18 / 75
4章 二人の修理と盗賊
レインの書~盗賊・1~
しおりを挟む
さて、メイスも預けたし宿屋に向かいましょうか。
え~と……確か店を出て西の方角にあったはず。
にしても、アイリスさんがこの町に居たのには驚いたわね。
恐らくアタシ達と同じ様に盗賊のせいでこの町に居るのかもしれない。
「……もしかして、アタシ達と同様にアカニ村の魔樹の跡地に行こうとしていたり……って、そんなわけないか」
たまたま行く方向が同じだったってだけで、流石に目的地まで同じって事はないわよね。
この辺りはアカニ村以外にも村や町はあるし。
「おっと」
考え事をしていて宿屋を通り過ぎるところだった。
ジョシュアはちゃんと部屋を取ってくれたかな。
「こんにち……は?」
宿屋の中に入ると異様な光景が目に入って来た。
「お願いします! お願いします!」
宿屋のカウンターの前で中年の男性が、ジョシュアに対して必死に頭を下げている。
「どうか! どうかお願い致します!」
その男性の右横には中年の女性がいて、同じように頭を下げている。
「いい加減に止めて下さい! お願いしますから!」
そしてジョシュアも2人に対して頭を下げている。
なにこれ? 一体何があったというの?
「……」
うん、これは関わるといけない気がする。
そっと外に出て、どこかで時間を潰してから出直しを……。
「ジョシュア様! どうか、どうか盗賊を討伐してください!」
ジョシュア……様? 盗賊を討伐……?
ああ、どうしてこんな事になっていのかすぐにわかっちゃった。
「うう、どうしたら……あっ!」
「あっ」
ジョシュア、そして男女と目が合ってしまった。
あ~も~この状況もそうだけど、理由も理由だしこれは無視を出来ないわね。
「レイン! いい所に! 助けてぇ!!」
ジョシュアがアタシに泣きついて来た。
「レイン……? ジョシュア様と一緒に居られるという事はレイン・ニコラス様ですか!」
やっぱりそうだ。
英雄五星の肩書きでこんな事が起きているんだ。
多分だけどジョシュアが宿帳に名前を書いて、それを見た宿屋の従業員に英雄五星の? って聞かれたんだろう。
それではい、そうですって答えた感じだろう。
「宿帳に名前を書いたら、宿屋の主人に英雄五星のジョシュア様ですかって聞かれたんだよ。それでボクがはい、そうですって言ったら……」
おしい、宿屋の従業員じゃなくて主人だった。
この感じだと隣の女性は女将さんかな。
「……それで、盗賊の討伐をお願いされてしまったわけね」
「そうなんだよー……」
英雄五星。
まったく……いらない肩書をつけられたものだわ。
「ジョシュア様だけではなく、レイン様もおられたとは! どうかお願い致します! 迷惑な盗賊を討伐してください!」
困ったな、出来るだけ帝国と関わりたくないのに。
見捨てる感じで嫌だけど、アタシ達の今の立場やオーウェンの協会の事を考えるとここは断らないと。
「えと……この件は帝国に報告をしていますよね。申し訳ないのですが帝国が動いている以上、別組織に与しているアタシ達は安易に動けません。なので帝国兵にお任せて頂きたいのですが……」
ぐぅ心が痛い。
「そう、ですか」
宿屋の主人と女将さんが落胆している。
本当にすみません。
「はあー凹んだプレートアーマーを着けている奴はとても強いらしいから、討伐に来た帝国兵に強いお人が居るといいんだが……」
「んっ!?」
今主人の口からとんでもない言葉が出て来た。
凹んだプレートアーマーを着けている奴?
それって、まさか……。
「そうね。数が居ても傍にいる黒くて長い髪のモンスターが多彩な魔法を使ってくるって話していましたし……」
「んんっ!?」
女将さんの口からもとんでもない言葉が出て来た。
黒くて長い髪のモンスターで多彩な魔法を使用する?
