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6章 二人の戦闘と取逃
レインの書~取逃・5~
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◇◆◇◆
とは言っても、果たしてモンスターを動物と考えてもいいのだろうか。
動物と言えば動物ではあるけれど……まぁいいか、考えだしたらきりがないし。
あと残るは勘違いに注意、短気は損気か。
……あ、よくよく考えたらこの状況になってしまったのってアタシがデュラハンを見て激昂したせいでもあるような……マジか、短気は損気も見事に当たっちゃっているじゃないの。
「レイン、急に頭を抱えたけど大丈夫? 頭が痛むの?」
「へっ?」
無意識で自分の頭を両手頭を抱えちゃっていた。
ある意味、頭が痛いけどそれは物理的な事じゃないからこれ以上はジョシュアに心配をかけちゃ駄目よね。
「ううん、大丈夫。せっかくデュラハンを追い詰めたのに、こんな事になって悔しいと思ったらついね」
この状況になるだなんて思いもしなかったもの。
「そうなの? 無理をしちゃ駄目だよ」
「無理なんてしていないわよ」
痛み止めが効いてきたのか、さっきよりも体の痛みが無くなっているしね。
これならもう歩けそうだわ。
「痛み止めも効いてきているみたいだし。ほら、この通り」
アタシは立ち上がり、右肩をグルグル回してみせる。
「本当に……?」
ジョシュアが疑いの目で見て来る。
最近、この眼で見られるのが多くなったのは気のせいだろうか。
「本当よ。それより、動けるようになったしここから退避しましょう」
動けるとはいえ、戦闘になるとかなり厳しい。
となると、悔しいけど今は一刻も早く退避しないと。
「……わかった、レインがそう言うのなら信じるよ。えーと……」
ジョシュアは立ち上がってランプで辺りを照らした。
アタシが落ちたのは四角で何もない部屋。
入り口は鉄で出来た小窓が付いている扉が1カ所あるのみ。
「ここって……もしかして独房?」
けど、ここはベッドも無ければトイレも無い。
本当に閉じ込めておくだけが目的って感じ。
「かもね……よし、扉の蝶番は衝撃で壊れかかっているから簡単に出られそうだ」
そう言ってジョシュアは扉を蹴り出した。
何回か蹴っていると蝶番が壊れ、アタシ達は部屋の外に出た。
予想通り、ここは独房らしく通路には同じ扉が並んでいた。
「右か左か……どっちだと思う?」
そんな事をアタシに聞かれても困る。
「ジョシュアはどっちだと思う?」
「質問を質問で答えないでよ……」
う~ん、これは埒が明かない。
どうしたものか……。
「……ん? 右から風が吹いていない?」
ジョシュアの言う通り、微かだけど右から左へと風の流れを感じる。
だとすれば右に出入り口があるのかも……ハッ!
「左へ行くわよ!」
「えっ!? ここは右じゃないの!?」
あぶないあぶない。
占いにあった《勘違いに注意》。
それがここに違いないわ。
右から風が吹いているから出入り口があるかもと思ってしまうもの。
だったら左に行くのが正解ね。
「右は罠。だから左よ」
「罠って何なの? まぁいいか、よくわからないけどレインがこうも言っているし」
ジョシュアがぶつくさと文句を言いつつ、通路を歩き出した。
アタシも周囲を警戒しつつその後をついていった。
「……ん? なんだあれ」
しばらく通路を歩いていると、ジョシュアが何かを見つけた様で足を止めた。
なんだろうとアタシも通路の先を見ると、扉の隙間から光が漏れているのが見えた。
「光……? ねぇ! あれって外の光じゃないの!?」
「いや、ここはまだ地下で……ってレイン!」
アタシはジョシュアの言葉を無視して光が漏れる扉の前まで駆け寄った。
いや~左を選んで良かったわ、これからは占いの事も信じる様にしよう。
そう思い、躊躇いなく扉を開けた。
「……へっ?」
ところが、扉の先にはアタシが思っている様な外の風景ではなかった。
虹色に輝いている広く大きな部屋で、中央には大樹が1本生えていた。
その大樹は幹がかなり太く、林冠の部分は天井いっぱいに大きく広がっていた。
「……この床や壁は魔晶石? じゃあ、あの木はもしかして……魔樹?」
魔樹、周辺の魔力を地面から吸収し成長する特殊な木。
それに伴い地質が変化し、魔力を含んだ結晶が魔樹の周辺に形成され魔晶石になる。
より魔力の高密度が高い物は魔石となる。
そんな魔樹が、まさかこんな施設内にあるとは思いもしなかった。
「そうか、ここは魔術研究の施設。より詳しく研究する為に魔樹の上に施設を建っていたのか」
なるほど。
確かにその方が魔力を研究するのに一番都合がいいわね。
