28 / 66
5章 いざ海へ
6、鱗の限界
しおりを挟む
で、焚き火の所に戻って来たけどカゴカサってどうやって食べるんだろ。
串焼き……はこの魚の形状からして串をさすのって難しいよな。
となれば、普通の魚の様にさばいて石の上に置いて焼くしかないか。
サバイバル動画でよく魚をさばいているシーンがあるけど、基本魚は切り身しか買わないから果たしてうまくさばけるか不安ではある。
しかも、包丁といった刃物が無い……現状、刃物代わりで使っているのはドラゴンの鱗のみ。
これでやらないといけないと思うとますます不安になるな。
「ある意味、賭けだな……あっそうだ」
身近にあるじゃないか、切れ味抜群の刃物が。
「ア、アリサ……さん。ちょっといいかな?」
「ん? なに?」
「こ、このカゴカサを、その爪でさばいてほしんだけど……出来るかな?」
それは切れ味抜群なアリサの鉤爪だ。
足の爪でさばくのはどうなんだって感じもするけど、使える物は使っていくそれがサバイバル。
「……うちが、さばくの? え~と……身がズタボロになっても、いいのなら……」
「ズタボロ!?」
「爪で細かい作業を、するのは苦手なの。切り裂くとか、突き刺すみたいな事は得意なんだけど……」
なるほど、そういう事ですか。
自分でズタボロにすると言っちゃってるから、本当にそうなってしまうんだろうな。
うーん……せっかくの食材だからそうなるのは困る。
となればドラゴンの鱗でやった方がまだましか。
その包丁代わりのドラゴンの鱗を手に取り、波打ち際へと向かった。
えーと、まずは尻尾から頭の向きに鱗の刃先を滑らせて全身のウロコを取って行く。
この取れた魚の鱗も再利用できたらいいんだけど、そういうのは見たことも聞いたことないから無いのかな。
少しでも有効活用したい気持ちがあるから、ちょっともったいない感じがする。
「……これで大体とれたかな?」
ウロコを取ったら海の中につけて洗い流す。
流し終えたら、次は内臓とりだ。
肛門から刃物の先を入れて、腹を開くんだけど……ドラゴンの鱗の場合は先端の尖った部分を入れるしかないか。
僕は無理やりドラゴンの鱗を入れ込み、カゴカサの腹かけて切り始めた。
うぐぐぐぐ……これは切っているというより、引き裂いている感じだな。
だからといって、力任せにやってはいけない。
魚の内臓を傷付けてしまうと、苦味が身に移る可能性があるからな。
腹を開いたら、の中につけて内臓を手で取り出す。
あーあ、切り口がギザギザになっていて、これはこれでボロボロな感じになっちゃっているよ。
まぁ見栄えが悪いというだけで味とかの問題は無いとは思うけど……ちょっと心配だな。
で、内臓を取り終えたら次は頭なんだけど……これが問題。
ドラゴンの鱗で頭を落とすのは無理だよな。
ここはアリサの爪を使って切り落とすしか……。
「あっ頭は食べれるから、落とさなくていいわよ」
どうしようか悩んでいると、アリサが察してくれてアドバイスをくれた。
「わ、わかった」
なるほど、胴体の身が少ないから頭の身も食べるってわけか。
そう考えると悩む必要なんて全くなかったな。
なら、下ごしらえはこれで終わりだな。
「じ、じゃあこれで完成」
ふぅー魚をさばくだけなのに、この疲労はやばいな。
「よく鱗で、そこまでできたね。すごいわ」
「あ、ありがとう……」
地味に苦労したから、褒められて素直にうれしい。
でも、これからの事を考えると刃物は欲しいところだ。
毎回ドラゴンの鱗で魚をさばくのは大変だし、もしかしたら動物をさばく事になるかもしれない。
となればドラゴンの鱗だと限界がある。
どうにかして刃物を手に入れたいところだな……。
「……この磯の石で、石器を作ってみるのも……ん?」
石器に出来そうな石が無いか、辺りを見わたしてみると石の上に変な物がのっかっている事に気が付いた。
細長くて半透明で、ビニール紐の様な……ん? ビニール紐?
「……あっ! そうだった!」
僕は慌ててビニール紐の所まで走って行った。
「え? ちょっ、ちょっと!」
やっぱり透明な海藻だ。
ミースルを取るのに邪魔だからと、とりあえずこの辺り置いたのをすっかり忘れてた。
拾い上げるてみると若干水分が抜けた感じがする。
少しとはいえ、日に当てた状態だったからかな。
それで透明だったのが半透明になってしまったのかもしれない。
「もう~急に、どうしたのよ……あれ、それアドサじゃない」
「これアドサっていうんだ」
「うん、そう。それにしても、よく見つけたわね。その海藻、透明だから、なかなか見つからないのよ」
そりゃそうだ。
海の中の透明な物なんて、そう簡単に見つかるわけがない。
僕が見つけたのも偶然だったし。
「ぐ、偶然見つけたんだ。これって食べれるの?」
「食べられるわよ。海の近くの町や村の、スープに入っているわ」
「スープ以外には?」
「スープ以外? ん~……それ以外は、食べた事ないわね」
海の近くでスープ以外食べた事が無いとなると生で食べられる海藻じゃないっぽいな。
生で食べる習慣がないというのも考えられるけど、それだけで生の状態で食べるのはあまりにもリスクが高すぎる。
余計な事をせず、アドサを食べる時は必ず火を通すようにしよう。
※
焼き石の上にはジュージューといい音を出して、いい具合に焦げ目がついてきたカゴカサが1匹。
辺りには魚が焼けるいい匂いも漂っている。
うおおお……この匂いを嗅いでいると、めちゃくちゃ米が欲しくなる。
「そろそろ、いいかな……あちち」
アリサが木の枝を使って、カゴカサの身をほぐして取り分けてくれた。
ほぐした感じはサンマみたいだ。
ますます米がほしいよ。
「で~頭、だけど……」
おっと、これはアリサに譲った方がいいよな。
だってカゴカサをとったのはアリサなんだから、その権利がある。
「ぼ、僕の事は気にしないでアリサ……さんが食べてよ」
「え? でも……」
「カ、カゴカサをとったのはアリサ……さんなんだから遠慮しないで。そ、それに今度は罠を作って捕ろう思うんだ。僕は、その時に食べるよ」
「……わかったわ。じゃあ、遠慮なく」
アリサは嬉しそうに、カゴカサの頭を手元に寄せて……。
「――ハグッ!」
「!?」
文字通り、頭から噛みついた。
そしてカゴカサの頭をかみ砕き、咀嚼しはじめた。
えっ!? 頭は食べれるってそういう事なの!?
僕の思っていた事と全然違うんですけど!!
「バリボリバリボリ……この歯ごたえ、たまらないわ……バリボリバリボリ」
この音から察するに、どの道僕はカゴカサの頭を食べれなかったのは間違いない。
今度から足の鉤爪だけじゃなく、アリサの顎と歯も注意しないといけないな。
串焼き……はこの魚の形状からして串をさすのって難しいよな。
となれば、普通の魚の様にさばいて石の上に置いて焼くしかないか。
サバイバル動画でよく魚をさばいているシーンがあるけど、基本魚は切り身しか買わないから果たしてうまくさばけるか不安ではある。
しかも、包丁といった刃物が無い……現状、刃物代わりで使っているのはドラゴンの鱗のみ。
これでやらないといけないと思うとますます不安になるな。
「ある意味、賭けだな……あっそうだ」
身近にあるじゃないか、切れ味抜群の刃物が。
「ア、アリサ……さん。ちょっといいかな?」
「ん? なに?」
「こ、このカゴカサを、その爪でさばいてほしんだけど……出来るかな?」
それは切れ味抜群なアリサの鉤爪だ。
足の爪でさばくのはどうなんだって感じもするけど、使える物は使っていくそれがサバイバル。
「……うちが、さばくの? え~と……身がズタボロになっても、いいのなら……」
「ズタボロ!?」
「爪で細かい作業を、するのは苦手なの。切り裂くとか、突き刺すみたいな事は得意なんだけど……」
なるほど、そういう事ですか。
自分でズタボロにすると言っちゃってるから、本当にそうなってしまうんだろうな。
うーん……せっかくの食材だからそうなるのは困る。
となればドラゴンの鱗でやった方がまだましか。
その包丁代わりのドラゴンの鱗を手に取り、波打ち際へと向かった。
えーと、まずは尻尾から頭の向きに鱗の刃先を滑らせて全身のウロコを取って行く。
この取れた魚の鱗も再利用できたらいいんだけど、そういうのは見たことも聞いたことないから無いのかな。
少しでも有効活用したい気持ちがあるから、ちょっともったいない感じがする。
「……これで大体とれたかな?」
ウロコを取ったら海の中につけて洗い流す。
流し終えたら、次は内臓とりだ。
肛門から刃物の先を入れて、腹を開くんだけど……ドラゴンの鱗の場合は先端の尖った部分を入れるしかないか。
僕は無理やりドラゴンの鱗を入れ込み、カゴカサの腹かけて切り始めた。
うぐぐぐぐ……これは切っているというより、引き裂いている感じだな。
だからといって、力任せにやってはいけない。
魚の内臓を傷付けてしまうと、苦味が身に移る可能性があるからな。
腹を開いたら、の中につけて内臓を手で取り出す。
あーあ、切り口がギザギザになっていて、これはこれでボロボロな感じになっちゃっているよ。
まぁ見栄えが悪いというだけで味とかの問題は無いとは思うけど……ちょっと心配だな。
で、内臓を取り終えたら次は頭なんだけど……これが問題。
ドラゴンの鱗で頭を落とすのは無理だよな。
ここはアリサの爪を使って切り落とすしか……。
「あっ頭は食べれるから、落とさなくていいわよ」
どうしようか悩んでいると、アリサが察してくれてアドバイスをくれた。
「わ、わかった」
なるほど、胴体の身が少ないから頭の身も食べるってわけか。
そう考えると悩む必要なんて全くなかったな。
なら、下ごしらえはこれで終わりだな。
「じ、じゃあこれで完成」
ふぅー魚をさばくだけなのに、この疲労はやばいな。
「よく鱗で、そこまでできたね。すごいわ」
「あ、ありがとう……」
地味に苦労したから、褒められて素直にうれしい。
でも、これからの事を考えると刃物は欲しいところだ。
毎回ドラゴンの鱗で魚をさばくのは大変だし、もしかしたら動物をさばく事になるかもしれない。
となればドラゴンの鱗だと限界がある。
どうにかして刃物を手に入れたいところだな……。
「……この磯の石で、石器を作ってみるのも……ん?」
石器に出来そうな石が無いか、辺りを見わたしてみると石の上に変な物がのっかっている事に気が付いた。
細長くて半透明で、ビニール紐の様な……ん? ビニール紐?
「……あっ! そうだった!」
僕は慌ててビニール紐の所まで走って行った。
「え? ちょっ、ちょっと!」
やっぱり透明な海藻だ。
ミースルを取るのに邪魔だからと、とりあえずこの辺り置いたのをすっかり忘れてた。
拾い上げるてみると若干水分が抜けた感じがする。
少しとはいえ、日に当てた状態だったからかな。
それで透明だったのが半透明になってしまったのかもしれない。
「もう~急に、どうしたのよ……あれ、それアドサじゃない」
「これアドサっていうんだ」
「うん、そう。それにしても、よく見つけたわね。その海藻、透明だから、なかなか見つからないのよ」
そりゃそうだ。
海の中の透明な物なんて、そう簡単に見つかるわけがない。
僕が見つけたのも偶然だったし。
「ぐ、偶然見つけたんだ。これって食べれるの?」
「食べられるわよ。海の近くの町や村の、スープに入っているわ」
「スープ以外には?」
「スープ以外? ん~……それ以外は、食べた事ないわね」
海の近くでスープ以外食べた事が無いとなると生で食べられる海藻じゃないっぽいな。
生で食べる習慣がないというのも考えられるけど、それだけで生の状態で食べるのはあまりにもリスクが高すぎる。
余計な事をせず、アドサを食べる時は必ず火を通すようにしよう。
※
焼き石の上にはジュージューといい音を出して、いい具合に焦げ目がついてきたカゴカサが1匹。
辺りには魚が焼けるいい匂いも漂っている。
うおおお……この匂いを嗅いでいると、めちゃくちゃ米が欲しくなる。
「そろそろ、いいかな……あちち」
アリサが木の枝を使って、カゴカサの身をほぐして取り分けてくれた。
ほぐした感じはサンマみたいだ。
ますます米がほしいよ。
「で~頭、だけど……」
おっと、これはアリサに譲った方がいいよな。
だってカゴカサをとったのはアリサなんだから、その権利がある。
「ぼ、僕の事は気にしないでアリサ……さんが食べてよ」
「え? でも……」
「カ、カゴカサをとったのはアリサ……さんなんだから遠慮しないで。そ、それに今度は罠を作って捕ろう思うんだ。僕は、その時に食べるよ」
「……わかったわ。じゃあ、遠慮なく」
アリサは嬉しそうに、カゴカサの頭を手元に寄せて……。
「――ハグッ!」
「!?」
文字通り、頭から噛みついた。
そしてカゴカサの頭をかみ砕き、咀嚼しはじめた。
えっ!? 頭は食べれるってそういう事なの!?
僕の思っていた事と全然違うんですけど!!
「バリボリバリボリ……この歯ごたえ、たまらないわ……バリボリバリボリ」
この音から察するに、どの道僕はカゴカサの頭を食べれなかったのは間違いない。
今度から足の鉤爪だけじゃなく、アリサの顎と歯も注意しないといけないな。
0
お気に入りに追加
38
あなたにおすすめの小説
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
家族全員異世界へ転移したが、その世界で父(魔王)母(勇者)だった…らしい~妹は聖女クラスの魔力持ち!?俺はどうなんですかね?遠い目~
厘/りん
ファンタジー
ある休日、家族でお昼ご飯を食べていたらいきなり異世界へ転移した。俺(長男)カケルは日本と全く違う異世界に動揺していたが、父と母の様子がおかしかった。なぜか、やけに落ち着いている。問い詰めると、もともと父は異世界人だった(らしい)。信じられない!
☆第4回次世代ファンタジーカップ
142位でした。ありがとう御座いました。
★Nolaノベルさん•なろうさんに編集して掲載中。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
好き勝手スローライフしていただけなのに伝説の英雄になってしまった件~異世界転移させられた先は世界最凶の魔境だった~
狐火いりす@商業作家
ファンタジー
事故でショボ死した主人公──星宮なぎさは神によって異世界に転移させられる。
そこは、Sランク以上の魔物が当たり前のように闊歩する世界最凶の魔境だった。
「せっかく手に入れた第二の人生、楽しみつくさねぇともったいねぇだろ!」
神様の力によって【創造】スキルと最強フィジカルを手に入れたなぎさは、自由気ままなスローライフを始める。
露天風呂付きの家を建てたり、倒した魔物でおいしい料理を作ったり、美人な悪霊を仲間にしたり、ペットを飼ってみたり。
やりたいことをやって好き勝手に生きていく。
なぜか人類未踏破ダンジョンを攻略しちゃったり、ペットが神獣と幻獣だったり、邪竜から目をつけられたりするけど、細かいことは気にしない。
人類最強の主人公がただひたすら好き放題生きていたら伝説になってしまった、そんなほのぼのギャグコメディ。
転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ
如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白?
「え~…大丈夫?」
…大丈夫じゃないです
というかあなた誰?
「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」
…合…コン
私の死因…神様の合コン…
…かない
「てことで…好きな所に転生していいよ!!」
好きな所…転生
じゃ異世界で
「異世界ってそんな子供みたいな…」
子供だし
小2
「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」
よろです
魔法使えるところがいいな
「更に注文!?」
…神様のせいで死んだのに…
「あぁ!!分かりました!!」
やたね
「君…結構策士だな」
そう?
作戦とかは楽しいけど…
「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」
…あそこ?
「…うん。君ならやれるよ。頑張って」
…んな他人事みたいな…
「あ。爵位は結構高めだからね」
しゃくい…?
「じゃ!!」
え?
ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!
いらないスキル買い取ります!スキル「買取」で異世界最強!
町島航太
ファンタジー
ひょんな事から異世界に召喚された木村哲郎は、救世主として期待されたが、手に入れたスキルはまさかの「買取」。
ハズレと看做され、城を追い出された哲郎だったが、スキル「買取」は他人のスキルを買い取れるという優れ物であった。
学校ごと異世界に召喚された俺、拾ったスキルが強すぎたので無双します
名無し
ファンタジー
毎日のようにいじめを受けていた主人公の如月優斗は、ある日自分の学校が異世界へ転移したことを知る。召喚主によれば、生徒たちの中から救世主を探しているそうで、スマホを通してスキルをタダで配るのだという。それがきっかけで神スキルを得た如月は、あっという間に最強の男へと進化していく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる