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9章 二人の秘薬と薬
ケビンの書~秘薬・5~
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俺もナシャータも得する、ねぇ。
一体何を思いついたんだろうか。
「何そんな心配そうな顔をしているのじゃ。安心するのじゃ」
心配そうな顔って……この顔でよくわかったな。
『……で、その考えっていうのはなんだ?』
「それはじゃな、わしがその万能薬を小娘に届け行ってやるのじゃ!」
ナシャータがこの万能薬をコレットに届けに行く……それはつまり――。
『――はあ!? それってナシャータが街に行くって事か!?』
「小娘にそれを届けに行くのじゃから当たり前じゃろ」
「え~! ごしゅじんさまずるい! ポチもいきたいです!」
『ポチは少し黙っていてくれ!』
余計話がおかしくなる。
「む~! たべちゃうぞ、エサ!」
無視だ無視!
『いやいや! さすがにドラゴニュートが街に現れるのはまず過ぎるだろ!』
ナシャータは意味もなく人間を襲う事はないから、その辺りの心配はないんだが。
問題なのは、ナシャータを見て街が大騒ぎになってしまうのが目に見えている事。
何が良い考えが浮かんだのじゃ、だ。全然良くないじゃないか!
「大丈夫じゃ、その辺りの事もちゃ~んと考えてあるのじゃ」
そう言って自分の頭に指を指しているが……俺の頭の中には【不安】の二文字しかない。
ろくな考えじゃない気がするし、ナシャータが俺の為に動いてくれるのは嬉しいが、どうにかして行くのを止めた方がよさそうだ。
「ん? なんじゃその目は。あ、わしの考えに不安を感じておるのじゃな!?」
だから何でわかるんだ、こいつ。
「わかったのじゃ! じゃったら今すぐそれを見せてやるのじゃ。わしに付いてくるのじゃ!」
よほど頭に来たのか、飛ばずに徒歩で歩き出したよ。
何処に行く気なんだ?
※
『おい、一体何を探しているんだ?』
ナシャータが連れて来たのは遺跡前で開かれていたバザー跡地。
ぐちゃぐちゃになった店で何かを探しているみたいだが。
「お前の不安は、わしじゃとバレる事じゃろ……じゃから……あった、これこれ」
ナシャータが出してきたのは布?
いや、フード付きのロングマントか。
『もしかして、それを羽織るのか?』
「そうじゃ――よっと、どうじゃ? こうすれば人間ぽいじゃろ」
ナシャータがロングマントを羽織って、見せびらかす様にポーズを取っているが……。
「お~ごしゅじんさま、人みたいです!」
何処がだよ!
『どうもこうも……尻尾は下から飛び出ているわ、羽のせいで肩から後ろが変に盛り上がっているわで、どっからどう見ても人間じゃねぇよ!』
頭隠して尻尾と羽隠さずだ。
やっぱりろくな考えじゃなかった。
「そうか? このくらいはバレないと思うのじゃが」
『ねぇよ……』
むしろなぜそれでいけると思ったんだ、こいつは。
それをするなら、ポチの方が人に見えるだろうな……ただポチが行けばもっと大惨事になりそうだが。
「? ポチのかおになにかついているのか?」
『いや別に』
「む~しょうがないのじゃ、あまり使いたくはなかったが……ふん!」
え? ナシャータの尻尾と肩の出っ張り部分がドンドンと引っ込んでいく。
「ふぅ……これならどうじゃ?」
『嘘だろ、完全に羽と尻尾が無くなった……』
「お~ごしゅじんさますごい」
さすがに尻尾と羽が無くなれば人にしか見えんな、見える鱗が気になるが。
「無くなってはおらんのじゃ、無理やり小さくしただけじゃ。じゃが、これを維持するのは結構大変なんじゃよな~」
ドラゴニュートって色々出来てうらやましいな、俺なんて宝箱に入ったり細い隙間を移動したりしか出来んのに。
「でじゃ、わしが届けに行く条件として――」
ハッ、それを忘れていた!
ここまでするんだ、一体どんな条件を突き出してくるのか。
「――あの菓子を毎日作るのじゃ!」
へ? あの菓子って【母】で作った奴だよな。
『……えーと、それだけ?』
「うむ、そうじゃ。あ、朝昼晩の3回じゃぞ!?」
『……』
条件が軽っ! というか行く気満々だったのは菓子が食いたかったからかよ! どんだけ食い意地の張った奴なんだ……。
しかし、あの姿なら街に行っても問題はないだろうし、菓子なんていくらでも作れる……よし、決めた。
『……わかった、条件を飲もう』
「交渉成立じゃな」
菓子でだけでめっちゃ笑顔。
これを見ると本当に子供みたいだな。
『ただロングマントを羽織っただけじゃ鱗の部分が見えてしまう、その下にも何か着ろ。後、万能薬を入れる袋と、割れない様に保護もしたいから布を何枚か拾ってくれ』
「了解なのじゃ」
にしても菓子だけでここまで動くなんて、それほどあの菓子はうまいのだろうか。
もしかして、中毒になる様な変な物でも入ってしまったのだろうか?
『……うん、考えるのはよそう』
「何がじゃ? ほれ、袋はこれでいいか?」
『いや何でもない。ふむ、ショルダーバッグか』
大きさも問題はないな。
これの中に万能薬と回りを布で覆ってと。
『これなら大丈夫だろ。それじゃよろしく頼むぞ』
「わかったのじゃ。それじゃ行ってくるのじゃ~」
「ごしゅじんさま~いってらっしゃ~い!」
『しかし、本当に大丈夫かな……』
子供に初めてのお使いをさせる親って、こんな気分なんだろうか。
◇◆アース歴200年 6月19日・夜◇◆
『遅い……一体ナシャータは何をしているんだ?』
もう夜になってしまったぞ。
まさか、ばれて退治された?
いや、ナシャータがそう簡単にやられるわけがないか。
「――くんくん。このにおいは、ごしゅじんさまがもどってきた!」
良かった、無事だったか。
「……ただいまなのじゃ」
「おかえりなさい~!」
『おい、遅かったじゃ……ってどうした?』
何か疲れている感じだな。
「色々あって疲れたのじゃ……じゃから今日はもう寝かせてほしい……あ、薬は小娘に届いているはずじゃから安心するのじゃ……それじゃお休み……」
『えっ? ちょっ』
――ドサッ
「すぴ~……」
倒れ込んで寝てしまった。
「ごしゅじんさま、どうしたんだろう?」
『さあ……?』
わけがわからん。
それに届いているはずって、どういう事なんだよ!?
一体何を思いついたんだろうか。
「何そんな心配そうな顔をしているのじゃ。安心するのじゃ」
心配そうな顔って……この顔でよくわかったな。
『……で、その考えっていうのはなんだ?』
「それはじゃな、わしがその万能薬を小娘に届け行ってやるのじゃ!」
ナシャータがこの万能薬をコレットに届けに行く……それはつまり――。
『――はあ!? それってナシャータが街に行くって事か!?』
「小娘にそれを届けに行くのじゃから当たり前じゃろ」
「え~! ごしゅじんさまずるい! ポチもいきたいです!」
『ポチは少し黙っていてくれ!』
余計話がおかしくなる。
「む~! たべちゃうぞ、エサ!」
無視だ無視!
『いやいや! さすがにドラゴニュートが街に現れるのはまず過ぎるだろ!』
ナシャータは意味もなく人間を襲う事はないから、その辺りの心配はないんだが。
問題なのは、ナシャータを見て街が大騒ぎになってしまうのが目に見えている事。
何が良い考えが浮かんだのじゃ、だ。全然良くないじゃないか!
「大丈夫じゃ、その辺りの事もちゃ~んと考えてあるのじゃ」
そう言って自分の頭に指を指しているが……俺の頭の中には【不安】の二文字しかない。
ろくな考えじゃない気がするし、ナシャータが俺の為に動いてくれるのは嬉しいが、どうにかして行くのを止めた方がよさそうだ。
「ん? なんじゃその目は。あ、わしの考えに不安を感じておるのじゃな!?」
だから何でわかるんだ、こいつ。
「わかったのじゃ! じゃったら今すぐそれを見せてやるのじゃ。わしに付いてくるのじゃ!」
よほど頭に来たのか、飛ばずに徒歩で歩き出したよ。
何処に行く気なんだ?
※
『おい、一体何を探しているんだ?』
ナシャータが連れて来たのは遺跡前で開かれていたバザー跡地。
ぐちゃぐちゃになった店で何かを探しているみたいだが。
「お前の不安は、わしじゃとバレる事じゃろ……じゃから……あった、これこれ」
ナシャータが出してきたのは布?