とはいえ、貴重な魔樹を独占していたのはちょっといただけないわね。
「……あっレイン、あそこに部屋があるみたいだよ」
ジョシュアの目線を見ると木の扉があった。
ふむ、気になるわね。
「行ってみましょう」
アタシ達は木の扉まで行き、今度は注意深く扉を開けた。
その先は小部屋になっていて、机が並びその上には紙の束が山のように積まれていた。
アタシは紙の束を崩さない様に上から紙を1枚手に取って読んでみた。
けど、そこには専門用語や数字が書かれていて全く意味がわからなかった。
アタシの頭だと到底理解できない……よし、ここは何も見なかった事にしよう。
そう思い、手にした紙を元の場所に戻した。
「ここには何もなさそうね。外に出ま……」
「あ、何かの実験記録があったよ…………どうやら、魔石を生物の体内に埋め込むとどうなるか実験していたみたいだ」
そんな実験までここでしていたのか。
もしかしたら、魔術研究は表向きで研究の方がメインだったのかもしれないわね。
「で、生まれたのがあのサソリ型モンスターってわけね」
そして、実験結果は見事に失敗。
施設を放棄するまでに至ってしまったと。
「多分そうだと思う。あの独房は実験体を入れる為に作られたんだね……後どうやら、実験体は何故か日光に弱くて細胞が崩れてしまうらしい。おまけに魔樹から一定距離を離れても同じ事が起きるんだってさ」
なるほど、だから窓を全て瓦礫で埋めたわけか。
そして夜になっても魔樹のせいで外に出れない……ある意味、この施設はあのモンスターにとって大きな独房になっていたわけね。
「……あれ? このサインの名前がクマール・ベイカーってなっているけど、この人は帝国の幹部のはず……あ、こっちには別の幹部の人のサインがあるよ」
……あ~そういう事ね、だんだん見えてきたわ。
ここにサインされた幹部が、秘密裏にこの実験に関わっていたんだろう。
だから皇帝や他の幹部に知られるのを恐れて、モンスター討伐の話をもみ消したんだ。
そうなると、流石にこの件を放ってはおけないわね。
はあ~……デュラハンを追っていたら、またとんでもない物を見つけちゃったわ。
とは言っても、果たしてモンスターを動物と考えてもいいのだろうか。
動物と言えば動物ではあるけれど……まぁいいか、考えだしたらきりがないし。
あと残るは勘違いに注意、短気は損気か。
……あ、よくよく考えたらこの状況になってしまったのってアタシがデュラハンを見て激昂したせいでもあるような……マジか、短気は損気も見事に当たっちゃっているじゃないの。
「レイン、急に頭を抱えたけど大丈夫? 頭が痛むの?」
「へっ?」
無意識で自分の頭を両手頭を抱えちゃっていた。
ある意味、頭が痛いけどそれは物理的な事じゃないからこれ以上はジョシュアに心配をかけちゃ駄目よね。
「ううん、大丈夫。せっかくデュラハンを追い詰めたのに、こんな事になって悔しいと思ったらついね」
この状況になるだなんて思いもしなかったもの。
「そうなの? 無理をしちゃ駄目だよ」
「無理なんてしていないわよ」
痛み止めが効いてきたのか、さっきよりも体の痛みが無くなっているしね。
これならもう歩けそうだわ。
「痛み止めも効いてきているみたいだし。ほら、この通り」
アタシは立ち上がり、右肩をグルグル回してみせる。
「本当に……?」
ジョシュアが疑いの目で見て来る。
最近、この眼で見られるのが多くなったのは気のせいだろうか。
「本当よ。それより、動けるようになったしここから退避しましょう」
動けるとはいえ、戦闘になるとかなり厳しい。
となると、悔しいけど今は一刻も早く退避しないと。
「……わかった、レインがそう言うのなら信じるよ。えーと……」
ジョシュアは立ち上がってランプで辺りを照らした。
アタシが落ちたのは四角で何もない部屋。
入り口は鉄で出来た小窓が付いている扉が1カ所あるのみ。
「ここって……もしかして独房?」
けど、ここはベッドも無ければトイレも無い。
本当に閉じ込めておくだけが目的って感じ。
「かもね……よし、扉の蝶番は衝撃で壊れかかっているから簡単に出られそうだ」
そう言ってジョシュアは扉を蹴り出した。
何回か蹴っていると蝶番が壊れ、アタシ達は部屋の外に出た。
予想通り、ここは独房らしく通路には同じ扉が並んでいた。
「右か左か……どっちだと思う?」
そんな事をアタシに聞かれても困る。
「ジョシュアはどっちだと思う?」
「質問を質問で答えないでよ……」
う~ん、これは埒が明かない。
どうしたものか……。
「……ん? 右から風が吹いていない?」
ジョシュアの言う通り、微かだけど右から左へと風の流れを感じる。
だとすれば右に出入り口があるのかも……ハッ!
