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8章 生活の強化
6、美味しい夕飯
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泥水を4回ろ過装置に通した。
まだ若干濁っている感じもするけど、最初の泥水と比べたら雲泥の差だな。
「これで、飲めるの?」
「の、飲めるけど菌まではろ過できないから、安全を考えると1回沸騰させたほうがいいかな」
「手間、かかるね……でも本当に水、綺麗になったのは、すごい」
ろ過した水を見てアリサは関心をしている。
無事成功してよかった。
ただ、使っていくと当然ろ過装置の中が汚れるから定期的に新しいのを作らないといけない。
まぁそこは消耗品だから仕方ないと割り切るしかない。
「つ、次は沢の水をろ過させてみよう」
今度は沢の水をろ過装置にゆっくりと入れた。
少し経つと透明な水が下から出てきた。
「……元から、透明だったから、よくわからないや」
アリサの言う通りだ。
これだとちゃんとろ過されたのかすごくわかりづらい。
「と、透明のままだから、うまくいった証拠だよ、うん」
泥水の後でも透明で出来ていたんだから、ろ過は出来ている。
だから、うまくいったと言っても過言では無い……はずだ。
「そう、なの?」
「そうそう! さっ日も傾いて来たし、夕ご飯を作ろう!」
僕はささっとろ過した水を土器に移して、夕ご飯の準備に取り掛かった。
水を入れた土器の中に洗ったミースルを入れる。
そして、半分に切った卵芋を4個いれて、かまどの上において煮詰める。
これでミースルと卵芋を茹でつつ、ろ過した水も沸騰消毒されるわけだ。
「後は塩を入れて、味を調えれば出来上がり……なんだけど……」
「なんか、さみしいね」
「うーん……」
そうなんだよな。
これだけだと、昼に比べてどうしても貧相に見える。
もう少し手をくわえたい所なんだけど、どうしたものか。
「……あ、そうだ! ねぇねぇ、干物を入れてみる、のはどう?」
「あー」
なるほど、干物か。
ちゃんと出来ているのか、味はどうなのかを見ないといけなかったし丁度いいな。
全部使うと保存食の意味が無いから、普通に食べる分と汁の中に入れる分で分けて……このくらいかな。
で、普通に食べる分は火であぶって完成。
後はバムムで作った器に煮えたミースル、卵芋、干物を枝の箸で移して煮汁を入れてっと。
「あちっ!」
土器を持ち上げての煮汁を入れるのが大変すぎる。
あー早くお玉が欲しい。
「で、出来た」
「お~、おいしそう。いただきま~す!」
アリサは座ると同時に干物を手に取ってかぶりついた。
「もくもく……うん! おいしい!」
今になって思ったけど、アリサって何を食べてもおいしいって言っている気がする。
「まずい! こんなの食べられない!」とか文句を言われないだけマシだけどな。
まぁ仮に言われても、何もないこの無人島で文句を言われてもどうしようもないけど。
さて、僕も食べようっと。
「はむ……もぐもぐ……お、うまい」
淡泊な小魚だったのに味が出ていておいしくなっている。
これなら保存食として大丈夫だな。
後、出来そうな保存食は……燻製か。
明日にでも挑戦してみようかな。
「ずずず……」
うん、汁の方もばっちりだ。
ハマラシュウの姿焼きから始まって、今はこんな贅沢な食事が出来るとは思いもしなかった。
夕食も食べ終わり、僕達2人は焚き火の傍に座ってゆったりしていた。
まだやる事があるけど、体が動かない。
あーこのまま横になって寝てしまいたいな……。
「ねぇねぇ、リョー」
「な、何?」
「明日、何するの?」
んー……明日か。
洗濯と燻製以外はとくには決めていないから、どうしようかな。
やる事は色々あるんだけど、どれから手を付けたらいい物か。
「と、とりあえず洗濯と燻製作りをやろうと思う。後は……まだ決めていない」
「そっか……」
アリサが何やら考え事をしている。
「じゃあさ、洗濯と燻製作り終わったら、この島でまだ行っていない、場所に行ってみない?」
「行ってない場所か……」
確かに探索も必要な事だ。
新しい発見がある可能性もあるし、無かったとしても島全体をちゃんと把握しておく必要もある。
うん、明日はそうしよう。
「わ、わかった、そうしようか。僕達がまだ行っていないのは、島の北西辺りになるかな」
「じゃあ、明日は、島の北西辺り、探索しましょう」
明日の事も決め、僕は重い腰を上げ片づけと寝る前にやっておく事を始めた。
土器を綺麗に洗って、そこに水を満タンまで居れる。
その水の中に焚き火で出た灰を入れてよくかき混ぜる。
で、このまま置いておいて灰が沈殿すれば完成だ。
「その水、なに?」
「あ、灰汁を作っているんだよ」
「灰汁を?」
「む、昔の人は灰汁を使って洗濯していたらしいんだ。だから、それをやろうかなと」
「灰と水で、汚れが落ちるの?」
アリサが首を傾げた。
不思議に思うのもわかる。
「落ちるから、やってたんだと思う……」
僕も実際に見た事が無いから、半信半疑な所はあるからな。
でも、洗剤が無いからこれで行くしかない。
歯磨きを済ませ、乾燥が出来た土器をかまどの中に入れて火を付け、今日の作業は終わり。
寝るとしますかな。
「ふあ~……それじゃあ、リョー、おやすみ~」
アリサは目をこすりながら、寝床に入って行った。
そして、すぐに寝息が聞こえてきた。
「……あ」
葉っぱの壁の強化をすっかり忘れていた。
馬鹿だ、寝る前に思い出してどうすんだよ。
はぁー安眠できる日はいつになるのやら……そう思いつつ、僕は寝床に入り横になった。
※
「………………うっ……」
僕は眩しさで目を覚ました。
なんだ……? 妙に眩しいぞ。
重い目蓋を開けると、太陽の光が僕の顔に当たっていた。
「…………あえ?」
うそ、もう朝?
昨日の夜は安眠云々を考えながら横になって……その後の記憶が無いぞ。
という事は、横になってすぐ寝ちゃっていたって事?
アリサが横にいたのにすんなり寝られるなんて思いもしなかった。
あれか、この状況に慣れてきたって事なのかな?
それとも疲れ果てて、泥のように眠った可能性もあるか。
前者ならいいけど後者なら危ないぞ。
「あ、起きた? おはよ~」
声のする方を見ると、アリサがかまどに火を入れていた。
アリサの方が早く起きていたのか。
「……あ、お、おはよう……」
なんだろう、先にアリサが起きている所を見るとめちゃくちゃ寝坊した感があってモヤモヤする。
特に起きる時間とか決めていないのに不思議だ。
まだ若干濁っている感じもするけど、最初の泥水と比べたら雲泥の差だな。
「これで、飲めるの?」
「の、飲めるけど菌まではろ過できないから、安全を考えると1回沸騰させたほうがいいかな」
「手間、かかるね……でも本当に水、綺麗になったのは、すごい」
ろ過した水を見てアリサは関心をしている。
無事成功してよかった。
ただ、使っていくと当然ろ過装置の中が汚れるから定期的に新しいのを作らないといけない。
まぁそこは消耗品だから仕方ないと割り切るしかない。
「つ、次は沢の水をろ過させてみよう」
今度は沢の水をろ過装置にゆっくりと入れた。
少し経つと透明な水が下から出てきた。
「……元から、透明だったから、よくわからないや」
アリサの言う通りだ。
これだとちゃんとろ過されたのかすごくわかりづらい。
「と、透明のままだから、うまくいった証拠だよ、うん」
泥水の後でも透明で出来ていたんだから、ろ過は出来ている。
だから、うまくいったと言っても過言では無い……はずだ。
「そう、なの?」
「そうそう! さっ日も傾いて来たし、夕ご飯を作ろう!」
僕はささっとろ過した水を土器に移して、夕ご飯の準備に取り掛かった。
水を入れた土器の中に洗ったミースルを入れる。
そして、半分に切った卵芋を4個いれて、かまどの上において煮詰める。
これでミースルと卵芋を茹でつつ、ろ過した水も沸騰消毒されるわけだ。
「後は塩を入れて、味を調えれば出来上がり……なんだけど……」
「なんか、さみしいね」
「うーん……」
そうなんだよな。
これだけだと、昼に比べてどうしても貧相に見える。
もう少し手をくわえたい所なんだけど、どうしたものか。
「……あ、そうだ! ねぇねぇ、干物を入れてみる、のはどう?」
「あー」
なるほど、干物か。
ちゃんと出来ているのか、味はどうなのかを見ないといけなかったし丁度いいな。
全部使うと保存食の意味が無いから、普通に食べる分と汁の中に入れる分で分けて……このくらいかな。
で、普通に食べる分は火であぶって完成。
後はバムムで作った器に煮えたミースル、卵芋、干物を枝の箸で移して煮汁を入れてっと。
「あちっ!」
土器を持ち上げての煮汁を入れるのが大変すぎる。
あー早くお玉が欲しい。
「で、出来た」
「お~、おいしそう。いただきま~す!」
アリサは座ると同時に干物を手に取ってかぶりついた。
「もくもく……うん! おいしい!」
今になって思ったけど、アリサって何を食べてもおいしいって言っている気がする。
「まずい! こんなの食べられない!」とか文句を言われないだけマシだけどな。
まぁ仮に言われても、何もないこの無人島で文句を言われてもどうしようもないけど。
さて、僕も食べようっと。
「はむ……もぐもぐ……お、うまい」
淡泊な小魚だったのに味が出ていておいしくなっている。
これなら保存食として大丈夫だな。
後、出来そうな保存食は……燻製か。
明日にでも挑戦してみようかな。
「ずずず……」
うん、汁の方もばっちりだ。
ハマラシュウの姿焼きから始まって、今はこんな贅沢な食事が出来るとは思いもしなかった。
夕食も食べ終わり、僕達2人は焚き火の傍に座ってゆったりしていた。
まだやる事があるけど、体が動かない。
あーこのまま横になって寝てしまいたいな……。
「ねぇねぇ、リョー」
「な、何?」
「明日、何するの?」
んー……明日か。
洗濯と燻製以外はとくには決めていないから、どうしようかな。
やる事は色々あるんだけど、どれから手を付けたらいい物か。
「と、とりあえず洗濯と燻製作りをやろうと思う。後は……まだ決めていない」
「そっか……」
アリサが何やら考え事をしている。
「じゃあさ、洗濯と燻製作り終わったら、この島でまだ行っていない、場所に行ってみない?」
「行ってない場所か……」
確かに探索も必要な事だ。
新しい発見がある可能性もあるし、無かったとしても島全体をちゃんと把握しておく必要もある。
うん、明日はそうしよう。
「わ、わかった、そうしようか。僕達がまだ行っていないのは、島の北西辺りになるかな」
「じゃあ、明日は、島の北西辺り、探索しましょう」
明日の事も決め、僕は重い腰を上げ片づけと寝る前にやっておく事を始めた。
土器を綺麗に洗って、そこに水を満タンまで居れる。
その水の中に焚き火で出た灰を入れてよくかき混ぜる。
で、このまま置いておいて灰が沈殿すれば完成だ。
「その水、なに?」
「あ、灰汁を作っているんだよ」
「灰汁を?」
「む、昔の人は灰汁を使って洗濯していたらしいんだ。だから、それをやろうかなと」
「灰と水で、汚れが落ちるの?」
アリサが首を傾げた。
不思議に思うのもわかる。
「落ちるから、やってたんだと思う……」
僕も実際に見た事が無いから、半信半疑な所はあるからな。
でも、洗剤が無いからこれで行くしかない。
歯磨きを済ませ、乾燥が出来た土器をかまどの中に入れて火を付け、今日の作業は終わり。
寝るとしますかな。
「ふあ~……それじゃあ、リョー、おやすみ~」
アリサは目をこすりながら、寝床に入って行った。
そして、すぐに寝息が聞こえてきた。
「……あ」
葉っぱの壁の強化をすっかり忘れていた。
馬鹿だ、寝る前に思い出してどうすんだよ。
はぁー安眠できる日はいつになるのやら……そう思いつつ、僕は寝床に入り横になった。
※
「………………うっ……」
僕は眩しさで目を覚ました。
なんだ……? 妙に眩しいぞ。
重い目蓋を開けると、太陽の光が僕の顔に当たっていた。
「…………あえ?」
うそ、もう朝?
昨日の夜は安眠云々を考えながら横になって……その後の記憶が無いぞ。
という事は、横になってすぐ寝ちゃっていたって事?
アリサが横にいたのにすんなり寝られるなんて思いもしなかった。
あれか、この状況に慣れてきたって事なのかな?
それとも疲れ果てて、泥のように眠った可能性もあるか。
前者ならいいけど後者なら危ないぞ。
「あ、起きた? おはよ~」
声のする方を見ると、アリサがかまどに火を入れていた。
アリサの方が早く起きていたのか。
「……あ、お、おはよう……」
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