それってあの使い魔のことじゃないの。
「レイン、2人の言っていた特徴って……」
アタシ達が追っているデュラハンそのものだわ。
「うん、でも念の為……。あの~すみません、盗賊について1つ質問をしてもいいですか?」
アイリスさんの件もあるからね。
また間違えでしたじゃ駄目。
「はい、なんでしょうか?」
「その盗賊っていつ現れたんですか?」
アタシがデュラハンと対面したのは6月11日。
その盗賊が11日以前に出没していた場合は日にちが合わない。
ただの他人の空似、アタシ達が追っているデュラハンじゃない。
「現れた日ですか? えーと、2日前の夜ですね。夜道で襲われた行商人がこの町に逃げて来たんですよ」
2日前の夜か。
それなら、人間の足では到底無理……なんだけどデュラハンは別。
転移魔法を使用した可能性もあるし、使えなくてもデュラハンは愛馬として首なしの馬を使役している。
あの使い魔も空中を飛べるるし、ラティアちゃんも転移魔法や首なしの馬に乗れば人の足の速度なんて関係ない。
だから2日前の夜にこの辺りに居てもおかしくはない。
「昨日は町の自警団と駐屯していた帝国兵の数名が盗賊の討伐に向かったのですが……返り討ちにあいました。幸い死人は出ませんでしたが、大けがを負いましてね。それで残っていた帝国兵は援軍を呼びに今帝国へ向かっています」
帝国兵が道を閉鎖していた理由はそれか。
どうして盗賊如きで道を閉鎖しているのかちょっと疑問に思ったけれど、この話を聞いて納得したわ。
そうしないと被害者が出るのは目に見えているもの。
「そんな盗賊がいつこの町を襲って来るかと思うと、不安で不安で……」
「……」
女将さんの体が恐怖に震え、主人が無言のまま女将を自分の肩に寄せた。
デュラハン、弱っていたのにたった1日で自警団と帝国兵を蹴散らすほど力が戻っているのか。
これは今すぐにでも叩かないと駄目だわ。
「ジョシュア、今すぐ町長さんのお宅に向かいましょう」
少しでも時間が惜しい。
こうしている間にも力を取り戻しているだろうし。
「……うん、わかった」
「え? 本当ですか! ありがとうございます! ありがとうございます!」
主人と女将さんが抱き合って喜んでいる。
はぁ~アタシは駄目駄目ね、デュラハンとか関係なしに最初からこうすれば良かった。
とはいえ……待っていなさいよ、デュラハン。
今日で決着をつけてやるんだから!
え~と……確か店を出て西の方角にあったはず。
にしても、アイリスさんがこの町に居たのには驚いたわね。
恐らくアタシ達と同じ様に盗賊のせいでこの町に居るのかもしれない。
「……もしかして、アタシ達と同様にアカニ村の魔樹の跡地に行こうとしていたり……って、そんなわけないか」
たまたま行く方向が同じだったってだけで、流石に目的地まで同じって事はないわよね。
この辺りはアカニ村以外にも村や町はあるし。
「おっと」
考え事をしていて宿屋を通り過ぎるところだった。
ジョシュアはちゃんと部屋を取ってくれたかな。
「こんにち……は?」
宿屋の中に入ると異様な光景が目に入って来た。
「お願いします! お願いします!」
宿屋のカウンターの前で中年の男性が、ジョシュアに対して必死に頭を下げている。
「どうか! どうかお願い致します!」
その男性の右横には中年の女性がいて、同じように頭を下げている。
「いい加減に止めて下さい! お願いしますから!」
そしてジョシュアも2人に対して頭を下げている。
なにこれ? 一体何があったというの?
「……」
うん、これは関わるといけない気がする。
そっと外に出て、どこかで時間を潰してから出直しを……。
「ジョシュア様! どうか、どうか盗賊を討伐してください!」
ジョシュア……様? 盗賊を討伐……?