「左へ行くわよ!」
「えっ!? ここは右じゃないの!?」
あぶないあぶない。
占いにあった《勘違いに注意》。
それがここに違いないわ。
右から風が吹いているから出入り口があるかもと思ってしまうもの。
だったら左に行くのが正解ね。
「右は罠。だから左よ」
「罠って何なの? まぁいいか、よくわからないけどレインがこうも言っているし」
ジョシュアがぶつくさと文句を言いつつ、通路を歩き出した。
アタシも周囲を警戒しつつその後をついていった。
「……ん? なんだあれ」
しばらく通路を歩いていると、ジョシュアが何かを見つけた様で足を止めた。
なんだろうとアタシも通路の先を見ると、扉の隙間から光が漏れているのが見えた。
「光……? ねぇ! あれって外の光じゃないの!?」
「いや、ここはまだ地下で……ってレイン!」
アタシはジョシュアの言葉を無視して光が漏れる扉の前まで駆け寄った。
いや~左を選んで良かったわ、これからは占いの事も信じる様にしよう。
そう思い、躊躇いなく扉を開けた。
「……へっ?」
ところが、扉の先にはアタシが思っている様な外の風景ではなかった。
虹色に輝いている広く大きな部屋で、中央には大樹が1本生えていた。
その大樹は幹がかなり太く、林冠の部分は天井いっぱいに大きく広がっていた。
「……この床や壁は魔晶石? じゃあ、あの木はもしかして……魔樹?」
魔樹、周辺の魔力を地面から吸収し成長する特殊な木。
それに伴い地質が変化し、魔力を含んだ結晶が魔樹の周辺に形成され魔晶石になる。
より魔力の高密度が高い物は魔石となる。
そんな魔樹が、まさかこんな施設内にあるとは思いもしなかった。
「そうか、ここは魔術研究の施設。より詳しく研究する為に魔樹の上に施設を建っていたのか」
なるほど。
確かにその方が魔力を研究するのに一番都合がいいわね。
とはいえ、貴重な魔樹を独占していたのはちょっといただけないわね。
「……あっレイン、あそこに部屋があるみたいだよ」
ジョシュアの目線を見ると木の扉があった。
ふむ、気になるわね。
「行ってみましょう」
アタシ達は木の扉まで行き、今度は注意深く扉を開けた。
その先は小部屋になっていて、机が並びその上には紙の束が山のように積まれていた。
アタシは紙の束を崩さない様に上から紙を1枚手に取って読んでみた。
けど、そこには専門用語や数字が書かれていて全く意味がわからなかった。
アタシの頭だと到底理解できない……よし、ここは何も見なかった事にしよう。
そう思い、手にした紙を元の場所に戻した。
「ここには何もなさそうね。外に出ま……」
「あ、何かの実験記録があったよ…………どうやら、魔石を生物の体内に埋め込むとどうなるか実験していたみたいだ」
そんな実験までここでしていたのか。
もしかしたら、魔術研究は表向きで研究の方がメインだったのかもしれないわね。
「で、生まれたのがあのサソリ型モンスターってわけね」
そして、実験結果は見事に失敗。
施設を放棄するまでに至ってしまったと。
「多分そうだと思う。あの独房は実験体を入れる為に作られたんだね……後どうやら、実験体は何故か日光に弱くて細胞が崩れてしまうらしい。おまけに魔樹から一定距離を離れても同じ事が起きるんだってさ」
なるほど、だから窓を全て瓦礫で埋めたわけか。
そして夜になっても魔樹のせいで外に出れない……ある意味、この施設はあのモンスターにとって大きな独房になっていたわけね。
「……あれ? このサインの名前がクマール・ベイカーってなっているけど、この人は帝国の幹部のはず……あ、こっちには別の幹部の人のサインがあるよ」
……あ~そういう事ね、だんだん見えてきたわ。
ここにサインされた幹部が、秘密裏にこの実験に関わっていたんだろう。
だから皇帝や他の幹部に知られるのを恐れて、モンスター討伐の話をもみ消したんだ。
そうなると、流石にこの件を放ってはおけないわね。
はあ~……デュラハンを追っていたら、またとんでもない物を見つけちゃったわ。
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