いや、フード付きのロングマントか。
『もしかして、それを羽織るのか?』
「そうじゃ――よっと、どうじゃ? こうすれば人間ぽいじゃろ」
ナシャータがロングマントを羽織って、見せびらかす様にポーズを取っているが……。
「お~ごしゅじんさま、人みたいです!」
何処がだよ!
『どうもこうも……尻尾は下から飛び出ているわ、羽のせいで肩から後ろが変に盛り上がっているわで、どっからどう見ても人間じゃねぇよ!』
頭隠して尻尾と羽隠さずだ。
やっぱりろくな考えじゃなかった。
「そうか? このくらいはバレないと思うのじゃが」
『ねぇよ……』
むしろなぜそれでいけると思ったんだ、こいつは。
それをするなら、ポチの方が人に見えるだろうな……ただポチが行けばもっと大惨事になりそうだが。
「? ポチのかおになにかついているのか?」
『いや別に』
「む~しょうがないのじゃ、あまり使いたくはなかったが……ふん!」
え? ナシャータの尻尾と肩の出っ張り部分がドンドンと引っ込んでいく。
「ふぅ……これならどうじゃ?」
『嘘だろ、完全に羽と尻尾が無くなった……』
「お~ごしゅじんさますごい」
さすがに尻尾と羽が無くなれば人にしか見えんな、見える鱗が気になるが。
「無くなってはおらんのじゃ、無理やり小さくしただけじゃ。じゃが、これを維持するのは結構大変なんじゃよな~」
ドラゴニュートって色々出来てうらやましいな、俺なんて宝箱に入ったり細い隙間を移動したりしか出来んのに。
「でじゃ、わしが届けに行く条件として――」
ハッ、それを忘れていた!
ここまでするんだ、一体どんな条件を突き出してくるのか。
「――あの菓子を毎日作るのじゃ!」
へ? あの菓子って【母】で作った奴だよな。
『……えーと、それだけ?』
「うむ、そうじゃ。あ、朝昼晩の3回じゃぞ!?」
『……』
条件が軽っ! というか行く気満々だったのは菓子が食いたかったからかよ! どんだけ食い意地の張った奴なんだ……。
しかし、あの姿なら街に行っても問題はないだろうし、菓子なんていくらでも作れる……よし、決めた。
『……わかった、条件を飲もう』
「交渉成立じゃな」
菓子でだけでめっちゃ笑顔。
これを見ると本当に子供みたいだな。
『ただロングマントを羽織っただけじゃ鱗の部分が見えてしまう、その下にも何か着ろ。後、万能薬を入れる袋と、割れない様に保護もしたいから布を何枚か拾ってくれ』
「了解なのじゃ」
にしても菓子だけでここまで動くなんて、それほどあの菓子はうまいのだろうか。
もしかして、中毒になる様な変な物でも入ってしまったのだろうか?
『……うん、考えるのはよそう』
「何がじゃ? ほれ、袋はこれでいいか?」
『いや何でもない。ふむ、ショルダーバッグか』
大きさも問題はないな。
これの中に万能薬と回りを布で覆ってと。
『これなら大丈夫だろ。それじゃよろしく頼むぞ』
「わかったのじゃ。それじゃ行ってくるのじゃ~」
「ごしゅじんさま~いってらっしゃ~い!」
『しかし、本当に大丈夫かな……』
子供に初めてのお使いをさせる親って、こんな気分なんだろうか。
◇◆アース歴200年 6月19日・夜◇◆
『遅い……一体ナシャータは何をしているんだ?』
もう夜になってしまったぞ。
まさか、ばれて退治された?
いや、ナシャータがそう簡単にやられるわけがないか。
「――くんくん。このにおいは、ごしゅじんさまがもどってきた!」
良かった、無事だったか。
「……ただいまなのじゃ」
「おかえりなさい~!」
『おい、遅かったじゃ……ってどうした?』
何か疲れている感じだな。
「色々あって疲れたのじゃ……じゃから今日はもう寝かせてほしい……あ、薬は小娘に届いているはずじゃから安心するのじゃ……それじゃお休み……」
『えっ? ちょっ』
――ドサッ
「すぴ~……」
倒れ込んで寝てしまった。
「ごしゅじんさま、どうしたんだろう?」
『さあ……?』
わけがわからん。
それに届いているはずって、どういう事なんだよ!?
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