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3章 1つ1つ
5、未知の植物
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森の中を探索して1時間はたっただろうか。
拠点に出来そうなところは中々見つからない。
食料も毒の実、毒キノコ、毒の葉っぱと食べれない物ばかり。
解熱や傷薬になる薬草系の植物も生えてはいるものの、食料としては使えないのは辛い。
んー探索のルートが悪いのか、時期が悪いのか、この島には元々食べられる物が少ないのか……もしかしたらその3つ全部かも。
そうなると、食料は魚介類に絞った方がいいかもしれないな。
「ん? あの木は……」
僕の前を歩いていたアリサが茂みの中へと入って行った。
慌てて後を追うと、アリサは青い樹皮をした木の前で立ち止まった。
あの木はどうしたっていうんだろ。
「うん、間違いない。粘樹だわ」
「粘樹?」
名前を聞く限り粘り気がある木って感じだけど……見た感じ、樹皮が青色をしてるって所以外は普通の木にしか見えない。
「この木、ちょっとおもしろい性質を持ってるから、見てて」
「?」
アリサは足の爪で粘樹に切れ込みを入れると、その傷から樹皮と同じ青色の樹液が垂れて来た。
この樹液の粘りが強いのかな?
いや、でも樹液って大抵粘り気が強いよな……うーん?
「で~、こうして……」
そして、垂れ落ちた樹液を土と混ぜだした。
どう見ても土遊びをしている様にしかみえない。
マジで何をやっているんだろう。
「こんな感じかな。はい、もってみて」
アリサの手には普通の泥の塊がのっかっている。
よくわからないまま、僕は泥の塊を手に取った。
「……あれ?」
これって普通の泥の塊じゃないぞ。
粘っこい土の塊……この感触って――。
「粘土じゃないか!」
「そう、粘樹の樹液と土を混ぜると、粘土になるの。乾かすと、ちゃんと硬くもなるのよ。ね? 面白いでしょ」
乾かすと固くもなる……なら、火で焼いたら土器を作れるんじゃないか?
もし土器が作れるのなら、この無人島において革命的だ!
「うん! これはすごく面白いよ!」
これは絶対に土器が作れるかどうか試してみないといけない。
ある意味、食べ物よりもいい物を見つけたかもしれないぞ。
※
「うーん……」
早く土器の実験をしたいのに、未だに拠点に出来そうな場所が見つからない。
火を起こして試すだけだし、もうその辺りでやってもいいかな。
そんな事を考えていると。
「お~いっ! リョー!」
「はい?」
少し離れたところでアリサが僕を呼んでいた。
あれこれと考え事をしている間に、いつの間にか距離が空いてしまっていたらしい。
「食べられるキノコ、発見したよ!」
「――本当に!?」
その言葉に、僕は大急ぎでアリサの居る場所まで駆け寄った。
食べれるキノコなんて、今の所一番まともな食べ物じゃないか。
そう思うだけで嬉しくて涙が出てきたよ。
「ゴブリンノコシカケよ」
アリサが木の幹から飛び出している、茶色の半月状の物に指をさした。
「ゴブリンノコシカケ……?」
見た感じは、人の頭くらいの大きさがあるサルノコシカケ。
サルじゃなくてゴブリンって呼ばれてるあたり異世界だなーと感じるな。
いや、それよりも。
「……本当に食べれるの……? それ……」
サルノコシカケは硬いし、苦いしで食べ物としては不向きだったはず。
だから一般的には乾燥させてから粉末状にして、それを煎じてお茶として飲むのが基本なんだ。
「食べれるわよ。けど、このままだと硬くて歯が折れちゃうから、表面の皮を削り取って、水に浸して柔らかくしないといけないけどね」
干物を水で戻すみたいに食べるのか。
見た目はサルノコシカケに似ているのに全然違うな。
「あとさ、あの場所って、使えるんじゃない?」
「あの場所? ……あっ」
アリサの目線の先を追いかけると木がまばらに生え、雑草が生い茂っている空き地があった。
広さ的には6畳くらいだろうか。
あの広さなら十分拠点に使えるかもしれない。
うん、この空き地の地面はしっかりしている。
周辺もアリサに調べて貰って危険はなかった。
崖下でも無い、古い木も無い、大きな木の実も無い。
場所は大体だけど島の西南辺りくらいか。
ちょっと沢まで遠いけど……通えない距離じゃない。
「ここを拠点にしようと思うんだけど、問題はないかな?」
「うん、うちは問題ないよ」
よし、じゃあ拠点作りを開始しよう。
まずはシェルターを……っと言いたいところだけど、差し掛けシェルターは2人も入れないし、雨風が強かった場合は役目を果たせないのは身をもって経験積み。
雨期の事を考えると作るテント、出来れば家みたいな屋根と壁があるのが理想だろう。
ただ、それだと柱にする木は差し掛けシェルターより太い木が必要になる。
他にも必要な木材や薪の事も考えると、太い木を何本も鱗で削るなんて相当時間が掛かる。
となれると木を伐る道具、斧が理想だよな。
昔の人は石斧を使っていたけど、僕の場合は……この鱗を使うとしよう。
石より頑丈だし、刃物状に加工もしなくて良いからな。
ただ鱗斧なんて聞いた事がないし、僕の思い付きで作るからうまくいくかはわからないけど……やるしかないよな。
「じゃあ僕は沢に行ってゴブリンノコシカケを水に浸しつつ石を集めて来るから、その間にアリサさんは草むしりとか空き地の整地をしておいてくれないかな?」
「整地ね。わかったわ、まかせて」
ここを拠点にするのから、もうかまどを作ってしまおう。
何回も沢に行っているのにまともに石運びが出来ていないのは何でなんだろうか。
まぁここ数日まともに筋トレができてなかったし、これもトレーニングの一環だと思ってがんばろう。
そう自分を奮い立たせ、沢へと向かった。
拠点に出来そうなところは中々見つからない。
食料も毒の実、毒キノコ、毒の葉っぱと食べれない物ばかり。
解熱や傷薬になる薬草系の植物も生えてはいるものの、食料としては使えないのは辛い。
んー探索のルートが悪いのか、時期が悪いのか、この島には元々食べられる物が少ないのか……もしかしたらその3つ全部かも。
そうなると、食料は魚介類に絞った方がいいかもしれないな。
「ん? あの木は……」
僕の前を歩いていたアリサが茂みの中へと入って行った。
慌てて後を追うと、アリサは青い樹皮をした木の前で立ち止まった。
あの木はどうしたっていうんだろ。
「うん、間違いない。粘樹だわ」
「粘樹?」
名前を聞く限り粘り気がある木って感じだけど……見た感じ、樹皮が青色をしてるって所以外は普通の木にしか見えない。
「この木、ちょっとおもしろい性質を持ってるから、見てて」
「?」
アリサは足の爪で粘樹に切れ込みを入れると、その傷から樹皮と同じ青色の樹液が垂れて来た。
この樹液の粘りが強いのかな?
いや、でも樹液って大抵粘り気が強いよな……うーん?
「で~、こうして……」
そして、垂れ落ちた樹液を土と混ぜだした。
どう見ても土遊びをしている様にしかみえない。
マジで何をやっているんだろう。
「こんな感じかな。はい、もってみて」
アリサの手には普通の泥の塊がのっかっている。
よくわからないまま、僕は泥の塊を手に取った。
「……あれ?」
これって普通の泥の塊じゃないぞ。
粘っこい土の塊……この感触って――。
「粘土じゃないか!」
「そう、粘樹の樹液と土を混ぜると、粘土になるの。乾かすと、ちゃんと硬くもなるのよ。ね? 面白いでしょ」
乾かすと固くもなる……なら、火で焼いたら土器を作れるんじゃないか?
もし土器が作れるのなら、この無人島において革命的だ!
「うん! これはすごく面白いよ!」
これは絶対に土器が作れるかどうか試してみないといけない。
ある意味、食べ物よりもいい物を見つけたかもしれないぞ。
※
「うーん……」
早く土器の実験をしたいのに、未だに拠点に出来そうな場所が見つからない。
火を起こして試すだけだし、もうその辺りでやってもいいかな。
そんな事を考えていると。
「お~いっ! リョー!」
「はい?」
少し離れたところでアリサが僕を呼んでいた。
あれこれと考え事をしている間に、いつの間にか距離が空いてしまっていたらしい。
「食べられるキノコ、発見したよ!」
「――本当に!?」
その言葉に、僕は大急ぎでアリサの居る場所まで駆け寄った。
食べれるキノコなんて、今の所一番まともな食べ物じゃないか。
そう思うだけで嬉しくて涙が出てきたよ。
「ゴブリンノコシカケよ」
アリサが木の幹から飛び出している、茶色の半月状の物に指をさした。
「ゴブリンノコシカケ……?」
見た感じは、人の頭くらいの大きさがあるサルノコシカケ。
サルじゃなくてゴブリンって呼ばれてるあたり異世界だなーと感じるな。
いや、それよりも。
「……本当に食べれるの……? それ……」
サルノコシカケは硬いし、苦いしで食べ物としては不向きだったはず。
だから一般的には乾燥させてから粉末状にして、それを煎じてお茶として飲むのが基本なんだ。
「食べれるわよ。けど、このままだと硬くて歯が折れちゃうから、表面の皮を削り取って、水に浸して柔らかくしないといけないけどね」
干物を水で戻すみたいに食べるのか。
見た目はサルノコシカケに似ているのに全然違うな。
「あとさ、あの場所って、使えるんじゃない?」
「あの場所? ……あっ」
アリサの目線の先を追いかけると木がまばらに生え、雑草が生い茂っている空き地があった。
広さ的には6畳くらいだろうか。
あの広さなら十分拠点に使えるかもしれない。
うん、この空き地の地面はしっかりしている。
周辺もアリサに調べて貰って危険はなかった。
崖下でも無い、古い木も無い、大きな木の実も無い。
場所は大体だけど島の西南辺りくらいか。
ちょっと沢まで遠いけど……通えない距離じゃない。
「ここを拠点にしようと思うんだけど、問題はないかな?」
「うん、うちは問題ないよ」
よし、じゃあ拠点作りを開始しよう。
まずはシェルターを……っと言いたいところだけど、差し掛けシェルターは2人も入れないし、雨風が強かった場合は役目を果たせないのは身をもって経験積み。
雨期の事を考えると作るテント、出来れば家みたいな屋根と壁があるのが理想だろう。
ただ、それだと柱にする木は差し掛けシェルターより太い木が必要になる。
他にも必要な木材や薪の事も考えると、太い木を何本も鱗で削るなんて相当時間が掛かる。
となれると木を伐る道具、斧が理想だよな。
昔の人は石斧を使っていたけど、僕の場合は……この鱗を使うとしよう。
石より頑丈だし、刃物状に加工もしなくて良いからな。
ただ鱗斧なんて聞いた事がないし、僕の思い付きで作るからうまくいくかはわからないけど……やるしかないよな。
「じゃあ僕は沢に行ってゴブリンノコシカケを水に浸しつつ石を集めて来るから、その間にアリサさんは草むしりとか空き地の整地をしておいてくれないかな?」
「整地ね。わかったわ、まかせて」
ここを拠点にするのから、もうかまどを作ってしまおう。
何回も沢に行っているのにまともに石運びが出来ていないのは何でなんだろうか。
まぁここ数日まともに筋トレができてなかったし、これもトレーニングの一環だと思ってがんばろう。
そう自分を奮い立たせ、沢へと向かった。
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