ああ、どうしてこんな事になっていのかすぐにわかっちゃった。
「うう、どうしたら……あっ!」
「あっ」
ジョシュア、そして男女と目が合ってしまった。
あ~も~この状況もそうだけど、理由も理由だしこれは無視を出来ないわね。
「レイン! いい所に! 助けてぇ!!」
ジョシュアがアタシに泣きついて来た。
「レイン……? ジョシュア様と一緒に居られるという事はレイン・ニコラス様ですか!」
やっぱりそうだ。
英雄五星の肩書きでこんな事が起きているんだ。
多分だけどジョシュアが宿帳に名前を書いて、それを見た宿屋の従業員に英雄五星の? って聞かれたんだろう。
それではい、そうですって答えた感じだろう。
「宿帳に名前を書いたら、宿屋の主人に英雄五星のジョシュア様ですかって聞かれたんだよ。それでボクがはい、そうですって言ったら……」
おしい、宿屋の従業員じゃなくて主人だった。
この感じだと隣の女性は女将さんかな。
「……それで、盗賊の討伐をお願いされてしまったわけね」
「そうなんだよー……」
英雄五星。
まったく……いらない肩書をつけられたものだわ。
「ジョシュア様だけではなく、レイン様もおられたとは! どうかお願い致します! 迷惑な盗賊を討伐してください!」
困ったな、出来るだけ帝国と関わりたくないのに。
見捨てる感じで嫌だけど、アタシ達の今の立場やオーウェンの協会の事を考えるとここは断らないと。
「えと……この件は帝国に報告をしていますよね。申し訳ないのですが帝国が動いている以上、別組織に与しているアタシ達は安易に動けません。なので帝国兵にお任せて頂きたいのですが……」
ぐぅ心が痛い。
「そう、ですか」
宿屋の主人と女将さんが落胆している。
本当にすみません。
「はあー凹んだプレートアーマーを着けている奴はとても強いらしいから、討伐に来た帝国兵に強いお人が居るといいんだが……」
「んっ!?」
今主人の口からとんでもない言葉が出て来た。
凹んだプレートアーマーを着けている奴?
それって、まさか……。
「そうね。数が居ても傍にいる黒くて長い髪のモンスターが多彩な魔法を使ってくるって話していましたし……」
「んんっ!?」
女将さんの口からもとんでもない言葉が出て来た。
黒くて長い髪のモンスターで多彩な魔法を使用する?
それってあの使い魔のことじゃないの。
「レイン、2人の言っていた特徴って……」
アタシ達が追っているデュラハンそのものだわ。
「うん、でも念の為……。あの~すみません、盗賊について1つ質問をしてもいいですか?」
アイリスさんの件もあるからね。
また間違えでしたじゃ駄目。
「はい、なんでしょうか?」
「その盗賊っていつ現れたんですか?」
アタシがデュラハンと対面したのは6月11日。
その盗賊が11日以前に出没していた場合は日にちが合わない。
ただの他人の空似、アタシ達が追っているデュラハンじゃない。
「現れた日ですか? えーと、2日前の夜ですね。夜道で襲われた行商人がこの町に逃げて来たんですよ」
2日前の夜か。
それなら、人間の足では到底無理……なんだけどデュラハンは別。
転移魔法を使用した可能性もあるし、使えなくてもデュラハンは愛馬として首なしの馬を使役している。
あの使い魔も空中を飛べるるし、ラティアちゃんも転移魔法や首なしの馬に乗れば人の足の速度なんて関係ない。
だから2日前の夜にこの辺りに居てもおかしくはない。
「昨日は町の自警団と駐屯していた帝国兵の数名が盗賊の討伐に向かったのですが……返り討ちにあいました。幸い死人は出ませんでしたが、大けがを負いましてね。それで残っていた帝国兵は援軍を呼びに今帝国へ向かっています」
帝国兵が道を閉鎖していた理由はそれか。
どうして盗賊如きで道を閉鎖しているのかちょっと疑問に思ったけれど、この話を聞いて納得したわ。
そうしないと被害者が出るのは目に見えているもの。
「そんな盗賊がいつこの町を襲って来るかと思うと、不安で不安で……」
「……」
女将さんの体が恐怖に震え、主人が無言のまま女将を自分の肩に寄せた。
デュラハン、弱っていたのにたった1日で自警団と帝国兵を蹴散らすほど力が戻っているのか。
これは今すぐにでも叩かないと駄目だわ。
「ジョシュア、今すぐ町長さんのお宅に向かいましょう」
少しでも時間が惜しい。
こうしている間にも力を取り戻しているだろうし。
「……うん、わかった」
「え? 本当ですか! ありがとうございます! ありがとうございます!」
主人と女将さんが抱き合って喜んでいる。
はぁ~アタシは駄目駄目ね、デュラハンとか関係なしに最初からこうすれば良かった。
とはいえ……待っていなさいよ、デュラハン。
今日で決着をつけてやるんだから!
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。

なんども濡れ衣で責められるので、いい加減諦めて崖から身を投げてみた
下菊みこと
恋愛
悪役令嬢の最後の抵抗は吉と出るか凶と出るか。
ご都合主義のハッピーエンドのSSです。
でも周りは全くハッピーじゃないです。
小説家になろう様でも投稿しています。
異世界へ誤召喚されちゃいました~女神の加護でほのぼのスローライフ送ります~
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
白い結婚三年目。つまり離縁できるまで、あと七日ですわ旦那様。
あさぎかな@電子書籍二作目発売中
恋愛
異世界に転生したフランカは公爵夫人として暮らしてきたが、前世から叶えたい夢があった。パティシエールになる。その夢を叶えようと夫である王国財務総括大臣ドミニクに相談するも答えはノー。夫婦らしい交流も、信頼もない中、三年の月日が近づき──フランカは賭に出る。白い結婚三年目で離縁できる条件を満たしていると迫り、夢を叶えられないのなら離縁すると宣言。そこから公爵家一同でフランカに考え直すように動き、ドミニクと話し合いの機会を得るのだがこの夫、山のように隠し事はあった。
無言で睨む夫だが、心の中は──。
【詰んだああああああああああ! もうチェックメイトじゃないか!? 情状酌量の余地はないと!? ああ、どうにかして侍女の準備を阻まなければ! いやそれでは根本的な解決にならない! だいたいなぜ後妻? そんな者はいないのに……。ど、どどどどどうしよう。いなくなるって聞いただけで悲しい。死にたい……うう】
4万文字ぐらいの中編になります。
※小説なろう、エブリスタに記載してます
貴族家三男の成り上がりライフ 生まれてすぐに人外認定された少年は異世界を満喫する
美原風香
ファンタジー
「残念ながらあなたはお亡くなりになりました」
御山聖夜はトラックに轢かれそうになった少女を助け、代わりに死んでしまう。しかし、聖夜の心の内の一言を聴いた女神から気に入られ、多くの能力を貰って異世界へ転生した。
ーけれども、彼は知らなかった。数多の神から愛された彼は生まれた時点で人外の能力を持っていたことを。表では貴族として、裏では神々の使徒として、異世界のヒエラルキーを駆け上っていく!これは生まれてすぐに人外認定された少年の最強に無双していく、そんなお話。
✳︎不定期更新です。
21/12/17 1巻発売!
22/05/25 2巻発売!
コミカライズ決定!
20/11/19 HOTランキング1位
ありがとうございます!
魔拳のデイドリーマー
osho
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生した少年・ミナト。ちょっと物騒な大自然の中で、優しくて美人でエキセントリックなお母さんに育てられた彼が、我流の魔法と鍛えた肉体を武器に、常識とか色々ぶっちぎりつつもあくまで気ままに過ごしていくお話。
主人公最強系の転生ファンタジーになります。未熟者の書いた、自己満足が執筆方針の拙い文ですが、お暇な方、よろしければどうぞ見ていってください。感想などいただけると嬉しいです。
2回目の人生は異世界で
黒ハット
ファンタジー
増田信也は初めてのデートの待ち合わせ場所に行く途中ペットの子犬を抱いて横断歩道を信号が青で渡っていた時に大型トラックが暴走して来てトラックに跳ね飛ばされて内臓が破裂して即死したはずだが、気が付くとそこは見知らぬ異世界の遺跡の中で、何故かペットの柴犬と異世界に生き返った。2日目の人生は異世界で生きる事になった
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる