176 / 178
終章 二人の書~ケビンとコレット~
二人の書~ケビンと【コレット】・8~
しおりを挟む
「…………えっ?」
……今……ケビンさんは何て言った……?
《「はあ!?」》
ケビンさんが……。
《おいおい――さすがに唐突過ぎじゃろ、魔力を送りすぎて暴走してしまったか?」
私の事を……。
「お前、何変な事を口走っているんだよ!」
好き……?
「……」
これって、もしかして告白?
え? え? 本当に!?
『暴走でも、変な事でもないわ! 俺の意思で気持ちを伝えたんだよ! 俺はコレットに惚れたんだ!』
「惚れっ!?」
ケッケビンさんが、わわわわた私の事を!?
「……ん? メスのかおがまっかかになってる」
「――ふえっ!? ……あ~の~……その~……え~と……うううう……うあああああああああああああ!!」
『おわああああああっ!』
「あ、コレット! ……あ~あ、ケビンの頭を宙に放って走って行っちまったよ」
「本当によく宙を舞う頭じゃな、っと!」
『受け止めてくれたのは嬉しいが、俺の意思で飛んでるわけじゃ……って、コレットは!?』
「ここは穴だからな、中央から端に行っただけだ。まったくお前と来たら……」
『俺は本心をだな――モガッ!』
「お前はしばらく黙っているのじゃ。さて、小娘はどのような答えを出すのか……楽しみじゃな」
※
「あわわわわわわ……」
あの場に居られず、思わず逃げちゃったよ。
とは言っても、あまり離れてないから向こうの声が多少聞こえちゃっているけど……。
あまり変な声が聞こえないようにしなくっちゃ。
それにしても……。
「生まれて初めて、告白されちゃった……」
しかも、その相手がまさかのケビンさんだから、すっごいびっくりした……。
あ~顔が熱いし、心臓がドキドキいっているよ~。
「……あ~いくらなんでも、唐突過ぎるよ~……私はどうしたらいいの?」
こんな経験したことが無いから、どうしたらいいのか全然わかんない。
とっとにかく、返事はちゃんとしないといけないわよね。
でも……なんて返事をすればいいんだろう?
気が動転しているせいか、私の今の気持ちすらちゃんと理解出来ていない。
「……ううう……今度は頭から煙が出て来ちゃいそう……」
いや、これじゃ駄目だ。
……落ち着け……落ち着くのよ、私。
「……ふぅ~」
少しずつ、心の整理をしていくしかない……。
ちゃんとケビンさんの想いに向き合わなくっちゃ。
※
「…………よし」
返事は決まった。
これが正解かわからない……でも、これが私の想いだから。
「いざ……」
戦場へ!
「お、コレットが戻って来たぞ」
「ほれ、頭をちゃんと付けるのじゃ!」
『ハグッ! おい、もっと優しく付けてくれよ……』
あ~気持ちを落ち着かせたはずなのに、ケビンさんを見たらまた心臓がドキドキし始めちゃってる。
ちゃんと言えるかな……。
「……あの……先ほどは頭を投げて飛ばした挙句、逃げ出してすみませんでした。それと、お待たせしてしまった事も……」
『いや……そんな事は気にしなくていいから……うん……』
「……ケビンさん……先ほどの返事ですけど……」
『あっああ……』
「――すみません!」
『――はぐあ!』
ああ! ケビンさんが膝と両手を地面につけちゃった!
なんか今にも自壊しそうなくらい落ち込んでるよ……。
そうさせちゃったのは私のせいだから、胸が痛い。
『……そう、か……俺の何処が駄目だったのか、聞いても……?』
「何処って、どう考えてもお前がスケルトンだからだろ」
「何処って、どう考えてもお前がスケルトンだからじゃろ」
「どこって、どうみてもエサだからじゃん」
『うるさいよ! お前たちに聞いていないし、そこは関係……』
「すみません……あります……」
というか、八割方がそこなんです。
『あったのか……』
その辺りが問題だと全く思っていなかったんだ。
それはそれですごいな。
「えと、私に好意を持ってくれたのは嬉しいです……でも、私はケビンさんの事を何も知りません……ですから、私としてはその~デ、デートとかをしてケビンさんの事を知っていってから、ちゃんと返事をしたいとは思ったんです」
ケビンさんという人を知りたい……知ったうえで、自分の気持ちと向き合い返事をしたい。
それが私の行きついた答えなんだけど、その前に大きく立ちふさがるのが……。
「ただ、スケルトンを相手にそのような事は……難しいな……と……」
しかも私にとって、スケルトンは天敵みたいな存在になっちゃっているから余計に。
でも、これはさすがにそこまでは言えない……言ったらケビンさん、文字通り崩れ落ちそうだもの。
『そう、か……そりゃそうか、スケルトン相手にデートとか嫌だもの……ん? ちょっと待てよ……今の話を聞く限り、俺の事を知り生身の体だったらデートをしてくれたのか?』
「えっ!? え~と……」
スケルトン以外のケビンさんって、想像がつかないんですけど。
う~ん、もしそうならと考えると……。
「……そう、なります……かね……」
考えただけで顔が熱くなって来ちゃった。
どんだけ耐性が無いのよ、私。
『……そうか。――なら、コレット!』
「あいた!」
ケビンさんに両肩を掴まれた。
何? 私の肩ってやたら掴まれるけど、そんなに掴みやすいの?
『俺にもう一度チャンスをくれ! いや、下さい!』
「……はい? チャンス、ですか?」
どういう意味だろ?
『ああ! 俺は生身の体を手に入れる為に旅に出る!』
「生身って……ええっ!?」
またすごい事を言い出したよ、この人!
「――ブッ!」
「…………」
「にくつきのエサ?」
シスターが言ってたっけ。
ケビンさんは、とにかく前向きな所が長所だって。
シスターの言う通り……いや、それ以上に前向きすぎるわよ。
私だったら、そんな事なんて思いつかないや。
「おいおい……いくらフラれたからって、ヤケクソになるなよ」
「やはり、魔力を送りすぎたかもしれんのじゃ……」
「にくにつきのエサ……ジュリ」
『だからそこ、うるさいよ! 世界は広いんだ、きっと方法がある! いや、絶対に見つけてやる!』
生身の体を手に入れる……か。
ケビンさんがスケルトンだからどうのこうのと、さっき頭を抱えて悩んでいた私が馬鹿みたい。
クスッ……私も、ケビンさんを見習わないと。
「……よし、決めた……わかりました、チャンスをあげます」
『本当か!? やった!』
「それと、その旅で最初に行くところがありますよ」
『? 最初に行くところ?』
ケビンさんが生まれた場所。
そして、私にとって大事な大事な場所。
「はい、アカニ村です! 一緒に帰りましょう! ホセ父さん、マルシア母さん、弟妹のヘンリー、マリー、ブレンが待つ、私達の教会へ!!」
……今……ケビンさんは何て言った……?
《「はあ!?」》
ケビンさんが……。
《おいおい――さすがに唐突過ぎじゃろ、魔力を送りすぎて暴走してしまったか?」
私の事を……。
「お前、何変な事を口走っているんだよ!」
好き……?
「……」
これって、もしかして告白?
え? え? 本当に!?
『暴走でも、変な事でもないわ! 俺の意思で気持ちを伝えたんだよ! 俺はコレットに惚れたんだ!』
「惚れっ!?」
ケッケビンさんが、わわわわた私の事を!?
「……ん? メスのかおがまっかかになってる」
「――ふえっ!? ……あ~の~……その~……え~と……うううう……うあああああああああああああ!!」
『おわああああああっ!』
「あ、コレット! ……あ~あ、ケビンの頭を宙に放って走って行っちまったよ」
「本当によく宙を舞う頭じゃな、っと!」
『受け止めてくれたのは嬉しいが、俺の意思で飛んでるわけじゃ……って、コレットは!?』
「ここは穴だからな、中央から端に行っただけだ。まったくお前と来たら……」
『俺は本心をだな――モガッ!』
「お前はしばらく黙っているのじゃ。さて、小娘はどのような答えを出すのか……楽しみじゃな」
※
「あわわわわわわ……」
あの場に居られず、思わず逃げちゃったよ。
とは言っても、あまり離れてないから向こうの声が多少聞こえちゃっているけど……。
あまり変な声が聞こえないようにしなくっちゃ。
それにしても……。
「生まれて初めて、告白されちゃった……」
しかも、その相手がまさかのケビンさんだから、すっごいびっくりした……。
あ~顔が熱いし、心臓がドキドキいっているよ~。
「……あ~いくらなんでも、唐突過ぎるよ~……私はどうしたらいいの?」
こんな経験したことが無いから、どうしたらいいのか全然わかんない。
とっとにかく、返事はちゃんとしないといけないわよね。
でも……なんて返事をすればいいんだろう?
気が動転しているせいか、私の今の気持ちすらちゃんと理解出来ていない。
「……ううう……今度は頭から煙が出て来ちゃいそう……」
いや、これじゃ駄目だ。
……落ち着け……落ち着くのよ、私。
「……ふぅ~」
少しずつ、心の整理をしていくしかない……。
ちゃんとケビンさんの想いに向き合わなくっちゃ。
※
「…………よし」
返事は決まった。
これが正解かわからない……でも、これが私の想いだから。
「いざ……」
戦場へ!
「お、コレットが戻って来たぞ」
「ほれ、頭をちゃんと付けるのじゃ!」
『ハグッ! おい、もっと優しく付けてくれよ……』
あ~気持ちを落ち着かせたはずなのに、ケビンさんを見たらまた心臓がドキドキし始めちゃってる。
ちゃんと言えるかな……。
「……あの……先ほどは頭を投げて飛ばした挙句、逃げ出してすみませんでした。それと、お待たせしてしまった事も……」
『いや……そんな事は気にしなくていいから……うん……』
「……ケビンさん……先ほどの返事ですけど……」
『あっああ……』
「――すみません!」
『――はぐあ!』
ああ! ケビンさんが膝と両手を地面につけちゃった!
なんか今にも自壊しそうなくらい落ち込んでるよ……。
そうさせちゃったのは私のせいだから、胸が痛い。
『……そう、か……俺の何処が駄目だったのか、聞いても……?』
「何処って、どう考えてもお前がスケルトンだからだろ」
「何処って、どう考えてもお前がスケルトンだからじゃろ」
「どこって、どうみてもエサだからじゃん」
『うるさいよ! お前たちに聞いていないし、そこは関係……』
「すみません……あります……」
というか、八割方がそこなんです。
『あったのか……』
その辺りが問題だと全く思っていなかったんだ。
それはそれですごいな。
「えと、私に好意を持ってくれたのは嬉しいです……でも、私はケビンさんの事を何も知りません……ですから、私としてはその~デ、デートとかをしてケビンさんの事を知っていってから、ちゃんと返事をしたいとは思ったんです」
ケビンさんという人を知りたい……知ったうえで、自分の気持ちと向き合い返事をしたい。
それが私の行きついた答えなんだけど、その前に大きく立ちふさがるのが……。
「ただ、スケルトンを相手にそのような事は……難しいな……と……」
しかも私にとって、スケルトンは天敵みたいな存在になっちゃっているから余計に。
でも、これはさすがにそこまでは言えない……言ったらケビンさん、文字通り崩れ落ちそうだもの。
『そう、か……そりゃそうか、スケルトン相手にデートとか嫌だもの……ん? ちょっと待てよ……今の話を聞く限り、俺の事を知り生身の体だったらデートをしてくれたのか?』
「えっ!? え~と……」
スケルトン以外のケビンさんって、想像がつかないんですけど。
う~ん、もしそうならと考えると……。
「……そう、なります……かね……」
考えただけで顔が熱くなって来ちゃった。
どんだけ耐性が無いのよ、私。
『……そうか。――なら、コレット!』
「あいた!」
ケビンさんに両肩を掴まれた。
何? 私の肩ってやたら掴まれるけど、そんなに掴みやすいの?
『俺にもう一度チャンスをくれ! いや、下さい!』
「……はい? チャンス、ですか?」
どういう意味だろ?
『ああ! 俺は生身の体を手に入れる為に旅に出る!』
「生身って……ええっ!?」
またすごい事を言い出したよ、この人!
「――ブッ!」
「…………」
「にくつきのエサ?」
シスターが言ってたっけ。
ケビンさんは、とにかく前向きな所が長所だって。
シスターの言う通り……いや、それ以上に前向きすぎるわよ。
私だったら、そんな事なんて思いつかないや。
「おいおい……いくらフラれたからって、ヤケクソになるなよ」
「やはり、魔力を送りすぎたかもしれんのじゃ……」
「にくにつきのエサ……ジュリ」
『だからそこ、うるさいよ! 世界は広いんだ、きっと方法がある! いや、絶対に見つけてやる!』
生身の体を手に入れる……か。
ケビンさんがスケルトンだからどうのこうのと、さっき頭を抱えて悩んでいた私が馬鹿みたい。
クスッ……私も、ケビンさんを見習わないと。
「……よし、決めた……わかりました、チャンスをあげます」
『本当か!? やった!』
「それと、その旅で最初に行くところがありますよ」
『? 最初に行くところ?』
ケビンさんが生まれた場所。
そして、私にとって大事な大事な場所。
「はい、アカニ村です! 一緒に帰りましょう! ホセ父さん、マルシア母さん、弟妹のヘンリー、マリー、ブレンが待つ、私達の教会へ!!」
0
お気に入りに追加
19
あなたにおすすめの小説
Anotherfantasia~もうひとつの幻想郷
くみたろう
ファンタジー
彼女の名前は東堂翠。
怒りに震えながら、両手に持つ固めの箱を歪ませるくらいに力を入れて歩く翠。
最高の一日が、たった数分で最悪な1日へと変わった。
その要因は手に持つ箱。
ゲーム、Anotherfantasia
体感出来る幻想郷とキャッチフレーズが付いた完全ダイブ型VRゲームが、彼女の幸せを壊したのだ。
「このゲームがなんぼのもんよ!!!」
怒り狂う翠は帰宅後ゲームを睨みつけて、興味なんか無いゲームを険しい表情で起動した。
「どれくらい面白いのか、試してやろうじゃない。」
ゲームを一切やらない翠が、初めての体感出来る幻想郷へと体を委ねた。
それは、翠の想像を上回った。
「これが………ゲーム………?」
現実離れした世界観。
でも、確かに感じるのは現実だった。
初めて続きの翠に、少しづつ増える仲間たち。
楽しさを見出した翠は、気付いたらトップランカーのクランで外せない大事な仲間になっていた。
【Anotherfantasia……今となっては、楽しくないなんて絶対言えないや】
翠は、柔らかく笑うのだった。
分析スキルで美少女たちの恥ずかしい秘密が見えちゃう異世界生活
SenY
ファンタジー
"分析"スキルを持って異世界に転生した主人公は、相手の力量を正確に見極めて勝てる相手にだけ確実に勝つスタイルで短期間に一財を為すことに成功する。
クエスト報酬で豪邸を手に入れたはいいものの一人で暮らすには広すぎると悩んでいた主人公。そんな彼が友人の勧めで奴隷市場を訪れ、記憶喪失の美少女奴隷ルナを購入したことから、物語は動き始める。
これまで危ない敵から逃げたり弱そうな敵をボコるのにばかり"分析"を活用していた主人公が、そのスキルを美少女の恥ずかしい秘密を覗くことにも使い始めるちょっとエッチなハーレム系ラブコメ。
転生お転婆令嬢は破滅フラグを破壊してバグの嵐を巻き起こす
のりのりの
ファンタジー
木から降りれなくなった子猫を助けようとした侯爵令嬢の次女フレーシア・アドルミデーラは、木から落ちて、池で溺れた。池に落ちた勢いで、水底の石に頭をぶつけ、高熱にうなされた挙げ句、自分が腐女子OLだった前世の記憶をとり戻す。
転生先は、前世でやり込んでいた乙女ゲーム『君に翼があるならば、この愛を捧げよう』(略してキミツバ)の世界だった。
フレーシアは攻略キャラに出会うごとに、前世で課金しまくったキミツバの内容を思い出していく。
だが、彼女は、ヒロインでも、悪役令嬢でもなく、侯爵の次女に転生していた。
ただのモブ、と思ったら、異母兄は、キミツバで一番大好きだった(貢いだ)攻略キャラだった。
だが、フレーシアは、キミツバの本編が始まる前に、池で溺れて死んだという、攻略キャラにトラウマを与えるために設定されたキャラだった。
たしかに、池で溺れたけど、なぜか生きてます?
トラウマ発生しませんでした?
フレーシアが死ななかったことにより、攻略キャラたちの運命が微妙に変わっていく。
ただ、このキミツバの世界。
乙女ゲームとしては異色ともいえる廃課金ユーザーターゲットのハードなゲームだった。
選択肢を間違えたら、攻略キャラは簡単に死亡するのは当たり前。恋愛シーンスチルよりも、死亡シーンスチルの方が圧倒的に多いという阿鼻叫喚なゲーム。
うっかりしてたら、侯爵家は陰謀に巻き込まれ、兄以外は使用人もろとも全員が死亡して、御家断絶。
他の攻略キャラも似たような展開なのだが、異母兄は自分の家を滅ぼした連中の復讐のために、国を滅ぼし、他の攻略キャラを惨殺する。
家族が惨殺されるのを防ぐため、
推しキャラの闇落ちを阻むため、
死亡絶対回避不可能といわれている最難関攻略キャラを助けるため、
転生腐女子フレーシア・アドルミデーラは、破滅フラグを折りまくる!
VRおじいちゃん ~ひろしの大冒険~
オイシイオコメ
SF
75歳のおじいさん「ひろし」は思いもよらず、人気VRゲームの世界に足を踏み入れた。おすすめされた種族や職業はまったく理解できず「無職」を選び、さらに操作ミスで物理攻撃力に全振りしたおじいさんはVR世界で出会った仲間たちと大冒険を繰り広げる。
この作品は、小説家になろう様とカクヨム様に2021年執筆した「VRおじいちゃん」と「VRおばあちゃん」を統合した作品です。
前作品は同僚や友人の意見も取り入れて書いておりましたが、今回は自分の意向のみで修正させていただいたリニューアル作品です。
(小説中のダッシュ表記につきまして)
作品公開時、一部のスマートフォンで文字化けするとのご報告を頂き、ダッシュ2本のかわりに「ー」を使用しております。
見捨てられた俺と追放者を集める女神さま スキルの真価を見つけだし、リベンジ果たして成りあがる
腰尾マモル
ファンタジー
※※※HOTランキング6位まで上がれました※※※
手前味噌ですが面白く書けたと思うので読んでいってもらえたら嬉しいです。
――――――以下、作品に関する情報です――――――
「この町のハンターで『パーティーから追放されたりクビにされた人』がいたら教えてくれませんか?」
町のギルドで不思議な質問をする一人の女性がいた。追放者を集めるという奇妙な行動をとる彼女を他のハンター達が馬鹿にして笑っていたが、ガラルドというハンターだけは彼女のことを真剣に見つめていた。
そんなガラルドは町一番の有名パーティーに所属していたものの能力不足を理由にクビになりかけていた。
「お前は役立たずだ、次の魔獣討伐任務の結果次第でクビにする」
リーダーからそう言い渡されたガラルドは任務中とんでもない状況へと追い込まれることとなるが……偶然にも『追放者を集めていた不思議な女性』と任務地で再会することとなった。
その女性は自らを女神と名乗りはじめ、名に恥じぬ美しさと優しさを持つ女性だったのだが、それらの要素が霞んでしまう程に凄まじいバイタリティーと個性を持つ女神だった。
そんな女神に無能スキル「回転砂」を発掘され、背中を押されたガラルドは少しずつ自分と仲間と世界を変えていくこととなる。
※※以下今作の特徴です※※
・爽快かつテンポの良いストーリーを心がけています
・最初は理不尽な目に遭い、底辺感がありますが、成りあがっていきハッピーエンドになる物語を書きます
・序盤の小さな山場は4話、大きな山場は13話です。最初の街の区切りも13話なのでそこまでで読み続けるかを決めて貰えたらと思います
・戦闘、成長、経営、伏線、人格的勝利や論戦的勝利の快感など、色々な爽快感を重視して描いていきます
・暗い話は最序盤と一部過去編以外ほとんどありません 明るい旅路を描くつもりです
・ストックが少なくなってきたら一日一話だけ更新していきます(更新時間は16時~22時のどこかの可能性が高いです)
最後まで構想と筋書きは出来ているので、ストックが豊富なうちは一日複数回更新の日もあります
・当小説は他のweb小説サイト【小説家になろう】でも公開しております。
https://ncode.syosetu.com/n6725hf/
皆さんの応援で今後も執筆を続けていけるかもしれません、応援のほどよろしくお願いいたします。
人と希望を伝えて転生したのに竜人という最強種族だったんですが?〜世界はもう救われてるので美少女たちとのんびり旅をします〜
犬型大
ファンタジー
神様にいっぱい希望を出したら意思疎通のズレから竜人になりました。
異世界を救ってほしい。
そんな神様からのお願いは異世界に行った時点でクリア⁉
異世界を救ったお礼に好きなように転生させてくれるっていうからお酒を飲みながらいろいろ希望を出した。
転生しても人がいい……そんな希望を出したのに生まれてみたら頭に角がありますけど?
人がいいって言ったのに。
竜人族?
竜人族も人だって確かにそうだけど人間以外に人と言われている種族がいるなんて聞いてないよ!
それ以外はおおよそ希望通りだけど……
転生する世界の神様には旅をしてくれって言われるし。
まあ自由に世界を見て回ることは夢だったからそうしますか。
もう世界は救ったからあとはのんびり第二の人生を生きます。
竜人に転生したリュードが行く、のんびり異世界記ここに始まれり。
異世界転生漫遊記
しょう
ファンタジー
ブラック企業で働いていた主人公は
体を壊し亡くなってしまった。
それを哀れんだ神の手によって
主人公は異世界に転生することに
前世の失敗を繰り返さないように
今度は自由に楽しく生きていこうと
決める
主人公が転生した世界は
魔物が闊歩する世界!
それを知った主人公は幼い頃から
努力し続け、剣と魔法を習得する!
初めての作品です!
よろしくお願いします!
感想よろしくお願いします!
全校転移!異能で異世界を巡る!?
小説愛好家
ファンタジー
全校集会中に地震に襲われ、魔法陣が出現し、眩い光が体育館全体を呑み込み俺は気絶した。
目覚めるとそこは大聖堂みたいな場所。
周りを見渡すとほとんどの人がまだ気絶をしていてる。
取り敢えず異世界転移だと仮定してステータスを開こうと試みる。
「ステータスオープン」と唱えるとステータスが表示された。「『異能』?なにこれ?まぁいいか」
取り敢えず異世界に転移したってことで間違いなさそうだな、テンプレ通り行くなら魔王討伐やらなんやらでめんどくさそうだし早々にここを出たいけどまぁ成り行きでなんとかなるだろ。
そんな感じで異世界転移を果たした主人公が圧倒的力『異能』を使いながら世界を旅する物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる