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14章 二人の真実
コレットの書~真実・5~
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「話してもいいのじゃが、またわしが騙しているかもしれんのじゃぞ?」
このドラゴニュート、自分でそれを言うなんて……。
でもグレイさんって騙されてばかりだしな~どうする気なのかしら。
「それもあるが、この状況じゃ埒が明かないのも事実だ」
おお、それでも現状の解決を選ぶとは。
「とりあえずその方法を聞いてから判断する。みんなもそれでいいか?」
けど、自信が無いのか私達に確認をしてきちゃった。
ん~どんな方法かによるけど……。
「はい、私はそれが良いと思います」
グレイさんの言う通り、このままじゃ進まないから仕方ないわよね。
ただ、ゾンビ化する予感だけは当たりませんように!
「俺は全く話についていけないっスけど、了解っス」
「ムガー!」
ジゴロ所長さんがもがいてる。
そうよね、この手の話には入りたいわよね……。
「……わかったのじゃ。では、話すのじゃ……」
果たしてそれが本当の話なのか。
そして、本当の話だとしても私に理解できる事なのか……どっちにしろ不安ね。
※
「……という訳で、お主等に魔力を送ればいいのじゃ」
「……念話……」
「……なんじゃそりゃ……」
「……」
「ムガ―! ムガー!」
簡単にまとめるとドラゴニュートの魔力を私達に送れば、ケビンさん? の声が聞こえるようになるらしい……ん~魔力を送るって、いまいちピンとこないわね。
「説明は以上じゃ。どうするのじゃ?」
と言われましても……本当にそんな事が可能なの?
また騙されてる気がしてきた。
「……どうするのじゃと言われてもな……うーーん……!」
グレイさんが、両手で頭をかきむしりながら悩んでいる。
だよね~そうなりますよね~。
「みんなはどう思うよ?」
ちょっ! 急にこっちに振らないで下さいよ!
え~と……う~んと……。
「すみません……私には何とも言えないです……」
私に、そんな答えなんか考えられませんよ。
「右に同じくっス……」
「ムガー! ムガー!」
ジゴロ所長さんはやりたいですな! とか言って自ら進んでやりそう。
なら、ジゴロ所長さんを実験に……って私ってば何考えてるのよ!
「だよな……よし、わかった! こうなりゃやけだ、その方法をやってくれ! ただし、変な素振りを見せたらすぐに斬るからな!」
おお! グレイさん、男らしいです!
決断を出せなかった私をゆる――。
「なら、今からお前と小娘に魔力を送るからじっとしているのじゃぞ」
――してくだ……さい?
「……へっ? 私もですか!?」
なんで!?
どうしてそうなるの!?
「俺だけじゃ駄目なのか?」
「ケビンの奴が小娘とも話したいんじゃと」
はい?
「……ケビンさんが……?」
私と話したいって、どういう事?
「う~……」
これは悩む。
その魔力を関係は怖いけど、ケビンさん? の話はすごく気になるし…………よし、決めた!
「っわかりました、私もやります」
女は度胸!
ケビンさん? の声を聞きいてやろうじゃない!
『カタ、カタカタカタカタカタ』
「じゃから、させないのじゃ!」
……なにを?
「あん? 何をだ?」
ケビンさん? がドラゴニュートに何か言ってたみたいだけど……。
「何だろう、急に不安に……」
やっぱり、やめた方がいいのかしら。
「大丈夫じゃ! ほら、動いちゃ駄目なのじゃ」
ドラゴニュートが飛んで、右手をグレイさんの頭に、左手を私の頭に乗せた。
「――ふん!」
「「……」」
「よし、これで良いのじゃ」
へ? たったこれだけ?
「えっ? もう終わりかよ、何も感じなかったぞ」
「えと、私もです……」
グレイさんに変わった様子はない。
私も特に変化が無いし……。
「ケビン、何かしゃべってみるのじゃ」
本当に聞こえるのかしら。
『えっえーと……俺の声が聞こえますか?』
「――っ!」
スケル……ケビンさん? から声が聞こえた!
「今、聞こえました!」
「ああ、俺も聞こえた。声というよりは音に近い気もするが……」
さっきまでカタカタと鳴っていたのが嘘みたい。
『本当に俺の声が?』
「はい、聞こえます!」
はっきりと言葉が伝わる!
「これが念話か、なんか不思議な感覚だな」
『おお……おおおおお!』
ケビンさん? も喜んでいるみたい。
そうよね、今まで何も伝わっていなかったんだし。
『コレット!』
「あ、はい……んっ?」
つい返事しちゃったけど、どうしてケビンさん? は私の名前を?
待てよ、よく考えたら何でケビンさん? が初対面の私と話す必要が……。
『伝えたい事――』
「さて、ケビン。今からいくつか質問をするから答えてくれ」
『――が……って、何だと!? まだ俺を疑っているのか!?』
「まだもなにも、お前が本物のケビンかどうかを調べる為に、ドラゴニュートの話に乗ってお前の声が聞こえるようにしたんだろうが」
「ナシャータじゃ」
あ、考えてる間に話がどんどん進んじゃってる。
ん~さっきの事も気になるけど、今はケビンさん? かどうかをはっきりさせるのが大事よね。
『わかった、じゃあさっさと始めてくれ』
「じゃあ、まずお前の本名は?」
『……ケビン・パーカーだ』
自分はケビンだって言っているのに改めて名前を聞かれたせいなのか、ちょっと不服そうな感じがする。
「お前の両親の名前は?」
『父はホセ・パーカー、母親はマルシア・パーカーだ』
正解。
「お前の出身である村の名は?」
『アカニ……村だ』
……正解だけど、何で自分の村なのに詰まったんだろ。
あっ! もしかして田舎だから言いにくいとか!?
ちょっと! 私の育った村でもあるし、自然豊かで静かないい村でしょ!
本物のケビンさんならもっと自信を持って答えてよ!
「お前の誕生日と年齢は?」
『アース歴155年6月11日、25歳だ』
私と同じ誕生日だから正解。
「お前が三つ星になった暦と日にちは?」
『アース歴180年6月11日……俺の誕生日だ……』
偶然にも、私が教会に拾われた日だったんだ……。
「俺らの通っていた、鍛冶屋の親父さんの名前は?」
『ブライアン・ストーン』
お、親父さんの名前をさらっと出て来てきた。
これって結構重要よね。
「……次が最後の質問だ」
次で最後か、恐らくケビンさんとグレイさんの2人にしかわからない質問なんだろうな。
一体どんな質問何だろう。
「お前の泊まっていた宿の部屋にあった酒は何年物だ?」
「……」
なによ、その質問は。
『25年物だ。俺の歳に合わせた高級の……って、ちょっと待て』
「……どうやら、このスケルトンは本当にケビンの様だ」
嘘でしょ!? 何でそれで!?
もっと確実な決め手になる質問は何個もあるでしょ!
『っ!? おい、あれをどうしたんだ! なあ? グレイ!』
「…………うまかったぞ」
ああ……そうか、グレイさんがそのお酒を飲んだんだ。
それなら、グレイさんとケビンさんしかわからないだろうけど。
何だろう……私的にはすっごく納得がいかない……。
このドラゴニュート、自分でそれを言うなんて……。
でもグレイさんって騙されてばかりだしな~どうする気なのかしら。
「それもあるが、この状況じゃ埒が明かないのも事実だ」
おお、それでも現状の解決を選ぶとは。
「とりあえずその方法を聞いてから判断する。みんなもそれでいいか?」
けど、自信が無いのか私達に確認をしてきちゃった。
ん~どんな方法かによるけど……。
「はい、私はそれが良いと思います」
グレイさんの言う通り、このままじゃ進まないから仕方ないわよね。
ただ、ゾンビ化する予感だけは当たりませんように!
「俺は全く話についていけないっスけど、了解っス」
「ムガー!」
ジゴロ所長さんがもがいてる。
そうよね、この手の話には入りたいわよね……。
「……わかったのじゃ。では、話すのじゃ……」
果たしてそれが本当の話なのか。
そして、本当の話だとしても私に理解できる事なのか……どっちにしろ不安ね。
※
「……という訳で、お主等に魔力を送ればいいのじゃ」
「……念話……」
「……なんじゃそりゃ……」
「……」
「ムガ―! ムガー!」
簡単にまとめるとドラゴニュートの魔力を私達に送れば、ケビンさん? の声が聞こえるようになるらしい……ん~魔力を送るって、いまいちピンとこないわね。
「説明は以上じゃ。どうするのじゃ?」
と言われましても……本当にそんな事が可能なの?
また騙されてる気がしてきた。
「……どうするのじゃと言われてもな……うーーん……!」
グレイさんが、両手で頭をかきむしりながら悩んでいる。
だよね~そうなりますよね~。
「みんなはどう思うよ?」
ちょっ! 急にこっちに振らないで下さいよ!
え~と……う~んと……。
「すみません……私には何とも言えないです……」
私に、そんな答えなんか考えられませんよ。
「右に同じくっス……」
「ムガー! ムガー!」
ジゴロ所長さんはやりたいですな! とか言って自ら進んでやりそう。
なら、ジゴロ所長さんを実験に……って私ってば何考えてるのよ!
「だよな……よし、わかった! こうなりゃやけだ、その方法をやってくれ! ただし、変な素振りを見せたらすぐに斬るからな!」
おお! グレイさん、男らしいです!
決断を出せなかった私をゆる――。
「なら、今からお前と小娘に魔力を送るからじっとしているのじゃぞ」
――してくだ……さい?
「……へっ? 私もですか!?」
なんで!?
どうしてそうなるの!?
「俺だけじゃ駄目なのか?」
「ケビンの奴が小娘とも話したいんじゃと」
はい?
「……ケビンさんが……?」
私と話したいって、どういう事?
「う~……」
これは悩む。
その魔力を関係は怖いけど、ケビンさん? の話はすごく気になるし…………よし、決めた!
「っわかりました、私もやります」
女は度胸!
ケビンさん? の声を聞きいてやろうじゃない!
『カタ、カタカタカタカタカタ』
「じゃから、させないのじゃ!」
……なにを?
「あん? 何をだ?」
ケビンさん? がドラゴニュートに何か言ってたみたいだけど……。
「何だろう、急に不安に……」
やっぱり、やめた方がいいのかしら。
「大丈夫じゃ! ほら、動いちゃ駄目なのじゃ」
ドラゴニュートが飛んで、右手をグレイさんの頭に、左手を私の頭に乗せた。
「――ふん!」
「「……」」
「よし、これで良いのじゃ」
へ? たったこれだけ?
「えっ? もう終わりかよ、何も感じなかったぞ」
「えと、私もです……」
グレイさんに変わった様子はない。
私も特に変化が無いし……。
「ケビン、何かしゃべってみるのじゃ」
本当に聞こえるのかしら。
『えっえーと……俺の声が聞こえますか?』
「――っ!」
スケル……ケビンさん? から声が聞こえた!
「今、聞こえました!」
「ああ、俺も聞こえた。声というよりは音に近い気もするが……」
さっきまでカタカタと鳴っていたのが嘘みたい。
『本当に俺の声が?』
「はい、聞こえます!」
はっきりと言葉が伝わる!
「これが念話か、なんか不思議な感覚だな」
『おお……おおおおお!』
ケビンさん? も喜んでいるみたい。
そうよね、今まで何も伝わっていなかったんだし。
『コレット!』
「あ、はい……んっ?」
つい返事しちゃったけど、どうしてケビンさん? は私の名前を?
待てよ、よく考えたら何でケビンさん? が初対面の私と話す必要が……。
『伝えたい事――』
「さて、ケビン。今からいくつか質問をするから答えてくれ」
『――が……って、何だと!? まだ俺を疑っているのか!?』
「まだもなにも、お前が本物のケビンかどうかを調べる為に、ドラゴニュートの話に乗ってお前の声が聞こえるようにしたんだろうが」
「ナシャータじゃ」
あ、考えてる間に話がどんどん進んじゃってる。
ん~さっきの事も気になるけど、今はケビンさん? かどうかをはっきりさせるのが大事よね。
『わかった、じゃあさっさと始めてくれ』
「じゃあ、まずお前の本名は?」
『……ケビン・パーカーだ』
自分はケビンだって言っているのに改めて名前を聞かれたせいなのか、ちょっと不服そうな感じがする。
「お前の両親の名前は?」
『父はホセ・パーカー、母親はマルシア・パーカーだ』
正解。
「お前の出身である村の名は?」
『アカニ……村だ』
……正解だけど、何で自分の村なのに詰まったんだろ。
あっ! もしかして田舎だから言いにくいとか!?
ちょっと! 私の育った村でもあるし、自然豊かで静かないい村でしょ!
本物のケビンさんならもっと自信を持って答えてよ!
「お前の誕生日と年齢は?」
『アース歴155年6月11日、25歳だ』
私と同じ誕生日だから正解。
「お前が三つ星になった暦と日にちは?」
『アース歴180年6月11日……俺の誕生日だ……』
偶然にも、私が教会に拾われた日だったんだ……。
「俺らの通っていた、鍛冶屋の親父さんの名前は?」
『ブライアン・ストーン』
お、親父さんの名前をさらっと出て来てきた。
これって結構重要よね。
「……次が最後の質問だ」
次で最後か、恐らくケビンさんとグレイさんの2人にしかわからない質問なんだろうな。
一体どんな質問何だろう。
「お前の泊まっていた宿の部屋にあった酒は何年物だ?」
「……」
なによ、その質問は。
『25年物だ。俺の歳に合わせた高級の……って、ちょっと待て』
「……どうやら、このスケルトンは本当にケビンの様だ」
嘘でしょ!? 何でそれで!?
もっと確実な決め手になる質問は何個もあるでしょ!
『っ!? おい、あれをどうしたんだ! なあ? グレイ!』
「…………うまかったぞ」
ああ……そうか、グレイさんがそのお酒を飲んだんだ。
それなら、グレイさんとケビンさんしかわからないだろうけど。
何だろう……私的にはすっごく納得がいかない……。
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