、気ニシナイデ下サ~イ!」
「あっと、いけない! ツレと待ち合わせをしていたんだった! すみません、アタシはこれで失礼しますね。また機会があればお会いしましょう」
ツレなんて待たせてないけど、逃げる時はこういう事を言った方が手っ取り早い。
頭を下げ、アイリスさんから逃げる様に離れた。
「ふぅ~ここまで来れば、もう逃げなくていいかな……はあ、またやっちゃったよ」
まさか同じ相手に同じ間違いをしちゃうとは。
「ジョシュアが居たら、色々と言われるところだった……わ……?」
今、人ごみの中に真っ黒いローブを羽織って頭巾をかぶった人が居た気がした。
アタシは急いで人込みの中へと入り辺りを見わたした。
「………………っいた!!」
目線の先に真っ黒いローブの人。
デュラハンは間違えてしまったけど、この人は間違えようがない。
探していた占い師だ!
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。

なんども濡れ衣で責められるので、いい加減諦めて崖から身を投げてみた
下菊みこと
恋愛
悪役令嬢の最後の抵抗は吉と出るか凶と出るか。
ご都合主義のハッピーエンドのSSです。
でも周りは全くハッピーじゃないです。
小説家になろう様でも投稿しています。
異世界へ誤召喚されちゃいました~女神の加護でほのぼのスローライフ送ります~
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
白い結婚三年目。つまり離縁できるまで、あと七日ですわ旦那様。
あさぎかな@電子書籍二作目発売中
恋愛
異世界に転生したフランカは公爵夫人として暮らしてきたが、前世から叶えたい夢があった。パティシエールになる。その夢を叶えようと夫である王国財務総括大臣ドミニクに相談するも答えはノー。夫婦らしい交流も、信頼もない中、三年の月日が近づき──フランカは賭に出る。白い結婚三年目で離縁できる条件を満たしていると迫り、夢を叶えられないのなら離縁すると宣言。そこから公爵家一同でフランカに考え直すように動き、ドミニクと話し合いの機会を得るのだがこの夫、山のように隠し事はあった。
無言で睨む夫だが、心の中は──。
【詰んだああああああああああ! もうチェックメイトじゃないか!? 情状酌量の余地はないと!? ああ、どうにかして侍女の準備を阻まなければ! いやそれでは根本的な解決にならない! だいたいなぜ後妻? そんな者はいないのに……。ど、どどどどどうしよう。いなくなるって聞いただけで悲しい。死にたい……うう】
4万文字ぐらいの中編になります。
※小説なろう、エブリスタに記載してます
貴族家三男の成り上がりライフ 生まれてすぐに人外認定された少年は異世界を満喫する
美原風香
ファンタジー
「残念ながらあなたはお亡くなりになりました」
御山聖夜はトラックに轢かれそうになった少女を助け、代わりに死んでしまう。しかし、聖夜の心の内の一言を聴いた女神から気に入られ、多くの能力を貰って異世界へ転生した。
ーけれども、彼は知らなかった。数多の神から愛された彼は生まれた時点で人外の能力を持っていたことを。表では貴族として、裏では神々の使徒として、異世界のヒエラルキーを駆け上っていく!これは生まれてすぐに人外認定された少年の最強に無双していく、そんなお話。
✳︎不定期更新です。
21/12/17 1巻発売!
22/05/25 2巻発売!
コミカライズ決定!
20/11/19 HOTランキング1位
ありがとうございます!
魔拳のデイドリーマー
osho
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生した少年・ミナト。ちょっと物騒な大自然の中で、優しくて美人でエキセントリックなお母さんに育てられた彼が、我流の魔法と鍛えた肉体を武器に、常識とか色々ぶっちぎりつつもあくまで気ままに過ごしていくお話。
主人公最強系の転生ファンタジーになります。未熟者の書いた、自己満足が執筆方針の拙い文ですが、お暇な方、よろしければどうぞ見ていってください。感想などいただけると嬉しいです。
2回目の人生は異世界で
黒ハット
ファンタジー
増田信也は初めてのデートの待ち合わせ場所に行く途中ペットの子犬を抱いて横断歩道を信号が青で渡っていた時に大型トラックが暴走して来てトラックに跳ね飛ばされて内臓が破裂して即死したはずだが、気が付くとそこは見知らぬ異世界の遺跡の中で、何故かペットの柴犬と異世界に生き返った。2日目の人生は異世界で生きる事になった
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる